Quantcast
Viewing all 123 articles
Browse latest View live

続・HUNTER HUNTER No.351-357

★前回の「HUNTER HUNTER No.351-357」の続き記事。

 

祝・連載再開!また楽しい月曜日が始まるぅっ。

 

さて今回は34巻にて修正があったことに加え、ある種の「指標」が示されてしまったため、それを踏まえた上で読み直し。

 

前記事でも触れたが、私はクロロもヒソカも好きなためどちらも不必要に「下げ」たくはなく、共闘は否定派というのが基本スタンス。

※35巻収録予定の情報を一部含むため、単行本派の方はご注意を。

 

修正

Image may be NSFW.
Clik here to view.
 

まぁこれは“手に取ってマジマジと凝視しているそれを見間違えるのかという疑問があり、一応の礼儀として“好意的に取れば、羽の部分は深く差した時に折れたか、何らかの理由で折ったか折れたかとは書いたものの、単純なミスだった模様。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ヒソカの左手爆破も、携帯の形状からクロロ自身がシャルの携帯を用いて指示している様子があり、デスマッチ後―

クロロ:ケータイどうする?アンテ無いけど

シャル:大丈夫 特に使う予定ないし

クロロ:そうか じゃ船で渡すよ

 ―と話しているので、少なくともシャルはあの戦闘に参加していないことがわかる。

 

“共闘”には関わっていないが、何故か天空闘技場に来ている旅団メンバーがいるということになるが、メインの能力をクロロに貸しているため仕事ができず(やることがなく)、団長も心配なためか、何かに関わっていたため、というところか。

 

◆ヒソカの目線の先(流星街の長老?)

続いて、左足を爆破された際にヒソカの目線の先に関して。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

本誌では雑誌の紙質もあって、滲みや擦れが生じ細かい描写の確認が難しい面もあるため、“両手の甲に刻印らしきものがあって、被り物は一見長老っぽいかもしれないが、蟻襲来の際の議会の動きからしても保守っぽい長老がクロロ個人の戦いにわざわざ出てきてくれるのかね、程度に抑えたが―

 Image may be NSFW.
Clik here to view.

―どうも単行本でもサンアンドム~~~ン!!!の刻印には見えない

(左手は月にも見えなくもないが、月は右手ですしね)

 

甲に刻印が確認できない以上、これが流星街の長老で途中から能力を返却されてコピーに刻印をして回っていたと断定することは難しい。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ヒソカの目線にコマが割かれた以上は何かしら意味があるのでしょうけど、これまで観客の背後等の死角に隠れていたクロロが、作戦の終盤に来てこれだけ大きい肉片が飛ぶような前面に出てくる必要もないでしょうし、クロロではないようにも感じる。

誰かはわからない―恐らくクロロではない。しかし不審な観客がいるというヒソカの中の疑念が増したという読者のミスリードを誘う描写なのではなかろうか。

 

◆200体の人形関連

 ヒソカを壊すよう命令を受けていた200体の人形―ちょいと多すぎないか、という疑問の部分。

こちらは単行本でも完全に納得のいくような部分は見いだせなかったので、再検討。

 

先に前提的な部分。

まず、そもそもの問題として作中で1立方センチメートルの具現物に、1立方センチメートルのオーラを要する、といった様な説明・描写は出ていない。

制約と誓約の説明の中で、麻雀やポーカーと同じ様に条件が厳しい約ほど点数(=効果)が高いとあったが、ギャラリーフェイクのコピー自体は何の効果もなく、それ自体は無害であることを鑑みればむしろ使用メモリは少ない様にも思われる。

旅団内で腕相撲最弱であることからもコルトピのAOPが極めて多いというような事情は見受けられないが、そんなコルトピがヨークシン編でアジトのコピー50棟は余裕と話していることからも、人間200体程度のコピーであればそこまでメモリ不足に陥るような圧迫はないのではないか、と私は考える。

 

次に、クロロがたかだか7~8キロの人間頭部にでダメージを負っている描写について。頭部を覆うヒソカのオーラ量が特別多い様にも感じられない。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ひとまずクロロがヒソカを踏みつけた直後(オーラを攻撃に割いている状態)の"死角から攻撃"でダメージを負うのは仕方がないとしよう。

しかしその後の左脇腹への攻撃をクロロは視認していた(わざわざその目線のカットが挟み込まれている)にも拘わらず血反吐を吐いているため、どうも結構なダメージを負っている様に思われる。

 

この描写はこの時点でクロロが「何か」に何割かのメモリを使用中とも採れる一方で、ヒソカの左手を爆破した太陽刻印チャージ(3~5秒)をゴマかすために"予定していた故意の被弾"とも採れる。

以上の2点から「メモリ」を切り口にした検討は難しいと思われるため、今回そこは省略する(検討がかなり細かくなる)。

 

0:途中でクロロがコルトピに能力を返しコルトピが増やした

さて本題。これは言葉通りなので特段考える必要はないだろう。

 

1:戦闘中にクロロが増やした

今回の戦いの延べ時間や、各描写での経過時間や所要時間が不明のため、実質的にできるかどうかも実はわからない。

 

ひとまずヒソカの予想では「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」→「番いの破壊者(サンアンドムーン)」→「人間の証明(オーダースタンプ)」「1体/1~2秒」とのことだった。

破壊役の人形が200体=200~400秒、さらに恐らくフルチャージ(3~5秒)の爆破役が一定数いるだろうが―爆破シーンの"ドォンドォンドドドォォォ"から最低でも5体「1体/4~7秒最低でも20~35秒といったところか。

ガバガバ計算で最終段階の準備には最低でも220~435秒(4分弱~7分強)程は必要。

 

No.353時点で、ヒソカに実際に襲い掛かって来た人形が30体程(+α待機分)。その直後、クロロはヒソカの隙を伺いつつ人形と一緒に攻撃に参加しているため、恐らく人形を増やすような時間はほぼない。

左手爆破した人形のチャージを終え「転校生(コンバートハンズ)」(栞で挟む)で姿の入れ替え、「携帯する他人の運命(ブラックボイス)」で操作に移行しているから、この間コピー製造は出来ない。

ここでヒソカはミスリードに気づき、No.353時点での+α待機分も考慮した上で、残り20~30体程度かと考えていた。

つまり作中での各描写での具体的な経過時間や所要時間は不明だが、この時点でヒソカがクロロを見失った時間(クロロがコピーを増やせたであろう時間)はおよそ20~60秒程度ということで、No.353開始時点でクロロが最終的に必要な残り時間は少なく見積もって160~375秒(3分弱~6分強)程なのだろう。

 

ヒソカは“ここで発見に手間取ると新たな人形が1~2秒に1体のペースで増えていく”と考えつつも、3分弱~6分強もの間、手をこまねいていたのだろうか。

 

まぁ何とも言えない部分はiあるけれど―

10分程度のリミット(救急隊や警備員が来る)が残されていること

・ヒソカが“どんなに数が多かろうが…”と時間経過を匂わすことを考えていること

・ヒソカが周囲を観察している時間や、観客混乱騒動などが起きていること

・想定していた「1体/1~2秒」という作業時間が誤っている可能性(クロロが相当回数シミュレーションを行っており、ヒソカの想定よりも早い可能性)があること

・最後の状況はクロロが作業に専念できる状況であること

―諸々考えると、“クロロ自身がやっていない”と完全否定は出来ないのかもしれない。

 

ここでコーヒーブレイク的な脱線

理解を深める上で意味はあると思うので。

クロロが偽物とヒソカを戦わせていた理由って何よって話。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ヒソカの注意を偽物に向けている間にクロロがコピー量産できたなら、200体コピー問題をほぼ解決できたかもしれないが、「転校生(コンバートハンズ)」「携帯する他人の運命(ブラックボイス)」を使っているため、この時のクロロはコピーできない。

後のヒソカの左手爆破の際の描写からクロロ自身が「携帯する他人の運命(ブラックボイス)」を使っていることがわかっており、No.355で能力のミスリードに気づきNo.353時点での+α待機分も考慮した上で残り20~30体程度と予想を出しているため、クロロが「人間の証明(オーダースタンプ)」を解除してから、ヒソカがクロロ(偽物)を見つけるまでの時間は恐らくかなり短い。クロロが姿を眩ませたところから、ヒソカの思考の先に偽物を向かわせている間も既にコンボ状態なので、恐らくこの時のクロロはコピーほとんど増やせる状態にはないと思われる。

 

共闘肯定派なら、クロロ(偽物)が出てくる前の段階でコルトピに能力返していると考えれば、偽物騒動でヒソカの注意をクロロ(偽物)に向いている間にコルトピがコピーを大量に増やすため、となるのでしょう。

 

共闘否定派なら、クロロの実益と趣味を兼ねてヒソカを観察するため、でしょうか。

クロロのこの天空闘技場での戦術は恐らくヒソカに限らず、多くの念能力に勝ちうるのだろう。ただ相手が持っている能力によって修正・調整も必要となろう。

ヒソカがどんな能力隠し持っているのかまたその能力がこの状況で使えるタイプものかの確認、つまり自分(偽物)に一見不利・受け身の状況を作ることでヒソカに切り札を切らせようとしたのではないだろうか。

 

ただヒソカの「伸縮自在の愛(バンジーガム)」は旅団内でも普通に知られていた様だから、クロロはヒソカの念系統も知っていただろう。

ヒソカの性格もある程度は把握しているだろうし、これまで多くの念を盗み、その能力と持ち主の心の闇を覗いてきたクロロならば、恐らくヒソカが“一対多数”に向くような能力を持っていないであろうことは想定していたように思われる。

そのため、あくまで100%勝つための用心と削りと、底なし沼に沈んでいくヒソカを眺めるためなのかもしれない。

 

2:戦闘前に増やした

さて200体コピーをどう増やしたか、という本題に戻り、今度は戦闘前に増やした場合。

こちらは「クロロが増やした」でも「コルトピが増やした」でも行けそう。

まず戦闘中に200体のコピーを増やしたことへの疑問は時間的問題もあるが、場所的問題周囲の観客の心理的問題もあるように思われる。

フロアマスターの中でも恐らくトップレベルの2人の試合ともなれば、恐らく観戦席は完売状態だと思うんですよね。そんな中での+200人

1つの場所でそれだけの数は増やせないだろうから、かなり分散させたのだと思われるがそれだと時間が掛かってしまう上、最後の観客シェイク騒動前に観客席での騒動が起きてしまうと思うんですよね。

 

そしてその観客のザワつきで―各所で違和感を覚えていたヒソカならば―何かしらの反応を示してもおかしくない様に思われるのだ。が、そのような描写は挟まれなかった。

 

そう考えてみると―

Image may be NSFW.
Clik here to view.

“思いの外客が逃げていない”

“被害が及ばなさそうな連中は落ち着いたもんだね…”

―このヒソカの脳内セリフ、妙に気になるんですよね。

 

ゴムで闘技場を縦横無尽に飛び回るヒソカの姿を見て、被害が及ばないなんて思えるものなのだろうか。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

一斉に観客が乱入してくるシーンでは奥の観客たちは外に出ようとしてるが、ドアが開かないなどで外に出られない様な印象を受けるのだが、原型の性格を反映した結果、そのまま降りてくる人形と、ちゃんと通路を通って闘技場に行こうとする人形に分かれているという描写なのか(一気に出ようとして扉のところで詰まっている)。

それとも一斉に動き出した人形達に観客達は驚き、ここで初めて逃げ始めたのか。

 

ひとまずヒソカの言葉の方を優先することにするが、その“連中”元々用意されていた人形で、まだ命令を受けていないから"落ち着いた様に見える”という状態の方が個人的にしっくりくるのだ。

“連中”という表現から一定数以上いるのだろうが、その隣りにいる「コピー元」の観客は気が気じゃないと思うんですよね。

ただ“被害が及ばなさそうな”という言葉から、恐らくその場所はこの戦闘中に“異常”=ザワつきなども起きていない場所なのだろう。

 

試合前から人形が配置されているなら、恐らくその条件を満たす。

今回の戦いに直接は関わっていないシャルが天空闘技場に来ていた理由は、いつぞやの様に―

Image may be NSFW.
Clik here to view.

―受付に化けて、特定の席の観客を誘導した、なんてこともあるのかもしれない。

 

ここでクロロが―

「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」→「番いの破壊者(サンアンドムーン)」→「人間の証明(オーダースタンプ)」

コピー&プロテクト&自分の席に行け、でも良いだろう。

 

どの時点からクロロがコルトピから能力を借りているかわからないが、一旦ここでコルトピの能力を返して―

コルトピが「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」

クロロが「番いの破壊者(サンアンドムーン)」→「人間の証明(オーダースタンプ)」

コピー&プロテクト&自分の席に行け、でも良いだろう。

(※クロロの除念をしたアベンガネには念獣が憑り付いているだろうが、アベンガネの能力をクロロが盗んだ場合、アベンガネの念獣はどうなるのだろうか。

もしそれで消えるならば、念のコンボによって制約と誓約を無視できることになってしまうから、恐らく除念の念獣は残るだろう。

同じように考えて、恐らくコルトピのコピー物もコピーしてから24時間は、途中で能力をクロロに貸与しても残ると思われるため、恐らくここでのプロテクトはなくても成立する。)

 

―ちなみに。

実は「首だけになった人形」にスタンプが残っている描写が何箇所かあったりする。

一応の礼儀として、首だけの状態でもスタンプが残る方法があると考えてみると、「共闘」の可能性や「事前に増やした」が強くなってくるのかも。

ただその一方で、首だけの人形にスタンプが残っていることにヒソカが何も反応を示していないことにも注意は必要かもしれない。

 

◆なくなったアンテナ

Image may be NSFW.
Clik here to view.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

モジャデブとギョロ目に刺さっていたアンテナがいつまにかなくっていた件。

 

この部分は前記事と変わらないが、一応+αも含め再記。

仮に「マチが念糸で結んでいて回収した」とした場合、マチは回収後アンテナを直接クロロに渡したんですかね。

それとも予定の場所に置いたりしたんですかね(観客に取られる可能性は100%ないのか)。

それともクロロにも念糸を結んでおいて、その糸にアンテナを結んだ糸をさらに結んで、クイっと引くなどしてサインを出して、クロロが引っ張って回収みたいなことをしたのでしょうか。

恐らく色んなパターンがあるんでしょうけど、ヒソカに気づかれる可能性もあるでしょうし、結構なリスクを負うような気がするのだ。

それもそれだけのためにマチを介入させる必要があるのか。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

“「とても丈夫でよく切れる刀」を具現化するくらいなら実際の名刀を買った方がいい”のと同じように「クロロ自身が本当に釣り糸を結んでいて回収した」でもいいような気がする。

戦闘中にマチがごちゃつくよりもリスク低いでしょうし、クロロ自身が釣り糸で回収した方が無難な様に思われる。

 

―が、個人的には「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」かと思っている。

“操作系は特に物体操作の場合、使い込んだモノでないと威力・精度が上昇しないことが多い”

“つまり愛用品を失くしたら致命的ってリスクがある”

とは言うものの、シャルの能力の要である携帯には故障は不可避の問題である。

利用頻度が高いボタン部分や、敵に刺すアンテナ、はたまた携帯内部の電子部品など修理や部品交換は必然であろう。

「テセウスの船」じゃあないが、修理・部品交換を繰り返した結果、段階的とは言え少しずつ部品が交換され、究極的に言えば全ての部品が交換されたケーターはシャルの愛用の携帯と言えるのか。

また交換をして不要となった部品を何とか修繕してシャルの携帯がもう1台出来た場合、どちらがシャルの携帯と言えるのか。

もちろんそれはシャルがどう考えるか、という問題ではあるのだが再生品携帯で能力を用いることはできないのだろうか。

 

そこまでは想定しなくとも、ひとまず天空闘技場戦後のクロロとシャルの会話の中でアンテナが無いことにさほどシャルは反応を見せなかったが、能力の性質上、敵に刺すアンテナは一番破損の可能性が高いこともあり、少なくともアンテナは「元々のオリジナル」でなくとも能力は使用なのかもしれない。

 

と、そんな根本的疑念を元にして―

「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」発動(栞で固定)

真アンテナ1・2をコピー(=偽アンテナ1・2

右手で「携帯する他人の運命(ブラックボイス)」発動し―

Image may be NSFW.
Clik here to view.

偽アンテナ1・2をモジャデブとギョロ目に刺す。

二人がやられたところで、「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」を解除。

偽アンテナ1・2消滅。

再度「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」発動(栞で固定、この先はヒソカの想像通りでもよい)。

―という流れでも行けるのではないかと私は考えている。

 

◆着地点?

クロロが―

“後出しはしない”

“晒したカードで闘う”

“ただの殺し合い(ゲーム)だからこそ闘い方(スタイル)は大事”

“オレの手役を見た後でも勝負(コール)するかよく考えろ”

―と告げた上で100%勝つと話していたのに「実は共闘してますた~フヒヒ サーモン」ではさすがにカッコ悪過ぎるだろというのが大元にあり、共闘説には疑問点も多くあったため、共闘説否定派としてここで着地予定だったんですが、「指標」になりうるものが示されてしまったので、着地前にそこも考慮する必要が出てしまった。

 

◆クロロVSヒソカ 解説

あんまり作品の読み方に関わるような部分は語らず、漫画で語るような印象を勝手に持っていたんですが、何とも珍しいものを出してきましたなっていう。

 

ただ「解説」だと銘打っているけど、あれって解説でもない気がするんですよねw

作者による作品の解説って100人読んだら、基本的に100人が同じ様な理解をするものだと思うんですけど、あれって読み方割れちゃう気がするんです。明言もしてませんしね。

 

冨樫さんは説明とか解説とか下手なタイプでもないだろうから、長~い休載中に冨樫さん自身や編集さんにファンレターやら何やらで「あの戦いへの質問」が多すぎて、編集さんに「解説やってもらえませんか?」と言われ断れず、体裁だけそれっぽい感じにした結果がアレなのかな、と思うところもある。

 

その一方、33巻の話間の余白ページで、

ナニカ「暗黒大陸出身です」

だなんて描いているので、冨樫さんも色々と語りたい年齢に差し掛かってきたんでしょうか。

…とか言って、3日前に出たジャンプ(No.362)でレベルE時代を彷彿とさせるアレが出て来たのよくわからないですな。

「ヒカルの碁」でsaiに敗れた後の塔矢行洋の碁に対して「らしくないじゃん!」と言った倉田さんの様な心境なのかもしれない。

 

さて、そろそろ本題。

内容に関わりそうなのは大きく2つでしょうか。

1つ目“「100%勝つ」にあたり岩本虎眼の心構えを参考にした”とのこと。

 

虎眼先生が100%勝つところと言ったら―

高弟達が忖度した部分もあるんでしょうけど、虎眼流の秘奥の伝授と称しておよそ戦うことができないほどの深手を負わせ、ケシの実を用いた妙薬で意識を朦朧とさせ、股間を焼きゴテで焼き(未遂)、相手には竹光(竹の刀)を持たせた上でこちらは真剣を用いた立ち合い

―愛妾・いくとの密通が露見した際の伊良子清玄への仕置きでしょうか。

 

あらゆる流派における勝利の鉄則、相手の戦闘力を削ぐこと、それを徹底的に行う。

まぁあくまで“心構え”を参考にしたって話ですから、念での戦い―それも高いレベルの念使いの戦い―に落とし込んだ時、100%勝つためにはそれほどまでに徹底的に相手の力を削いだり、発揮できない状況を作る必要があると考えたということなのでしょうか。

 

再開第1話(No.361)での―

“念での戦闘は相手が複数ならこっちも複数が大原則”

“それ程に能力の相性やコンビでの攻撃は個人の力を凌駕しやすい”

―クラピカとイズナビ(クラピカ師匠)の会話はクロロVSヒソカ戦を補完するようなやり取りにも思えるが、恐らく違う。

 

クラピカはイズナビの助言を受けてもなお“それでも” “だからこそ” “一人で戦い抜く力が欲しい”と願い、人差し指の能力を生み出した。

つまり、クロロやクラピカの能力は“個でありながら集団たりうる能力”なのだ。

そのためNo.361でのクラピカとイズナビの会話は、ヒソカが負けたのはクロロ(個)ではなく、クロロ(能力としての集団)なのだ、という後押しに私は思えた。

 

そして2つ目。こっちが悩まし気。

“ヒソカはあの場でマチを殺したがっていたが…却下。(マチを殺させなかったのは)他の旅団員へのメッセンジャーが必要だったのと、今回の闘いの反省と復讐を踏まえて、クロロの能力を削っておくという、冷徹で合理的な判断にヒソカの本気をにじませたかったら…という言い訳を後からつけ足した私の勘”

正直これ、無茶苦茶なことを言っている気がするんですよね。

“復讐”“冷酷・合理的”ってまずかけ離れているし、“合理的な判断”をすれば、今後ほぼ100%自分の邪魔をしてくるマチを生かしておく、なんてしないですもんね。

 

ハンタ6巻で“レベルのEのEはエイリアンのEのつもりだったが「エイリアンはAだよ」とつっこまれ、「E・Tの方です」と苦しい言い逃れをした”なんていうエピソードがありましたけど、勘でこっちの方が面白くなるだろうなと思ってそうしていたが、まだずいぶん先のことなのでまだ全然考えておらず、でもそれをいきなり巻末で書けと言われ書いたかのような咄嗟の言い訳感がするのだが、“人間自体が一貫性からはほど遠い生物”であることを考えれば、まぁおかしくはないのでしょうか。

若干怪しい気もしているが、作者が作中描写に言及するという、言わば「指標」になり得るものを出してしまった以上、無視することもできないだろう。

 

まず、ヒソカは“クロロの「能力」を削る”ことを考えている様なので、どうもヒソカはクロロが単独で闘っていたと考えているように思われる。

しかし、その一方でクロロもしくは旅団、あるいはその両方へ“復讐”のような感情を抱いている様だ。どうもそれぞれのピースが上手くハマっていない感じがする。

 

各所で描かれていたヒソカの疑念がマチの発言により確信に変わったという感じならば、後半は問題ないけども前半部分には違和感が残る。

クロロが戦闘の途中で能力を団員に返却したという前提だから、旅団メンバーを殺していけば「試合開始時点のクロロ」の状態で考えれば確かに“クロロの「能力」を削る”ことに繋がるが、もう「ヒソカVS旅団」の様相を呈しているのだから、旅団側がタイマンを偽装する必要がなく、団員もクロロに能力を貸す必要はない。

どうも旅団メンバーを殺す=“クロロの「能力」を削る”に繋がらない気がする。

 

◆復讐=リベンジ?

報復という意味ではなく、リベンジという意味合いの復讐ならば通じるだろうか。

 

クロロが気持ち良く闘えるなら相手十分の条件でもいいとヒソカは考えていたが現実は厳しく、クロロの方が勝利に拘り、100%勝つために徹底していた。

自分の甘さが今回の完敗を招き、自分もクロロに勝つために「なり振り構わない=徹底する」という決意。

これまでクロロと闘おうと思っても旅団メンバーが近くに居て中々実現しなかった経緯もあり、再度クロロにリベンジマッチを仕掛けようとしても、旅団メンバーが前が前に立ちはだかったり、うまくクロロとのタイマンに持ち込んだとしても妨害に入られる可能性は十分あろう。

それもクロロを再度追うことを考えるとその過程で、ある程度内容を把握しており、かつ用意しやすい(借りやすい)旅団メンバーの能力から作戦を組み立てられ、再度相手十分の条件にさせないよう、未来の“クロロの「能力」を削る”ために旅団メンバーも狩る、ということだろうか。

 

しかし、マチというメッセンジャーは必要なのだろうか。

また、そもそも旅団側に伝える必要あるのだろうか。

 

いつかのGI編のドッヂボールのように―

Image may be NSFW.
Clik here to view.

―コルトピとシャルの首を、壊れていない右手に「伸縮自在の愛(バンジーガム)」でくっつけてクラッカーみたいにして、

「やぁクロロ、死ぬまでヤってくれるんだよね?ボクはまだ死んでないよ」

とかで良さそうだけどな。

 

クロロを倒す(殺す)ということには集中・徹底するが、その過程は楽しみたいという、ヒソカもある意味では、やはりハンターなのだということなのだろうか。

 

―またアメブロの1記事の容量が迫ってきた。

まだいくつか触れようと思ったが、分割が七面倒臭いので、最後に1つ。

 

メッセンジャーを旅団に向けても送っていることについて。

ヒソカもある意味では、やはりハンターなのだ(どや顔)

でも悪くはなさそうだが、やや「指標」からズレてる感じもするので。

 

ヒソカがクロロと旅団を同一視したならばどうだろうか。

それも共闘前提だと、今後「クロロ(+旅団メンバー能力)」ではなく、「クロロ+旅団メンバー」になるから、共闘ではないと考えて、だ。

 

ヒソカの性格的に、求めているのは恐らく攻略しがいのある強いボスなのだ。

しかし満を持して出て来たのは「雑魚の大群」という、まるでver.3以降のドラクエ10。

クロロの強さが“個でありながら集団たりうる能力”にあると触れたが、今回の天空闘技場でのクロロの戦術が、クロロ(個人)としての戦い方ではなく、クロロ(蜘蛛)としての戦い方を彷彿とさせるものだったならばどうだろうか。

“クロロが頭で旅団員が手足。手足は頭の指令に対して忠実に動くのが大原則”

“しかしそれは機能としての話で生死での話ではない”

“クロロも旅団の一部。生かすべきは個人ではなく旅団”

途中入団(それも実質仮入団)だったヒソカが設立当時の話を知っているとは思わないが、マチが“あれ…クロロ?”と話す様子からも、クロロ(蜘蛛)とクロロ=ルシルフル個人は異なる部分があり、隠されたクロロにヒソカがそそられていたならば?

 

クロロ(蜘蛛)の理性たる12本の手足をもいでしまえば、残るのはクロロ(蜘蛛)ではなく、クロロ=ルシルフル個人。

クロロ=ルシルフル個人へ宛てた、「クロロ(蜘蛛)へのメッセージ」だとすれば、旅団(蜘蛛の手足)へのメッセージも意味が出てくるのかもしれない。

 

 

―と、そんな感じの34巻感想。

当初、作者による作品解説にはあまりいい印象を持っていなかったのだが(“神の言葉”=解釈の余地がなくなるため)、ああゆう“よくわからない解説”なら、また別の意味で楽しめるのかもしれないですね。

 

以上。

 


HUNTER×HUNTER No.342 感想-1

【No.342 ◆布告】
Image may be NSFW.
Clik here to view.
342_01-1st

Image may be NSFW.
Clik here to view.
342 巻末

地味だが情報量も多く、少しずつ匣の封印が解かれていく様子に心躍る。

それも“情報が少ない中”で興味深いやり取りが多いので、一晩で法隆寺が建ちそうな勢いである。


◆目次

┣暗黒大陸MAP

┣ホイコーロと暗黒大陸

┣V5の裏とパリストンとジン

┗5000体の兵隊(キメラ)の強さ


◆暗黒大陸MAP

Image may be NSFW.
Clik here to view.
内世界地図…H'sガイド152(18_170等の代用)

(比較参考1)

Image may be NSFW.
Clik here to view.
グリードアイランド大きさ…14_114

(比較参考2)

Image may be NSFW.
Clik here to view.
ハンタあいうえお表

※1:「濁音や半濁音」は“横書きでは文字の右下”に、“縦書きでは左下”に組み合わせる
※2:「拗音や促音」は他の文字よりも半分下げる
※3:「句読点や中点」は使用せず、代わりに1文字分の空白を入れる
※4: 数字は算用数字で記す

Image may be NSFW.
Clik here to view.
暗黒大陸地図(342時)

ほんの少しだが暗黒大陸の地理が明らかになった。

“内の世界”は暗黒大陸中央にある「巨大湖メビウス」の中に位置する、とのこと。


許可庁のデータによると確定している記録だけでも過去に人類は149回も渡航に挑戦しているが、帰還生存者が確認されているのはわずか5回で、合計28名。

それもその中で様々な検査をクリアし日常生活に戻れた者は3名。内、存命中なのはビヨンドのみ。


先週の感想ではビヨンドを“失敗者”としてかなりネガティブに捉えていたが―持ち帰ったと思われるゾバエ病の“内容(副作用)”次第だが―暗黒大陸に強い興味を持っているお偉いさん方からすれば、捨てるには惜しい人材なのかもしれない。もちろん表立っては言えないが。


◎日常生活に戻れた3名と非公式部隊 

入って早々V5の外務大臣(恐らく)へのプレゼンを任せられ、かつ荒縄君をはじめとした“事実”を目の当たりにして―

“協会が使えないとなると渡航には許可庁の非公式部隊を投入せざるを得ません”

“その場合試算では我が庁のコストが約25倍増えるという厄災が生じます”

―あんなブラックジョークをかませるなんてメガネ君の器のデカさが伺い知れる。ただの“優等生”ではないってこったね。


そして、気になるのは“許可庁の非公式部隊”

お抱えの部隊があるなら、それを投入することでコストが25倍増えるなんてことはないわけで、

めちゃめちゃ金をとるが、ハンターにも負けず劣らず、口も堅く、確実に仕事をこなせる“外部”を使うからコストが激増するのだろう。


めちゃめちゃ金取るけど、強くてハンタ協会にも劣らない“外部”。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
25_156

どうもゾル家がチラつく。


そして、ビヨンド抜いて残り2名。どなたでっしゃろ。

(3名に入っていることでビヨンドがゾバエ病であることは否定されてしまった。まぁ後から感染なんていうルートがあれば別なんでしょうけど。)

あくまでこのメガネ君が言う「帰還生存者が確認されている“5回計28名”」は、厄災を持ち帰った5回を指している様なので、敷居をまたいでもいないネテロはそもそも、この28名に含まれないのだろう。

また檻の中のゾバエおじさんも“25名の方”に入る上、一応生存されているのでこれも除外。


恐らく探検に追従した“専門家”の類で、身体能力も高く、生命力が強い人物。

それも未成年で行かせるとも思えないので年齢的に―生きていれば―最低でも70歳超

熟練した念使いで考えれば、もっと上でもよいだろう。


―言い換えれば、“強そうだけど既に死んでいる高齢の人物”。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
曽祖父…25_078

その候補の1人に、何となく彼がほんのり浮かぶ。

それも彼だとすれば、アルカにアイが憑いた理由とその感染(?)経路が1つ示されるかもしれない。

要は厄災は遺伝子を侵すのかもっていうね。


まぁ単純に探検に追従していた中で一番臆病だった人or運がよかっただけの人かも知れませんけど。


◎新世界と暗黒大陸と儂等(平松愛理)

ネテロ曰く、“若い頃に二度だけ新世界へ足を踏み入れたことがある”が、儂等でさえ扉を開けただけで敷居もまたがずに踵を返した(新世界には入ったが、扉の中=暗黒国大陸?には入ってない)。


“新世界”の定義がイマイチわからないが、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
最広義新世界

“【内】の外”=新世界(最広義)


Image may be NSFW.
Clik here to view.
広義新世界

“<限界海境線>の外”=新世界(広義)のどちらかなのだろう。

「案内人」の助けなしには、限界海境線“すら”越えられないのが人類の実情(※)というのも、限界海境線前で死ぬ探検隊も普通に居るという意味だろうから、新世界=“【内】の外”だろうか。


それにしても、ネテロの言う“儂等”とは誰のことを指していたのだろう。

清凜隊なんですかねぇ。


◎門の場所

門番とは、唯一大陸とのパイプを持つ魔獣族のことで、門番の召喚する亜人種、通称「案内人」の助けなしには、限界海境線すら越えられないのが―(公式として伝えられる情報としては)―人類の実情。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
凶狸狐…1_101

門番のイメージがまんまハンター試験の時の凶狸狐さん。

「魔獣の生業」が古からこうゆう“仲介業”なのだろうか?


そしてここで言う案内人っていうのは、門番のペット的存在(=生物)なのだろうか。

それとも、案内人の念獣なのだろうか。


生物だとすれば、下手すれば探検隊と一緒に逝く危険性あるからペットだろうが家畜だろうがあんまり貸したくはないよなぁ。厄災に何らかの耐性を持っているのだろうか?

念獣だとしたら、【死罰】のシステムに近い災厄があったら「案内人」越しに「門番」も殺せそうな気もする。

“何かあった時”のために、切り離(EOP化)されているのだろうか。


ただそれが可能な場合、“内”の方々も最初から念獣やらロボット(≒トリコのGTロボ)やらゴーレム(近くの材料で回復可能)使って調査させるのはダメなんだろうか。

それだと門番から門前払い喰らう?

それともAOPだろうがEOP型だろうが、さすがに「内」に居ながら、「外」で活動をさせるのは距離的に無理がある?

はたまた、外と内の境目には何か結界のようなものが張ってあり、「内から外」または「外から内」の干渉は出来ない?


そして一番の疑問は門の場所

“案内人の助けなしには限界海境線すら越えられない”とは言うものの、暗黒大陸と“内の世界”の地理

Image may be NSFW.
Clik here to view.
門番(門)…341_05

―そしてNo.341で挿入された“門”や、ネテロの言葉(扉を開けただけで敷居もまたがずに踵を返した)を合わせると、どうも“暗黒大陸に”、門と門番が居るように感じられる。


どうやって案内人の助けを得るのだろう。

古の時代に、門番と何らかの契約を結んでいて、限界海境線手前(不干渉協定エリア)で“何かする”と案内人が用件伺いに来てくれるのだろうか。

それとも、内の魔獣族に門番とのコネを持っている者がいる?


また、あの“門”は本当にあるのだろうか。それともわかりやすい“イメージ”に過ぎないのか。

本当に“門”があるなら、メビウス湖の沿岸に万里の長城みたいな障壁が囲んでいるのだろうか。

(いつ誰か何のために、どのように?)

情報が少なすぎて、そろそろこのあたりで法隆寺建ちそうな勢い。

でも、いくつかの方向性は見いだせそうな気もする。


そして、わざわざ「門」と「門番」がいることから、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
5_085+99

どうもゾル家の「試しの門」を連想する。

(暗黒大陸も“門”から入らないと、“何か”に襲われる?)

そして、門は複数ありビヨンドは従来の探検隊とは違う門を開いた、ということだったのだろうか。


門含め、「門番の具現物」でも、「実物」でも繋がる方向性はありそう。

(具現物だとするととんでもない質量の具現になるが、過去記事の「具現率」絡みや制約と誓約、門番のレベルでは不可能でもないかと思われる)


ふと思ったのだが、門番の魔獣族が「新世界紀行」の著者だったりして。

自分の気まぐれ(?)で出した著書のせいで、人類は“外”に興味を持ち多くの者が命を落とし、“内”に厄災までもたらすこととなった。

自責の念から、暗黒大陸の手前(メビウス湖の沿岸)に門と障壁を構えた?

かと言って、自分の同じ“本当の冒険者”の道を阻むのもお門違いなわけで、“最低限のレベルと心構えがある者”は通してくれる?


まぁ、妄想は膨らむが現状わからんわけで、今後に期待。


◎人名?地名?

「サヘルタ」、「ベゼロセ」、「オチマ」、「ミンボ」、「クカンユ」
どれも聞きなれない言葉だ。

印象としては、“地名”

あるいは調査団の“代表者の名前”

(ビヨンドは行動決定を担う専門家の一人で実質リーダーだっただろうが形式的には“隊に追従する専門家”であるため、代表者は別に存在すると思われる)


つまり、「サヘルタ隊」、「ベゼロセ隊」、「オチマ隊」、「ミンボ隊」、「クカンコ隊」が向かった先、あるいは厄災と出くわした場所を示している?


ただ、ビヨンドには敬称を付けているにもかかわらず、パワーポイント(?)上のデータには敬称はついておらず、メガネ君の会話の中でもそれが感じられないため、“地名”と捉える方が無難かと思われる。

まぁ、遺跡などから読み解いた“本来の地名”なのか、“探検隊がつけた地名”なのかはわからないが。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
博識!クラピカ先生…1_102

“古代史に詳しい”クラピカ先生が居れば、容易にその答えを出してくれそうなんだけどなぁ~。チラッ。


◎ビヨンドの行った場所

そして、ビヨンドが行ったところはどこなのか。

ヒントになりうるのは“未踏のルート”に行ったことと、ビヨンドの前に“4例”があること。

(“挑戦する度に人類滅亡級の厄災を抱えて敗走して来た”と課長が言っていたため、生還の5隊がそれぞれ1隊1災厄以上を持ち帰っているということ)


地理的に言えば北と南が一番岸まで距離が短いため、進むとすれば「サヘルタ」か「クカンユ」だろう。

ただ、そうするとネテロの言う“未踏のルート”の意味が通らない。

近い「北」か「南」に行くのはむしろ当然で、過去の探検隊が切り開いたルートを元に、かつMAP作成を考えれば、ルートを“繋げよう”とするのも自然。

つまり「北ルート」の時計回りと、「南ルート」反時計周りは至極当然に取りうるルートの1つかと思われる。


すると、遺跡の情報や「新世界紀行」の作者の冒険日誌(あるとは言われていないが)などの情報を元に、多少の地図が作れているのかもしれない(そうでないとメビウス湖の形もわからない)。

だとすれば、未踏のルートとは“仮マップ”の外という意味で、「サヘルタ」~「クカンユ」の5箇所の内、どれかが仮想マップの外にあると考えれば通る。


というわけで、残念ながら現段階ではビヨンドの行った場所はこの地図だけでは特定できないと思われる。


◆ホイコーロと暗黒大陸
ホイコーロ国王の目的は、トッコー課長(?)の言う通り「移住(ビジネス)」かと思っていのだが、自ら―それも後継者候補を14人も引き連れて―まさかの第一陣で行くんですね…。今回ある意味一番意外でした。


ビヨンドとチードルの会話からするとビヨンドはホイコーロ達を暗黒大陸でH協会の監視から逃れるための“囮の1つ”に使うつもりだったのでしょうけど―、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
342_14

いくら“短期間”での製造が可能とは言え、あの規模の船が完成していることを思うと、課長とメガネ君の会話を最後に大きく時間が経過しているのだろうか。


そうすると、メガネ君のプレゼン内容は現実に進んでいて、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
342_08

ひとまず(?)は限界海境線付近の無人島への移住にすることもホイコーロには伝わっているのだろうか。

それならば、多少は納得。


が、わざわざ行くかねぇ…。

大した贅沢もできないだろうし、暑いんだか寒いんだかよくわからない、それも「限界境界線」の内側とは言ってもギリギリなわけで、少なくとも今のところよりは安全性の保障もないわけで、私なら行きたいないですなぁ(せめてある程度の開発も進み、安全が確認されてから)。


ここでちょっと疑問。

“案内人の助けなしには限界海境線すら越えられない”

とは、改めてどうゆう意味なのだろう。


「“内”の外~限界海境線未満」危険(大)なのか。

だとすると、なおさらホイコーロ国王が第一陣で行くことに疑問。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
342_14

ひょっとして、“クジラ君”がその攻略法?

ジンの暗黒大陸想像図(恐らく、遺物の記録から得た情報を凝縮したイメージ図)でも、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
ジン想像凝縮図32_166-7

クジラ君が居たが、それへの“擬態”が目的?

(ただ、モーター音とか普通にバレそうなものだけどなぁ。)


ふと思ったのだが、“内”の世界のクジラ君の形をした島があるけども―

Image may be NSFW.
Clik here to view.
ばんぶーのブログ

―ひょっとして、“人類が暗黒大陸から渡来してきた”時に使った方舟だったりして。


あるいは、「“内”の外~限界海境線未満」危険(小)なのだろうか。

「“内”の外」には違いないため、気候も荒れるし、それなりの危険生物の襲撃もあるだろう。


いや、何かの襲撃があるなら、ネテロの楽しみにも繋がる上、そうゆうのがなかったから興味が湧かなかったと言っているから、「自然との格闘」だけなのか?

しかし、“内”~暗黒大陸間に生物が全然いないことも考えられないし、異常な気象?海流?に対応できる力を持っているくらいだからそれなりの大きさと力もあるだろう。

単純に、ネテロの考える「個の戦い」の枠に入ってないんですかね。

“内”~暗黒大陸間に危険生物はいるだろうが、「食うか食われるの戦い」で食物連鎖にすぎない。

つまり、それもひっくるめて“自然”なのだろうか。まぁ、そこまで違和感はない。


話を戻と、それなりの危険はあるが、クジラ君規模の大きさの船になれば、襲われるリスクも少なく、多少の悪天候や嵐等ではビクともしないって事だろうか。

まぁ…無難な感じですかねぇ。


最後に「“内”の外~限界海境線未満」安全というパティーン。

“案内人の助けなしには限界海境線すら越えられない”の意味は、限界海境線を越えようとするくらいから急激に気候が変わったり、何かの襲撃を受ける、という意味だろうか。


つまり、「不干渉協定エリア」は暗黒大陸からの危険(気候・危険生物等)に晒されない保障がある?

この「不干渉協定エリア」を結んだのが「内と外」だったら、ありうるような気もする。

というより、200年前にV5が締結した不可侵条約も、「内と外」で結ばれたもので、「不干渉協定エリア=緩衝地帯」と考えれば、比較的安全なのも納得。


―が、今のところ内と外が過去に争っていたような描写も情報もなければ、この条約が「内と外」で結ばれたものならば、カキンをV6に迎え入れてバックアップしようなどという発想にはならないだろうから、あまりにも無理があるかね。


まぁ、無難にクジラ君の“規模”や“擬態(効果あるかね)”がある程度の安全を保障し、ひょっとしたら分かる者にはわかる“歴史の踏襲”でアレになった、くらいに緩く捉えておく。


そして、ある程度の安全が確保されるなら―多少不便があろうとも―“あっち”の方が安心なのかもしれませんね。

今回のV5の外務大臣(恐らく)の知識の差や様子から、各国の“暗黒大陸への力の入れ様”には大分差があるように思われる。

しかし、あそこまで大きく打ち出されてしまえば、人の夢は時代のうねりのとなって最早止められないわけで、V5に迎え入れて、かつ手を貸さなきゃいけない。

内心穏やかではないだろうし、V5程の大きい大きい組織になれば当然一枚岩ではない。

すると、ホイコーロ達は“誰でも入れる”状態のカキンにいるのは、ひょっとすると危険なのかもしれない。


あるいは、別の考えがあるとするなら、ホイコーロ=高●クリニックの院長と同じ手法?

あの方は「(特に)新しい施術を使う際には、自分自身の体を使って安全性を示す」というポリシーを持っているようだが、ホイコーロも暗黒大陸切符を手にしてもらう“お客様”に安全と信頼を示すなら、“自分自ら行く”というのは、ある程度の効果は出すと思われる。

(眼鏡を掛けながら●ーシックを勧めている連中よりは遥かに良い)

今のところ、ホイコーロの人物像が見えてこないので何とも言えない部分は残るが、考えてみると今回の“一番乗り”はおかしくはないのかもしれない。


まぁ、ひょっとすると本当に何もわかってない名誉・名声が欲しいだけの人かもしれませんけど。



…まさかの文字数オーバー。

すんごいギリギリの文字数で入らないっぽいんですが、削る作業がもう面倒臭いので、分割。すわせん。

HUNTER×HUNTER No.342 感想-2 へ続く

HUNTER×HUNTER No.342 感想-2

Image may be NSFW.
Clik here to view.
342_01-2nd

HUNTER×HUNTER No.342 感想-1  の続き


◆V5の裏とパリストンとジン

今回出てきた“内”の外の地図は、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
暗黒大陸地図(342時)

コマごとで「メビウス湖の沿岸の形」も「“内”と湖の比率」も異なるので、必ずしも明確な根拠にはなりえないだろうが―、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
18_168

―泳ぐのに適した形態でもない女王が泳ぎ切るには、およそ無理な「距離」と「環境」に思われる。

つまるところ、キメラアント自体は“外”のものだが、女王は“内”から来た、ということになるのだろう。


今回のメガネ君のプレゼンの中で、各国の外務大臣(恐らく)間で、暗黒大陸への知識や姿勢に大きな差が見受けられた。

そして、唯一の生存者であり“使い道”もあるビヨンドに対してすぐさま狩指令を出したことから、暗黒大陸進出に断固として反対してる国、もしくは裏では積極的に暗黒大陸に手を出し“公表できないこと”をしてい(てそれをバラされては困)る国が、V5の中でも上位にいるのだろう。


以前の感想分でも―

1:元々のキメラアントは女王蟻で10cm程度。※今回の女王は2m以上か(キルア談)

2:女王自身の認識、形態、知能などから人間との摂食交配によって誕生している可能性大

3:1・2から数世代以上を重ねている

4:キメラアントの女王が数世代以上繁殖したにも関わらず、生態系の乱れが表立たなかった

5:1~4から、それなり金銭と規模をもつ組織的な背景が想像しうる

―元々女王の存在には疑問あることには触れていたが、それができうる規模としてはV5は申し分ないだろう。


しかし、その計画の途中で何らかの問題が生じ逃がしてしまった、というのも若干不思議である。

女王は戦闘個体ではないから、恐らくさほど強くない。

それも、女王が大きさから数世代以上を重ねていると思われるが、少しずつ大きい女王を確保していかなければならないから―
Image may be NSFW.
Clik here to view.
19_109

―各世代の“王”は生まれる前ではなく、生まれて子供(女王)を作らされてから“排除”されていると思われる。


薔薇は極端にしても、それなりの兵器とそれを安全かつ計画的に使える設備があるのだろうが、その環境下で果たして女王を逃がすのだろうか。

可能性としては、わざと逃がしたか外部からの妨害攻撃等を受けて施設が破壊され逃げられたか、あるいは、女王の父(王)が暴れて施設を破壊した、等が挙げられるだろうか。


女王が流れ着いた場所からすれば、その犯人は“ヨルビアン”と言いたくなるが、どうにも“わざとやった臭い人物”がいるので何とも言えず。

ジンの予想が当たっているなら(当たっているだろうけど)、そのガイキチっぷりから本当にパリストンなんじゃねーの感が凄まじい。


パリストンは証拠の残るようなマネもしないから、V5のいずれかが造っていて、それを綿密な調査で突き止めて現場を抑えに行ったところ想像以上の抵抗に遭い、その混乱に紛れ遺憾ながらも“女王”を逃してしまった―というあらすじだろうか。

いやいや、パリストンさんが黒幕なわけないじゃないですかー。


◎ジンとパリストンのやり取り

正直よくわからんかったところ。

“今回の騒動はお前お得意の強制二択だろ”

“協会がビヨンドの挑発に応じれば世界中に…そして応じなければハンター協会に5000体の兵隊(キメラ)を送り込む”


・“今回の騒動は”

まずこれ、どの範囲を指しているのでしょうね。

それ次第で、ビヨンドの性質や、キメラアント女王の一件の黒幕像とその目的の方向性が大分違ってくるように思われる。


“カキンでのアレ”が大前提としてあって、(保守派の)V5からは「狩指令」がH協会に行っているだろう一方で、今となっては唯一の生存帰還者であるビヨンドには使い道があるため、ひとまずは話し合いの場を取ろうと許可庁からは「捕獲指令」が出ることは想像できるかもしれない。

特に十二支んの性格―特にチードルやミザイストム―を知っていればすぐさま「狩(ハント)」ともならず、ネテロへの感情も相俟ってビヨンドの出方次第では容易に話し合いの場を設けられるだろう。

それも、身内(協専)からの情報を上手く使えば、早すぎず遅すぎずのベストのタイミングで突入もできる。


…先週ビヨンドをかなり評価したが、、、パリストンの方が役者が上なのかなぁ…。

ひっくるめて「パリストン・プロデュース」として、“今回の騒動は”なのだろうか。ビヨンドも一緒に踊らされてるのかなぁ…。。。


が、個人的にはまだビヨンドの評価を下げたくないので、敢えてそのルートは遠くから眺めるだけで別ルートに侵入。

「ホイコーロと暗黒大陸」の項目で触れた通り、ある程度の時間経過があり得る(ビヨンドが拘束されてから数か月は経っている?)。

すると、今更“カキンでのアレ”~“ビヨンド訪問”“今回”の騒動というのはややズレているように思われる。


ということで、別の騒動が裏で起きていたのではなかろうか。

例えば、5000体のキメラが居る元NGLで暴動一歩手前の騒ぎがあったとか。

(元NGLでの)今回の騒動は、お前お得意の“強制二択”の仕掛けづくりだろ?―ということになるのだろうか。


ビヨンドの評価を下げずに読むなら、パリストンはビヨンドの思惑や計画に乗っかって利用した、という感じなのだろうが―

Image may be NSFW.
Clik here to view.
32_204-5

―どうしてもパリストンの合流が早すぎる気がするなぁ。

やはり、少なくともパリストンはビヨンドの存在は知ってたのだろうか。


かと言って、ビヨンドを引っ張り出すために(ネテロを殺すために)キメラアントの女王を世に放ったというのも違う気もする。

会長に“面白い茶々入れて遊んでいた”だけ?

結果、会長は死んでしまったが“もっと会長と遊びたかった”から、その“代用品”の品定めに行った?


現時点では、パリストンがあまりにも匂うが、ビヨンドが手の平で踊るだけのお人形さんというはあまりにもったいない素材に思えるため、まだマイナス評価はせず見守りたいところ。


・“強制二択”

Image may be NSFW.
Clik here to view.
強制二択

現実世界でも使われる“強制二択”という言葉もいくつかニュアンスの違いがあるようだったが、それで捉えようとするとどうしても違和感を覚えた。


“どちらを選んでも似たような結果(=蟻をプレゼントされる)が強制される二択”

=パリストンお得意の“おちょくり”

くらいがしっくりきた。


まぁ予告通りの、
Image may be NSFW.
Clik here to view.
32_105

“本気のおちょくり”なのでしょうか。


そして、謎のプレゼント品。

協会がビヨンドの挑発に

1:応じて暗黒大陸に行ったら世界中に―

2:応ぜず“内”に残ったら協会に―

―5000体の兵隊(キメラ)を送り込む


パリストンの中で“おちょくりたい”順位は誰が一番高いのだろうか。

“協会”なのか、それとも“代用品(?)”の方なのか。

正直イマイチわからない。


順々に考えてみますか。

ビヨンドとパリストン、そしてチードルらが暗黒大陸に行き、その後世界中にキメラを送り込まれた時に困るのはどっちか。

ビヨンドらが暗黒大陸に立ち入った後に世界中にキメラが出現したら災厄が降りかかったと誤認し、暗黒大陸進出に消極的になるのだろうか。


たぶんならないですよねぇ。

“厄災”は持ち帰るものであり、帰って来てもないのに発生したら別の理由を考えるだろう(そもそもビヨンドはもう外に行ってる状態なので、それだけで十分。成功して戻ればいい)。


というより直近でキメラアントの騒動があったばかりなのだから、わかる者はすぐわかるだろう。“生き残り”、“残党”が居たのだ、と。

極め付けは東ゴルドー事件の裏を知ってる者(特にV5)からすれば、H協会が全くその役目を果たしていなかったことに激昂するのではないだろうか。

それも、5000体の兵隊は“本物”に比べるとそこまで強くないと思われるのだが、ネテロ元会長は“この程度の外敵”を討つために“薔薇”を用いたのか、と勘違いする輩も出る悪寒。


世界にキメラを送り込まれて困るのは、協会。

内から外に電話が通じるとも思えないので、時期を見計らって同行しているパリストンが十二支ん達にキメラの事をわざとらしく話せば気が気ではないだろう。結果、暗黒大陸での任務も失敗すれば万々歳、といったところか。

続いて、ビヨンドとパリストンは暗黒大陸に行きチードルらが内に残って、協会にキメラを送り込まれた時。

こっちの方はビヨンドは全然困らないのだろうが、よくわからない部分もある。

いつ送るのか。どうゆう目的で送るのか。


兵隊(キメラ)と表現されている様に、5000体のキメラが協会を襲撃するのか。

性格的にもパリストンは操作系っぽいし出来そうな気もするのだが、物体操作は愛用品を使わないと威力・精度が上昇しないことが多いことから、モロ証拠が残るような気もする。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
32_053

これまで証拠を残してこなかったパリストンらしくない。


お得意の“べしゃり”で、協会を襲う様に仕向ける?

(それの下準備が、さきほど触れたジン言う“今回の騒動”?)


まぁ、言ってしまえば5000体のキメラ達は“協会に見捨てられた存在”なわけで。もちろん、キルアのかく乱によって元々の計画の1/10までしか実行されなかったが、被害者目線で言えば“何で自分達は助けてくれなかったのか”となるかもしれない。

ハンター協会がしっかりしていなかったから、自分達は化け物にされ、“選別”で45000人の友や家族や最愛の人を失った。


誘導の仕方次第では、協会に怒りを向けることは簡単なのかもしれない。

かと言って、恨みを糧に協会を襲撃しようぜ!と誘導したところで―仮に復讐を果たせたとしても―待ってる先は軍事制圧だとはわかるだろうから、乗ってくれない者も多くいるだろう。

やはり正攻法の復讐を提案するべきなのだろう。


すると、正にジンの言っていた「Xデー=ハンター試験」はうってつけなのだろう。

数の暴力で、協会の乗っ取りも十分可能。

そうなると、協会側としては試験の方法(内容)を“戦闘力”だけではなく、“人格”や“目的”なども基準に設けるべき、となるんでしょうけど、現実の就職活動等の面接などと同じ様に対策はいくらでも立てられるわけで。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
ハンター十ヶ条…32_016-7.png

そして、十ヶ条を改めて読んでみるとちょっと不思議な文章に感じた。

“ハンターたる者、同胞のハンターを標的にしてはいけない”

同胞を標的にしてはいけない、じゃ犯罪者=人間も標的に出来ないからダメでしょうけど、

「ハンターたる者、ハンターを標的にしてはいけない」

で通じるのでなかろうか。


これではまるで、“同胞じゃないハンター”がいるかの様。

それを狙ってるのかな。まさか…ね。



今回ジンが遊び相手に立候補したことで、協会にも世界にも送り込まれることはなくなったのかもしれないが、世界にはどうやって送り込むつもりだったのだろうか。

操作なら特に考える必要はなさそうなんだけどなぁ。

パリストンの能力じゃなくて、遊ぶために蟻たちの教育をしてそれができそうな奴を作っていたのだろうか。


キメラアントの女王を育てたのがV5だったとすれば、元凶はそこだとするのだろうか。

V5は口では暗黒大陸進出反対を唱えていたが裏ではこんなことをやっていて云々、放っておけば皆さんと同じ思いをする人たちが、また生まれるかも云々で誘導?

うーん、なんとも。


◆5000体の兵隊(キメラ)の強さ

ちょうど先日摂食交配について 触れていたので、それを元に。

女王の摂食交配は、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

恐らくこのこのような構造になるのではないかと思われるが、女王の“生殖個体としてのソレ”と、プフの“それ以外のソレ”では大きな差がある様に思われる。


実際のプフのソレの例を元に考えたいところだが、示された例が限りなく少ない。

それも明確な例がパームの一例しかないため、“概算”的な検討。


明確にプフのソレと示されたのは、レオル・ヂートゥ・パームの3例で―

Image may be NSFW.
Clik here to view.
28_078

Image may be NSFW.
Clik here to view.
28_051

―分類としては、ザザンと同じく“体外受精”型。


蝶の持つ“変態”を基礎に、

肉体の“変態(=キメラ化)”と、その個体に合う“翼(=能力)を授ける”=“授翼”が可能な能力

だろうか。


それも、パームが“変態”と“授翼”が両方とも行われているにも関わらず、レオル・ヂートゥに姿の変容が見受けられないことから、“授翼”だけ行われていた様に思われる。

そして“授翼”だけできるのだから、恐らく“変態”だけを行うこともできるのだろう。

つまり、個体に“変態”と“授翼”ができるが、両方もしくはどちらか一方だけを付与することもできる能力かと思われる。


まずプフによって造られる蟻の基本構造だが、恐らく女王のソレに比べると遥かに劣るのだと思われる。

というのも、パームは―
Image may be NSFW.
Clik here to view.
オロソ兄…23_072

同じ魚型の蟻(オロソ兄)に限らず、他の蟻に比べれば一目瞭然なほどに合成された特徴素体の色が薄く

―蟻の強さの基礎とも言える“外骨格”を持っていない様に思われる。


加えて、恐らくこの“変態”を通して、パームにオーラの著しい増加(個体としての成長=女王で言うところの「栄養素体」の箇所)もないのではなかろうか。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
28_069

もし、パームに「蟻の外骨格」か「オーラの著しい増加」があったならば、恐らくキルアのダメージはあんなものでは済まなかっただろう。


パームは今後の“王国”の兵士製造の貴重な実験隊。

その完成度・使い勝手など多面的に判断できうる上、その時の状況的にプフは全力をもってこの“1号”製造に臨めたハズ。


それにも関わらず、パームに外骨格や著しい成長が見られないことから、これがプフの能力なのだと思われる。

つまり、対象の“緩い変態(緩い蟻化)”+“授翼(オプション)”の2つで、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
プフ版 “摂食”交配

女王の摂食交配の劣化版(劣化基本構造)授翼(オプション)の能力と言えるだろう。


そして、恐らくプフは5000体の兵隊に対して、“授翼”を行っていない。

授翼がスピリチュアルメッセージの応用などでマニュアルで行っているか、別の能力でオートに行われているかはわからないが、次々と運ばれてくる選別体を1つ1つ丁寧に改造しているとは思えないのだ。

言わば、レーン作業の様に淡々とこなしていたのではなかろうか。


そもそも“念習得前”から授翼ができるかどうか、という疑問も然ることながら、選別でどれほどの数が生き残るかもわからない中(恐らく1%というのを知らない)―プフがユピーを大幅に上回るオーラ量を誇るならば話は別だが―OP(オプション)付加などしている余裕はある様には個人的には思えない。


よって、5000体の兵隊は、基本“変態”(劣化交配)のみ。

ただ、とびきり活きの良い個体(プフが気に入った個体等)は、例外的に授翼も行われているかもしれない。


しかしながら、プフの使った核素体は“選別”されている点で女王の時の大きな差がある。

女王は核素体の選別をしていなかったため、実際に使われた核素体の中には“選別”には耐えらない者も実際にいた。

“改造の元”に差が出れば、結果にも多少の差異は出て来ると思われる。


―が、やはりプフのソレは女王のソレに比べると遥かに劣っており、基本的に授翼もされていないと思われるため、5000体の兵隊は、さほど硬くない“兵隊~兵隊長”級かと思われる。


もちろん、5000体も生まれれば“天才”型や、“特殊”型も居るでしょうし、パリストンが遊びのために何らかの教育を施して居たなら各々が何らかの能力を得ているかもしれない。

まぁ、一概に強い弱いとも言えませんけど、ハンター協会の半分弱(協専+α)は手に負えないレベルのように思われる。




もうちょっと時間があったら、もっと色々書きたいところもあったのですが、残念ながら今回はここまで。

序盤は色々妄想が膨らんで楽しいですなぁ。


以上。

341】前←(【342-1】前←)一覧 】→次【343


--------------------【補助】--------------------

※7↓(下の画像はコメント7に関係、という意味)

Image may be NSFW.
Clik here to view.
日村くん…342_17

HUNTER×HUNTER No.343 感想

【No.343 ◆勧誘】

Image may be NSFW.
Clik here to view.
梅さんぼこ

Image may be NSFW.
Clik here to view.
343巻末


梅さん、源さん。

どっちで呼ぶかによって、年齢が見え隠れする予感。


そして今週はしこたま疲れてしまっていて時間的にも余裕がないので、いつも以上に自分の文章を読み返さず、感じたことをそのまま書く感じかも。

(来週はもうちょっと頑張りたい(´・ω・`))


◆目次

┣強制二択(解答編)

┣密室裁判(クロスゲーム)

┣新たな十二支ん

┣腕っぷしなら…

┗保健室のオバさん


◆強制二択(解答編)
Image may be NSFW.
Clik here to view.
強制二択改

恐らくパリストンはジンと同じく、自らの欲求に素直で、“ただただ楽しみたい人”。

“楽しいもの”が大好きで、“楽しそうなもの=構ってくれる相手(標的)”を常に探している。

“楽しそうなもの”を見つけると、次はそれが本当に“楽しいもの”かの品定め。

自分の理想を勝手に押し付け、状況に見合った「試練=(ある意味)“厄災”」を与え、それに応える相手に愛情と快楽を得る―
Image may be NSFW.
Clik here to view.
343_08

―正に“怪者”なのだろう。


そして解答。

“協会がビヨンドの挑発に応じれば世界中に…そして応じなければハンター協会に5000体の兵隊(キメラ)を送り込む”


協会がビヨンドの挑発に応じて公式に暗黒大陸へ行くとするなら、より専門的な人材が居るが―諸事情により―チードルはその人材をハンター試験で募り協会単体で動こうとする。それが一番現実的で効率もいい。

が、それはパリストンの“理想”からはかけ離れた、最も中庸で退屈な判断。

だから、次の“楽しそうなもの”を探すために世界に蟻を撒く


パリストンの理想は―V5との決別も覚悟して、断固としてビヨンドの挑発には応ぜず同行は断固として拒否し、さらには非正規ルートで海を渡り、一足先に暗黒大陸でビヨンドを待ち構えて一言「お前を狩(ハント)する!」情景。

もし、協会が自分に応えてくれるなら、パリストンも喜び勇んで相手の顔面めがけて大槌を振り下ろす(協会に蟻を撒く=蟻にハンター試験を受けさせ協会を滅茶苦茶にする)―という意味だったようだ。


よくわからなかったのは―、

キメラを世界中に拡散すると、パリストンの好む“標的”を一番手っ取り早く見つけられること。

そして、同時にそれが暗黒大陸がタブー視されている現状をもムリヤリ変えられる、ということ。


そもそも、拡散するとはどのように?

先週も触れた通り能力による拡散は、物体操作の性質上、足がつきそうだ(パリストンらしくない)。

そして、今回明確に出された「協会に送る=ハンター試験受けさせる」からすれば、一見明らかな不法行為で訴えるのではなく、“正当な方法”で仕掛けてくるところにパリストンの厄介さがあるように思われる。

そうすると、ジンの言う「5000体の“兵隊(キメラ)”」の意味は、戦闘的な意味ではない“パリストンが自由に使える駒”程度の意味だったのだろう。


そうすると、お得意のべしゃりで感情を揺さぶって世界各国に拡散させるのだろうが、不法行為ではない数の力と言ったら「一斉ロビー活動」やら「一斉デモ」?

世界に撒くことで、結果的に暗黒大陸がタブー視されている現状をもムリヤリ変えられる事に繋がるとなれば、外来種(暗黒大陸由来)に襲われた結果、姿こそ変わってしまったが同じ“人間”である自分達を“同胞”として受け入れてくれ

今回、カキンを軍事制圧することを避けたV5の姿勢を考えれば、襲っても来ていない相手を衆人環視の下、即・軍事制圧ともできず、V5もしくはV5手前のそこそこの国がババを引くことになるのかもしれない(5000体の蟻を受け入れる?)。

いや、嫌々受け入れるのではパリストン目線ではつまらないか。

本気で“共生”の道を取ろうとする指導者なら、パリストンも茶々を入れたくなるだろうか?

NGLみたいな国があるくらいだから(あそこは真っ黒だったが)、似たような国はいくつかあるのだろうか?


あるいはひょっとして、既に“内の世界”には、“人間以外の暗黒大陸由来の知的生物”あるいは、“それとの混成生物”が結構な数で紛れ込んでいる?(あるいは世界のどこかで隠れ住んでいる?)

世界中で人外の者が人間との共生を訴えかければ、その中で志ある者が立ち上がる?(その者たちも名乗りを上げて受け入れる?)

実際やったらジャイロ先輩が名乗り上げそうな気もする(表向きはとても平和的に)。


常識ある大人たちは暗黒大陸をタブー化し、ないものにすることで問題の解決を図ろうとした。

しかし、現実に暗黒大陸はあり、暗黒大陸由来の生物はこうもたくさん“内”にいる。そうなれば、確かにタブー視されている現状は、変化せざるを得ないのかもしれない。


ただぶっちゃけ、パリストンの思惑はよくわからないでいる。


◆密室裁判(クロスゲーム)

ミルクは自分で入れる派の十二支んが「丑」、ミザイストムの能力。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
343_13-1

Image may be NSFW.
Clik here to view.
343_13-2

Image may be NSFW.
Clik here to view.
343_14-1

一見した限りでは、「警告」で禁止ルールを相手に提示し、それに従わなかった者に「拘束」などの効果が生じる能力の様だ。


Image may be NSFW.
Clik here to view.
10_017

クラピカの「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)

Image may be NSFW.
Clik here to view.
26_122

ウェルフィンの「卵男(ミサイルマン)などの停止条件付きの発を連想する一方で、対象への“(物的)マーキング”“接触”なしに効果を発動するところからは、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
8_092

バショウの「流離の大俳人(グレイトハイカー)や、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
31_039

アルカ(ナニカ)の能力に近いような気もする(むしろ一番近いのはバショウかもしれない)。


それも久しぶりの登場で

Image may be NSFW.
Clik here to view.
8_164+30_201

突然のイケメン化を果たしたリンセン(?)のおかげで、
Image may be NSFW.
Clik here to view.
343_14-2

能力者目線では“対象の周囲に何かがある”こともわかった。


非・能力者に見えないとなると具現以外を想像するが、オーラを格子状(=子“牛”状?)に変化させているのだろうか。ただ、突然離れたところに格子状のオーラが発生するのは疑問。

ただ、実際に離れたところに突然効果を発生させる能力者がいることを考えると、何かしら方法があるのだろう。


ひょっとして、空間支配系の能力?

現実空間に念空間の位相を重ねている(その念空間が実現化可能領域)

まんまイメージが田辺イエロウさんの「結界師」は間流結界術の「方位→定礎→結→滅」なんだけども、カード提示でタゲ指定命令告知でタゲ周囲に空間潜在化対象の命令違反+カードの反転+効果宣告で空間顕在化


能力者のレベルや能力の内容に応じた、領域(テリトリー)があり、その中に入っている者(=マーキング可)に効果を及ぼせる?

その手の領域(テリトリー)があったなら、精神的に過敏になっているクラピカは入った瞬間違和感に気づくような気もするが、特段クラピカはソレへの反応を示していない。

しかし以前に「SOC その2 」にて触れたような、領域(テリトリー)自体は発動の瞬間を除いては潜在化している(現に“具現されていない”が発として有効な状態=半具現)状態ならば、そもそも“気づけない”のかもしれない。


術者が対象を認識すること自体がマーキングとも採れるのかもしれないが、特にバショウやアルカ(ナニカ)は、内容次第では術者が認識していない、あるいは認識しえない存在にすら効果を及ぼしうる。

すると、「円」の様な特定の条件が附された領域(テリトリー)内で、適用・除外が判断されている方がしっくりくる部分もある。

しかしながらその一方でアルカ(ナニカ)は広すぎやしねーかい、と疑問も残る。

ただ、現時点で“確定”はしていないものの、ナニカは“厄災絡み”臭いので、比較対象に挙げるのも違う気がする。

バショウの力も、基本的に俳句は“全く無関係のものを詠う”のではなく、大抵が“その場の状況を詠う”から、明かされていないだけで条件(適用範囲)があるのかもしれない。

しかし、1描写だけを見て、あーだこーだと推測するのも断定するのも難しい上、すべきでもないと思うのでもうちょっとこの手の能力を見てみたいところ。今回の能力の性質、「外圧」操作か、特質系の中核になったりして。

とりあえず、派生する様々な妄想はさておき、ミザイの能力について改めて。

個人的に、現時点ではあのカード自体も具現物で「具現・操作」の能力という印象は強い。
Image may be NSFW.
Clik here to view.

カードは最低でも2種類以上。

白黒なので色はわからないが、カードの色(柄)によって効果が強まったり、変わったりするのだろう。

段階的にカードのレベルが上がったり、「イエロー3枚でレッド1枚相当」とできたり、状況により「1発レッド」なんてこともできるのではなかろうか。

気になった点をいくつか列挙。


◎1:密室でのみ使用可能?

ミザイがドアを閉めるところに強調(わざわざ“バタン”=なくてもいい描写)を感じるので、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
11_73

ダンチョーが使っていた「密室遊漁(インドアフィッシュ)のように、閉めきった部屋でしか使えないのだろうか。


しかし、クラピカがドアを開けた瞬間(=密室空間の破壊)に解除されたにしては、3バカの拘束解除はやや遅く感じる。それも密室空間の“完成”に強調を入れたなら、その“破壊”にも強調を入れるのではなかろうか。

また疑問は「(拘束は)すぐに解けるよ」と、

「だがもう一度警告する!一歩も動くな。お前達が抵抗する限り何度でも行動不能にするぞ。何度でもだ。」の2点。


前者だけならまだわかる。

協会は会員の生死を正確に把握している(パリス就任からの3年間で謎の“消息不明”が急増しているが)

また、クルックが投票用紙を全ハンターに送ることが出来たことからも、GIのバインダーの機能に近い能力を誰かが有しており、少なくとも生死と居場所を感知できるように思われる。

そうすると、リンセンの「不在だ お引取り願おう」に対して、

ミザイの「ならば彼が戻るまでここで待たせてもらおう(“ここ”にいるのわかってるんだよ)」「(拘束)がすぐに解けるよ」はセットとして理解できる。


クラピカはここに居る(誰かの能力で把握済)。

それもクラピカには敵が居るため、強い気配を飛ばせば(=念の使用)すぐでに炙りだされる。

そのため、密室空間を作って拘束しても、クラピカは“お目当ての敵”かどうかを見るためにすぐ出てくる。

この密室空間に入ってくる=密室空間が破壊されるから、「(拘束)はすぐに解けるよ」となる。

ここまではいい。問題はその後だ。

「お前達が抵抗する限り何度でも行動不能にするぞ。何度でもだ。」

そんなことが起き得るのか。


密室空間が壊れるまで効果が持続するのであれば、クラピカが入って来て扉を閉めれば、クラピカ含め1歩も動くな大声もあげるな、でしばらくは拘束が可能(※)。

反対に、クラピカが扉を開けた瞬間に3馬鹿が騒ぎ出したことで敵の能力を察して、敢えて扉を閉めなければミザイは能力が使えなくなるのか(扉を開けたことで“地下空間も含めた密室”が完成したたなら可能だろうが、それならば※で処理可。“密室空間”の定義が変わったことで、一度解け、再度使う必要がある?)。

どちらにしても、3バカを何度も行動不能にすることになるとは思えない。


そもそも密室空間以外で犯罪者に出くわす・追い詰めるケースの方が圧倒的に多いだろうし、密室空間でのみ使用可というのは使えなさすぎるのではなかろうか(暗黒大陸でも使えないことになる)。

単純に拘束可能時間が決まっていのだと思われる(カードのレベルや、ルールの内容、そして違反の程度に即して、長短があってこのケースの拘束時間は短い、ということではなかろうか)。


◎2:格子の中での裁判?

上の項目の派生。

格子状の空間=密室での裁判?


ただ、この場合相手が違反行動を起こした時に自動的に発動するタイプに思われる。

あくまで、ミザイは「動いた」ことから、手動でカードをひっくり返し効果を発動している。

つまり、ジャッジをしているのは格子さんではなく、ミザイさん。格子さんはジャッジの結果。


裁判は、格子の“外”で行われていることになるので、これは違う予感。


◎3:相手に警告の内容を認知・理解させる必要がある?
“裁判”といえば、相手の権利を尊重する必要があるわけで、こちらの命令を認知・理解させた上で違反した場合に限り、効果が発生する?


もちろん術者がそうしたいならそのように決めることもできるだろうが―操作系能力が相手の都合などお構いなしに呪具を使うだけ(ex.針で刺す)で、強制操作できてしまうことを思うと―相当に重い誓約と誓約に思われる。

というより、そもそも非・能力者がミザイの言葉を理解するのは難しいと思われる。

少し言葉と命令を盛るが、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
343_13-1

「オレはFBIの特別捜査官ミザイストムだ。おっと近づくな。これは警告だ。動くと動かした足が折れるぞ」

なんて言われても、そもそも全身ホルスタイン男がFBIだとも信じないだろうし、動いたら足が折れるとも思わないだろう。

能力者であれば、「こいつ操作か具現くせーな」で理解するかもしれないが、少なくとも私ならこんな怪しいおっさんの言葉は信じない。


そもそも制約と誓約が「相手に認知させる、理解させる」だと、麻薬中毒者や重度の精神疾患を持っている者が犯罪に走った時、抑制できないことになりうる。クライムハンターにしては使い勝手が悪すぎやしないだろうか。

(その制約と誓約でなかれば、ミザイの「拘束」は分類上「外圧操作」で、ともすれば「針人間」すら止めうる)


似た能力のウェルフィンが相手が誰かも認識できない状態で、警告後メレオロンに能力を発動できたことからも基本的にこの手の能力は「相手の認知・理解」ではなく、「告知をする」と自らに制約(ルール)を科し、それを誓約する(守る)ことの様に思われる。


裁判の名を冠するとは言え、やはりあくまで“操作系”能力なわけで、相手にルールを強制するのが基本なのではなかろうか。


◎4:密室裁判は自己警鐘?
あの能力は多少なりとも裁判を意識した能力なのだろうが、どこまで出来るのか。

というより、そもそもビヨンドを狩る以前の話としてV5からの「狩指令」自体の是非すら問う姿勢を持っていた男が、公平公正で中立な立場から合理的な判断を行う―“裁判”を、自己創出のルールの下、独断で実行すること自体はどうなのだろうか。


ミザイは自身が「特別捜査権」を持つことを言っていたのが、急迫不正の状況に際し一定の裁量権を認められているのだろうか(一人で裁判できちゃう)?

それとも、FBIの特別捜査官のように逮捕権しか持たないのだろうか(拘束までしかできない)。


後者だと派生の解釈は楽な部分も多いのだが、能力名にやや違和感。

「緊急性」や「及ぼす危害の程度と範囲」、「犯罪」にあたるかどうかによって、ミザイの出せる効果は変わり、状況次第では相手の命を奪うことにも繋がりうるから、自分自身が不正で不公平な“密室裁判(暗黒裁判)”にならないように、自己警鐘としてそう名づけてたのだろうか。


「close game」は、ミザイの警告の出し方がモロ審判っぽいから自身の経験や興味と合わせて掛けているのだろうか?


◎5:能力に牛要素ゼロ?

「格子状にオーラを変化」が正解なら、「子牛」がそれっぽい要素になるのだろうが、それだけなのも正直違和感。

今のところ、それ以外だと牛乳の入れ方や量、あるいは牛乳自体にこだわりがある(何らかの方法で、良い牛乳を鮮度を保ったままの牛乳を持ち歩いている)かも、ぐらいしかなさそう。


レッドカードになると、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
22_061

シャルナークの「自動操作」状態のように“手の付けられない暴れ牛”になるのだろうか。

制約と誓約の度合いから言えばシャルよりふり幅はあるのだろうが、ここまで来てほぼ同じ能力なのもなぁ。


ミザイが実は強化系だったら、個人的に好きな流れではある。

ネテロと出会った頃のミザイは―レイザーみたいに犯罪には手を染めてはいなかったが―やんちゃをしていて、一度キレると手の付けられない状態になっていた。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
26_158

しかし、ネテロに見初めされてからはその力をネテロに捧げるべく磨いたとしたならば―密室裁判(クロス・ゲーム)
は自分への枷?

強化系は良くも悪くも安定してしまうから、敵が遥かに自分より上だった時、その“安定さ”故に勝てない状況はままあるのかもしれない。

安定の強化系だからこそ、万が一の時のリミッターはずしは必要なわけで、“レッドカード”提示後それが破られた時は少しの間だけ、枷をはずして昔の自分に立ち戻る(それもリミッターはずれた状態)?


歪な花が開くその瞬間の情景は私の好みではあるけど、シャルの上位互換は微妙とかいいつつ、制約と誓約の度合いからすればこれゴンさんの下位互換だなぁ(苦笑)


とまぁ、現時点では―ウェルフィンの能力と同じように―かなり扱いの難しい能力のように感じてしまうけども、対象の周囲に出た格子状のモノが何かによっては、すごい大きな道が開けそうな気もする。


◆新たな十二支ん

先々週、露骨なよいしょをしたので今週のリオレオの顔にはいささか反応しづらい。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
343_03

コマによってはいつも通りのシコレロさんなのにね。

p3でも違和感モリモリなので顔を忘れてはるんでしょうか。


―話に入る前にちょっとだけ脱線。

チードルとレオリオの会話の段階(レオリオ加入決定後)では、十二支んの空きは“もう1つ”になったが、“元々の空き”はいくつあったのだろうか。


元々、ネテロ会長の下に12人いたが、ジンとパリスが脱退。すると空きは「亥」と「子」になるのだろうが、「犬」はどうなっているのか。

もし、チードルが会長になったことで繰り上げになったのであれば、空きは「犬」を入れて3つ

ひょっとして…?なんていくつか検討してみたが、そもそも十二支んの暗黙の了解として、ネテロの席はもう“埋まっている”様に思えるのだ。

ネテロに心酔した10人がその代わり(チードル)をそう易々と据えられるとも思えないし、チードルもネテロの位置に自身を置くとも思えない。


空いた席を3つとすると、“先”には多少広がりそうだけど、“大元”の

“その席は心の中で埋まっている”

が、どうにも覆せそうになかったため普通に読める通り空きは2つとした。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
32_207

とか思いながらも、何かないかと読み返したら“十二支んはここにいる10人で全員”とチードルが言ってた件。ピャー。

―さて、それでは話を進めるが、正直意外な加入であった。

求心力を失いつつある協会がその底上げに選挙を多数の票を得たレオリオと、ジンの息子であり先の一件で(生存者の中では)最大の功績を挙げたゴンに、それぞれ「子」を与えるかと思っていたんですが、ここにクラピカが来るんですね。

するとゴンは、協会もしくはカキンが行うであろう暗黒大陸探検隊に従属する専門家募集のトライアウトのようなもので加入してくるのだろうか。


ちなみにどっちがどっちになるんだろう。猪突猛進な方がイノシシって言いたいところだけど、クラピカも緋の眼にはイノシシですもんね。頭の回るクラピカの方が「子」だろうか(適当)。

まぁ、あくまでパリストン・ジンを除いたメンツが、ネテロに心酔するあまり涙ぐましいキャラ作りをしていただけであって、今となっては、特に新加入メンバーに関してはそこまで気にしなくいいか。

ただ、元々のオリジナル「十二支ん」メンバーはネテロから見て、それぞれの動物の連想するような何かが、“加入前から”あったほうが個人的には楽しい思いができる(特に今回のミザイの能力の絡み)。


そして、レオリオは何故クラピカ加入を勧めたのか。

ゴンがヤバイ時でも―クラピカは何らかの“都合”で―電話にすらも出てくれなかったが、今回、十二支んは自分の“都合”を見越して無期限の留学という根回しをした上で勧誘をしてきた。

すると、クラピカにも何らかの“都合”はあるかもしれないが、それもこの人達ならうまく折り合いを付けられるかも?(心配+一言言ってやりたい=場合によっては一発)


ミザイストムもクラピカを“品定め”していた節はあるので、チードルも「レオリオの推薦だから絶対加入させる」というわけではなく、きちんと調査・評価をした上で決めるとは告げたのでしょうけど、結果ダメであろうとも「クラピカがどうゆう状況か」は把握できうる、という打算的な発想から?

(クラピカは頭も切れ、実力もあり、知識も豊富であるため、推薦には十分足る前提があってなのだろうが)


しかし、久しぶりのクラピカさんかぁ。何か懐かしいなぁ。

人差し指の能力のお披露目もそう遠くはないのだろうか。それとも、やはり“左”にも何かあるんだろうか。

それにしても、薬指は“この動画の目の所有者はどっちだ”と地図片手に捜索はできないんですなぁ。使用条件だとか、捜索するための条件があるんだろうか。


―まぁ、何にしてもかなりの数のキャラクターが一堂に会するわけだが、この手の描写はグダりやすい側面を持つ。

どうでもいいところにひたすら光を当て続ける演出家も入れば、目まぐるしくスポットライトを動き回す演出家もあり、見てるこっちとしては混乱したり疲れてしまう部分もある。

冨樫さんが、“ソレ”をどう魅せるのか―結構楽しみです。


◆腕っぷしなら…

Image may be NSFW.
Clik here to view.
343_11


あの中ではロボ娘が一番強いらしい。

しかし、ジンは“何”で判断したのだろう。

ジンのキョロキョロ周りを見渡す様子や、ロボ娘の「ズズ…」という描写から“気配”やら“オーラ”なんでしょうけど、“漫画のお約束”的に言えばロボットって気配とかオーラ(生命力)なさそうなもんなんだけどな。


顔はロボっぽく見えるけど、腕や手にはその様子が見られないからただの“ロボメイク”

まぁ、本当にロボットだとしても開発者のオーラが抽入されているとか、遠隔操作(操縦者のお漏らし)だとか、マッドサイエンティストが死んだ娘を作ろうとして完成したところで死んだ(死者の念)とか、色々妄想は膨らんでしまうか。


ロボメイクだとしたら、彼女は十二支んを見てどう思うんだろうか。


◆保健室のオバさん

未だハンタの世界の人種については明らかになっておらず、チードルが元々犬(獣人族?)なのか、変装なのか、キャラ付けで整形(ツボネ式具現?)しているだけなのかわからずにいたのだが―

Image may be NSFW.
Clik here to view.
343_01


―チードルさん…耳の場所が…。変装(特殊メイク?+アクセ)なんですかね…。


しかし、普段変装(?)している、お医者さん…私の中で松雪泰子さん主演の「保健室のオバさん(ドラマ)」が自動再生されてしまった。どれだけの人がソレを知っているかわからないが、“本気”の時に元の姿に戻るのではないかとwktk。

いや、「犬」の自分に誇りもありそうだから本気の時に戻るってのもおかしいか。

まぁ何にしてもキレイだとうれしいなぁ^w^(鼻の豆と耳アクセとるだけだったりして)


今週以上。

342-1342-2】前←【一覧 】→次【344

HUNTER×HUNTER No.344 感想

【No.344 ◆著者】

Image may be NSFW.
Clik here to view.
344サムネ 日村さん

Image may be NSFW.
Clik here to view.
344巻末


まぁ、情報量が多いこと。

それにしても今週のジャンプの紙質やたら良い気がする(暗殺教室まで)。

あの紙質でハンタ印刷してくれると、めっさ自炊楽なんだけどなぁ。


◆目次

┣No.344概要(メモ)

┣緋の目の所有者

┣暗黒大陸講座 byジン

┣受講感想

┣ネテロの仲間

┣逆にIt's a Small World?

┣ゴンの霊圧が消える
┗レオリオは人見知り?


◆No.344概要(メモ)

・クラピカの葛藤

・パリストンはビヨンド隊に計画と秩序を提供しNo.2に
・日村は神経質だが割と好戦的
・ビヨンド隊はビヨンドもしくはパリストンに雇われている(パリストンは0)
・カイシデン(鬼太郎)はいい奴
・レオリオは人見知り?

・ツェリードニヒも黒いがその身辺も真っ黒
・ゴンの霊圧が消える

・暗黒大陸講座 byジン

・ネテロが若い頃に暗黒大陸へ一緒に行ったのは、リンネとジグ(正しい読み方不明)

・新大陸機構の著者はドン=フリークス


◆緋の目の所有者

マフィアの娘…、塾講師、弁護士、音楽家、投資家、牧師、医師、詐欺師、複数の企業役員、複数の資産家、教祖、政治家、芸術家、そして国王の息子。


地味に気になっていた、「ネオンが入手した緋の目は結局どうなったのか」へのお答え。


ネオンが入手した緋の目はコルトピによって作られた複製で24時間経つと消えてしまう。

ネオンをはじめとして、当然オークションでの購入者は皆、品物が“消えた”事に気づいただろう。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
8_163+4

まさか、“全責任をもつ”マフィアンコミュニティーが知らんぷりなどできないわけで、どうにかするだろうとは思ったが、クロロも足の付かないルートで売るだろうから“取り戻せる”のかどうか疑問があった。


―が、
Image may be NSFW.
Clik here to view.
9_017

思えば、6大陸10地区をナワバリに持つマフィアンコミュニティーなわけで、それこそ蛇の道は蛇…か。


予言を失ったノストラード組は、リッツへの上納金も払えないどころか信用も失い相当追い詰められたでしょうから、“他の組からの安全”を取引材料にすれば、さほど苦労せず緋の目は取り戻せたのかな?


…ネオンはどうしてるんでしょうねぇ。

父親に殺されていたならある意味“私の好み”ですが、蜜の味を知ったあの親父さんはそんなこともできんか。

いやもうあそこまで狂ってしまうと、その時々の激情に身を委ねてしまった…なんてこともあるのかね。


◆暗黒大陸講座 byジン

Image may be NSFW.
Clik here to view.
ジン解説

暗黒大陸探検は、スーパーハイリスク・ハイリターン。


◎スーパーハイリスク

Image may be NSFW.
Clik here to view.
5大災厄…341_21

5大厄災はV5がそれぞれ別ルートから大陸へ行き持ち帰った―正確には「案内人」から戒めのためにと“持ち帰らされた”―ものだったが、アイとパプに関しては犠牲者が“内”でも出ている


5大厄災への決定的な対策はなく、広がらない内に閉じ込めて近寄らないのが今のところの最善

危険度はいずれもキメラ蟻を超えるA(最高)か、B+準最高)レベルの危険度に分類される。


「不死の病 ゾバエ病」=B+

「植物兵器 ブリオン」=A

「ガス生命体(霧状生物) アイ」=A

「双尾の蛇 ヘルベル」=?(ジンの腕で見えず)

「人飼いの獣 パプ」=A

(「キメラ」=B)


◎ハイリターン

Image may be NSFW.
Clik here to view.
暗黒大陸MAP 改(344)

(※リターン像は適当なイメージ)


【1:無人石】

水に沈めると発電する鉱石で、ビーズ一粒程度で1日約2万KW出力する(約830KWh?)

※参考●(1基あたりの発電量)----------

・水力発電:約35万~40万kW

・火力発電:約70万~100万KW

・原子力発電:約100万KW前後


とあるお宅が設置している太陽光発電量が1年で8300KWで、ビーズ一粒の無人石は水さえあれば10時間でそのお宅の1年分を発電量を確保できてしまう様だ。イメージ出来たような出来ないような。

-------------------------------●

メビウス湖北東部沿岸の険しい山脈で採取可能

この山脈一帯を「人飼いの獣 パプ」が縄張りにしており、ベゲロセ連合国がルート確保に1000人規模の調査団を送り込んだが帰還したのは7名


【2:万病に効く香草】

“内”からほぼ真北、上陸後樹海を400km程入ると迷宮都市があるがそこに自生(?)

無人都市は「植物兵器 ブリオン」に守られており、サヘルタ合衆国の特殊部隊を壊滅させた。帰還者はたったの2名


【3:究極の長寿食ニトロ米】

メビウス湖南東の沼地に自生

オチマ連邦の派遣した調査団(?)の99%はそこに辿り着く前に「双尾の蛇 ヘルベル」の餌食に。帰還者は11名


【4:三原水】

あらゆる液体の元となり得る

メビウス南南東に存在(詳細不明)

ミンボ共和国がハンター協会に助力を得て挑むも帰還者は3名

「ガス生命体(霧状生物) アイ」を巡って何らかの諍いがあったらしいが、正気を失っていた。


【5:錬金植物メタリオン】

メビウス南南東に存在(詳細不明)

50年近く前、クカンユ王国がビヨンドらを引き連れ挑むもルートをはずれた事で最悪の病―「不死の病 ゾバエ病」に感染(捕まる)。

メタリオンを持ち帰ることには成功したものの枯れてしまい、帰還者は―ゾバエに罹ったハンターを含めても―わずか6名


ネテロは警告のつもりで、若いころお忍びで行った暗黒大陸の話をしたが、それは逆に協会員の心に火をつけ、結果犠牲者を増やしたことに葛藤していた。

しかし、息子(ビヨンド)の件で意を決しV5に働きかけ暗黒大陸を協会を禁忌とした。


◎新世界紀行

300年以上前にたった一人で無限海(メビウス)沿岸をくまなく探検しようとした“大バカ”が発行した本。

現在でも暗黒大陸探検の指標作りに用いらており、先駆者の“遺物”の1つ…と多くのものは考えている。


しかし、既存の新世界紀行はメビウス湖の“東”のみを書き記している。

大バカはメビウス湖“沿岸をくまなく探検しよう”としていた。

すると、この書は“西”も合わせて初めて完成するもの。

【(西の)新世界紀行】+【(東の)新世界紀行】=【新大陸紀行】

―が、見つかっているのは「東」だけで、「西」は1冊も見つかっていない。

なぜか?考えられる理由は3つ…。


単に見つかっていないか、志半ばで挫折して本になっていないか、そして現在も書いている途中か。

本の著者はドン=フリークス。


―ジンは、今も祖先が探検を続けていると信じている。


◆受講感想

気になるところはいろいろと。


◎「サヘルタ」、「ベゼロセ」、「オチマ」、「ミンボ」、「クカンユ」
Image may be NSFW.
Clik here to view.
暗黒大陸地図(342時)

それぞれが「サヘルタ合衆国」、「ベゲロセ連合国」、「オチマ連邦」、「ミンボ共和国」、「クカンユ王国」と、探検に行ったV5の名前だったらしい(×印は目標地点か厄災をもらった場所だろうか)。


V6はそれぞれ、

「サヘルタ合衆国」→アメリカ合衆国

「ベゲロセ連合国」→イギリス連合王国
「オチマ連邦」→ロシア連邦
「ミンボ共和国」→インド共和国
「クカンユ王国」→フランス共和国

「カキン帝国」→(北京)→中華人民共和国

―と、現実世界の国をもじっているのだろうか。ミンボを、ミンホ、ニンホ、ニホンのように崩すと「日本」になる線は思っていたが、いくつかの作中情報を意図的に繋ぐとksつまらない方向に広がりえたので、ひどく安堵した。

ただ―自分のタイプミスやら翻訳ミスかと思い肝を冷やしたが―名前が変わってる件。

前々回(No.342)では、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
ベゼロセ

たしかに「ベロセ」となっているが、今回では「ベロセ」となっている。


前回が正しくて今回が間違いなのか前回が間違ってて今回が正しいのか、現時点ではわからないので、とりあえず新しい情報を優先して、この記事内ではとりあえず「ベゲロセ連合国」としておく。


◎“内”での5大災厄被害

Image may be NSFW.
Clik here to view.
5大災厄…341_21

5大厄災の内、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
アイパプ

アイとパプの犠牲者は“内”の世界でも見つかっているらしい。


ということは、荒縄君はヘルベルの仕業ではないんだね。

「ナニカ」が「アイ」臭いが、
Image may be NSFW.
Clik here to view.
ミツバとカスガの荒縄君と許可庁の標本

「ナニカの所業」(ミツバとカスガの荒縄君)と国際環境許可庁の標本が一致するので、この2種がアイの被害者ということになるのだろうか。


さて、そうすると問題はパプ。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
人飼いの獣パプ

これに似たもの…ねぇ。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
ゴンすわんの果て_32_056

…ゴン?


こんな状態でもまだ“途中”で、本来ならとんどん悪化してくハズだった?

ただ5大厄災は解決方法がないのが現状で、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
32_083

ジンは「ゴンが死なない」と断言している。


「ゴンの仲間が助けようとしている現状で、“死ぬかも”なんて言わねーよ」

という意味だったのか?

しかし、治療方法を探すのを任せるのは百歩譲っていいにしても、最悪人類が滅亡するかもしれないのだから、最低でもしっかりと“隔離”する様に指導すべきだろう。

とすると、ゴンさんの果て=パプというのはさすがに厳しそう。


まだ示されていないだけなのだろうか。


◎生還者28名と日常生活に戻れた3

ベゲロセ連合国=7名/1000名規模 【求)無人石 貰)パプ】
サヘルタ合衆国=2名/特殊部隊?名 【求)万病に効く香草 貰)ブリオン】

オチマ連邦=11名/1100名? 【求)長寿食ニトロ米 貰)ヘルベル】

ミンボ共和国=3名/ハンター協会助力+?名 【求)三原水 貰)アイ】

クカンユ王国=6名/ビヨンド+?名 【求)錬金植物メダリオン 貰)ゾバエ病】


7+2+11+3+6=29名 …ふぁっ!?

あ、びっくりした。思わず電卓叩いてしまった。

ジンは「ゾバエおじさんを含めて6名」と言ってるから計29名になるだけで、許可庁判断では生還者に数えられていないんだね(=計28名)。人に非ずってか。


危なく一人で「11人いる!」ごっこするところだったね。


まぁ、実はそれだけの話だったんだけど、やはり気になるのは「ミンボの生還者3名」だろうか。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
曽祖父…25_078

サリーパパ(ゼノの父親)がそこに入っていれば色々繋がりそうではある。

ミソは、“正気を失っていた”点か。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
31_039

ヤスハの「億万長者」で、意味不明の返答を繰り返していた現金輸送船の操縦士や乗組員を連想できることもそうだが、“狂った”だけに見えるなら日常生活に戻れそうな可能性は高そうな気もする。


そして気になるのは、“霧状生物アイを巡って何らかの諍いがあった”らしいこと。

“何でも叶えてくれるアイ”の「所有」を巡っての奪い合い?

「お願い」する順番を巡っての争い?


「お願い」に応じて、「おねだり」がでかくなることを把握したなら、「“お願い逃げ”」をかましたい=順番の奪い合いが起こるのもわかるが、それなりの回数をこなさねばならないだろうし、にそこまで試せたのだろうか…?


もしかして“キルアの立ち位置”の奪い合い?

キルアはノーリスクで「お願い」を叶えて貰うことができたが、実は鳥の“刷り込み”のようなものに過ぎない?

それも例えば、キルアが死んだ場合“ノーリスクで「お願い」を叶えられる人”が他の人に移ったりして。

ただ、アッチを勃てれば、こっちが勃たず状態で―、
Image may be NSFW.
Clik here to view.
32_119

―まだナニカの人格を否定したくはないところ。

まぁ、“内”で独自の成長を遂げた、とも採れるか。


刷り込みでふと思ったが感染ルートはサリーパパ(ゼノの父親)じゃなくて、


Image may be NSFW.
Clik here to view.
31_075

鳥だったりして。

アイは生物に寄生するが、宿主が死に瀕した時に宿替えをし、新しい宿に入って初めて見た同種の生物が「キルアの位置=VIP」になる?


ただ、「欲望の共依存」と言うくらいだからアイも何かを得ているのだろうが、VIPの願いを叶え続ける意味って何なのだろう。

「様々なエネルギー」がアイの食べ物になって、1番好きなのが「幸福エネルギー」だとしたら、キルアの願いを叶えることで「アルカの幸福エネルギー」を食べているのだろうか。

はてさて。


◎植物兵器ブリオンほか

Image may be NSFW.
Clik here to view.
ブリオン体

呼称がどんどんイカつくなるブリオン先生。

ビヨンド達が持ち帰ることに成功した錬金植物メタリオンが枯れてしまったことを思うと、ブリオンも枯れてしまったのだろうか。


環境は暗黒大陸の方が厳しそうだけど、外の世界に比べると内は圧倒的に“汚い”のだろうか?

それとも“根源”が暗黒大陸にあって、それから離れすぎると死んでしまうのだろうか?


それにしても、ジンは人類が滅亡してないのは“たまたま”とは言うものの、今のところひとまずは隔離でどうにかなってしまっている(=隔離するまでに感染しない)現状や、ちょっとしたピクニック気分が醸し出されている感があるので、そろそろその“絶望”具合が知りたいところ。


しかし、最悪とか絶望と言った言葉が飛び交うので「ゾバエ」は相当上のクラスかと思ったらまさかの「B+」なんですなぁ。


◆ネテロの仲間

Image may be NSFW.
Clik here to view.
LINNET=AUDOBLE

Image may be NSFW.
Clik here to view.
31_109+173

リンネ=オードブルは既出だが―、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
ZZIGG=ZOLDYCK

“ジグ”=ゾルディック(正しい読み方は不明)とは誰ぞや。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
ゾル家 家族構成図改

ネテロは“若い頃”に二度だけ新世界へ足を踏み入れた事があるとは言っていたので、それが“いつ”かわかれば、大分絞れそうな気はする。


しかし、顔で比べたいところだが、
Image may be NSFW.
Clik here to view.
ネテロ顔比較

実際の人物の「写真」でもあるまいし―先週のレオリオの顔からもわかるように作者のタッチは同一ではない―単純に比較できるものでもないだろう。

(一概に比較できるものでもないが、個人的には「46歳冬」よりも前に見える)


ネテロの話振りでは5大厄災以外の厄災を持ち帰ったような様子もないし、この探検に同行したリンネは今も健在なので、このジグなる人物も厄災を持ち帰ってはいないだろう。

サリーパパ(ゼノの父親)か、その兄弟もしくはマハの兄弟と思うところもあるが、“ジグ”=マハではなかろうか。

「マハ」という名前は、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
マハ=ゾルディック

あくまで作中外で明かされた名前に過ぎず、原作ではその名を明かされて来なかった。

ビーンズが、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
ばんぶーのブログ

30巻でその名を明かされるまでは、ガイド情報により「マーメン」とされていた様に「マハ」という名前も、

キルアの“高祖父”→こうそふ→こうそく→高速→マッハ→マハ

と言った具合にとりあえず付けた仮名に過ぎなかったのではなかろうか(それを副読本に使われた)。


ネテロと“マハ=ジグ”は同い年で、ネテロは“マハ=ジグ”とケンカしたこともあったらしい。

要するに、“マハ=ジグ”はネテロの昔馴染みなのではなかろうか。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
ゾル家家系図改(No.344解釈)

以前の家系図を使ってイメージ化するとこんな感じだろうか。


ジグをハゲさせ老化させたら、
Image may be NSFW.
Clik here to view.
ジグ+ハゲ+老化=?.

マハの風貌でも違和感はない上、丸顔の時点でどうしてもマハがチラつく。

ジグをサリーパパ(ゼノの父親)のい幼い頃(幼さ故に顔が丸い)とも採れるが、“子供”を連れて暗黒大陸に行くこともさることながら、儂等でさえ扉を開けただけで敷居もまたがずに…”という話振りからも同行した者はそれなりの実力者(経験も積んだ者)の様に思われるため、しっくり来ない部分があるのが正直なところ。


そのため、このNo.344時点では“マハ=ジグ”と採っておく。

◆逆にIt's a Small World?

Image may be NSFW.
Clik here to view.
暗黒大陸でっかいどう

暗黒大陸は…何もかもが規格外。


以前の感想でも可能性としては触れてましたが、あの時ジンが居たのは―、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
8_050-1

―やはり暗黒大陸だったんですかねぇ。


ジンがハンターになったときにはもう暗黒大陸は協会の禁忌となっていて、“通常ルート”に必要なものは得られず(得ても、結局調査というなの観光にしかならない)“お忍び”で行くしかないのだが、暗黒大陸に興味があることはバレていた(隠してなかった)から長期間は行けなかった(ネテロに釘を刺されていた?)のだろうか。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
8_046

あの場所の“突起”は、地理的に世界樹ではないのだろうが(世界樹は山脈に根付く)、今となってはメビウス湖の沿岸にも思える。

ジンが2年に1度は消息不明になる理由も、ハンター協会の「会員把握」ができる能力者が定めた「範囲外に出ていたから」で処理できるためしっくり来る部分も多い。


話変わって―具体的な大きさはわからないが―今回の規格外のデカさは、逆に“内”の世界がミニチュア=「GI」のような人工的な世界なのではないかと思う節もある。場所も「巨大湖の中心」とあからさまに出来過ぎですしね。

ネックは大きさの例(GI=北海道くらいの大きさ)と天候や天災系のような気もするが、“比率”が同様だとか、海境線などを境に空間の支配領域があり、“外からの特定のものは「1/x」に縮小される”など条件が付されていればで出来そうな出来なさそうな夢が広がりんぐ。“外”の雨など、ちょっと注目したいところ。


まぁ、ふつうに大きい世界なのでしょうけども。

◆ゴンの霊圧が消える

どうやらオーラが出ない様子。

よくオーラなしに苗木とは言え1784mもある木をあんな早さで登ったな、と言いたいところだが、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
6_061

纏の「肉体は頑強になり、常人よりはるかに若さを保てる」の“頑強になる”の意味は、纏うオーラ量が垂れ流し状態に比べると遥かに多いから、その分防御力(DP)が高まるという意味だけではなく、通常以上の生命Eに覆われることで肉体の質自体の成長を促す、という意味だったのだろうか。


ゴンのオーラは強化系に属するため他系統に比べその割合が高く、さらには強化系の発の使用によって筋肉は破壊と超回復を繰り返されるため肉体の基礎値(BP)自体が大幅に上昇している?


まぁ、もう時間が迫っているので本題へ。

何故ゴンはオーラが出ないのか。色々妄想は膨らみそうだけど作中で前フリがあるからその印象は強いわなぁ。


1:制約と誓約の代償

Image may be NSFW.
Clik here to view.
9_189

クラピカの師匠(ミズケン)が言っていたように、制約を破った反動。

『もうこれで終わってもいい だからありったけを』

そう誓約してあの力を得たのに、また使おうなんて虫のいい話なわけで。

というよりも、ゴンは命と引き換えに(命を燃やして)あの力を得た=終わったら死ぬ覚悟で挑んだのなら、強制的に治されたとは言え、生きていること自体が誓約に反するのだろうか?


ゾバエに敢えて罹って“生きてるとは言えない”なんて詭弁にもならんしなぁ(誰かに主張するものでもないし)。

ビヨンドは未踏ルートに拘ってるっぽいので、未出のリターン品にその手のモノがあるのだろうか。

ただ、そんな使える効果が限定されるモノを持って帰ってもV5からしたら「何それ、おいしいの」状態だわな。


やはり「万病に効く香草」?

まぁオーラが使えない状態であろうとも、自然の中で育ったゴンはまだ役に立ちそうな部分はありそうな上、“地力”で世界樹の苗を余裕で登れてしまうレベルにあるので、トライアウトがあったとしても受かってしまいそうなんですけどね。


2:ナニカの治療の本質

何かが叶える夢は、実は“かりそめ”のもの(真には叶わない)。

ゴンが治ったのも一時的なもので次第に“元の状態”に戻ってしまう。

(世界樹の苗木に登っていた時はオーラも出ていた)


ただ、“内”に待機でアルカ(ナニカ)に一定時間ごとに治療してもらいながら「万病に効く香草」を持って帰ってくるのを待つことになるのも微妙過ぎるから、何らかのリミット故に=少しでも早くゴンに与えるためにもアルカ(ナニカ)同行の上で暗黒大陸に行くことになるのだろうか。


いちいち治療とか描写的に邪魔なような。


3:ゴンの経絡系は壊れたまま

※経絡系…NARUTOからの逆輸入。オーラを作る細胞のようなものとして勝手にそう呼んでいる。


実はゴンの経絡系は壊れたままで、ナニカ印の経絡系が新たに与えられたことでオーラ=生命力を取り戻し回復が出来た。

ゴンは従来通り“自分の水道の蛇口(自分の経絡系)”を開けようとしているが壊れているので水(オーラ)が出ない。

リセットとまでは行かないが、新たな経絡系の精孔を開き自分のオーラの流れや感覚をつかむところから始めなければいけない。


ただ、ゴンが異常に強くなるか、アイ化しそう。

困難なことに挑むことにハンタの面白さがあるわけで、章の序盤で強い力を得るのもないだろう。

また、アイ化したら2以上に色々面倒くさそう。


細かいの結構ありそうだけど、1が一番しっくりくるから無理に色々挙げる必要もないのかねぇ。

来週、ゾル家のところで話が進む感じもしますけど、お得意のすかしと言いましょうか全然違うところに行っちゃうのかなぁw


◆レオリオは人見知り☆ ̄_ ̄△

ヒソカを連想したが、(恐らく)自分の倍以上年が離れているコスプレ集団に囲まれてたら、そりゃ居心地悪いわな(そうゆう趣味もなく、自身はコスプレしてなきゃ尚更)


にしてもああゆう掛け合い、初期ハンタみたいでなんか懐かしいですなぁ。

クラピカは“迎える人も変える場所もオレには何一つ無い”なんて思い込んでいますけど―蟻編のエピローグみたいに―暗黒大陸編のエピローグでは、また無邪気に笑えるクラピカさんに戻れるといいですなぁ。


時間切れ。今週以上。今回のでこの先どうするかちょっと判断してみます。

343】前←【一覧 】→次【345

ご相談(できれば回答~6/29くらいまで)

アメンバー限定公開記事です。

HUNTER×HUNTER No.345 感想

【No.345 ◆署名】

Image may be NSFW.
Clik here to view.
345サムネ

Image may be NSFW.
Clik here to view.
345巻末

Image may be NSFW.
Clik here to view.
休息

来週1週のみ休載(再来週の33号から再開)とのこと。

正直、逆に安心した。


「現時時点でのストック話数0、もしくはそれに近い状態」

=連載の多い冨樫さんをストック1~3前後の状態で、連載のGOサインを出した?

とはさすがに思えないので、長く続けるために「定期的に1週休み(5週で1週休み?)」としたのではなかろうか。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
No.341_巻末…WJ'17-27

年齢的なこともあってか、大分ガタが来ていることも自覚あるようですし、また20週連続掲載して2年以上休まれてしまうよりは、定期的な休みの方が待つ身としては楽ではある。まぁ、私はこれにて終わりなんで


◆目次

┣No.345概要(メモ)

┣ゴン関連

┣協専とパリストンとビヨンド

┣ハンタ証のお値段

┣ツェリードニヒ(ガチキチ)

┣許可・手段・資格・契約

┗交渉術?能力?


◆No.345概要(メモ)

・ゴンはオーラが出ないのではなく視えない

・今のゴンがやれる事は何か 見つけるいい機会

・“協専”は日和見のハンターを演じた専門家(とその予備軍?)集団 (200人前後)

・ビヨンド隊の実行部隊(暗黒大陸探検に行く者)は最大でも25人程度か

・実行部隊には15億、待機要員には2億の支払いを約束(後払い) fromビヨンド

・ビヨンド、許可庁との調査(≠観光)契約にサイン

・H協会、ビヨンドの監視任務を受諾(?)

・ツェリードニヒはガチキチ

・(緋の目を)死んでも渡さないと言った者が2人いたが、どちらも死ぬことなく心変わりした(させた)


◆ゴン関連

Image may be NSFW.
Clik here to view.
344_11

オーラが出なくなってしまったゴンだがジンに相談したところ、世界樹の苗木のてっぺんで会ったときにはオーラは出ていた、とのこと。


木登りの時にはまだ念が使えており、徐々に精孔が閉じていった(ナニカ由来の理由)のではないかと思うところもあったのだが、ゴンはジンのオーラも感じ取れなかったと言っているので、あの時点で目の精孔も閉じていた様だ。


そうするとやはりゴンは木登りも念なしでやってのけたんですなぁ。

いくら野生児ゴンとは言えあの規模の木になるとさすがに厳しいようにも思われたが、非・念能力者とは言っても、精孔は“完全に”閉じているわけではない様で微量のオーラを体外に垂れ流しているので、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
6_061

元々のゴンのレベルを考えると―強化系ということもあって―垂れ流し状態の微量のオーラであっても本来の“周”には遠く及ばないが、“多少の助け”程度にはなっていただろうか。

それとも、これまでの念の使用はゴンの肉体の基礎値(BP)自体も成長させていたのだろうか。

何にしても、オーラが視えない=目の精孔も閉じている=“普通(非:能力者)”に戻った、ということのようだ。


ゴンの戦線離脱(作中での)時間経過が発生するような印象を受けるのだが、時間経過があろうがなかろうが、“あっちで何かがあったとき”など、ゴンもあちらに行けるようにまた念を使えるようにはしておきたいところではある。

主人公の力の消失とその復活も、ある意味“漫画のお約束”ですしね。


肝心なのは、念が使えなくなった原因だ。

治したアルカ(ナニカ)由来とすると、能力の項目でも触れたがアルカ(ナニカ)は依頼者の情報(私は勝手にライフマップとしたが詳細は→アルカ(ナニカ)の能力について(2) )を用いている様に思われるが、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
32_056

ゴンのあまりの状態の悪さに、そしてNGL~東ゴルドーでのゴンの変化を潜在的に受け入れられずにいたキルアが、
Image may be NSFW.
Clik here to view.
1_138

「無意識の内に出会ったときのゴンのように、“元気”に戻ってほしい」
と、心の中で考えており、アルカ(ナニカ)がそれを正確に叶えたならば、出会った当時のゴンにリセットされた、ということになるのだろうか?


しかし疑問も多い。

何故、記憶はリセットされないのか?

→キルアが自分のことは忘れないでほしいと思っていたから?


では、何故念はリセットされたのか?

→キルアはゴンにこれ以上危ないこと(ゴンさん)はして欲しくないと思ったから?

確かに自分で危ないことはできなくなったかもしれないが、反対に危ないことから自分を守ることもできなくなっちゃいましたね。お願いの時は、ハコワレで絶状態になっていた時の様にずっと守るつもりだったのだろうか(ナニカにはもう出てくるなと命令するから安心?)。


リセットされただけなら、念はまた習得できる?

→1:キルアは“二度と”危険なことをしてほしくないと思っていた=二度と使えない?

これだとゴンは完全離脱だわな。描写としてしつこいと思うけど、またナニカに治してもらうんですかね。


→2:再度習得可。それだとまたゴンは危ないことするけど、それなら念をリセットする意味ないのでは?

あの時のキルアはテンパリ過ぎてて矛盾だらけの「お願い(命令)」をした?


キルアの「お願い(命令)」は、心の機微すら把握して叶えたのに、なんでヤスハの「億万長者」はあんな適当に叶えた?

→1:キルアはVIP、ヤスハはどうでもいい存在だから

→2:ヤスハの「お願い」も、機微を把握して正確に叶えた。

ヤスハは「億万長者」になりたい、と頭の中でお金が降ってくる絵を思い描いた。

手に入れた先のことは一切頭になく、言い訳通り“魔が差した”だけ。

思わず口走った「お願い」と現実に目が覚め、この金を持って逃げれば家族がどんな目に合うかもわからないから結局回収もしなかっただけ。


この方向性だと何にしてもアルカにもう一度治してもらうか、一から習得し直すってことになると思われるのだが―

Image may be NSFW.
Clik here to view.
21_052

Image may be NSFW.
Clik here to view.
32_143

―何かを守るためにはそれなりの力が必要、という反省はどこに行ってしまったのだろうか。

治せるものなら、あるいは取り戻せるものと感じているなら、そう行動する様に思われる。

やはりゴン自身の認識としては、“もうこれで終わってもいい”=全てを捨てる覚悟だったから、念を失った現実を粛々と受け入れ、ジンのアドバイス通り“現状の自分がやれる事は何かを見つける”ことにしたのではないのだろうか。


現時点で決定的に“アルカ(ナニカ)由来”を否定できるわけでもないのだろうが、制約と誓約の反動の方が私はしっくりくる。

その解釈で話を進めるが、ゴンの話を聞いたジン曰く、“もうこれで終わってもいい”の主語はやはり“全て”だったようで、やはり“命”を捨てる覚悟を持っていたようだ。


そして確かに今回ゴンはアルカ(ナニカ)によって強制的に治されただけで「ゴン自ら制約と誓約を破った」とは確かに言えないのかもしれない。

ただ死と引き換えに、あるいは死ぬ覚悟で凄まじい力を手にしておきながら、たまたま近くに優秀なお医者さんが居たから元通りになりました。めでたしめでたし。

―が成立してしまえば“制約と誓約の意味”などないわけで、本来的に言えば強制的に治されようが、改めて自ら命を捨てること“も”できるわけで、結局のところ当初の制約と誓約は破られていることになるのだろう。

すると、やはりクラピカの師匠(ミズケン)が言ってた

Image may be NSFW.
Clik here to view.
9_189

“誓約を破れば反動で念能力そのものを失う危険がある”が一番状況としては近しい様に思われる。


さて、問題はここから。

主人公の力の消失とその復活も、ある種の“漫画のお約束”の様にも思われるのだが、ここからゴンはどうやって念を取り戻すのか


改めて制約と誓約について考えてみると、言い換えると“自分との約束”なのだろう。

自分の胸に手を当てて考えて見ると、大小はあれど“自分との約束”を幾度となく破って生きて来ている。

恐らく、私に限らず多くの人がそうなのだろう。

人間だからこそ誤った判断・行動を犯し、それを反省しやり直すこと“も”できうる。


そして肝心なのは約束を破ってしまった時。どうすればいいのか。

「指切りげんまん、嘘ついたら針1000本飲ます 指切った」なんて恐ろしい歌があるが、拳骨万発、針1000本など飲めないわけで(死ぬわけで)、過去の自分をみつめ直し―

Image may be NSFW.
Clik here to view.
32_093

―「次はどうする」か、約束すること。そしてそれを絶対守ることも、1つの方法に思われる。


ジンがゴンに伝えた、

“現状のお前がやれる事は何か、見つけるいい機会だ”

という言葉も、ゴンに自分自身を見つめ直させ、再び自分を取り戻させるためのアドバイスなのではなかろうか。


もちろん、ただの約束ではなく念での約束―制約と誓約においては“何度も”出来る事ではないのだろうが仲間や運に恵まれた―九死に一生を得た―ゴンならば、またその力を取り戻す未来もあるのかもしれない。


ゴンの場合、“守れなかった想い”が心の奥にあるから、今のままでは守れない状況―クジラ島に“何か”来たりするのは極端にしても、“仲間のピンチ”がきっかけの様な気もする。


◆協専とパリストンとビヨンド

Image may be NSFW.
Clik here to view.
22_175

協専と言えば、協会から斡旋された仕事―仕事の成否に関わらずリスクや難易度に応じた一定の報酬が保障されている―を専門にするハンターの事で、ヂートゥの捕獲も失敗した様に“仕事のできない落ちこぼれ集団”と思われていた節もあった様だが、実は“ビヨンドを頭”にずっと前から暗黒大陸探検の計画のために集められた専門家(スペシャリスト)(とその予備軍)の集団で、ずっと日和見を決め込んでいた様だ。

つまるところ、本当の姿は“協会専門”ではなく“暗黒大陸専門”


気になるのはネテロが、再挑戦を望んだビヨンドに対し「自分が死ぬ迄は許可せぬ“枷”」

息子をずっと監視することなんて出来ないわけで―ネテロも“お忍び”で新世界に入ったことを思えば―「制約と誓約の枷」を与えるのが現実的に思われる。


そうすると、ネテロの死が「解除条件」


蟻騒動において、ノヴとモラウの同行さえも審査部の幹部会とやり合っていた(=反対されていた)ことからすれば、会長の孤立化あるいは事態の悪化を狙っていたのかもしれない。

パリストンはNo.2として計画と秩序を提供した―その意味を考えていくと、どうもどんどんきな臭くなっていく。


パリストンが副会長に就任してから消息不明のハンターが急増したが、“実行部隊”たりえるかどうかのテストで暗黒大陸にお忍びで渡航し、その過程で死亡した?

門から入ってないから、門番から死体の持ち帰りを強制されなかった?

ただ、消息不明だから不審がられているわけで、死体を持ち帰って理由を適当に捏造してしまえば良いような気もする。


いや、ダメか。

感知系能力の感知範囲(=内?)に戻った段階で死んでることになっちゃうのか。

ただ、それが把握できるなら、協専連中が内の外に出ていることも普通にバレてしまうか。


その感知系能力を持っているのが協専のグループにいる?

それとも、仲間の“監視”にもなりうる能力だから、公開される期日や内容が予め限定されている?

それっぽい理由はつけられそうな予感も。


ただ、「許可」「手段」「資格」「契約」がない状態で暗黒大陸に入れるなら…わざわざそれを得る必要もないからなぁ。

色々検討が必要かもしれない。


◆ハンタ証のお値段

おいくらなんでひょ。

ビーンズ曰く、
Image may be NSFW.
Clik here to view.
5_042

ハンター証は売れば人生7回くらいは遊んですごせる価値があるらしい。

こっちの世界で言えば、私の様に“遊び”を知らない男からすれば1億円もあれば一生遊んで暮らせるが、一般的に考えれば一生の中で家は買うだろうし、少なく見積もっても10億円以上はないと一生遊んで暮らすというのは難しい様に感じられる(人生7回=最低でも70億円以上?)。


そして以前ゴンは
Image may be NSFW.
Clik here to view.
10_025

利息ゼロの質屋チェーンでハンタ証を質草に1億J(ジェニー)を借りた。


売買取引の詳しいゼパイル兄さんに言わせれば、
Image may be NSFW.
Clik here to view.
13_144

しかるべきトコで売ったらケタ2つは違うんじゃねーか、とのこと。

ゼパイルの見立てでは「ハンタ証=100億J」にはなるかもしれない、ということだ。

元々の印象(最低でも70億円以上?)と比べても、さほど致命的な違和感は感じない。


ただビヨンドは実働部隊であるカイ(鬼太郎)に15億の支払いを約束しており、ジンはその2倍(30億)を前払いし、元々が必要としていた金額(2回生まれ変わってその度ハンター証を売っても払いきれない金額=200億J超?)のほとんどを賄えた様子(=若干足りない程度か)。


どうゆうこっちゃ、というお話。


◎ビーンスは質素な人生を送っている、ゼパイルの見立ては糞

ビーンズとゼパイルの意見を否定して(下げて)話を繋げてみるの巻。

ただ島田●助さんじゃあるまいし、誰かを下げずとも話はできますわな。


◎カイ(鬼太郎)がふっかけていた

ミソはカイ(鬼太郎)が金額を口にはせず、紙に書いたこと。そして、いくらと書いたはわからないこと。

突然現れた不審な男をあしらうつもりで自分の必要とする金額を書いた。

(本当は200億ちょっと必要だったが、200億と書いた?どうせ無理だろうという前提と、2倍支払うと言っているため変な端数は突っ込まれることを避けるため切りよくした?)


ただ、カイ(鬼太郎)の従順さからすると、典型的な“まじめ君”のような気がしているので違和感はある。


◎単位が違う

何気に“お金の単位”、書かれてないんですよね。

あくまでわかっているのでは、J(ジェニー)換算の金額。

ハンタ証は、質草の評価が厳しい質屋チェーンでさえも1億Jも即金で出してくれるため、しかるべきトコで売ったらケタ2つは違う(100億J)のではないか、という話。


J(ジェニー)とは―

Image may be NSFW.
Clik here to view.
14_032

1J=0.9円の価値を持つ国際通貨であるが、ハンタの世界では通貨が1つとも言われていない。

(国際通貨と呼ばれる以上最低でも2つ以上はあるわけで、6大陸あることを思えばそれ以上の通貨があることの方が自然)


つまりビヨンドが支払うと約束していた15億の単位が「J(ジェニー)」でなければ話の筋は普通に通りそう。

一番無難のようにも思われる。


◆ツェリードニヒ(ガチキチ)

Image may be NSFW.
Clik here to view.
服部ジャン=バティスト哲

あんまりいい画像が落ちていなかったのだけれども、ツェリードニヒは長髪の頃の服部さんにクリソツな気がする。


まぁ、それ辺はさておきツェリードニヒは念能力者なのだろうか?

それともジョネス系?

あるいは普通に道具を使っているのだろうか?


体を鍛えているのも、セレブとかこの手の選民思想を持っているタイプには良くあることだし、女の子二人も力ずくで押さえつけたのではなく、自己所有のホテルだったら待機部屋とかに睡眠ガスを噴射する様にすることもできるだろうし、もっと単純にお酒におクスリでもいいわなぁ。

素手で解体してるかもしれないし、お道具をちゃんと用意しているかもしれないわけで、想像されるホテルのレベルからすればツェリードニヒ達が入っていった扉の奥が1部屋だけということもないだろうし、今週の情報だけでは推測もできないかぁ。


しかしなんで女の子“2人”なんだろう。

二重人格者で、二人それぞれが楽しむため?

それとも“極限状態下”にするため、より好みの方を残して、連れを目の前で解体してみせるため?

はたまた交互にやることで、相互の悲鳴、嗚咽、命乞い諸々が共鳴してひとつの総合芸術とやらを生み出す?

ガチキチの考えることは良くわからないけど、二重人格どうのこうのと考えなくとも“2人呼ぶ意味”は普通に通りそうだなぁ。


それにしても…
Image may be NSFW.
Clik here to view.

社交場(バー?)に居たのでしょうから恐らく成人はしているんだろうけど、この先は想像するときついなぁ。

右の子、クラスに1人はいたでしょ。


そして、少し気になったのが王子の“体つき”。

鍛えてる西洋系の男性の肉体同じ作者が描くのだからそりゃ似てるのは当たり前なのでしょうけど、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
ツニキとブリオン

少し気になってしまった。

ひょっとして―

Image may be NSFW.
Clik here to view.

―なんて思ったが、国際環境許可庁管理下の標本の細胞をくすねるなんて無理かぁ。

…いや、スパイいれば出来得るのか?


◆許可・手段・資格・契約

最初にこの4つの言葉が出てきたのはNo.339で、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
32_203

No.340でのうずまきメガネ君の“通常ルート”解説がそれなのかと思っていたが、これすべてをひっくるめて「許可」らしい。

あと必要なのは、「手段」「資格」「契約」


それも、この4つはジン曰く、
Image may be NSFW.
Clik here to view.
32_169

“出発するまでに”必要なもの。そして今回の感じからすると“順番”も意味あるんですかねぇ。

「契約」をするために「資格」が必要で、それを得るための「手段」、さらには「許可」が必須ということ?

ただ、ジンは「許可」「手段」「資格」「契約」と言っているのに対して、ビヨンドは(「許可」)「資格」「手段」「契約」の順番なんですよね。解釈の違い?

そもそも疑問なのは、その4つがない状態で暗黒大陸に行くとどうなるのか。何がいけないのか。


念由来なのかどうかは未だ不明だがネテロが死んだ今、枷がないビヨンドはスペシャリスト達を連れて暗黒大陸にお忍びで進出して、成功して帰ってきてリターン品を持ち帰った事を世界に公表してもいいのではなかろうか。その方が莫大の金を生む取引を自分優位に進めることもできるだろう。

渡航のための費用すらもビヨンドはこの50年で稼げず、パトロンとしてカキンを利用した?


それとも金が理由ではなく、その4つがないと暗黒大陸に入れない

Image may be NSFW.
Clik here to view.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ネテロらがお忍びで行った際の情景では、やら障壁が見当たらなかったが、ネテロ達がいる丘の下に存在して、4つがない(契約が一番重要で、他3はその過程かもしれないが)と門をくぐれない


しかし、ネテロは“扉を開けただけで敷居もまたがずに踵を返した”と言っていた。

「またげない」=「できる・できない」ではなく、あくまで「またがずに」なので、「判断の結果」の様だ。

それもあの情景だと扉は開けていて(扉の中に入っていて)、これ以上は危険と判断した“お化けエリア”の敷居は跨がずに踵を返した様にも思われる。


ただ、“お忍び”とは“非公式”を指すだろうから、恐らくネテロ達はその4つとも持っていないのだろう。

このネテロ達がいる丘(メビウス湖は大きな山の頂上にある???)のふもとに門があってネテロ達はまたぐ前に踵を返したが、入ろうとしても本来的に入れなかったのだろうか。


しかし、門やら障壁なんてよじ登ったり、高いところから飛び降りたりすれば、越えられてしまうような。

ミザイの能力のしくみを、ああゆう形で読者に見せたことを思うと、門もアレに近い類型なのだろうか。

それとも門を正式な方法で抜けないと、ゾル家の門みたいに襲われてしまう?


そして―公式には―人類は過去に一度も自力で暗黒大陸往復に成功しておらず、案内人(門番が召喚する亜人種)無しには限界海峡線すら越えられないのが実情のだが(非公式で案内人なしに成し遂げたのがネテロ達?)、門番が暗黒大陸に居るなら案内人の力を借りること自体結構な無理があるわけで、「門と障壁」は暗黒大陸にあり道を阻んでいるが、その「門番」は内にいるのだろうか?


門番が都会でふつうに暮らしていれば苦労もないわけで、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
5_042

ハンタ証を持っていても入れない国の10%もしくは、立ち入り禁止地域の25%に居るのだろうか?

門番がそこにいるなら、「手段」「資格」「契約」をそこに繋げることもできるできそうだけど、あれだけ色んな要素が内包されていながらやっと1つ目の「許可」だったことを思うと、「手段」~「契約」もそれぞれ全く別要素なのだろうか。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
資格 手段 契約

いかにもそれぞれが関係あるような“思わせぶりなコマ割り”になったが、“ドン”絡みで門番との「契約」“カキン”絡みの交渉「手段」?(カキン=元々超古代国家。重要な遺跡や門番がいる?)

いや、過去のV5の暗黒大陸進出を思えばカキンに門番いちゃ困ってしまうか。

これまでカキンは暗黒大陸にまったく興味がなく、金さえ貰えれば仲介してくれたのだろうか?


しかし、十二支ん絡み…ハンター?絡みの「資格」かぁ。ビヨンドが残る3つというくらいだから当然まだ手に入れていないわけで、ハンター資格とかそんなもんでもないわなぁ。

暗黒大陸に入る(探検する)「資格」門番に“練”(鍛錬の成果)を認めてもらう必要がある


なんかNo.339の時とあんまり変わってないなぁ(苦笑)

まぁ、とりあえず4つがないと暗黒大陸入れないんじゃねーか(門くぐれないじゃないか)、とすると―

Image may be NSFW.
Clik here to view.
8_050-1

先週触れたジンとボ怪獣の件や、今回触れたパリストンが副会長就任後のハンターの失踪はどう捉えるべきか。

どちらも、会員を把握している能力者のエリア外であればいいわけで、もっと緩く「限界海峡線の外~暗黒大陸より内」に行ってた、くらいでもいいのかねぇ。

限界海峡線手前に無人島があるくらいだから、「その外~暗黒大陸より内」にも島があってもおかしくはないわけで、ジンはそのどこかに調査のために、協専はそのどこかに実行部隊たりうるかの試験のために、ともできてしまうか。


このどれもが正しいとも限らないけど、暗黒大陸に入るのは―話数的には―結構先になるのだろうか?

そうなら、まだゴンに猶予はあるのかもしれないね。


◆交渉術?能力?
Image may be NSFW.
Clik here to view.
345_19-2

“「(緋の目を)死んでも渡さない」と私に言った奴が2人いたが、どちらも死ぬことなく心変わりしたよ”

“王子もそうなるだろう”


“死んでも渡さない”っていうのは、“脅し、すかし(おだて)、金を渡し”にも応じない連中なんでしょうけど、それを越える交渉術なんてあるんですかねぇ。


明かされていない人差し指の能力

クラピカが蔵馬の立ち位置ということもあって、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
邪念樹15_202

邪念樹(「エサ」に幻覚を見せおびき寄せて寄生する)と、
Image may be NSFW.
Clik here to view.
10_018

律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)を足して2で割ったような能力―言い換えると相手の思考や選択肢を縛る能力ならば、死んでも渡さないと言う輩でも邪念樹のような幻覚の中で何度も何度もループさせれば、いずれは変えられるような気もする。


クラピカは自身で、

“正直私の能力大陸攻略に役立つとは思えない”

と言っていたが、確かに最後の能力が本当にこんな感じだったら役に立たなさそうな予感もある。


ダウジングもツェリードニヒを探せなかったように、使用条件やら探索条件があるようだし、回復係もチードル姐さんがいる。

暗黒大陸において操作系能力は―、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
6_063

能力の構成によっては人間以外にはやや効果が落ちうる可能性や、
Image may be NSFW.
Clik here to view.
6_103

大きいモノの物体操作は燃費が悪くなるから、対人以上に“型にハマれば最強”の状況が作りにくいような印象が個人的にはある。


実際どうなのでしょうね。恐竜みたいな単純な生物は―燃費は悪くても―操作はしやすいのか。

それとも内圧操作は、対象の“運動系統”やら“意識系統”を理解していないと使えなかったり、効果が低下したりするのだろうか。

外での操作系能力の行使がちょっと楽しみなところではあるんだけど、とりあえずクラピカの“人差し指”の能力が暗黒大陸でもあんまり使えなさそうな能力だったら微妙な気もするんだけど、思考や行動の選択肢を縛る系(幻覚?)は有効なのだろうか?


まぁ何にしても一番期待してるののは、ツェリードニヒがクラピカがクルタ族と知っていて、“所有している目を全部渡すから変わりにお前の目をくれよ(=途中でやっぱり解体させて)”というご提案。

わかったといいつつ、目をえぐらせて実は能力由来の)幻覚ですた~!とかはNARUTOで散々見たからいらないんだけど、冨樫さんが描くとやっぱり違うのだろうか。


私の印象では、例のサイトで“緋の目を集めている(奪っている)奴がいる”って情報は回っている気がするんですよね。

死んでも渡さないと言ってた連中もそうだけど、脅された者もいる様だからクラピカに一矢報いるためにも別の所有者に自分の時の状況を教えて対策を講じるように警告はしているのではなかろうか。


何にしてもイマイチわからんツェリードニヒ。

「クラピカ追憶編(読切)」が、本編から見て「正史」扱いなのか、ボツにしたのを販促として無理やり描かされた「パラレル」扱いなのかはわからないが、

Image may be NSFW.
Clik here to view.
1_154

作中でのクラピカの発言からしても、奪われたのは目だけで頭部は残されていた、というところは同じと考えてよいのだろう。


さて、そうするとクルタ村での事件にしても―黒幕がいたとしても―緋の目だけ奪い取ったことから“コレクター”ではない(頭部も持っていくのではないか。“ツガイ”の頭部と緋の目のセットなんてそれこそレア)

とか、例のサイトにアップされた動画にしても、動画からは所有者が割り出せないならクラピカを誘い出そうとしているのではない、と考えるのが自然の様に思われるが、今回出てきたマークの様な“お付きの人が極めて優秀=王子の趣味は理解する気はないが、王子は元よりカキンにとってマイナスになる情報は露呈させない様に常に裏工作をしている”ならば、そのどちらもまだ潰れていないように思われる。

ミザイとの会話の感じからするとクラピカとツェリードニヒの衝突はもはや不可避の様に思われるが、そこにどす黒い闇がバックグラウンドにあれば、クラピカの怒りが頂点に達していい感じになりそうなんだけども、どうなんでしょーかね。


おわり。いままでありがとうございました。

344】前←【一覧→次【346

【振り返り】HUNTER HUNTER【No.341~349】

単行本収録されたため公開終了しました。


Image may be NSFW.
Clik here to view.

分けることなく「1記事」で収めたかったので外部(niconico ) で掲載致しました。

(アメーバは1記事あたりの文字数が少なく、3つに分かれてしまった。)

使い勝手もあちらの方がよかったなんて言えない。

内容としては、こちらで書いた内容の"一部"の加筆修正のようなものですが、振り返り程度にはいいかもしれません。

以上、ご報告でした(o´-ω-)o)ペコッ




今までありがとうございました。(ブログ終了TOP)

Image may be NSFW.
Clik here to view.
The End

やめる時の一応のお約束(?)だったので、そのご報告。

ブログをやめることにしました。

ブログをやめる理由なんて何の面白味もないと思うのですが、お互い“見切り”がつく部分もあると思うのでおおまかに。


元々私のブログは、感想を書くことが目的ではなく漫画(特にハンタ)の―意見交換ができるようなと考えの根底が近い読み仲間”を探すための、言い換えると呼び寄せるための疑似餌的“手段”のつもりだったんですが、どうも期待していたものとは違う“目的”を果たすモノになっていた印象がかなり前からありました。


「いつかは…」 「いずれは…」

なんて気長にやっていた部分もあったのですが、今回のハンタ再開の時期が私にとっては最悪で時間的にかなり厳しく、実際に十分な検討も経ずに急いで書きへとへとになりながらも中途半端に挙げるこの数週はえも言えぬ虚無感に襲われておりました。

そんな訳で今回のハンタ再開を最後に“休載したらブログ終了の目安”かとは考え始めていたのですが、最終的にそれを期限と決めた数日後に休載の告知が来たことにはさすがに笑ってしまいました。

もちろん1週のみの休載で来週からはまた掲載されるんですが、中途半端な自分らしいっちゃらしいなぁ、と“後押し”に感じてしまう部分もあり、ある意味で自分への見切りとして“満足”に至りました。


また、実はこの数週間、リアルの知人に“お願いして無理やり構ってもらって作り上げた”アメンバー限定の「後感」なるものがあるのですが、そこで“掲げていた目標”に近しいことが容易に果たせてしまったこともあって、ブログに魅力を感じなくなってしまったというのが素直なところなのかもしれません。



最後に―。

ごく少数の期待を寄せて下さった方々、ご期待に添えず申し訳ありませんでした。


そして私に構ってくれた方々には、本当に心より感謝申し上げます。

ほんの数週でしたが最後にちょっとだけでもキャッチボールが出来て楽しかったのです。

何にせよ、こんな形になってしまって申し訳ない。


それではさよならさよならさよなら。

(※ブログTOPに表示するため、2014/7/7から、2015/2/23に移動)

ハンタ主体のブログはたくさんある様なので、梯子している1つならさほど問題ないかと思いますが、私と同じくハンタの“話をする場所”を探していた方で、イマイチ居場所も見つかっておらずこのブログを気に入ってくれていた方がもしいらっしゃいましたら、今後は自由帳(試) あたりにでも話題を投げかけてみてください。

内容にもよりますが、何かしらお話できるかもしれません。

HUNTER HUNTER No.351-357

※34巻の修正や“解説”を受けての読み直しはこちら

 以下は単行本発売前の記事。


ツイッターでちょっと気になる読み方に触れたけど、返す先がなかったので久しぶりにこのチラシ裏を活用してみるの巻。


簡単に言ってしまうとヒソカVSクロロの"タイマン"は、実はヒソカVS旅団チーム+αだったんじゃね、ということで内容的には―、

いつのまにか消えていたシャルナークのアンテナはマチが回収、

異常に多かったコピー人形は、途中でクロロがコルトピに能力を返しコルトピが量産、

サン&ムーンも途中で長老に返し、長老が烙印

途中のブラックボイス操作もシャルにクロロが電話で指示

殺されたクロロの偽物に刺さっていたのはイルミの針

―こんな感じらしい。詳細は色んなところにあるだろうからそっちにおまかせ。

それで、いかにも面白そう…なんだけど、部分的には色々疑問があるんですよねん。


まず、事前にネオンの予言を使っている云々だけども、ネオンの能力は"自身は占えない"のでクロロは自分の未来は占えない。

対象者の直筆で名前・生年月日・血液型を書いてもらう必要がある(状況的に+写真)から、ヒソカの未来を占うこともできない(除念の過程で、クロロがうまくヒソカに書かせていたなら話は別だけど、ヒソカは旅団時代に占いを経験しているから、さすがにひっかからないように思われる)。


続いて、シャルへの操作指示について。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

一見、クロロが通話で、(シャルに)ブラックボイスの操作指示を出しているようにも見えるが、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

試合後、クロロがシャルナークにアンテナのない携帯をどうするか聞いており、最終的にBW号で返すと言っているため、試合時点でシャルに携帯(と能力)が戻っているというのは厳しいかも。

3歩譲って能力だけはクロロが発動させていて、携帯はオーダースタンプ人形に預けていた、というところか。

(しかしこの時のタイミング勝負の操作で、電話で指示→電話先の相手が携帯操作→人形行動なんて間に合うのかね)


ただ、かなり見づらいが
Image may be NSFW.
Clik here to view.

クロロが通話している携帯自体が形状的にシャルの携帯の様にも見える


これまで作中のブラックボイスの操作は、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

携帯ゲームのようなボタン操作だったが、クロロが通話前にボタン操作をしていると考えればアンテナが刺さっている相手に電話をかけ、"通話で操作"しているのではなかろうか。

この時の人形の行動はヒソカの手に投擲用頭部が戻ってきた"瞬間"を狙う必要があるから、ボタンでの操作に若干のラグがあるなどの理由で通話操作をしていたのかもしれない。


その次に、クロロの偽物に刺さっていたモノについて。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

確かに、アンテナの形状が全然違うんですよね。


これまでシャルナークのアンテナは何回か出ていて、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ゆる描写ときっちり描写で多少の幅はあるけれど、頂点の玉の横か下に羽のデザインが入っているものだった。


しかし、問題のシーンでは

Image may be NSFW.
Clik here to view.

羽はなく、まるでイルミの針のようにも見える。


ただ、ヒソカはこれを見て"携帯する他人の運命(ブラックボイス)との併用"刺さっていたのはアンテナと判断しちゃってるんですよね。

ヒソカはイルミの針は知っているし、さすがに手に取ってマジマジと凝視しているソレを間違えるのか、というのが素朴な疑問。好意的に取れば、羽の部分は深く差した時に折れたか、何らかの理由で折ったか折れたか、といったところだろうか。


これに関連して、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

最初にヒソカに襲いかかったモジャデブギョロ目に刺さっていた(?)アンテナについて


ヒソカは"いつのまにかアンテナが無い"と心の中で言っていたけども、

襲われた際にアンテナが刺さっているの確認したが、気づいたらなくなっていた、という意味なのか。


それともクロロがアンテナと携帯を左手に持って逃げた後に観客に襲われたから、当然のごとくブラックボイスを使ったと思い込んでいたに過ぎず、倒れた対象を確認したらアンテナがなかった

=ブラックボイス使用は疑わず、操作系の特性からアンテナ=実物=釣り糸で回収?と考えたに過ぎないのか。


ヒソカの注意力からすれば前者だと思うけども、後者も一応ありうるのかね。


それとも、実はこの二人はクロロに雇われたチンピラに過ぎず、逃げる方向を予め決めておいて妨害を頼まれていた?最初のモジャデブの周りに描かれた念描写は、ブラックボイスによる念操作の描写ではなくモジャデブ自身の念?

ただ、この場合だとアンテナはまだクロロの手元にあるわけで、ヒソカに入れた最初の一撃の時にアンテナ刺しに来る様な気もする。


そして、ここで根本的疑問の1つ目。

操作系の呪具(シャルの場合アンテナ)をギャラリーフェイクでコピーした場合、どうなるのか。

個人的な印象では、そのコピー品でも能力使える気がするんですよね。


もちろん能力の内容自体が変わるわけではないから、携帯で操作できる人数は2人。

恐らくだが、仮に偽アンテナ1・2をAとBに刺して操作可能になった状態で、真アンテナ1・2をCとDに刺してもCとDの操作は不能(あるいは想定外の状況に先2体の操作も不能になるかも?)。

そして偽アンテナ1・2を抜いた場合、真アンテナ1・2が操作可能になるのではなかろうか。


もしそうだとするなら―、


ギャリーフェイク発動(栞で固定)

真アンテナ1・2をコピー

→ブラックボイス発動

→左手で偽アンテナ1・2を件のモジャデブギョロ目に刺し操作

→(ヒソカに殺される)

→一旦、栞をギャラリーフェイクからはずし(偽アンテナ1・2消滅)、再度ギャラリーフェイクに栞

→真アンテナ1・2を後の起爆役A後の偽自分(クロロ)役Bに刺しておく(+気絶させておく?)
→ギャラリーフェイクで複製作成+サン&ムーンの太陽刻印でプロテクト


―みたいな感じでも流れはできそう。 



そして最後にまとめて2項目。途中で長老とコルトピに能力を返したかも、という話。

死者の念プロテクト云々ではなく、途中で持ち主に能力を返し元の能力者自身がやっていたということ。


まず長老

ヒソカの右足が爆破された時に、ヒソカが爆破元近くに視線をやっていてそこに長老らしき人がいるってことなんだけど、

Image may be NSFW.
Clik here to view.


Image may be NSFW.
Clik here to view.

たしかに、両手の甲に刻印らしきものがあって、被り物は一見長老っぽいかもしれない。


ただ、クロロ個人の私闘に流星街の長老がわざわざ協力しに出てくるもんなのか、というのが大きな疑問。

流星街への蟻襲撃の際の議会の動きからしても、かなり保守的な人だと思うんですよねぇ。
"ヒソカが流星街の人間を殺した云々"と長老に吹き込んだとしても、通例は流星街の人間に刻印して送りだしてきたのに、今回は"人形"への刻印。長老は人間も人形も大差ないという考え方の様だけど、どうも違和感が残る。


手も若く見えるし、ヒソカは爆破元近くに手に刻印のある人物=変装したクロロを発見したっていう方が個人的には違和感は少ない。


そしてコルトピの方

ヒソカが偽クロロにどれだけ振り回されていたかにもよるんだろうけど、実況によれば200体超。シャルによれば200体とのこと。あまりにもコピー人間が多すぎる感はある。


戦闘の途中でコルトピに能力を返していれば、確かに納得できる部分も大きい。

ただこの、ヒソカが言う"落ち着いた、被害の及ばなさそうな連中"(恐らく)コピー200体っていつ作られたものなんでしょうかね。


ここで、根本的疑問の2つ目。

クロロがコルトピから能力を盗む(借りる)前に、コルトピがコピーしていたものはどうなるのか。


アベンガネの能力で考えるとイメージしやすい気がするんですが、クロロ除念後、念獣はアベンガネに憑く(恐らく)。

ではその後、クロロがアベンガネの能力を盗んだ場合、その念獣はどうなるのか。

クロロに移るのか。それともそのままアベンガネにくっついているのか、はたまた消えるのか。

消えたりしたら除念なんてノーリスクになりうるし、クロロも除念なんてレアな能力盗まないとも思えないので(しかし現状クロロには憑いていない)、恐らく、アベンガネにくっついたままだと思うんですよね。


同じような考え方でコルトピのコピーも、コピーしてから24時間は残る気がするんですよね。

そもそも気になっているのが、シャルの発言なんですよね。何故「200体」と断定できるのか。


試合前にクロロから200体のコピーを作ると作戦概要を聞いてた、は試合中では時間的に厳しそう。200体きっちり作るというのもやや不思議ですしね。

途中でコルトピにを能力戻していて、合流時にコルトピから聞いた、はおかしくない。

試合前(少なくとも24時間以内)、一旦能力を戻されたor盗まれる(貸す)前のコルトピが予め200体のコピーを用意していた、も出来るような気がしている。


あんまりクロロ下げをしたくないこともあって―準備や仕込みはあったけども操作色の強い能力者としては常套手段で―タイマンという言葉に嘘はない、という方が個人的には好みだったりする。


ヒソカは好みで戦う相手と、相手のために場所を選んでいた。

それは相手が気持ちよく戦えるためであり、戦いをダンスのようなものだと考えていたためだった。


しかし、クロロ級と闘うとなると相手十分の条件で勝つのは難しいどころか、そもそもお目当ての相手自身に踊って貰えない可能性すらあることがわかった。

こちら(ヒソカ)が最初、あちら(クロロ)に息を合わせたんだから、今度はこちらに息を合わせてもらうのも面白いかもしれない。

もちろん一度約束通りに闘ったクロロに再度挑めば旅団メンバーも黙っていないだろうけど、こちらにも言い分はあるわけで(今回の戦いはクロロから"死ぬまでやる"と提案)、自分の好きなように(=相手も場所も関係なしのデスパレード)やらせてもらう、という流れ。


マチをその場でやらなかったのは、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

その方が面白くなるだろうという、デザート枠だったのではなかろうか。




好きな漫画の話題で盛り上がってるのは喜ばしいことなんだけど、ツイッターでの感想が一辺倒だったので突っつきたくなったのでありました。


以上。

続・HUNTER HUNTER No.351-357

★前回の「HUNTER HUNTER No.351-357」の続き記事。

 

祝・連載再開!また楽しい月曜日が始まるぅっ。

 

さて今回は34巻にて修正があったことに加え、ある種の「指標」が示されてしまったため、それを踏まえた上で読み直し。

 

前記事でも触れたが、私はクロロもヒソカも好きなためどちらも不必要に「下げ」たくはなく、共闘は否定派というのが基本スタンス。

※35巻収録予定の情報を一部含むため、単行本派の方はご注意を。

 

修正

Image may be NSFW.
Clik here to view.
 

まぁこれは“手に取ってマジマジと凝視しているそれを見間違えるのかという疑問があり、一応の礼儀として“好意的に取れば、羽の部分は深く差した時に折れたか、何らかの理由で折ったか折れたかとは書いたものの、単純なミスだった模様。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ヒソカの左手爆破も、携帯の形状からクロロ自身がシャルの携帯を用いて指示している様子があり、デスマッチ後―

クロロ:ケータイどうする?アンテ無いけど

シャル:大丈夫 特に使う予定ないし

クロロ:そうか じゃ船で渡すよ

 ―と話しているので、少なくともシャルはあの戦闘に参加していないことがわかる。

 

“共闘”には関わっていないが、何故か天空闘技場に来ている旅団メンバーがいるということになるが、メインの能力をクロロに貸しているため仕事ができず(やることがなく)、団長も心配なためか、何かに関わっていたため、というところか。

 

◆ヒソカの目線の先(流星街の長老?)

続いて、左足を爆破された際にヒソカの目線の先に関して。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

本誌では雑誌の紙質もあって、滲みや擦れが生じ細かい描写の確認が難しい面もあるため、“両手の甲に刻印らしきものがあって、被り物は一見長老っぽいかもしれないが、蟻襲来の際の議会の動きからしても保守っぽい長老がクロロ個人の戦いにわざわざ出てきてくれるのかね、程度に抑えたが―

 Image may be NSFW.
Clik here to view.

―どうも単行本でもサンアンドム~~~ン!!!の刻印には見えない

(左手は月にも見えなくもないが、月は右手ですしね)

 

甲に刻印が確認できない以上、これが流星街の長老で途中から能力を返却されてコピーに刻印をして回っていたと断定することは難しい。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ヒソカの目線にコマが割かれた以上は何かしら意味があるのでしょうけど、これまで観客の背後等の死角に隠れていたクロロが、作戦の終盤に来てこれだけ大きい肉片が飛ぶような前面に出てくる必要もないでしょうし、クロロではないようにも感じる。

誰かはわからない―恐らくクロロではない。しかし不審な観客がいるというヒソカの中の疑念が増したという読者のミスリードを誘う描写なのではなかろうか。

 

◆200体の人形関連

 ヒソカを壊すよう命令を受けていた200体の人形―ちょいと多すぎないか、という疑問の部分。

こちらは単行本でも完全に納得のいくような部分は見いだせなかったので、再検討。

 

先に前提的な部分。

まず、そもそもの問題として作中で1立方センチメートルの具現物に、1立方センチメートルのオーラを要する、といった様な説明・描写は出ていない。

制約と誓約の説明の中で、麻雀やポーカーと同じ様に条件が厳しい約ほど点数(=効果)が高いとあったが、ギャラリーフェイクのコピー自体は何の効果もなく、それ自体は無害であることを鑑みればむしろ使用メモリは少ない様にも思われる。

旅団内で腕相撲最弱であることからもコルトピのAOPが極めて多いというような事情は見受けられないが、そんなコルトピがヨークシン編でアジトのコピー50棟は余裕と話していることからも、人間200体程度のコピーであればそこまでメモリ不足に陥るような圧迫はないのではないか、と私は考える。

 

次に、クロロがたかだか7~8キロの人間頭部にでダメージを負っている描写について。頭部を覆うヒソカのオーラ量が特別多い様にも感じられない。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ひとまずクロロがヒソカを踏みつけた直後(オーラを攻撃に割いている状態)の"死角から攻撃"でダメージを負うのは仕方がないとしよう。

しかしその後の左脇腹への攻撃をクロロは視認していた(わざわざその目線のカットが挟み込まれている)にも拘わらず血反吐を吐いているため、どうも結構なダメージを負っている様に思われる。

 

この描写はこの時点でクロロが「何か」に何割かのメモリを使用中とも採れる一方で、ヒソカの左手を爆破した太陽刻印チャージ(3~5秒)をゴマかすために"予定していた故意の被弾"とも採れる。

以上の2点から「メモリ」を切り口にした検討は難しいと思われるため、今回そこは省略する(検討がかなり細かくなる)。

 

0:途中でクロロがコルトピに能力を返しコルトピが増やした

さて本題。これは言葉通りなので特段考える必要はないだろう。

 

1:戦闘中にクロロが増やした

今回の戦いの延べ時間や、各描写での経過時間や所要時間が不明のため、実質的にできるかどうかも実はわからない。

 

ひとまずヒソカの予想では「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」→「番いの破壊者(サンアンドムーン)」→「人間の証明(オーダースタンプ)」「1体/1~2秒」とのことだった。

破壊役の人形が200体=200~400秒、さらに恐らくフルチャージ(3~5秒)の爆破役が一定数いるだろうが―爆破シーンの"ドォンドォンドドドォォォ"から最低でも5体「1体/4~7秒最低でも20~35秒といったところか。

ガバガバ計算で最終段階の準備には最低でも220~435秒(4分弱~7分強)程は必要。

 

No.353時点で、ヒソカに実際に襲い掛かって来た人形が30体程(+α待機分)。その直後、クロロはヒソカの隙を伺いつつ人形と一緒に攻撃に参加しているため、恐らく人形を増やすような時間はほぼない。

左手爆破した人形のチャージを終え「転校生(コンバートハンズ)」(栞で挟む)で姿の入れ替え、「携帯する他人の運命(ブラックボイス)」で操作に移行しているから、この間コピー製造は出来ない。

ここでヒソカはミスリードに気づき、No.353時点での+α待機分も考慮した上で、残り20~30体程度かと考えていた。

つまり作中での各描写での具体的な経過時間や所要時間は不明だが、この時点でヒソカがクロロを見失った時間(クロロがコピーを増やせたであろう時間)はおよそ20~60秒程度ということで、No.353開始時点でクロロが最終的に必要な残り時間は少なく見積もって160~375秒(3分弱~6分強)程なのだろう。

 

ヒソカは“ここで発見に手間取ると新たな人形が1~2秒に1体のペースで増えていく”と考えつつも、3分弱~6分強もの間、手をこまねいていたのだろうか。

 

まぁ何とも言えない部分はあるけれど―

10分程度のリミット(救急隊や警備員が来る)が残されていること

・ヒソカが“どんなに数が多かろうが…”と時間経過を匂わすことを考えていること

・ヒソカが周囲を観察している時間や、観客混乱騒動などが起きていること

・想定していた「1体/1~2秒」という作業時間が誤っている可能性(クロロが相当回数シミュレーションを行っており、ヒソカの想定よりも早い可能性)があること

・最後の状況はクロロが作業に専念できる状況であること

―諸々考えると、“クロロ自身がやっていない”と完全否定は出来ないのかもしれない。

 

ここでコーヒーブレイク的な脱線

理解を深める上で意味はあると思うので。

クロロが偽物とヒソカを戦わせていた理由って何よって話。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ヒソカの注意を偽物に向けている間にクロロがコピー量産できたなら、200体コピー問題をほぼ解決できたかもしれないが、「転校生(コンバートハンズ)」「携帯する他人の運命(ブラックボイス)」を使っているため、この時のクロロはコピーできない。

後のヒソカの左手爆破の際の描写からクロロ自身が「携帯する他人の運命(ブラックボイス)」を使っていることがわかっており、No.355で能力のミスリードに気づきNo.353時点での+α待機分も考慮した上で残り20~30体程度と予想を出しているため、クロロが「人間の証明(オーダースタンプ)」を解除してから、ヒソカがクロロ(偽物)を見つけるまでの時間は恐らくかなり短い。クロロが姿を眩ませたところから、ヒソカの思考の先に偽物を向かわせている間も既にコンボ状態なので、恐らくこの時のクロロはコピーほとんど増やせる状態にはないと思われる。

 

共闘肯定派なら、クロロ(偽物)が出てくる前の段階でコルトピに能力返していると考えれば、偽物騒動でヒソカの注意をクロロ(偽物)に向いている間にコルトピがコピーを大量に増やすため、となるのでしょう。

 

共闘否定派なら、クロロの実益と趣味を兼ねてヒソカを観察するため、でしょうか。

クロロのこの天空闘技場での戦術は恐らくヒソカに限らず、多くの念能力に勝ちうるのだろう。ただ相手が持っている能力によって修正・調整も必要となろう。

ヒソカがどんな能力隠し持っているのかまたその能力がこの状況で使えるタイプものかの確認、つまり自分(偽物)に一見不利・受け身の状況を作ることでヒソカに切り札を切らせようとしたのではないだろうか。

 

ただヒソカの「伸縮自在の愛(バンジーガム)」は旅団内でも普通に知られていた様だから、クロロはヒソカの念系統も知っていただろう。

ヒソカの性格もある程度は把握しているだろうし、これまで多くの念を盗み、その能力と持ち主の心の闇を覗いてきたクロロならば、恐らくヒソカが“一対多数”に向くような能力を持っていないであろうことは想定していたように思われる。

そのため、あくまで100%勝つための用心と削りと、底なし沼に沈んでいくヒソカを眺めるためなのかもしれない。

 

2:戦闘前に増やした

さて200体コピーをどう増やしたか、という本題に戻り、今度は戦闘前に増やした場合。

こちらは「クロロが増やした」でも「コルトピが増やした」でも行けそう。

まず戦闘中に200体のコピーを増やしたことへの疑問は時間的問題もあるが、場所的問題周囲の観客の心理的問題もあるように思われる。

フロアマスターの中でも恐らくトップレベルの2人の試合ともなれば、恐らく観戦席は完売状態だと思うんですよね。そんな中での+200人

1つの場所でそれだけの数は増やせないだろうから、かなり分散させたのだと思われるがそれだと時間が掛かってしまう上、最後の観客シェイク騒動前に観客席での騒動が起きてしまうと思うんですよね。

 

そしてその観客のザワつきで―各所で違和感を覚えていたヒソカならば―何かしらの反応を示してもおかしくない様に思われるのだ。が、そのような描写は挟まれなかった。

 

そう考えてみると―

Image may be NSFW.
Clik here to view.

“思いの外客が逃げていない”

“被害が及ばなさそうな連中は落ち着いたもんだね…”

―このヒソカの脳内セリフ、妙に気になるんですよね。

 

ゴムで闘技場を縦横無尽に飛び回るヒソカの姿を見て、被害が及ばないなんて思えるものなのだろうか。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

一斉に観客が乱入してくるシーンでは奥の観客たちは外に出ようとしてるが、ドアが開かないなどで外に出られない様な印象を受けるのだが、原型の性格を反映した結果、そのまま降りてくる人形と、ちゃんと通路を通って闘技場に行こうとする人形に分かれているという描写なのか(一気に出ようとして扉のところで詰まっている)。

それとも一斉に動き出した人形達に観客達は驚き、ここで初めて逃げ始めたのか。

 

ひとまずヒソカの言葉の方を優先することにするが、その“連中”元々用意されていた人形で、まだ命令を受けていないから"落ち着いた様に見える”という状態の方が個人的にしっくりくるのだ。

“連中”という表現から一定数以上いるのだろうが、その隣りにいる「コピー元」の観客は気が気じゃないと思うんですよね。

ただ“被害が及ばなさそうな”という言葉から、恐らくその場所はこの戦闘中に“異常”=ザワつきなども起きていない場所なのだろう。

 

試合前から人形が配置されているなら、恐らくその条件を満たす。

今回の戦いに直接は関わっていないシャルが天空闘技場に来ていた理由は、いつぞやの様に―

Image may be NSFW.
Clik here to view.

―受付に化けて、特定の席の観客を誘導した、なんてこともあるのかもしれない。

 

ここでクロロが―

「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」→「番いの破壊者(サンアンドムーン)」→「人間の証明(オーダースタンプ)」

コピー&プロテクト&自分の席に行け、でも良いだろう。

 

どの時点からクロロがコルトピから能力を借りているかわからないが、一旦ここでコルトピの能力を返して―

コルトピが「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」

クロロが「番いの破壊者(サンアンドムーン)」→「人間の証明(オーダースタンプ)」

コピー&プロテクト&自分の席に行け、でも良いだろう。

(※クロロの除念をしたアベンガネには念獣が憑り付いているだろうが、アベンガネの能力をクロロが盗んだ場合、アベンガネの念獣はどうなるのだろうか。

もしそれで消えるならば、念のコンボによって制約と誓約を無視できることになってしまうから、恐らく除念の念獣は残るだろう。

同じように考えて、恐らくコルトピのコピー物もコピーしてから24時間は、途中で能力をクロロに貸与しても残ると思われるため、恐らくここでのプロテクトはなくても成立する。)

 

―ちなみに。

実は「首だけになった人形」にスタンプが残っている描写が何箇所かあったりする。

一応の礼儀として、首だけの状態でもスタンプが残る方法があると考えてみると、「共闘」の可能性や「事前に増やした」が強くなってくるのかも。

ただその一方で、首だけの人形にスタンプが残っていることにヒソカが何も反応を示していないことにも注意は必要かもしれない。

 

◆なくなったアンテナ

Image may be NSFW.
Clik here to view.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

モジャデブとギョロ目に刺さっていたアンテナがいつまにかなくっていた件。

 

この部分は前記事と変わらないが、一応+αも含め再記。

仮に「マチが念糸で結んでいて回収した」とした場合、マチは回収後アンテナを直接クロロに渡したんですかね。

それとも予定の場所に置いたりしたんですかね(観客に取られる可能性は100%ないのか)。

それともクロロにも念糸を結んでおいて、その糸にアンテナを結んだ糸をさらに結んで、クイっと引くなどしてサインを出して、クロロが引っ張って回収みたいなことをしたのでしょうか。

恐らく色んなパターンがあるんでしょうけど、ヒソカに気づかれる可能性もあるでしょうし、結構なリスクを負うような気がするのだ。

それもそれだけのためにマチを介入させる必要があるのか。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

“「とても丈夫でよく切れる刀」を具現化するくらいなら実際の名刀を買った方がいい”のと同じように「クロロ自身が本当に釣り糸を結んでいて回収した」でもいいような気がする。

戦闘中にマチがごちゃつくよりもリスク低いでしょうし、クロロ自身が釣り糸で回収した方が無難な様に思われる。

 

―が、個人的には「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」かと思っている。

“操作系は特に物体操作の場合、使い込んだモノでないと威力・精度が上昇しないことが多い”

“つまり愛用品を失くしたら致命的ってリスクがある”

とは言うものの、シャルの能力の要である携帯には故障は不可避の問題である。

利用頻度が高いボタン部分や、敵に刺すアンテナ、はたまた携帯内部の電子部品など修理や部品交換は必然であろう。

「テセウスの船」じゃあないが、修理・部品交換を繰り返した結果、段階的とは言え少しずつ部品が交換され、究極的に言えば全ての部品が交換されたケーターはシャルの愛用の携帯と言えるのか。

また交換をして不要となった部品を何とか修繕してシャルの携帯がもう1台出来た場合、どちらがシャルの携帯と言えるのか。

もちろんそれはシャルがどう考えるか、という問題ではあるのだが再生品携帯で能力を用いることはできないのだろうか。

 

そこまでは想定しなくとも、ひとまず天空闘技場戦後のクロロとシャルの会話の中でアンテナが無いことにさほどシャルは反応を見せなかったが、能力の性質上、敵に刺すアンテナは一番破損の可能性が高いこともあり、少なくともアンテナは「元々のオリジナル」でなくとも能力は使用なのかもしれない。

 

と、そんな根本的疑念を元にして―

「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」発動(栞で固定)

真アンテナ1・2をコピー(=偽アンテナ1・2

右手で「携帯する他人の運命(ブラックボイス)」発動し―

Image may be NSFW.
Clik here to view.

偽アンテナ1・2をモジャデブとギョロ目に刺す。

二人がやられたところで、「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」を解除。

偽アンテナ1・2消滅。

再度「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」発動(栞で固定、この先はヒソカの想像通りでもよい)。

―という流れでも行けるのではないかと私は考えている。

 

◆着地点?

クロロが―

“後出しはしない”

“晒したカードで闘う”

“ただの殺し合い(ゲーム)だからこそ闘い方(スタイル)は大事”

“オレの手役を見た後でも勝負(コール)するかよく考えろ”

―と告げた上で100%勝つと話していたのに「実は共闘してますた~フヒヒ サーモン」ではさすがにカッコ悪過ぎるだろというのが大元にあり、共闘説には疑問点も多くあったため、共闘説否定派としてここで着地予定だったんですが、「指標」になりうるものが示されてしまったので、着地前にそこも考慮する必要が出てしまった。

 

◆クロロVSヒソカ 解説

あんまり作品の読み方に関わるような部分は語らず、漫画で語るような印象を勝手に持っていたんですが、何とも珍しいものを出してきましたなっていう。

 

ただ「解説」だと銘打っているけど、あれって解説でもない気がするんですよねw

作者による作品の解説って100人読んだら、基本的に100人が同じ様な理解をするものだと思うんですけど、あれって読み方割れちゃう気がするんです。明言もしてませんしね。

 

冨樫さんは説明とか解説とか下手なタイプでもないだろうから、長~い休載中に冨樫さん自身や編集さんにファンレターやら何やらで「あの戦いへの質問」が多すぎて、編集さんに「解説やってもらえませんか?」と言われ断れず、体裁だけそれっぽい感じにした結果がアレなのかな、と思うところもある。

 

その一方、33巻の話間の余白ページで、

ナニカ「暗黒大陸出身です」

だなんて描いているので、冨樫さんも色々と語りたい年齢に差し掛かってきたんでしょうか。

…とか言って、3日前に出たジャンプ(No.362)でレベルE時代を彷彿とさせるアレが出て来たのよくわからないですな。

「ヒカルの碁」でsaiに敗れた後の塔矢行洋の碁に対して「らしくないじゃん!」と言った倉田さんの様な心境なのかもしれない。

 

さて、そろそろ本題。

内容に関わりそうなのは大きく2つでしょうか。

1つ目“「100%勝つ」にあたり岩本虎眼の心構えを参考にした”とのこと。

 

虎眼先生が100%勝つところと言ったら―

高弟達が忖度した部分もあるんでしょうけど、虎眼流の秘奥の伝授と称しておよそ戦うことができないほどの深手を負わせ、ケシの実を用いた妙薬で意識を朦朧とさせ、股間を焼きゴテで焼き(未遂)、相手には竹光(竹の刀)を持たせた上でこちらは真剣を用いた立ち合い

―愛妾・いくとの密通が露見した際の伊良子清玄への仕置きでしょうか。

 

あらゆる流派における勝利の鉄則、相手の戦闘力を削ぐこと、それを徹底的に行う。

まぁあくまで“心構え”を参考にしたって話ですから、念での戦い―それも高いレベルの念使いの戦い―に落とし込んだ時、100%勝つためにはそれほどまでに徹底的に相手の力を削いだり、発揮できない状況を作る必要があると考えたということなのでしょうか。

 

再開第1話(No.361)での―

“念での戦闘は相手が複数ならこっちも複数が大原則”

“それ程に能力の相性やコンビでの攻撃は個人の力を凌駕しやすい”

―クラピカとイズナビ(クラピカ師匠)の会話はクロロVSヒソカ戦が共闘説を後押しするようなやり取りにも思えるが、恐らく違う。

 

クラピカはイズナビの助言を受けてもなお“それでも” “だからこそ” “一人で戦い抜く力が欲しい”と願い、人差し指の能力を生み出した。

つまり、クロロやクラピカの能力は“個でありながら集団たりうる能力”なのだ。

そのためNo.361でのクラピカとイズナビの会話は、ヒソカが負けたのはクロロ(個)ではなく、クロロ(能力としての集団)なのだ、という後押しに私は思えた。

 

そして2つ目。こっちが悩まし気。

“ヒソカはあの場でマチを殺したがっていたが…却下。(マチを殺させなかったのは)他の旅団員へのメッセンジャーが必要だったのと、今回の闘いの反省と復讐を踏まえて、クロロの能力を削っておくという、冷徹で合理的な判断にヒソカの本気をにじませたかったら…という言い訳を後からつけ足した私の勘”

正直これ、無茶苦茶なことを言っている気がするんですよね。

“復讐”“冷酷・合理的”ってまずかけ離れているし、“合理的な判断”をすれば、今後ほぼ100%自分の邪魔をしてくるマチを生かしておく、なんてしないですもんね。

 

ハンタ6巻で“レベルのEのEはエイリアンのEのつもりだったが「エイリアンはAだよ」とつっこまれ、「E・Tの方です」と苦しい言い逃れをした”なんていうエピソードがありましたけど、勘でこっちの方が面白くなるだろうなと思ってそうしていたが、まだずいぶん先のことなのでまだ全然考えておらず、でもそれをいきなり巻末で書けと言われ書いたかのような咄嗟の言い訳感がするのだが、“人間自体が一貫性からはほど遠い生物”であることを考えれば、まぁおかしくはないのでしょうか。

若干怪しい気もしているが、作者が作中描写に言及するという、言わば「指標」になり得るものを出してしまった以上、無視することもできないだろう。

 

まず、ヒソカは“クロロの「能力」を削る”ことを考えている様なので、どうもヒソカはクロロが単独で闘っていたと考えているように思われる。

しかし、その一方でクロロもしくは旅団、あるいはその両方へ“復讐”のような感情を抱いている様だ。どうもそれぞれのピースが上手くハマっていない感じがする。

 

各所で描かれていたヒソカの疑念がマチの発言により確信に変わったという感じならば、後半は問題ないけども前半部分には違和感が残る。

クロロが戦闘の途中で能力を団員に返却したという前提だから、旅団メンバーを殺していけば「試合開始時点のクロロ」の状態で考えれば確かに“クロロの「能力」を削る”ことに繋がるが、もう「ヒソカVS旅団」の様相を呈しているのだから、旅団側がタイマンを偽装する必要がなく、団員もクロロに能力を貸す必要はない。

どうも旅団メンバーを殺す=“クロロの「能力」を削る”に繋がらない気がする。

 

◆復讐=リベンジ?

報復という意味ではなく、リベンジという意味合いの復讐ならば通じるだろうか。

 

クロロが気持ち良く闘えるなら相手十分の条件でもいいとヒソカは考えていたが現実は厳しく、クロロの方が勝利に拘り、100%勝つために徹底していた。

自分の甘さが今回の完敗を招き、自分もクロロに勝つために「なり振り構わない=徹底する」という決意。

これまでクロロと闘おうと思っても旅団メンバーが近くに居て中々実現しなかった経緯もあり、再度クロロにリベンジマッチを仕掛けようとしても、旅団メンバーが前が前に立ちはだかったり、うまくクロロとのタイマンに持ち込んだとしても妨害に入られる可能性は十分あろう。

それもクロロを再度追うことを考えるとその過程で、ある程度内容を把握しており、かつ用意しやすい(借りやすい)旅団メンバーの能力から作戦を組み立てられ、再度相手十分の条件にさせないよう、未来の“クロロの「能力」を削る”ために旅団メンバーも狩る、ということだろうか。

 

しかし、マチというメッセンジャーは必要なのだろうか。

また、そもそも旅団側に伝える必要あるのだろうか。

 

いつかのGI編のドッヂボールのように―

Image may be NSFW.
Clik here to view.

―コルトピとシャルの首を、壊れていない右手に「伸縮自在の愛(バンジーガム)」でくっつけてクラッカーみたいにして、

「やぁクロロ、死ぬまでヤってくれるんだよね?ボクはまだ死んでないよ」

とかシャルの携帯から動画送るってことでも良さそうだけどな。

 

クロロを倒す(殺す)ということには集中・徹底するが、その過程は楽しみたいという、ヒソカもある意味では、やはりハンターなのだということなのだろうか。

 

―またアメブロの1記事の容量が迫ってきた。

まだいくつか触れようと思ったが、分割が七面倒臭いので、最後に1つ。

 

メッセンジャーを旅団に向けても送っていることについて。

ヒソカもある意味では、やはりハンターなのだ(どや顔)

でも悪くはなさそうだが、やや「指標」からズレてる感じもするので。

 

ヒソカがクロロと旅団を同一視したならばどうだろうか。

それも共闘前提だと、今後「クロロ(+旅団メンバー能力)」ではなく、「クロロ+旅団メンバー」になるから、共闘ではないと考えて、だ。

 

ヒソカの性格的に、求めているのは恐らく攻略しがいのある強いボスなのだ。

しかし満を持して出て来たのは「雑魚の大群」という、まるでver.3以降のド○クエ10。

クロロの強さが“個でありながら集団たりうる能力”にあると触れたが、今回の天空闘技場でのクロロの戦術が、クロロ(個人)としての戦い方ではなく、クロロ(蜘蛛)としての戦い方を彷彿とさせるものだったならばどうだろうか。

“クロロが頭で旅団員が手足。手足は頭の指令に対して忠実に動くのが大原則”

“しかしそれは機能としての話で生死での話ではない”

“クロロも旅団の一部。生かすべきは個人ではなく旅団”

途中入団(それも実質仮入団)だったヒソカが設立当時の話を知っているとは思わないが、マチが“あれ…クロロ?”と話す様子からも、クロロ(蜘蛛)とクロロ=ルシルフル個人は異なる部分があり、隠されたクロロにヒソカがそそられていたならば?

 

クロロ(蜘蛛)の理性たる12本の手足をもいでしまえば、残るのはクロロ(蜘蛛)ではなく、クロロ=ルシルフル個人。

クロロ=ルシルフル個人へ宛てた、「クロロ(蜘蛛)へのメッセージ」だとすれば、旅団(蜘蛛の手足)へのメッセージも意味が出てくるのかもしれない。

 

 

―と、そんな感じの34巻感想。

当初、作者による作品解説にはあまりいい印象を持っていなかったのだが(“神の言葉”=解釈の余地がなくなるため)、ああゆう“よくわからない解説”なら、また別の意味で楽しめるのかもしれないですね。

 

以上。

 

【part.1】HUNTER HUNTER【No.361~370】

Image may be NSFW.
Clik here to view.

今年中にもう1度再開するらしいがもう11月。

年末ギリギリになって再開情報を出されても時期的に読み返す余裕はなさそうなので先んじてNo.361~370のメモ+感想。

未発売の35巻の内容のため、未読の方はご注意をば。

 

アメーバの仕様上(文字数制限)、5つに分割。

1 → このエントリー(ワブル+上位王子関連)

2 → 下位王子関連

3 → 能力関連1(クラピカ)

4 → 能力関連2(クラピカ続き+その他+「11人いる」)

5 → 能力関連3(「11人いる」続き)

 

◆暗黒大陸(仮)への渡航期間と進捗

渡航期間はおおよそ2ヶ月で、No359のラムちゃん情報では3週間程で人類領海域を出て、そこからおおよそ5週間で未開海域にある暗黒大陸(仮)に到着予定。

今回のNo.361~370では初日を終えたところ18時間(実質9時間)+αと、進捗状況は絶望的とも言える。

果たしてこの連載ペースで暗黒大陸に到着する日は来るのだろうか。

 

◆各王子とその守護霊獣と諸情報

Image may be NSFW.
Clik here to view.

◇守護霊獣

復習+今回の情報+α。

守護霊獣とは子孫繁栄を願った初代カキン王が具現化した壺に血を捧げることでカキン王子が得る寄生型の念獣。

取り憑いた者のオーラを糧とし、その者の人となりに影響を受けた形態・能力に変貌するが、自身が創り出したものではないため、王子が自らの意志で動かす事はできない。

 

<守護霊獣の性質や本能(ルール)>

・霊獣同士は殺し合わない

・霊獣の憑いた人間を直接攻撃しない(共にナスビ国王より

→ナスビ国王によれば、上記2つの本能は爪と牙しか持たない獣は遠からず滅びてしまうため、霊獣を後方支援に特化させることで、より賢い王を選出しようとした初代国王の考えが反映されているらしい。

上記2ルールはナスビ国王の心の声で明かされたもので、現段階では王子達の共通認識ではない

気になる表現として、上記2ルールには“同じ壺から生まれた守護霊獣には”と限定が附されていた。あの壺は複数あったり、壺を収めたケースの中で一定周期ごとに消失&出現を繰り返すなどしていれば、ナスビの霊獣と現王子達の霊獣を生み出した壺は異なり、親殺しor子殺しは可能なのかもしれない。

・霊獣の憑いた人間は念能力者であっても自・他の霊獣を視認できない

→王子の中で念能力者がベンジャミン(第1王子)しかいないため、このルールはベンジャミン達しか得ていない情報。ただ知っていたからといって有利に働くようなものではなさそうだ。

霊獣の憑いた人間がオーラ切れを起こせば霊獣は活動できない

→寄生型の念獣である守護霊獣は宿主である王子のオーラをエネルギーにして活動するため、霊獣自体が攻撃行動を取ったり、王子自身が念習得の訓練などでオーラを消費していたり、元々オーラ量が少なかったりすれば王子を守護できなくなる。

モモゼ(第12王子)が暗殺されたことで、念能力者が護衛の中にいる王子達は把握したと思われる性質

王子を暗殺したい連中は如何にオーラ切れを起こさせるか、と考えるのかもしれない。

・守護霊獣の能力

→今のところ操作系の能力を持っている守護霊獣が出たが、ほとんど明らかになっていない。

壺を作った初代カキン王が具現化系に近い系統であろうことから、具現化系に近い念系統を持つ守護霊獣が多いのか、それとも“取り憑いた者のオーラを糧とし、その者の人となりに影響を受けた形態・能力に変貌する”という言葉からも想像できる通り、憑いた王子のオーラの性質にも影響を受けて能力が発現するかは不明。個人的には後者かと思われる。

 

◇第14王子:ワブル

Image may be NSFW.
Clik here to view.

第8王妃オイトの娘

No350ではオイトが“娘”と言っていたが、No368でオイトは“息子(ワブル)”と言っている。

“ワブル(息子)”ならば、クラピカに心を閉ざしたオイトが、性別に関係なく王の子を“王子”と呼ぶ表向き・形式な対応をしている、と解釈できるが“息子(ワブル)”になってしまっているので、恐らく修正されると思われる。

 

【ワブルの念獣

Image may be NSFW.
Clik here to view.

それらしき影(気配)は描写されたが、念獣の姿・形は現状不明

しかし、No360にて上位王妃から派遣された護衛(監視もしくは暗殺目的)の5名―

Image may be NSFW.
Clik here to view.

―ウドちゃん達の死に際し、ワブルが警護兵の殺意を察し防衛の為にやったとも考えられるし、最も弱く幼い王子を狙い周囲から崩そうと考えた他の王子の犯行とも考えられるとクラピカが述べていたが、ワブルは“乳飲み子”

母乳が母親の血液から出来ていることからも“血飲み子”と捉えやすい気がしないでもない。

後述のマラヤーム(第13王子)の霊獣が大きくなっている(成長している?)ことを思うと、今後念能力者の血を吸っていくことで何とかエムさんじゃないが、とんでもない化物が生まれるのかも。

ただ、強い霊獣であればあるほど、ランニングコストが増すであろうことから、とんでもないデスパレードに発展する可能性も?

 

No370で登場した“11人いる!(サイレントマジョリティー)”の能力の内容が極めて似ているが個人的には別物と考えている。

詳細は能力関連で補足。

 

【ワブルの護衛等】

Image may be NSFW.
Clik here to view.

第8王妃オイト。ワブルのママン。

クラピカの能力の副作用により念能力に目覚め、目下能力開発中。

 

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ワブルの護衛・ビル

“能力ゥゥゥ発動ォォ!!”と意外とノリのいいハンター協会員(協専)。

極端な例だが戦車も一発でオシャカにするスーパーバズーカを片手で防ぐ者が居ることを思うと、口径はわからないがハンドガンを防いだ際に顔を歪めていたところから、恐らく下寄り(操作・特質・具現化)の能力者だろうか。

 

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ワブルの従事者・シマノ

シマヌと呼ばれていることも何度かあるため、本当の名前がどちらかは不明。35巻で修正(統一)されると思われるが、とりあえず顔が日本人っぽいのでシマノと呼ぶ。

カキンの内部事情に疎いクラピカに適切な助言を出す中々のキレ者。行動力もあり肝も据わっている。

 

実は他の王子に子供を殺された念能力者で、その王子に自分も殺された際に発動する念能力“息子なき我が人生(ハンプティダンプティ)”を持ち、「(殺される)この瞬間をずっと待っていた」と歪んだ笑みを浮かべながら卵型の頭がピシピシと割れ、目標の王子を殺すところまでは妄想した。

 

◇第1王子:ベンジャミン

Image may be NSFW.
Clik here to view.

第1王妃・ウンマが第1子。ツェリードニヒ(4)の兄で継承戦以前から念能力者

Image may be NSFW.
Clik here to view.

シマノ曰く、冷徹で決して交渉や命乞いで考えを変えることなく、直接下々の者と話すことはしない人物。特徴を表すならば“憤怒”もしくは“傲慢”

ある意味王子達は皆傲慢なため憤怒の方がいいのかも。

 

私設兵隊長・バルサミルコは“直情型で最短の道を好むため誤解されやすいが、臆せず理詰めで話し情報を提供すれば的確な判断をされる…剛柔備わる方”と評しているが、二人の間には元々信頼関係があるわけで親バカ的思考に思えなくもない。

少なくとも、他の13人の王子達が出航セレモニーに参加したことを受けて“もしも他の王子に殺されたならば幸運に思え、オレ様はただでは殺さぬ”と考えていたことからツェリードニヒと根は近しい様に思われる。

 

現時点では霊獣同士は殺し合わず、霊獣は王子を直接攻撃しないルールが明らかになっておらずベンジャミンには自他の霊獣が見えないため、バルサミルコから単独を動くことを止められているが、ルールが判明すれば宣言通り、ツェリードニヒを直々に伐とうとするのかもしれない。

ベンジャミン自身は継承戦以前から念能力者のためタイマンなら圧倒的有利なのであろうが、現在ツェリードニヒは驚異的なスピードで念を習得中のため、舐めて掛かった+逆上して直線的になった攻撃を躱され拘され、拷問の限りを尽くされて絶命すると個人的にニッコリ。

 

【ベンジャミンの念獣

Image may be NSFW.
Clik here to view.

映画・エイリアンを彷彿とさせるような異形の念獣。下のお口が意味深。

今のところ能力不明だが、鉤爪?のついたマント(羽?)に、鋭い両手の爪に、いつかのピトーを思わせるような膨れ上がった大腿部―と、肉弾戦を得意とするように思われる。ベンジャミンは強化系能力者のような印象を受けるが、やはり念獣の能力も憑いた王子の念系統に影響を受けるのだろうか。

 

しかし王子自身は強化系なのに物を操作することに強い興味を持っていたりすると発現する念獣の能力はとてつもなくコスパが悪く、ともすればすぐにエネルギー切れを起こす=王子は全身疲労で動けず、念獣も活動できず無防備状態と、本末転倒も甚だしいのではなかろうか。

念獣は王子の興味関心を実現しやすいオーラ質を持って生まれるのだろうか?(“願望の成就”―初代カキン王は特質系?それとも念獣に自身と異なるオーラ質を持たせることは具現でも可能?)

今後、ベンジャミンとツェリードニヒの念系統と念獣の能力は明らかになりそうだから、その情報出たら再検討でよいのかも。あまりに情報が少なすぎる。

 

【ベンジャミンの護衛】

ベンジャミンは軍事最高副顧問の地位にいることもあり、どうやら私設兵の精鋭は全員念能力者の模様。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

私設兵隊長・バルサミコ。ベンジャミンからの信頼が厚い様子。

シマノの発言も考慮すると、恐らくカキン軍の曹長でバルサミルコ=マイト

Image may be NSFW.
Clik here to view.

精鋭(国王正規軍にも所属する上級兵士)らの名前や監視先を覚える必要はないと思われるため省略。

現在、国防法に則って「各王子の警護と監視」として派遣されているが、隙あらば証拠を捏造してでも王子達の戦力(護衛)を削ることを許可(黙認?)されている模様。

各王子は精鋭らが派遣されることを拒否することはできない(拒否すれば拘束されるため)。

 

◇第2王子:カミーラ

Image may be NSFW.
Clik here to view.

第2王妃・ドゥアズルが第1子。

ツベッパ(5)、ルズールス(7)、ハルケンブルグ(9)の姉。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

“生き残った唯1名が正式な王位継承者となる”

という継承戦における唯一・最大のルールの定義をナスビ国王に確認した際のベンジャミンカミーラのやりとり―

“自らが王となる前提で臨むならば他者の定義に拘る必要など皆無!!

“カミィはイヤ!カミィは世界中の人間をカミィの思い通りに動かしたいの!まずカミィ以外の王子は死んで欲しいわ!理想は自ら進んで死んでほしい!

「カミーラが王になるのだから」「私は死ぬべきだ」って思ってほしいの!

―からも、極めて自己中心的な人物であることがわかる。

特徴を表すならば飽くなき欲望、“強欲”

 

【カミーラの念獣

Image may be NSFW.
Clik here to view.

恐らくドレスを着た亜人型の念獣と思われる。

ちょうどカミーラが着ている―

Image may be NSFW.
Clik here to view.

―白雪姫型(?)のドレスで、たわわに実った洋ナシの様なところ全てが袖なのではなかろうか。

“世界中の人間をカミィの思い通りに動かしたい”

“願っただけで実現しないなんて理不尽”

というカミーラの考えから、たくさんある袖から手が生えて、カミーラの代わりにカミーラが思ったことを実現する能力、“思い通りに動かしたい”という言葉から生えて来た手の爪などを相手に刺すことなどで、相手を操作する様な能力だろうか。今のところ能力不明

 

【カミーラの護衛等】

Image may be NSFW.
Clik here to view.

第2王妃・ドゥアズル

何事にも控え目な性分故か、正反対な性格のカミーラに逆らうことが出来ない様子。

ドゥアズルの4子・ハルケンブルグは“生来、母親とも二人の姉とも折り合いが悪い”との逸話をクラピカが出していたが、上記ドゥアズルの性格からカミーラからそう命じられていたと思われるが、現在カミーラからハルケンブルグの殺害を指示されている

 

Image may be NSFW.
Clik here to view.

第2王妃所属警護兵隊長・マンダム

ドゥアズルから警護兵にはサポート役に徹する様に指示していることもあってか、今のところカミーラの警護兵の内情はほとんどわかっていない。

恐らくまだあまり気にしなくてよいのだろう。

クラピカ主催の念能力講習会に誰も参加させていないことから、少なくとも1人以上は念能力者がいる模様。

 

◇第3王子:チョウライ

Image may be NSFW.
Clik here to view.

第3王妃・トウチョウレイの子で、第3王妃系唯一の王子。

当初本誌連載時では白かったが単行本収録時には褐色となり、今回の再開後初登場時(No362)ではまた白くなってしまった御仁。

特徴を表すならば“虚飾”だろうか(旧七つの大罪である八つの枢要罪のひとつ。ツベッパの“奢侈を尽くす”から)

 

シマノ曰く、自ら受話器を持ち下々の者と直接交渉する程には寛容だが後回しにされたら順番を待たずに切るほどには高慢で、出来たら殺し合いは避けたいと思いながらも、いざとなればためらわない優しさと残酷さを併せ持つ人物。

機嫌を損ねず付き合うことができれば、少なくとも王子の数が絞られるまではワブルらを標的にする事はないだろうとのこと。

今のところ、ワブルが赤子(継承戦にほぼ影響を及ぼさない)であること、その警護兵がほぼ壊滅状態であること、にも関わらず残った警護兵(クラピカ)が継承戦に多大な影響を及ぼしていることに興味を持たれ平和的な関係を築いている。

 

今のところ悪評高き上位王子にしてはまともな人物に見えるが、二面性のある人物であることがシマノ助言からわかっているため、私達が見ているのはその一側面だけなのだろう。

果たしてもう一側面がどのレベルなのか。

 

【チョウライの念獣

Image may be NSFW.
Clik here to view.

日本の妖怪・輪入道のような念獣…なんて言うと怒りそうなので太陽の車輪型の念獣…ぐらいが無難だろうか。

母親の名前も少し変わっているので彼の母親の部族が崇める神等の影響を受けているのかもしれない。

VIPら(?)との歓談でチョウライがリラックスしていた晩餐会では眠っているような様子だったが―

Image may be NSFW.
Clik here to view.

―オイトらとの会談の際にはまるで値踏みするかのように凝視していたため、チョウライは表向きは平和的だが、もう一側面が念獣の様子からも見え隠れしている様に思われる。

二面性のある人物で、念獣には「+(プラス)」マークがあるため、この車輪の裏側が「-(マイナス)」マークなのか、念獣の額のマーク自体がひっくり返るなどして豹変するのかもしれない。

しかし他の念獣に比べると手足がないため、小回りが利くタイプには見えない(豹変時、第2形態に移行する?)。

形態が変わらないとすると、旅団のフェイタンの様な敵味方を問わず無差別に攻撃してしまうような能力なのだろうか(放出・変化・具現どれでもいけそう)。

それとも太陽の車輪だとすると、“光”が相手への攻撃手段(外的刺激)で車輪が発した光を相手が視認することで操作状態に持ち込めるような操作系の能力だろうか。今のところ能力不明

 

【チョウライの護衛】

護衛隊長不明。

チョウライは念を知らなかったため、護衛には私設兵含め念能力者がいない模様。

ただ、継承戦の戦略上敢えて無知を装っているという可能性や、何十年も前から暗黒大陸探検の準備をしていたビヨンド側のスパイが護衛兵の中に居て無能力者を装っている(ためチョウライの情報を伝えてないいない)可能性もあるのかもしれない。

 

◇第4王子:ツェリードニヒ

Image may be NSFW.
Clik here to view.

第1王妃・ウンマが第2子。ベンジャミン(1)の弟で、“この世で一番嫌いなのは嘘つく女”。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

快楽殺人者であり人体収集家。カキン王子の中で一番の注目株。

特徴を表すならば“無知の不知”(自身が挙げた七つの大罪に足りない最大の罪)だろうか。

次の日曜(の晩餐会)にツベッパ(5)と共闘協定を結ぶ予定。

内心では“お前(ツベッパ)が生きていればな…”と考えており、信頼関係に基づくものでもなく恐らく形式的なもの。

 

現在私設兵・テータの下で、驚異的な速度で念を習得中。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

恐らく何をやらせても人並み以上の領域に容易に到達してしまう生来の資質と権力が中二的万能感の要因なのだろう。

 

◎人体コレクション

少なくとも5対の緋の目を有しており、クラピカの目的でもある。

本誌と単行本では若干の描写の違いがあるが―、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

―恐らくツェリードニヒに背部にある頭部は実物ではないと思われる。

眼球が何か液体の入った器の中で浮いているのに対して、頭部らしきものは特段何かの容器に入っている様子はない。

何かでコーティングするなどして、緋の目の美しさを損なうことなく鑑賞することができるならば、わざわざ5対の緋の目をケースに入れる必要がない。液体やケースの屈折でどうやっても元の美しさを損なってしまうにも関わらず、そのケースに入れるのはそうしなければ緋の眼の美しさを保てないからであろう。

緋の眼は頭部とのセットがベストとされているにも関わらず、その最上級品の保存状態が悪いこと、また保存状態が悪いものがコレクションの中央にあることに強い違和感がある。

本誌にはなかった円柱状の薄い台が単行本で描かれていることを踏まえ、保存技術が確立されていなかった頃に作られた、かなり昔のクルタ族の頭部セットもしくは“予約席”としての像(完成品想像図)かと個人的には思われる。

もちろん予約席とは少し前に緋の目オーナーからコレクションを奪っていったと噂のクルタ族の生き残り用である。

 

【ツェリードニヒの念獣

Image may be NSFW.
Clik here to view.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

レベルE時代を彷彿とさせる女型の人面馬のような念獣。

馬の顔の中にはナメクジのような舌と口部を接合された少女(?)が納められている。ひょっとするとツェリードニヒに嘘をつき、最初に解体された被害者なのかもしれないが詳細不明。

他の王子とその念獣の対比の描写が少ないため何とも言えないが、ツェリードニヒの感情と強くリンクしており、他の守護聖獣に比べて好戦的に思われる。

今のところツェリードニヒがストレス(怒りや猜疑心)を感じると、その相手を極めて至近距離で観察し始め、場合によっては攻撃を行っている(具体的な攻撃方法の描写はなし)。今のところ能力不明

 

【ツェリードニヒの護衛】

護衛隊長不明

執事の様な年配の側近がNo363で登場しているが、その人物が役割は不明。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

私設兵・テータ

今回の渡航に際しハンター協会に入った5人の私設兵の1人で、ツェリードニヒの私設兵の中で念能力者と明かしている2人の内の1人。

ツェリードニヒのことを決して念など会得してはいけない人間と考えてはいるが、逼迫した状況から他に選択肢がなくツェリードニヒに念を教えている。

クラピカが“2週間で念を習得できる”と公言したことで窮地に立たされており、念獣に彼女に何らかの攻撃を行った可能性があるが、ツェリードニヒとしてもテータが死ぬことにはデメリットも大きいため、命には別状ない状態―少なくとも言葉を発することはできる状態―かと思われる。

 

Image may be NSFW.
Clik here to view.

私設兵・サルコフ

テータと同じくハンター協会に加入した5人の私設兵の1人で、、念能力者と明かしている2人の内のもう1人。

楽観的で恐らく肉体言語タイプ。ひとまずテータだけでも把握しておけばよいと思われる。

 

◇第5王子:ツバッペ

Image may be NSFW.
Clik here to view.

第2王妃・ドゥアズルが第2子。

イマイチ性別がわかりづらいが口調や、ハルケンブルグ(9)には2人の姉がいるという事前情報から恐らく女性。

カミーラ(2)の妹、ルズールス(7)、ハルケンブルグ(9)の姉。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

シマノ曰く、電話に自ら出るタイプではないが現在の国王制のあり方には厳しい意見を持っており、今回の継承戦に参加している理由は上位王子(1~3)に国政を握らせることを阻止する為。

国王になったあかつきには現国王に折衝し下位王子達への恩赦を勝ち獲るほどの政治力を持ち、チョウライ(3)を優先して待たせたとしてもそれを屈辱と考える性格の持ち主ではないとのこと。

 

ツベッパは他の王子に対して、

第10王子以下は幼く武力(チカラ)も政治力(コネ)もなく、

タイソン(6)、ルズールス(7)、サレサレ(8)には志がなく、

上位3王子は醜悪、ベンジャミン(1)は驕り、カミーラ(2)は貪り、チョウライ(3)は奢侈を尽くす者として粛清すべきと考えている。

※ハルケンブルグ(9)は継承戦不参加のため評価不明

裏の顔を知らないためかツェリードニヒ(4)は評価している様で、実質上位5人のサバイバルとして共闘を提案した。

 

【ツベッパの念獣

Image may be NSFW.
Clik here to view.

“ゲゴ・・”という鳴き声(?)から、恐らく蛙型(ツノガエル?)の戦車のような念獣。

背中のトゲのようなものが尖っていないことから、何かの射出口でツバッペ自身が化学者であるかのような描写もあるため、ガスや追跡型の小型ミサイルを打ち出すような能力なのかもしれない。今のところ能力不明

 

【ツベッパの護衛

Image may be NSFW.
Clik here to view.

私設兵隊長・マオール

融通の利かない堅物のような印象を受けるが、オイト王妃への心理的負担をかけることに異を唱えていたため忠節を尽くす人物の様だ。

ツベッパに念に関わる情報が提供されていないため、マオールは念能力者ではないかと思われるが、ベンジャミン(1)の精鋭が念能力者であることを隠す者がいるという集団の中の1人であるため、本当に非能力者であるかは不明。

 

No365でクラピカと初めて接触した際に自身を少尉と告げていたが、念能力者であるバルサミルコは曹長。

曹長も様々ある(恐らく国によっても違う)が、一般的には少尉>曹長。

カキン兵士は基本的には非能力者だが、能力者だけを集めた特殊部隊の様なものがあってバルサミルコはそこに所属―表立つ部隊でもないので階級は上がらない、低いままということなのだろうか。

 

マオールは現在クラピカ主催の念能力講習会に参加中。

ツバッペがクラピカを高く評価しており、ワブルごとでもいいので仲間に引き入れるよう命じられている。

 

下位王子関連 に続く。

【part.2】HUNTER HUNTER【No.361-370】

Image may be NSFW.
Clik here to view.

No.361-370のメモ+各所感。

アメーバの仕様上(文字数制限)、5つに分割。

1 → ワブル+上位1~5王子関連

2 → このエントリー(下位6~13王子関連)

3 → 能力関連1(クラピカ)

4 → 能力関連2(クラピカ続き+その他+「11人いる」)

5 → 能力関連3(「11人いる」続き)

 

◇第6王子:タイソン

Image may be NSFW.
Clik here to view.

第4王妃・カットローソの子で、第4王妃系唯一の王子。

護衛はルックスで選ぶと知られる二王子の1人で、恐らくタイソン教の教祖もしくは神。

特徴を表すならば“嫉妬”(ツェリードニヒの“悋気”から)

 

タイソンは護衛をルックスで選ぶというが、いわゆるイケメン系のため美的センスは正常の様だ。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
Image may be NSFW.
Clik here to view.

その割に自身の外見や体型を卑下する様子は今のところなく、ヒョウ柄のパンツに、背部にハートマークが入ったポロシャツ?(恐らくタイソン教オリジナル)という大阪のおばちゃん顔負けのファッションセンスを披露している。

 

【タイソンの念獣

Image may be NSFW.
Clik here to view.

尻尾にヒレ(?)を持つトカゲのような念獣…を産む謎の何か

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ゲーム・ピクミンで登場したクイーンチャッピーの様に、ひたすらこの壁チョロを産んでいる本体が居るが全体像不明

 

No370時点で宿り主不明の守護霊獣が2体おり―

Image may be NSFW.
Clik here to view.

―その内の1体、ファイナルファンタジーのサンドウォームのような巨大ワームの口がアップでタイソンの後ろに映り込んでいるのかもしれないが詳細不明。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

また多数産み出されている壁チョロはNo360で、“キュイン”と音を立てているためひょっとすると機械系なのかもしれない(それともただの鳴き声?)。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

“きっとアタシの妖精達がこの船を愛で満たすワ…”

 

妖精―もとい壁チョロの1体1体は大して力を持っていないだろうが、それが数百数千規模になるならば、結構厄介な念獣になるのかもしれない。

今のところ能力不明だが、愛とは与えるもの。愛は祝福にも呪いにもなろうが彼女のソレは果たしてどちらなのか。

―基本的には祝福寄りだとは思うが、あくまでそれはタイソンの機嫌が良いときであってツェリードニヒの言うタイソンの悋気が爆発した時、キュートなお顔の変貌と共に本質を現す絵がぼんやり浮かぶ。

 

【タイソンの護衛

護衛隊長不明

Image may be NSFW.
Clik here to view.

クラピカの師匠・イズナビが警備についている。

クラピカの念講習会には不参加。護衛の中に能力者がいるため、というよりもハンター試験の時と同様に“自分の可愛い兵に変な虫が寄ってくるのが許せないため”だろう。

 

◇第7王子:ルズールス

Image may be NSFW.
Clik here to view.

第2王妃・ドゥアズルが第3子。

カミーラ(1)とツベッパ(5)の弟、ハルケンブルグ(9)の兄。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ハンター試験の際に

“嘘発見器などを考慮せずに考え無しに兵隊に暗殺示唆しちゃった阿保”

とツェリードニヒに言われていたため頭弱い人かと思っていたが、今回の様子ではどちらかというと賢い部類に思われた。

下位王子は描写が少ないこともあって何とも言えないが、特徴は恐らく“怠惰”だろうか。

 

【ルズールスの念獣

Image may be NSFW.
Clik here to view.

細い脚や触覚(?)や羽(?)を持つ昆虫の様な念獣

男性器の様な形状にも見えるが、今のところルズールスにそれを匂わす行動はない(絶えず手元におクスリがあるため連想はしやすいが)。

歯がボロボロなので、ルズールスもシンナーなどでボロボロなのだろうか。

全体像も不明で今のところ能力不明

 

【ルズールスの護衛

Image may be NSFW.
Clik here to view.

第2王妃所属警備兵隊長・サトビ

若干アトムっぽいオジ様。ドゥアズル系の警備兵隊長は皆熟練の優れた印象を受ける。クラピカの念講習会に参加中。

 

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ノストラード組・バショウが警備についている。

バショウが作ったと思われる“キレイなハッパ”を通じて、ルズールスとは友好的関係を構築できた模様。

 

◇第8王子:サレサレ

Image may be NSFW.
Clik here to view.

第5王妃・スィンコスィンコの子で、第5王妃系唯一の王子。

カキン王家の守護性獣。ほとんど性格などわかっていないが“色欲”担当と言わざるを得ないだろう。

“継承戦とかくそくらえ――――――ェェ!!!”

と言いつつも、次の晩餐会(次の日曜日)で何か行動を起こす模様。

 

どうでもいいが知人が気にしていたので、サレサレの部屋に注射器が転がっている件について。

針部分は細い様にも見えるが注射器の外筒が太いためお楽しみ用のおクスリというわけではなく、浣腸用の注射器なのではなかろうか(針部分の根元は太いので恐らく上半分が光の反射で飛んでるのだろう)。

まぁ浣腸用の注射器を何に使うかよくわからないですけど、はい。

 

【サレサレの念獣

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ミラーボールの様に宙に浮かび多数の口を持つ球体型の念獣

ヨダレもしくは煙をまき散らしている様だが今のところ能力不明

口の周囲に複数のブツブツがついているが、筋がついているため閉じた目なのかもしれない。また一際大きな念獣の周囲に小さい同型の物体が浮かぶため分裂(増殖)できる様子。

 

【サレサレの護衛等

Image may be NSFW.
Clik here to view.

第5王妃・スィンコスィンコ

ナスビ国王のストライクゾーンは広い。

 

Image may be NSFW.
Clik here to view.

第5王妃所属警備兵隊長・ムシャホ

クラピカの念講習会に参加中。

 

◇第9王子:ハルケンブルグ

Image may be NSFW.
Clik here to view.

第2王妃・ドゥアズルが第4子。

カミーラ(1)、ツベッパ(5)、ルズールス(7)の弟。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

15歳で飛び級により世界最高峰の大学へ入学、物理学を勉強する傍らアーチェリーの世界大会で銀メダルを獲得するという、王子の中でも抜きんでたスペックを誇るが、生来母親とも二人の姉とも折り合いが悪く不遇だったと公言している。

カキンの王族政治を根本から変えようとしており、内外からの支援者が多い一方敵も多い。

 

父親のナスビ国王の顔を立てる為に出航セレモニーには参加したが「血塗られた王位は不要」と継承戦への不参加(辞退)を宣言している。

しかしナスビ国王はカミーラ(2)とチョウライ(3)から出た“王になる条件”の定義に関する問いに対して“生き残った唯一名が正式な王位継承者―それをどう解釈するかも含めての継承戦”と告げているため、他13名の王子の王位継承権を剥奪もしくは放棄させるなどして、無血継承も認められるのかもしれない。

もちろん上位王子陣がそれを快く受け入れるハズもないから、その過程で王たる器を示すことに繋がるのだろうが。

 

【ハルケンブルグの念獣

Image may be NSFW.
Clik here to view.

羽のような体毛に覆われた双角の単眼の鬼の様な念獣

今のところ能力不明だが、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ハルケンブルグとその護衛達の左手に刺さっている(?)羽は、“王子が説く「覚悟の刻印」そのもの”らしいので、どうもハルケンブルグの念獣の能力(恐らく体毛)の様である。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

正確な状況がわからないが―

ハルケンブルグが護衛達の全滅(気絶しているだけ?)を確認し、

ハルケンブルグが眼を覚ますと自分も護衛も左手に羽の刻印があった

―という状態。

 

共通点が気絶(昏睡?)のため、羽の力で気絶状態から回復したか、羽で攻撃されたことによって気絶していたか、ということなのだろう。
前者だとすると、護衛達が何らかの攻撃(念攻撃、他王子の守護霊獣、化学兵器系:神経ガス等)を受けており、その後ハルケンブルグも攻撃を受け昏倒。
AOP型の念獣は通常術者が昏倒等すれば維持できないが、守護霊獣は寄生型で宿主が死んでいなければ=ランニングコストを賄えれば活動可能と思われるため、ハルケンブルグの念獣が羽を飛ばし治療したということだろうか。
覚悟の刻印”という名称から何らかのデメリットがあるのだろうが、回復できるが寿命を大きく削る、といった感じだろうか。
しかしそれなら手に羽が残る必要はないから、回数制限があって3枚目は治療できるが復活後数時間しか生きられない等だろうか。
後者だとすると、プフの改造を連想する。
攻撃を受けた者は見た目こそ変わらないが大きな変化が起きており、その変化に身体が適合するまで、あるいは変化に要する一定時間気絶状態に陥る、といった感じだろうか。
状況的に念使用が可能となるとありがたいのだろうが、それだとクラピカの念講習会の意味が薄まるから、別の効果か、名称的にも大きなデメリットがあるのだろう。
"自分にも他人にも厳しい" "血塗られた王位など要らない"
ハルケンブルグの言葉や評価から連想されるものはいくつかあるが、今後の継承戦との関わり(使われ方)を考えると中々に難しい。
羽の力で念が使用可能になるが(≒シャルナークの自動操作)、その使用で血が流れるならば“鬼”化が進み、一定回数で鬼化=暴走後死亡だとか、心を失う、などだろうか。
あるいはイルミの強力な針じゃないが、シンプルに"頑張り過ぎて死ぬ"といった感じだろうか。
鬼化の方だと敵に飛ばしまくればいいから、使用条件があるのだろうけど…それだと「11人いる!」のところで、未来の私が困るかもしれない。
一応の落としどころとして、ハルケンブルグが仲間と認識しているものに使用可能、といったところか。

まぁ上記は妄想に過ぎないので能力不明には変わらないが、恐らくハルケンブルグ自身の念獣の力ということで良いのだろう。
しかしそうだとすると、霊獣は"他の霊獣が憑いた人間を直接攻撃しない"が、"宿り主は攻撃できる"ということになるのだろう。
クラピカの気になる発言と合わせると強烈な裏技になるのだろうか。

―ハルケンブルグ殺害を狙っていた者が護衛の中に潜伏しており、その者が継承戦の内容について事前に「多少」知っており、予め“覚悟の刻印”を模した能力を身に着け、継承戦に乗じて殺そうとしていると考えることも一応出来るが、そこまでゴチャつかせる所ではない気がしている。

 

【ハルケンブルグの護衛等

護衛隊長不明

名前がわかっている護衛もいるが、恐らく覚える程でもなく後で触れる部分に関わってくるため省略。

正直、一応挙げている隊長名も覚える必要はないと思われる。

 

◇第10・11王子:カチョウ・フウゲツ

Image may be NSFW.
Clik here to view.

第6王妃・セイコが第1子と第2子。

性別は明確になっていないが―フウゲツが晩餐会で男装をしているのは気になるが―恐らく体型やしぐさ等から姉妹かと思われる。

お互いの呼び名はそれぞれカーちん・フーちん。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

一見イジワル王子(カチョウ)愛され王子(フウゲツ)に見えるが、心音でその者の他人の心理状態を知ることができるセンリツによればカチョウは自分を偽っていると言う。フウゲツも何か特別なことをしている様子はないため、「フウゲツとの比較」で良く思われているだけの様に思われる。

 

フウゲツは自分を偽ることで従事者や護衛から敢えて孤立する道を選んでいる模様。護衛はルックスで選ぶと知られる二王子のもう1人でもあるが、タイソンとは反対に不細工系を揃えている。顔への嫌悪感を下地に置くことででキツく当たり易くするためだろうか。
後述のセヴァンチ王妃のところがそうだった様に、同王妃系王子は護衛も共有することができるから―自分も死にたくないがそれ以上にフウゲツに死んで欲しくないという気持ちが強く―自分の護衛をフウゲツに回すためのお膳立てなのだろうか。
しかし護衛や従事者の反応からカチョウは乗船前からずっとあのような態度を取っていた様に思われる。形式的には序列は関係ないが実質的には序列の高い王子の方が優遇されるから、自分ではなくフウゲツを王にするために自分を下げ続けていたのだろうか。
そう思うとNo359での“RG財団のジジイが(カチョウを)エロイ目で見てきた”というのも実はフウゲツがエロイ目で見られていて、フウゲツを守るため席を離すよう指示を出していたと採れるし、フウゲツは携帯はデコっているのに晩餐会では男装していたのもカチョウから変な虫がつかないようにと指示を受けていたからと採れるのかもしれない。
このパティーンだと、双子で良くある"入れ替わり"を使って自分の命を捨ててでもフウゲツを助けようとするのかもしれない(化粧を取ると実はそっくり)。

 

ひとまずNo361-370では両者共にほとんど追加情報は出ていない状況。

 

【カチョウ・フウゲツの念獣

No370時点で宿主不明の念獣として巨大ワームクラゲが残っており―

Image may be NSFW.
Clik here to view.

―少なくとも2体の内1体はカチョウ・フウゲツどちらかの念獣であろうが現状不明(巨大ワームはタイソンの可能性もあるかも)。能力も不明

 

【カチョウ・フウゲツの護衛

護衛隊長不明

Image may be NSFW.
Clik here to view.

カチョウの護衛としてノストラード組・センリツ

 

◇第12・13王子:モモゼ・マラヤーム

Image may be NSFW.
Clik here to view.

第7王妃・セヴァンチが第1子と第2子。

マラヤームの愛称はマーくん。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

セヴァンチはマラヤームの溺愛している様で、モモゼに付いている護衛(ハンゾー含む)―上位王妃からの警護(=監視)人6名を除いて―全てマラヤームに配置させたが、その結果モモゼは暗殺(絞殺)されてしまった。

 

上位王妃からの警護人は通常であれば監視役程度のいわゆる下っ端だが、継承戦においてはライバルの王子を暗殺し王子が王となった暁には要職が約束されている模様(一応まだ、上位王妃の警護人の6名の中に暗殺犯がいると確定しているわけではない)

 

【モモゼの獣

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ドーモ君を混ぜたネズミ型のヌイグルミのような念獣(復元図)

 

明確にはわかっていないが、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

モモゼに憑く本体と、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

索敵用の分身と、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

目標誘惑用のチビ分身と、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

目標の耳の中で、目標を操作する蜘蛛型のぬいぐるみのような別形態がいる模様。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

サイールド(協専ハンター)の1例しかないが、「おヒマ?」という呼び掛けに応じると(恐らく“YES”でなくとも良い)耳元に誘惑役が憑き「おヒマが出来たら教えて?」という問い掛けにYESと答えると蜘蛛が憑き操作されるという能力―それも念獣の発する声も非能力者には聞こえないため念能力者を操作する能力と言える様だ。

目標誘惑用のチビ分身は、対象の焦りやイラ立ちを誘うためにか「おヒマ?という呼び掛けに応じた者にしか見えない仕様

 

宿主にオーラ的負担を掛けないためにか目標に憑く蜘蛛は寄生型だったが、モモゼはオーラ切れを起こし、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

守護聖獣は活動を停止(消えゆく描写があるため、恐らく消失)し、モモゼは暗殺されてしまった。

 

【マラヤームの念獣

Image may be NSFW.
Clik here to view.

魚の様なヒレを持つドラゴン型の念獣(復元図)

Image may be NSFW.
Clik here to view.

短期間(この時点で9時間に満たない)で驚異的な成長を見せており(まだ大きくなっている)、「龍」というよりも「竜」に近い風貌に変化しているが能力は不明

 

【モモゼ・マラヤームの護衛等

Image may be NSFW.
Clik here to view.

第7王妃・セヴァンチ

マラヤームを溺愛している様だが、モモゼを愛していない訳ではなくモモゼの暗殺犯の特定に躍起になっている。

 

護衛隊長不明

Image may be NSFW.
Clik here to view.

モモゼの護衛として協会員・ハンゾー

実質的雇用主(セヴァンチ)の命令とは言え、モモゼから離れたことで暗殺を許した自身に激しい怒りを隠せずにいる。

ハンゾーはモモゼの暗殺犯はまだ犯行を続けると考え、“次は止める”と覚悟を決めた。

モモゼに付いていた上位王妃からの護衛6人が犯人である可能性は高いと思われるが、その6人は現在軍に拘束されているためハンゾーは手を出すことは難しいようにも思われるが、ハンゾー自身も分身を使えると話しているため、暗殺犯が軍に拘束されることで安全が約束された独房の中で次の犯行を重ねようとしてるところに、ハンゾーが暗殺犯が同じやり方で忠義を果たそうとするのかもしれない。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

マラヤームの護衛として協会員・ビスケ

 

―以上、継承戦絡みの王子関連は終わり。

能力関連1(クラピカ)へ続く。

【part.3】HUNTER HUNTER【No.361-370】

Image may be NSFW.
Clik here to view.

No.361-370のメモ+各所感。

アメーバの仕様上(文字数制限)、5つに分割。

1 → ワブル+上位1~5王子関連

2 → 下位王子関連

3 → このエントリー(No.361-370で登場した念能力関連-1(※クラピカ)

4 → No.361-370で登場した念能力関連-2(※ほぼクラピカ)

5 → No.361-370で登場した念能力関連-3(※「11人いる」関連)

 

◆クラピカ関連

Image may be NSFW.
Clik here to view.

何年越しになるのか。

ついに人指し指の能力も明かされたが、今回は大きな能力の制約も明かされた。

 

◇絶対時間(エンペラータイム)の制約

緩く言えば「どの系統の能力も100%引き出せる」能力、もう少し正確に言えば「覚えた能力であればいかなる系統のものでも100%の精度・威力で使用できる」能力だが、発動時一秒につき一時間寿命が縮むことが明かされた(目安:1時間使用で150日の寿命が縮む)。

今回の旅の初日時点でクラピカは約3時間+約9時間(強制発動)使用したため、5年弱の寿命を縮めたことになる。

 

ヨークシンの時点では今回ほど長い時間使っていなかったが1日半以上昏睡状態に陥ったにも関わらず、今回は3時間も継続使用したが昏睡時間は9時間程であった

また“制約を設けても体の負担が軽くなる訳ですならないのか”と、昏睡後に訪れた肉体的負担に対してクラピカが驚いた様子があったため、ヨークシンで使用時間が短かった割に反動が大きすぎることへの反省として、ヨークシン後に設けた制約かと思われる

しかし使用することで寿命を消費してしまうことや、ここまでの長期戦を想定していなかったこともあってか制約を設けた後の十分な負荷テストなどは行っていない様子。

 

◎強制ブラックアウト(失神)

クラピカは絶対時間を限界を超えて使用した場合強制的にブラックアウト(失神)する。

今のところ連続使用は3時間が限界の様子だが(限界直前に爆音のような脈動が鳴り響く)、後述の薬指の能力のコストによっては限界の時間が変化する可能性もあるとクラピカは危惧している。

ちなみに絶対時間発動条件が「緋の眼出現時」であるだけで、必ずしも“緋の眼状態=絶対時間使用中”とは限らないと思われる。

 

◇奪う人指し指の鎖(スチールチェーン)

Image may be NSFW.
Clik here to view.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

鎖の先端についた注射器を対象に刺すことで、血液を抜き取る様に相手の念能力を抜き取る(奪い取る)ことができる能力で、さらにその後も吸い続けることで対象のオーラを奪い“絶”状態にもすることが可能

 

クラピカは修行の際、鎖の能力を「一人で戦い抜くため」だけに使い、一人で戦うことに拘るであろうことを師匠のイズナビから指摘を受けていた。

“…何が悪い?”と、話を聞き入れようとしないクラピカに対しイズナビは、能力には相性がありコンビの攻撃(恐らく念のコンボを指す)は個人の力を凌駕しやすいため、念での戦いは相手が複数ならこちらも複数であることが大原則であることを説く。

そして、何が悪いかは戦ってみればわかるだろうがそれでは手遅れになるため、折衷案として実際に戦ってみて何が足りないか実感したらそれを補う能力を加えられるように鎖の能力を1つ決めずに残しておく様にと助言をした。

 

そうして実際にクラピカはヨークシンでの戦いで“個の戦いの困難さ”を経験し、仲間達―ゴンやキルアやレオリオ―の協力に感謝の想いを寄せながらも、

それでも…!! だからこそ!! 一人で戦い抜く力が欲しい!!

と、この能力を産み出した。

この奪う人指し指の鎖(スチールチェーン)と後述の派生能力は緋の目を取り戻す戦いへのクラピカの覚悟の表れであり、「個」でありながら「集団」たりえる能力と言えるのかもしれない。

 

◎対象を絶状態にできる理由

作中で言及されていないが、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ヂートゥ戦でモラウが隔絶された念空間に閉じ込められた際に、現実世界にある紫煙機兵隊(ディープパープル)を解除できたとして、そのオーラをこの空間に戻すことができるのか?という疑問がほぼ答えかと思われる。

 

念は体外に出したオーラ(=AOP)を元に使役される。

AOPは念の作業領域(=メモリ)の側面を持ち、放出系能力で切り離さない限りは体から離した状態であってもAOPを共有した状態にあり、体内から新たにオーラを出すこともできない様である。

つまりクラピカのスチールチェーンは対象のオーラ=AOPを吸い取り、注射器の中という隔絶空間に拘束することで対象を絶状態にしているのだろう。

 

◎能力の読み方について

「盗む(steal)」と言うと「スティール」という読みの方が私は馴染むが、野球好きの作者は盗塁の「スチール」の方が馴染んでいたため“スチール”にしたのかと思われる。

 

◎クロロの能力との関係について

能力の性質、ヨークシン後にこの能力を産み出したであろうこと、そして注射器に十字架が刻まれていることからどうしてもクロロを連想してしまうが、クラピカはヒソカからクロロの能力の内容は聞いていない上、実際にクロロはクラピカの前で能力を使用してもいないため知る機会自体がない。

そのためクロロの影響を受けたというわけではなく、クロロとは全く異なる理由でクラピカの願望を現実化した結果かと思われる。

 

◇人指し指の絶対時間(ステルスドルフィン)

Image may be NSFW.
Clik here to view.

奪う人指し指の鎖(スチールチェーン)奪った能力をドルフィンに搭載(セット)することで、能力の解析・使用が可能となる

奪った能力の使用権はクラピカだけではなく、他人(非能力者も含む)にも移行可能

ドルフィンに能力をセットした場合、奪った能力を発動させた上でドルフィンを解除しない限り強制的な絶対時間の使用が続く

奪った能力は1度のみ使用可能(※失敗もその1回に含まれるかは不明)で、使用後は持ち主に自動的に戻る

 

能力を発動すると、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

注射器の十字架に巻き付くイルカが

Image may be NSFW.
Clik here to view.

左右に空の注射器を備えたイルカ型の飛行物体として顕現する。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ドルフィンの空の注射器に奪った能力をセットすると、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ドルフィンは奪った能力の解析を行い使用者に伝達、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

助言を含め、使用者をサポートする。

 

使用権を移行(能力をシェア)する場合は、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

奪う人指し指の鎖(スチールチェーン)で移行する人物を刺す必要がある。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

刺された者の耳には十字の細工が施されたイヤホンが現れ、ドルフィンのサポート受けることができる。

使用者が指示を出せば能力の発動はドルフィンがしてくれるため、非能力者であっても使用可能。

ただし非能力者が能力の使用権を移行された場合、副作用として念能力に目覚めてしまう(オーラが知覚可能になる)。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

能力の元ネタはMicrosoft Officeのイルカ先輩なのだろう。

 

ここまでだとチート級の良い事尽くめの能力に見えるが、恐らくとんでもなく超ハイリスクな能力

 

◎強制ブラックアウトもシェア

Image may be NSFW.
Clik here to view.

クラピカは限界を超えて絶対時間を使用するとブラックアウトしてしまうが、、そのブラックアウトは能力をシェアしている者にも及ぶ

クラピカがブラックアウトすると同時にシェアパートナーもブラックアウトしクラピカが目覚めるまでその者も目覚めない模様。

 

今のところ絶対時間の連続使用は3時間が限界で、それを超えるとその3倍の9時間ブラックアウトする様だが、奪った能力の威力(コスト)によって限界の時間が変化する可能性があるとクラピカは考える。

しかし無理を続けることにより、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

蟻編でのモラウの様にクラピカ自身の体調が今後悪化して行くだろうから、奪った能力の威力(コスト)に関わらず、限界の3時間自体が怪しくなってくるように思われる(+3倍の時間分のブラックアウトも体調の悪化により伸びる可能性もあろう)。

一刻も早いビスケの合流が望まれるが、それにはマラヤームの死が必要となるため何とも…。

 

しかしそれにしても、仲間を巻き込まないために一人で戦うことを選んだ結果として生み出された能力にも関わらず、不確定な自分の限界に仲間を巻き込むこの能力は、クラピカの自己矛盾の顕れなのか、強い効果故の反動(制約)なのかは不明だが、最も術者の心を反映し、自動的に生成される特質系の落とし穴なのかもしれない。

 

特質系能力の核心部分は恐らく「願望の成就(現実化)

本来、大変なイメージ修行を要する具現化系能力であっても、特質系を経由すればピトーの玩具修理者(ドクターブライス)やヂートゥのボーガンクローの様に瞬時に産み出すことが可能。

しかし玩具修理者(ドクターブライス)により、ピトーが動範囲の制限を受けたり絶状態に陥るなど思わぬ制約を受けていた様に、予め自ら制約と誓約を決めて生み出したわけではない故に、“思わぬ落とし穴”が潜んでいることもある様だ。

 

クロロの盗賊の極意(スキルハンター)やクラピカの絶対時間(エンペラータイム)の様に、特質系能力であっても後から調整(制約内容を変更)可能の様だが、それはあくまで術者が落とし穴に気づいた後の話。

今回のクラピカは自身の能力に潜んでいた落とし穴の数々に初めて気づいたばかりである。

すぐに調整できるものなのか、何度も調整できるものなのか、不明点も多いが恐らくこの旅の中でクラピカはリスクを考慮して調整を行わない様に思われる。

 

◎強制的な絶対時間

Image may be NSFW.
Clik here to view.

こちらもクラピカが初めて知った落とし穴。

ドルフィンに能力をセットした場合、奪った能力を発動させた上でドルフィンを解除しない限り強制的な絶対時間の使用が続くが、それはクラピカがブラックアウト中も有効に働く制約であった

 

クラピカはブラックアウトから目覚めた時、ドルフィンが稼働していること(=絶対時間が使用されていること)に驚いていたが、果たしてどのような理解なのだろうか。ステルスドルフィンの内実も読み解く必要がありそう。

 

まず、そもそも何故クラピカはステルスドルフィンの使用にあたって、絶対時間を併用する必要があるのか

クロロやレオルの能力からも他人の念を利用するのは特質系でよいのだろう。

そして、2つの能力―

奪う人指し指の鎖(スチールチェーン) → 人指し指の絶対時間(ステルスドルフィン)

―の兼ね合いから、奪う段階では絶対時間は不要だが使用の段階では必要な模様

 

クロロやレオルの能力と違い、クラピカの場合はドルフィンにセットした場合は“奪った能力を使用しなければならず”、奪った能力の系統によっては絶対時間を併用しなければ使用自体が出来ないため、だろうか。

絶対時間は覚えた能力であれば…100%…で使用できる能力であるから、奪った能力によっては―例えば強化系レベル10の能力―クラピカがそもそも覚えることができない能力だから、絶対時間の条件に合わない様にも思われるが、恐らく奪った能力の使用権を得ることで覚えた能力としてみなされるのかと思われる。

スチールチェーンは能力の持ち主オーラを奪うこともできるから、そのオーラを能力の使用に用いることができれば絶対時間は必要ないのだろうか?

いや―何でもいいが専門技術的な機器を全て用意された状態でSTAP細胞作って下さいと言われても作れない様に―やはり使用には使う側の技能も必要だから絶対時間は必要なのだろうか。

しかし、奪った能力が得意系統の可能性も十分あるのだから、最初から絶対時間が入ることには別の理由があるのだろう。

 

特質系能力が合理的に創出されるわけではなさそうだから“願い”との帳尻合わせ=制約だろうか。

ステルスドルフィンがAOP型だった場合、恐らく術者に対して極めて有利に働いてしまうと思われる。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

蟻編でシュートが暗い宿(ホテルラフレシア)で奪ったわずかな傷(ユピーの複眼)を無駄にしないため何とか意識を保とうとしていたが、AOP型は気絶により解除されてしまう

 

クラピカのステルスドルフィンは奪った能力の発動条件が極めて厳しいものだった場合、絶対時間の使用を強いられ続けるという文字度通り“致命的”なリスクがあるが、もしAOP型だった場合は限界時間の3時間を待てば強制的にブラックアウトしてドルフィンは解除され、450日分の寿命と引き換えで済んでしまうのだ。

失敗したら寿命が450日も失うというのは大きいリスクにも思えるが、世の能力の中で発動自体が難しい能力を有する者がどれだけいるのかという現実的なことを考えれば、ひょっとすると大きなリスクではないのかもしれない。

 

クラピカの能力は他の同系統の能力に対して―極端な話、注射器を刺せばいいだけで―条件が緩すぎるという点がある。

シェアパートナーに負傷の様子もないため、注射器は敵が硬すぎると刺さらないといったものではなく、当たったら(正確には当たって吸われたら)アウトといったものの様に思われる。

そうするとその緩さに釣り合うリスクがあるハズで、恐らくそのための外在化なのではなかろうか。

ドルフィン(AOP型)放出系能力で外在化すれば(EOP型)、術者が気絶しようが維持されるから、緩い使用条件に対して使用即ち死に直結しうるリスクを孕んだ能力となる。

 

ただクラピカはこれまでのブラックアウトの経験から気絶すると緋の眼が解除されていたことを確認していていた=絶対時間も気絶で強制解除されるから、ドルフィンは解除こそされないが使用条件を満たさないため停止状態(?)に陥るだろうとクラピカは考えていた、といったところだろうか。

気絶しても緋の眼状態が維持されているというのは、ひょっとすると強制的に“仮死”状態にされているくらいの表現の方が近いのかもしれない。

 

◎奪った能力は持ち主が死んでいても使用可能

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ベンジャミン(1)の私設兵・ビンセントはクラピカのスチールチェーンで能力とオーラを奪わた上で拘束され、自白を強要されると思い服毒自殺を図ったが―

Image may be NSFW.
Clik here to view.

虚空拳(エアブロウ)はクラピカの手元に残っている模様。

特段クラピカに驚いている様子はないためクラピカはこの性質を把握していた様だ。

 

クロロやレオルの能力にさらにイカルゴの死体と遊ぶな子供達(リビングデッドドールズ)の性質を付け加えた様なチート性にも思われるが、恐らくこれもクラピカを縛る制約(もちろんプラスにも働き得るが)

持ち主殺すことで手放せるならば、使用が困難もしくは実質的に不可能な能力を奪った場合、「持ち主を殺す」というクラピカに極めて有利な逃げ道が出来てしまう。

 

もちろん、クラピカにはそれなりの精神的負担が伴うだろうが、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

既に自分の意志に殉ずることを決めているため、取り得ない選択肢でもないのだろう。

つまり“奪った能力は持ち主が死んでいても使用可能”というよりは、奪った能力は持ち主が死のうが使わなければいけないと言った方がいいのかもしれない。

 

◎絶対的使用不可のケース

どうもステルスドルフィンは絶対的に使用ができないケースがあるように思われる。

1つ目が、複数の能力の併用を求められる場合。

問題になりそうな能力者として近いのがメレオロン。

メレオロンは自身で透明能力(能力1)と、神の不在証明(パーフェクトプラン能力2)と、神の共犯者(能力3)の3つの能力を有していると話していた。

もし能力強奪がランダムで、最初に奪ったのが能力3だった場合―能力2との併用が前提のため―使用ができない。

ドルフィンは左右に注射器を備えているため、恐らく2つまでなら何とかなると思われるが、もしこの能力2能力1を有している(習得していること)が前提になっていた場合―3つ以上の能力の併用が求められた場合―クラピカは奪った能力の使用が出来ない様に思われる。

同系統の能力者ならば「使用出来ない能力として諦める」でも良いかもしれないがクラピカには死のカウントダウンが始めるため、クロロの様に「調整して使用できるようにする」しかないのだろう。

クロロは“調整により厄介な制約が増えた”と言うが、現時点でかなりヤバ目のステルスドルフィンはどうなってしまうのだろうか。

まぁ、そこまで面倒な能力を使う者は滅多にいないだろうから、作中では関係ないのかもしれない。

 

2つ目が、持ち主の肉体的特徴に依存するような場合。

パッと思い浮かんだのが同じくキメラアントのヒナ。

ヂートゥに憑いたポットクリンを除念したが、恐らく能力の中核はキメラアントの摂食交配で、恐らく蟻という種でなければ出来ないだろう上、子宮も必要となろう。

ただ現実でも男性の妊娠(腹膜妊娠)が一応可能な上、接触交配自体が念能力と考えれば可能なのだろうか。

では少し例を変えて発動条件が、持病等の“ある症状”が出ている時だとか、クラピカの様に緋の眼出現時といった肉体的特徴としておこうか。

クロロが両手を空けないと発動しない能力を盗んだ事で調整を余儀無くされた”と話していたから、クラピカも能力強奪“後”でも制約調整は可能なのだろうか。

クラピカの性格的に想定外のリスクを避けて積極的に調整はしない気がするが、このパターンで調整せざるを得なくて、能力にさらなる要素(制約)が出てくる可能性はあるのかもしれない。

 

◎ドルフィン関係色々

よくわからないところ6つほど。

まず1つ目。サイールドの発言に絡んだ、クラピカ使用時の可視性について

Image may be NSFW.
Clik here to view.

“一応もう少し説明しておく”と、ドルフィンの説明で欠けていた部分を補足してくれていた。

 

ドルフィンがステルス化されるのは使用権譲渡中だけで、クラピカ自身がドルフィンを使う場合はステルス化されず、あの場でドルフィンがクラピカに奪った能力の説明をしたことをサイールドも聞いていたからなのか。

それともサイールドの捕縛から、カキン軍の到着までの場面転換は隠れているから描写外でクラピカがドルフィンから得た情報をビルとの会話の中で触れていたから、なのか。

ステルス化されていない場合、“隠状態”なのか“丸見え状態”なのかどちらかだろうが、カキン軍兵が来ている際、兵士たちが反応している様子もないから前者なのだろう。

そうするとオーラも奪われて“絶状態”のサイールドがドルフィンの声を聴くことはできないから描写外でクラピカが…会話の中で触れた、ということなのだろうか。

 

2つ目解析能力について

サイールドに能力内容を補完された部分があるが、クラピカからドルフィンに質問すればサイールドから得た情報部分も得られたのだろうか。

それともドルフィンの解析能力は完全ではないのだろうか。

“解析”という言葉のニュアンス的にサイールドが教えてくれた情報をちゃんと得ている様に思われ―能力の元ネタのイルカ先輩も質問しない教えてくれないから―恐らく“質問すれば教えてくれる”と思われる。

要するに概要は自動で説明してくれるが、落とし穴は“質問しないと教えてくれない”のかも。

 

3つ目助言含む説明時間について

Image may be NSFW.
Clik here to view.

比較的単純な能力だった裏窓(リトルアイ)でも、普通の速度で話しても10秒ほどはかかるだろう。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

以前クラピカは旅団との戦いの中で、距離を置いた状況下での攻撃到達時間が約0.5秒、それも旅団レベルならば余裕でかわせる時間と触れていた。

接近戦となれば両者の攻撃到達時間はもっと短くなるだろうが、ドルフィンの説明を聞いている余裕などあるのだろうか。

「1対複数」で、敵の1人の能力を奪えば(+絶状態にすれば)、他の敵を牽制できるし、奪った持ち主を人質やら壁に使えるから多少時間は稼げるのだろうか。

しかしその一方で、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

蜘蛛熊が通気口に入る直前にドルフィンに奪った能力をセットし、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ドルフィンが説明を終えたところで蜘蛛熊が通気口に入っているから、ドルフィンの説明時間は極端に短い様に思われる。

 

ドルフィンは言葉で説明をしている様だが、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

“頭と直接交信して”いると言うから、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

実は記憶弾(メモリーボム)のように直接頭に解析情報を叩き込んでいるのだろうか。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

あるいは心滴拳聴に近い現象で、ドルフィンは使用者との時間を凝縮させていたりするのかもしれない。

 

4つ目ドルフィンセット後でも奪った能力がクラピカの手元にある件について

クラピカがサイールドから能力を奪い、既にドルフィンにセットした後だが、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

サイールドから“オレの能力はどうなってる?”と問われた際、クラピカは“まだこの中だ”と、手元の注射器の中にあると答えているがどういう意味なのか。

特定の人物にしか見えなかったり、オイトにイヤホンが付くが実際は頭に直接話しかけていたりするから、実はドルフィンは幻覚的なものに過ぎないのか。

単に能力の核心部分を伝える必要はないから説明を省いてしまっているだけなのだろうか。

恐らく後者でよいのだろうが、ひょっとすると本質部分にに関わっているのではないかと少し気になっているやり取り。

 

容量オーバー。続く。

【part.4】HUNTER HUNTER【No.361-370】

Image may be NSFW.
Clik here to view.

No.361-370のメモ+各所感。

アメーバの仕様上(文字数制限)、5つに分割。

1 → ワブル+上位1~5王子関連

2 → 下位王子関連

3 → 能力関連1(クラピカ)

4 → このエントリー(※クラピカ続き+その他+11人いる

5 → 能力関連3(「11人いる」続き)

 

アメブロの容量的都合で、part3が中途半端なところで切れてしまったがクラピカの能力のドルフィン関連でよくわからないところ6つ5つ目から。

 

◇人指し指の絶対時間(ステルスドルフィン)

◎シェアパートナーの耳に現れるイヤホンの意味

Image may be NSFW.
Clik here to view.

5つ目

ドルフィンは“頭と直接交信して”いると言う。

しかし音声通信ではないのなら何のためにイヤホンが現れるのか。

何か意味はあるのか。

 

恐らくだが、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

オロソ兄妹の死亡遊戯(ダツDEダーツ)が、バッジを敵に付着させることで発動した(ダーツゲームとリンクさせた)様に、イヤホンも―良くも悪くも―クラピカとシェアパートーナーをリンクさせるための呪具のようなものかと思われる。

 

作中でオーラの流れが明確になっている発がゴンのジャジャン拳くらいしかないため、20巻当時のジャジャン拳グーをモデルスキルとして考える。

“硬”で殴るだけの技なので極端な話、AOP100の能力者がしてジャジャン拳グーすれば(SOC100オーラ)、それでもこの能力を使用したことになるが、あくまでモデルケースとしての検討なので今回は必要AOP2000オーラ固定とする。

 

ジャジャン拳グーはAOP2000が必要。そして使用時2000オーラが消費される

そのためオイトの様な非能力者にシェアする場合

能力と一緒にオーラも奪えていた場合はSOC2000を、

オーラは奪えていなかった場合はAOP2000SOC2000を、

クラピカが負担しなければいけないのだろう

※シェアパートナーが能力者だった場合もオーラ質が合わない可能性もあるだろうからクラピカが一律負担することになるとは思われる。

 

そのためにシェアパートナーとクラピカをリンクする必要があり、その副作用としてブラックアウトもシェアしてしまうのではなかろうか。

 

◎ドルフィンの攻撃について

Image may be NSFW.
Clik here to view.

最後の6つ目

Image may be NSFW.
Clik here to view.
“ドルフィンは私とクラピカにしか視えていないから…周りの人にはビルが能力を使っている様にしか視えないはず”

と、オイトは考えていたがドルフィンは“攻撃もステルス”なのだろうか

 

ステルスドルフィンが奪った能力を使役しているのだから、いわゆる念のコンボ。以前操作系能力のところで、念のコンボには成立しえないものがありうることに触れたが、ドルフィンの攻撃もステルスだとすると正にそのパターンにハマる場合があろう。

 

しかし作中の表現も微妙なところ。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

謎の黒い虫に向かってドルフィンが裏窓(リトルアイ)を発動させた際、2つオーラが当たった描写がある。

もちろんドルフィンが飛ばしたオーラと、ビルが偽装で飛ばしたオーラでよいのだろうが、これはベンジャミン(1)の私設兵・バビマイナ(クラピカ曰く“相当の使い手”)の監視下で行われていた。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

バビマイナの視線は虫の方に向いているため、何もないところからオーラが飛び出してきたところは見えていないかもしれないが、虫に角度が異なる2つのオーラがぶつかったことは見ているハズなのだ。

しかしこの時点でこれがビルの能力であることに疑いは持たれておらず、心の声含め2つオーラが飛んでいたことに関しては一切触れられていない。

 

「ドルフィンは攻撃もステルス」ということなら描写の違和感はなくなるが、それだとノヴの窓を開く者(スクリ-ム)と、メレオロンの神の共犯者もコンボ可能となりかねないのではなかろうか(恐らく操作系ルールの反する)

Image may be NSFW.
Clik here to view.

モラウの紫煙機兵隊(ディープパープル)に敵との直接接触を避けることで人形であることを悟られない様な操作プログロムが組み込まれていたように、ドルフィンにもシェアパートーナー(特に非能力者)に危険が及ばないように攻撃の際には偽装工作を行うようにプログラムが組まれているのだろうか。

今回のケースで言えば、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

魔貫光殺砲のようにビルの飛ばしたオーラを追尾するような動きをしていたとかなら、バビマイナは“そういう技=2つオーラを飛ばす技”だと理解してくれたのかもしれない。

ただ、今のところステルスドルフィンの攻撃が1例しかないため、次がその判断となるかもしれない。

 

…ドルフィン関連で書こうと思っていた何かがぶっこ抜けてる気がするが、それが何かわからないので恐らく大したことではないのだろう、たぶん。

ひとまずクラピカ関連はこれで終わりにして、No.361~370で登場(?)した念能力関連に触れていこうと思う。

 

◆念能力関連

クラピカに比べると情報が少なすぎて大して書けるようなこともないんだけども、一応気になったところを挙げていく。

◎無主物先占の法理の補足?

Image may be NSFW.
Clik here to view.

“操作系能力は早い者勝ち”らしいのだが―、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

クラピカは裏窓(リトルアイ)で、サイールドに憑いているであろう念獣を逆操作しようと考えていた。

しかし、守護霊獣はルール(=操作系能力)で動いているのだから既に操作状態と言えそうな気もする

その守護霊獣をさらに操作しようというのはどういうことなのだろうか。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

“念獣”という名称の通り、“操作状態の物体”というよりも“生物”に近く、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

物体操作に類する能力が同じように働く、ということなのかもしれない。

ただ念獣でも自動型(オート)と遠隔操作型(リモート)があるから、逆操作ができるうのは前者だけなのかもしれない。

もしこの敵の能力を逆操作できる能力者が居たら、あるいは生まれたら…敵の王子の霊獣を操ってその王子を殺すことも可能なのかもしれない。

 

◎ビルの念系統検討

明らかになってはいないがビンセントとの戦いの様子や、クラピカ解説から探れるだろうか。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

銃に関してさほど知識もないがこれまでのクラピカの話ぶりから

22口径:ビル使用→念能力者の足止めは難しい

9mmパラ:王子私設兵使用→凝でも無傷では済まない)

45口径:未出→やべー

H&K(ヘッケラーウントコッホ):未出→超やべー

といった感じで、一定以上の銃は念能力者でも命に関わりそうである。

※ただ、クラピカ自身は「特質寄りの具現化系能力者」もしくは「特質系能力者」であり、鎖の具現に一定量のAOPを割いている状態のため、念能力者一般として「9mmパラは“凝”でガードしても無傷ではすまない」訳ではないことは留意すべきであろう。

 

第3王子の私設兵も9mmパラ”という発言から、ビンセントがビルに撃った拳銃も9mmパラなのだろう。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
しかし結構微妙な描写の様に思われる。

まずこの時点でのビルは“凝”ではなく、“堅”を使っている様に思われるが、当たった瞬間は“流”で当たった箇所を防ぎ、その後次の攻撃に備えて“堅”状態に戻しているだけだという可能性もあろう。

次に銃弾がビルに当たっている瞬間の描写。弾丸の周りのオーラ描写があるが、弾丸に纏われたオーラなのか(元々弾丸にオーラを込めていたのか)弾丸がビルのオーラという「壁」に接触している描写なのかはわからない

 

能力の内実はわからないが虚空拳は、放出系能力もしくは放出系寄りの能力の様に思われる。

するとビンセントの念系統も放出系から遠くはなく、念能力者との戦闘を最初から意識していることからも銃弾に予めオーラを込めておくのではなかろうか。

銃使用時に銃を“周”する必要は出るだろうが、「“凝”で致命傷にはならない9mmパラ」が、「避けるか“凝”以上で塞がなければいけない脅威」となろう。

銃発射後、自身の念能力でも追撃できるから、好戦的姿勢を取ったビンセントが十分取りうる行動に思われる。

このパティーンなら強化・変化・放出・操作・具現のどれか

弾丸にさほどオーラも込められている様子はないにも関わらずかなり痛そう+性格的に強化×。

呪具を持ち歩かない・緊急時に取り出さないことから操作×、敵の念系統もわからないにも関わらず距離を詰める様子から具現△、逆に距離を詰めようとする様子から放出も△な気もするが系統不明な能力者との距離を詰める様子は上寄りの印象がある。性格的に変化△~×の様に思われるため、放出系となるのだろうか。

サイールドも放出系能力者だが、カートンの能力(最大5人のセル事が可能な船か車に変身可だがジョイント型で他人のオーラが必要)との兼ね合いでチームとしては具現・放出・放出でもさほど違和感はない。

 

ただその一方で、本当に事前に弾丸にオーラを込めているのか、というそもそもの疑問。

個人的にはその方が自然だと思うが、ミュヘルが“中長期の集団戦では実物の銃を念弾用として携帯するよりも―念の武器を使う方が―断然戦闘効率がいい”と話していた。

恐らく弾丸にオーラ込めることで、長期的に考えると銃の耐久的な問題が出るのだろうが、今回の船旅はおおよそ2ヶ月間

船内での3層以下の反乱など様々な危険を想定するだろうから替えの銃が一定数あろうともムダにはできないだろうし、暗黒大陸(仮)到着後の護衛のこともあるから―自分たち力に自信を持っていることもあり―弾丸にオーラを込めておくというのは過剰な用意なのかもしれない。

また実は虚空拳は放出系能力ではなく、能力使用中AOPが割かれるから近寄らせないため、あるいは牽制用としての拳銃という可能性もあるかもしれない。

こっちのパティーンだと、ただの9mmパラでビルさんは痛がっているため操作・特質・具現のどれかとなるだろう。

呪具を持ち歩かない・緊急時に取り出さないことから操作×、具現特質だろうか。

まぁ残念ながら確信持てるようなものはござーあせん。

 

◎裏窓の鳥(シークレットウインドウ)

Image may be NSFW.
Clik here to view.

カミーラ(2)に派遣されたベンジャミン(1)の私設兵・ムッセの能力。

詳細はわからないが、任意の対象に憑けることが可能で盗聴器のような性質を持っている様だ。内容的にはパームの淋しい深海魚(ウインクブルー)に近いが、フクロウ(?)はオーラの形状変化で象っている様子。今までなかったタイプに思われるため個人的に注目。

No.366時点では第2王妃ドゥアズルに憑けていたが、カミーラ(2)本人に憑けよう(飛ばそう)と画策していた。

 

◆11人いる!(サイレントマジョリティー)

Image may be NSFW.
Clik here to view.

クラピカ主催の念講習会で起きたミステリー事件の犯人の能力。

詳細はわかっていないが、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

座敷人形(黒ぼっこ)の胸元にある蛇の顔のマークは、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

4体の呪唇白蛇(ツチボッコ)とリンクしている様で、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

条件を満たすとターゲットを襲い、1匹なら44秒で全4匹が同時に襲い掛かれば11秒で全身の血を吸い尽くし死に至らしめることができる能力。

 

◎その他の性質

<不可視性>

座敷人形(黒ぼっこ)は術者本人と憑かれた者しか見えない

 

<攻撃対象>

呪唇白蛇(ツチボッコ)の攻撃対象はターゲット(射程)の中に限られる様だ(射程外のミュハンを襲えなかった)。

そして攻撃の条件は「全員注意何かに向いているときの様だ。

 

・何かとは?

全員の注意がロベリー(憑かれた者)が指差した先に向いた時にバリゲンが殺されたことや、全員の注意がミュハンに向いていた際にミュハン攻撃できなかったことを残念がっていたことから、殺害対象に注意が向いていても居なくても攻撃ができる模様。

そうすると“憑かれた者以外”もしくは“術者以外”のどちらかの様に思われるが、「11人いる!」というミステリーのゴールが「招かざる客」を見つけることだから、招かざる客=座敷人形(しかし性質上限られた人物にしか見えないから)“術者以外となるだろうか。

 

・注意とは?

ターゲットが“円をしていて“憑かれた者”にも注意を払っていたら攻撃できないなんてこともないだろう。描写の様子からも注意とは目線だろうか。

 

・全員とは?

同じ部屋の中の全員の可能性もなくはないのだろうが、能力名「11人いる!」からもその11人全員を指すのだろう。

ちなみにこの11人とは誰なのか。「10人しかいないハズなのに11人いる=1人多い」という意味だから、ロベリー(憑かれた者)と座敷人形を除いた9人のことになるのだろうか。

しかし11人の中に座敷人形(黒ぼっこ)も含むとすると、ミュハンが範囲外に居た際に“ターゲット(射程)の10人”と言っていたから、この能力は憑かれた者も攻撃できるのだろうか(何となく憑かれた者は殺せないような気がしてしまうが)。

 

ひとまず繋げると呪唇白蛇(ツチボッコ)は「ターゲット(射程)の10人全員が視線を術者以外に向けているとき」攻撃できるとなりそう。

4匹同時攻撃でも全ての血を吸い尽くされるまで11秒もあること、白蛇が9mmパラ程度で破壊可能であるなら、念能力者が狙われた場合は普通に助かりそうな気もする。

さすがにそれじゃあ使い物にならないから、“呪い”という言葉からも条件を満たして攻撃が開始された殺害対象自身の攻撃は白蛇に当たらず、周りの仲間に助けてもらうしかないといった感じだろうか。

「タゲに出来る者が10人居ないと使えない能力」と言いたいところだが、「サイレントマジョリティー」という読みから、「座敷人形の存在を騒ぎ立てる1人に対して、騒ぎ立てない多数派が生まれる人数=タゲが最低3名以上、最大10名に使用可能な能力」となるのかもしれない。

 

<術者と座敷人形は視覚(感覚)共有?>

Image may be NSFW.
Clik here to view.

術者がヒュリコフのオーラの状態から心理状態を探ったシーンにおいて、角度的に彼の方向が見える人物が限りなく少ない。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

また座敷人形に目線をやるロベリー(憑かれた者)に気づいた際も、それに気づける者はかなり絞られてしまう。

事件前ならまだしも、事件後に周囲の様子を不自然に探っている人物は疑われてしまうだろうから、恐らく術者は座敷人形と視覚を共有しているかと思われる。

 

<ターゲット(射程)とは>

可能性としては白蛇or座敷人形or術者orロベリー(憑かれた者)から近い者順に最大10名だろうか。

11人目が座敷人形で、10人の中にロベリーが含まれるから、座標から近い順に9名ということになるのだろう。

白蛇が攻撃前に隠れている椅子がどこか明確になっていないが、ミュハンが射程外になることから恐らくバビマイナの左側でよいのだろう。

位置的にまとめて考えられるから、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

白蛇中心座敷人形中心で考えるとこんな感じになるのだろう。

肝心のバリゲン(殺された人)が入っとらんやんけ、となるが術者自身はターゲットにならないのであれば、バリゲンも入ることになる。

ただ、ミュハンが良いターゲットと気づいた際に射程外だとしても白蛇も座敷人形も動けばいいのではなかろうか。

座敷人形は誰かに憑いた後は移動できないだとか、白蛇は“条件を満たした攻撃時の動きは一瞬”だが、“通常時の動きは遅い”などの制約絡みが基礎にあるのだろうか。

 

では術者中心で考えるとどうだろうか。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

バリゲンが範囲内に入り、かつミュヘンが範囲外になる人物が犯人。

術者が動く事で射程を変えられるが不自然に動くことで怪しまれるから動けなかった=あの時点でミュハンはターゲットにできないというのはしっくり来る。

ただ犯人は過去にもこの能力を使って来たのだろうが、同一の未解決事件の容疑者の中に必ずその人物がいるなんてコナン君の「あれれぇ~?」待ちになりそう。

変装の達人もしくはクロロが使った転校生(コンバートハンズ)のような能力も有しているか協力者がいるなら十分ありそう。

 

最後にロベリー(憑かれた者)中心ではどうだろうか。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

各キャラ間の正確な距離もわからず、術者はターゲットに入らない可能性もあるため多少ズレる可能性はあるがこのような感じになるだろう。

一番違和感は少ないが犯人は全く絞れないかもしれない。

 

<犯人の一人称は「オレ」>

“座敷人形を視る事が出来るのは能力者自身(オレ自身)と憑かれた者(ロベリー)の2人だけ…!”

女性であっても「オレ」と自称することもなくはないし、変装している可能性もあるから犯人を絞る要素にはならないだろうけど。

 

◎解除条件

「11人いる!」は、座敷人形が1人も殺さずに強制解除されると呪いが術者に返ってしまうらしい。

何らかの解除条件がある様だが、ヒュリコフのオーラの様子に応える形で能力を発動させたものの“集まった者の中には任務の重要性を考えると途中退場になる様な輩はいないと思うが…”と何故か唐突に“途中退場”を危惧していた。

しかし想定外の馬鹿がいたことで、ミュハンがターゲット(射程)に入っていないことを残念がる一方で、強制解除されると呪いが術者に返って来てしまうため、リスク覚悟で早めの1人目に手を出した

繋げるとターゲット(射程)が途中退場(=部屋から追い出される)とダメだったのだろう。

すると「術者もしくは座敷人形からターゲットが離れすぎる」と強制解除となるのかもしれない。ただ“術者から”だとさっきと同じでコナン君待ちになるから、“座敷人形から”だろうか。

他にも憑かれた者が途中で自分以外に殺されたりするのもダメそうな気がするが不明。

 

解除条件も合わせると、この能力の中心は「座敷人形」でいいのかもしれない。

射程は座敷人形を中心とした一定距離にいる10名

術者がその10名の中にいる場合は除かれる、というよりも正しくは座敷人形と術者がリンクしているから11人目=座敷人形であり術者であるためだろうか。

 

◎「11人いる!」能力者=ウッディーら殺害犯?

Image may be NSFW.
Clik here to view.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

吸血という攻撃方法から同じ能力者と連想するが、最初に触れた通り私は否定派。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

まず呪唇白蛇(ツチボッコ)という名称からも、恐らく血を吸うのは蛇の腹部分にある複数の唇の方だと思われるが、アレでウドちゃんの身体に残っていた穴ができるものなのだろうか。デカイ蚊に刺されたたりとか、エンヤ婆の正義(ジャスティス)みたいな特殊な攻撃方法を思い浮かべてしまう。

そして一番の疑問点はウドちゃんの死体が発見された時も追加で4人の死体が発見された時も、誰も“変な女”の話を挙げていないことだ。

上述の通り11人いる!(サイレントマジョリティー)という能力名から、必ずしも11人である必要はないかもしれないが、「“11人いる!”のような状況」=「あれ1人多くね?」の過程は必要なのではなかろうか。

また、結構面倒くさそうな制約と誓約がある様に思われるが、誰にも座敷人形を見せることなくウドちゃんと他4人を殺害できるなら、今回の念講習会でももっと静かに殺害できたのではなかろうか。

 

今回殺されたバリゲンの傷口がウドちゃんの傷口と同じだったらまた違うかもしれないが、今のところ示されていないこともあり、「11人いる」能力者≠ウドちゃんら殺害犯で、ウドちゃん達をヤったのはクラピカの想像通りもっと身近にいる乳飲み子(血飲み子)の方でいいのではないかと思われる。

 

能力関連3(「11人いる」続き) へ続く。


【part.5】HUNTER HUNTER【No.361-370】

Image may be NSFW.
Clik here to view.

No.361-370のメモ+各所感。

アメーバの仕様上(文字数制限)、5つに分割。

1 → ワブル+上位1~5王子関連

2 → 下位王子関連

3 → 能力関連1(クラピカ)

4 → 能力関連2(クラピカ続き+その他+「11人いる」)

5 → このエントリー(※「11人いる」関連続き)

 

◎犯人の動機・目的とは?

そもそもだが、犯人の目的はなんだろうか。

人を殺さないと手が震えちゃう系だとキチ過ぎて想像しづらい部分も多いから、強い忠誠心から生まれる個人行動か、王子もしくは王妃からの任務が基礎にあるのだろう。

 

個人行動だとすると何故殺すのか。

他王子陣営に念能力者が増えることを危惧して狩れる内に狩りに来た?(他王子の護衛兵と接触する機会も少ないため)

しかし念を覚えたてのヨチヨチ歩きの能力者なんて危惧するべきものなのだろうか。非能力者のままであれば「プロの護衛」レベルであったものが、下手に念を習得し視えてしまうことによって余計な情報が判断や鈍らせ「中途半端な護衛」レベルに落ちてしまう様な気がしないでもない。

ただ誕生した念能力者の系統にもよるが9mmパラでも瞬殺できなくなったり(差し迫った時に手数が増える)、護衛自身が命の危機に晒されることもあり普通だったら生み出さない“継承戦でしか使えない”ような能力を生み出される可能性も否定はできないためだろうか(そういう意味では恐らく特質系は犯人からすれば最も危惧するべき相手なのかもしれない)

問題は犯人が仕える王子もしくは王妃に自身が念能力者であることを隠しているであろうこと。講習会に部下を寄越している王子達は護衛に念能力者が少ないもしくはいない様子である。

そんな中、敵の妨害のために王子は自らを守り得る念能力者を手元から離すだろうか(モモゼが暗殺されたことから守護霊獣とやらが万能ではないことがわかったばかり)

可能性としては犯人の真に仕える主が、現に仕えている王子もしくは王妃でない=犯人は他王子から送られたスパイという場合で、現に仕えている王子らに念能力者であることを隠している様な場合だろうか。

ただ、これは個人行動ではなく任務となってしまうのかも。

 

では任務の場合。

1:犯人の主は現在仕えている王子もしくは王妃

王子の近くには信頼できる念能力者がいるため、犯人を念講習会に送り込み他王子陣営の駒の削りと昇格(念能力の習得)妨害だろうか。

 

2:犯人の“真の主は現在仕えている王子もしくは王妃ではない

こちらはパティーンが多すぎるので個人的に一番しっくり来たものに絞るが、犯人の真の主がベンジャミン(1)だとしたらどうだろうか(以降、真主ベンジャミン)。

バビマイナの、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

“お前なら気づいてるだろ………おれは王子達の念獣じゃない…!”

という言葉も寄生型の念獣はもっと本能的に動くからロベリーに何かを仕掛けてその隙にバリゲン(13)を攻撃するなんていう複雑なマネはしない(出来ない)=犯人はこの中にいるという意味ではなく、(犯人が誰かもわかっていて)早くそれを暴け=能力を使えという意味なのかもしれない。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

犯人はこれみよがしのオーラでヒュリコフが「イキリ面」をしていることを指摘していたが、元々ヒュリコフのことを知っていてオーラの様子から「(いつもの)イキリ面してるんだろうなぁ。じゃあさっさとやってやるか」という感じなのかもしれない。

ヒュリコフが仲間に気付かないことから犯人は変装もしくは変身(犯人もしくは仲間の能力)している短期スパイ、あるいは少なくとも乗船前から潜伏している長期スパイだと思われる。

クラピカが「自白強要」の能力を有している可能性が高いことから、犯人はすぐに見つかってしまうだろうがクラピカの能力の1つとその内容が確定する。

そのため精鋭の1人はこれで捕まることになるが、ベンジャミン(1)は軍事最高副顧問のため犯人を捕らえるカキン軍兵とはズブズブ。

特に短期スパイの場合は、牢に入れる前に捕えていた本物と犯人が入れ替わる(変装もしくは変身を解く)時間は簡単に作ることができそうだ。

短期スパイの場合、どこで入れ替わるかは色々やり様があるだろうが、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

各王子の部屋の間取り的に13・11・9・7・5・3は講習会に来る時に角を曲がるからやり易い気がしないでもない。

 

◎犯人は誰?

Image may be NSFW.
Clik here to view.

犯人は―描写的にも話の流れ的にも―講習会に来た16名の誰かなのだろう。

横長の画像は使いづらいので容疑者一覧を調整する。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ヒュリコフ(1)曰く、協会員・ベレレインテ(13)以外にあと4名、念能力者がいるというが誰かはまだわかっていない。

クラピカが「既に念が使える者はいるか」と問い掛けた際、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

挙手した二人を意に介さない様子から恐らくサトビ(7)は念能力者かと思われる。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

シェジェール(9)は恐らく左目だけ二人に向いているが色々微妙。

犯人の心の声からそんな頭のいいタイプではないように思われることもあり、状況的に顔を向けて見るべきところをいつもの癖で横目で見てしまった様にも思えるし、単純に気の弱い人物が取りがちな行動の様にも思えてしまう。

隠れて見えないのはマオール(5)ロンギ(5)ムシャホ(8)、目線にやや違和感を覚えるのがユウリ(10)

念能力者と思われるサトビ(7)は兵隊長であるから、同じ階級のマオール(5)ムシャホ(8)も念能力者であることにさほど違和感はない。

マオール(5)が念能力者であるにも関わらずツベッパ(5)に念の情報を提供していないのも「カミーラ(2)からの指示」で処理できそう。

 

「11人いる!」が始まった第1話時点で犯人が特定できるとも思えないが、その一方で11人いるごっごで次回の10週の大半を削るとも思えない(思いたくない)ところもある。

場合によっては次回再開時にサクっと終わってしまうんじゃないかなと思えるところもあり、描写的にそれなりに絞れそうなので犯人探しをしてみようと思う。

 

<一次除外者>…ほぼ確?

Image may be NSFW.
Clik here to view.

×バリゲン(13)…死亡したため

×ロベリー(10)…座敷人形に憑かれているため

×ユウリ(10)…座敷人形が視えていないため(視点描写あり)

×ヒュリコフ(1)…           〃

×ミュハン(4)…犯人の想定外の馬鹿のため

×ダンジン(4)…想定外の馬鹿の同僚のため

→細かく考えてしまうと、バカだとは思っていたけどここまで馬鹿だとは思っていなかったとか色々言えそうだけど、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

事前にミュハンのことを“ある程度”知っていて、講習会前のミュハンの様子を見ていたら、犯人なら「利用できるかも?」くらいには考える気がしないでもない。

ただ、真主ベンジャミンで犯人がこのダンジンと入れ替わっている(化けてる)場合は少し事情が違ってくる可能性はある。

しかし替わるタイミングがない様に思われる。ツェリードニヒ(4)の守護聖獣は警戒心強めだから長期スパイの場合、オーラが変な揺らぎ見せるだけでも濃厚なキッスが飛んで来そうだ。

短期スパイの場合、1004号室から1014号室までが入口出て直線上で各部屋前の警備の監視もあるから入れ替わることは難しいのではなかろうか。

以上のことからダンジンは除外。

 

<二次除外者>…心の声から除外

Image may be NSFW.
Clik here to view.

×ラジオラス(11)&イラルディア(11)…“何故警護兵でなく私達が”という言葉はいくつか解釈のしようはあるかもしれないが、犯人ならばここで抱く感情は困惑ではないと思われる。またその困惑から“発動してやるぜ”までが不自然なため

 

<三次除外者>…違和感から除外

Image may be NSFW.
Clik here to view.

×マオール(5)

Image may be NSFW.
Clik here to view.

上手い事情報を隠されている様な感じもするが、今回犯人は捕まったり死ぬ可能性もあるから、こんな最序盤で隊長格がやらかすメリットが少ないように思われる。

忠実な王子の部下だった場合でも、自分が消えれば指揮系統に乱れが生じ、王子の死のリスクも高まる。

スパイだった場合でも、下位の護衛は王子から遠い門番等を任されたりすることもあろうが隊長格は最も王子に近づくことができる。巣に帰れば王子自体を殺すチャンスもあるかもしれないし、敢えて穴を作った警備計画を出すことで“仲間”にチャンスを作ることもできるのではないだろうか。

×サトビ(7)

Image may be NSFW.
Clik here to view.

彼はサポートに徹する様に指示を出しているドゥアズル王妃所属。さすがにドゥアズル王妃の指示という線はないだろう。

ドゥアズル系第一子・カミーラ(2)直々の指示だとしても、彼女は“最初にベンジャミン(1)、次にハルケンブルグ(9)を殺す”と言っていたから、今回最初に殺したのがバリゲン(13)では違和感がある(想定外のこともあり安全策を取ってヒュリコフorバビマイナを避けただけならばまだわかるが、何故ユヒライorシェジェールではなかったのか)

また、それ以前の問題として、その2王子の中に“他王子の交渉”等という生ぬるい考えはないからこの線も難しそう。

ではルズールス(7)の指示ならばどうだろうか。

バショウとの会話の様子では比較的温和な印象を受けたが、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

他の王子の性格・性質に詳しいツェリードニヒ(4)が、ルズールス(7)の兵が全員ハンター試験に落ちたと聞いて“阿保だから暗殺示唆しちゃったんだろーな”と考えていたから、ルズールス(7)の指示というのはさほどおかしくはないのかもしれない。

ただサトビ(7)は心の中で“他の警備兵の動向を探り交渉も出来る絶好の機会”とも考えていたが、その手段が今回の騒動なのだろうか。

当然交渉の相手となる王子もいればそうでない王子もいるだろうから、どうでもいい王子の護衛を殺し、適当に犯人(偽)を吊し上げ念能力で成敗(殺害)することで、“こちらも十分な力を持つ念能力者はいる(部外者であるクラピカに頼る必要性はない)”とアピールできる部分もあるかもしれない。しかしクラピカは―実際にできるかどうかはまだ不明だが―「情報と力(念)」を提供すると言っている。

交渉相手の部下は殺せないだろうし、念講習会妨害のため派遣されてきた護衛等を殺してもまた追加されるだろう。誰とどのような交渉を考えているかわからないが、どうも手段自体に無理があるように思われる。

×ムシャホ(8)

Image may be NSFW.
Clik here to view.

“次の晩餐会で世界が変わる”というサレサレ(8)から作戦を聞いたスィンコスィンコ王妃から「削りと昇格妨害の指令」を受けて、その役としてサレサレから「お前行ってこい(邪魔だし)」なら一応は繋がるのかもしれない。

ただ、削りと妨害“最重要”任務なのだろうか。それとも次の晩餐会でやる何かと今回の行動が何か別の意味があるのだろうか。

そもそも“厄介払い”に違和感がある

王子・王妃がムシャホの能力(=11人いる!)を知っていた場合

削りと妨害に向いているだろうから、“厄介払い”という感じでないだろう。

王子・王妃が「ムシャホ=念能力者」程度の認識の場合

王子・王妃:念能力者なんだから削りと妨害くらいできるでしょ?

ムシャホ:(11人いる!なら)他の者にもバレない様に可能かと思います

という流れくらいはあるだろうから、やはり“厄介払い”に違和感。

“厄介払い”に違和感ない流れだと

王子:かーちゃん、次の晩餐会見ててよ!

王妃:さすがサレちゃん!

ムシャホ:14王子護衛が念講習会を開く様です、どうされますか?

王子:お前(ムシャホ)行って来いよ(邪魔だし)

ムシャホ:わかりました

他の護衛はサレサレ王子の影響を受けてか、やる時はきちんとやるが怠け癖があるから“他の者には任せられない最重要任務(=念能力者が護衛にいないため)という感じではなかろうか。

どうも“厄介払いされた形”にうまくハマる状況が、非能力者と考えた方がしっくりくるため。      

×ベレレインテ(13)

Image may be NSFW.
Clik here to view.

謎の“クイ”など気になるところもあるが、まずベレレインテ本人だとすると協専かどうかに関わらず、雇い主の兵を殺害するメリットがわからない。

他の王子から莫大な報酬を得られるということで犯罪に手を染めるならまだわからなくもないが、一警護兵を暗殺程度ではたかが知れているだろう。やるにしても狙うは当然王子。

真主ベンジャミン等で誰かが化けていたとしても、最終的にバレた際にどうとでもなるカモ(非能力者)は他にいるのに継承戦最序盤でわざわざ協会員を狙うのはリスクが高い様に思われるため。

 

<最終選考>

Image may be NSFW.
Clik here to view.

消去法で残った4名。

4人ともに王子からの指示も示されているが、いずれも非暴力的なもの。

テンフトリ(3)は内心と王子の指令が一致しているが、情報が少なくそれ以上でもそれ以下とも言えない。ロンギ(5)もそれに近い。

二人に比べればマオール(5)は情報があるが確信を持てるような怪しさがない。

ユヒライ(9)&シェジェール(9)はどうも消せそうで消せない。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

まずハルケンブルグ(9)の指示ではない。

二人ともあるいはどちらかがカミーラ(2)もしくはベンジャミン(1)からの長期スパイの場合、偶然講習会に行くメンバーに選ばれたことに疑問。せめて“王子、ぜひ私を講習会へ行かせて下さい!”などの描写が欲しいところではある。

(しかしその一方で偶然選ばれないとも言えない長期スパイに守護霊獣の「覚悟の刻印」がついて、他の護衛との差が出ていないことにも違和感があるが、刻印の効果自体が不明のため何とも言えない)

1009号室から1014号室に来る途中に襲われ入れ替わったような場合を考えると、シェジェールには左甲の「覚悟の刻印」があるため変装・変身の類では化けられないだろう(シェジェール≠短期スパイ)

ユヒライは左手をちゃんと見せてはいないが隠す素振りがないのは違和感。せめてさりげなくポケットに左手を入れるなどの描写が欲しいところ(ユヒライ≠他短期スパイ)

また言葉の表現についてだが―中には演技でたどたどしい表現をしている者もいるかもしれないが―マオールやチョウライやハルケンブルグは“ネンジュウ”と言っているに対し、シェジェールは“念獣”と理解している様子なのはやや違和感。

写植だけで確信を持つのは危ない気がするが、横目で見ていた描写と合わせるとシェジェール=念能力者という印象は強まるかも。

能力の射程、解除条件のところで触れたが、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

11人いる!が座敷人形中心の能力だった場合ユヒライ(9)、シェジェール(9)の2人に絞られる。

実はユヒライも“ネン”ではなく“念”と言ってしまっているんだけど、目線の件があるからシェジェール=ベンジャミン(1)の長期スパイ(少なくとも出港時点で潜入)ならアリかと思われる。

 

一応の答えを出した本人が未だに首を捻っている状態だが、後は再開後の答え合わせに期待しましょうか。

 

HUNTER HUNTER No.361~370感想、以上。

H 371

アメンバー限定公開記事です。

H374

アメンバー限定公開記事です。

H378

アメンバー限定公開記事です。

特質系能力について

Image may be NSFW.
Clik here to view.

今回、長年の潜在的な疑問の1つがついに明らかになり、特質系に関わる念解釈が部分的に考え直しが必要となりそうだ。

緩く言えば特質系能力者は強化系能力が苦手なのか、という疑問に対する公式の回答(?)。

 

作中ではクラピカの師匠・イズナビ(未だにミズケンで覚えてしまっている)の説明の中で、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

“(特質系が)なぜこの位置にあるかっていうと後天的に特質的に変わる確率が高いのが両隣の具現化系と操作系だからだ”

と触れられていたものの、各特質系能力者の念の習得度に関して触れられることもなく、クラピカやこれまでの特質系能力者が具現化系と操作系を主に用いていることや、オーラの単純乖離≠放出乖離と考えれば放出が60%であっても説明がつくため、特質系能力者の理論上の念の習得率は―

Image may be NSFW.
Clik here to view.

特質100%、操作・具現80%、放出・変化60%、強化40%

でよいと思われたが、どうもそれは間違いである様だ。

 

今週号(2018年48号)のNo.386でクラピカは

Image may be NSFW.
Clik here to view.

“私のようにどの系統か判別のつかない特質系…”

と述べたのだ。

他の系統と同じように念の習得度が1パターンならばこの発言には繋がらない。

つまり、理論上の六性図を無理やり1つにすると―

Image may be NSFW.
Clik here to view.

―恐らくこうなるのだろう。

 

作中の例で言えば、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

“放出系よりの強化系能力者”の様だと評されたゴンが、後天的に特質系になった場合は、

Image may be NSFW.
Clik here to view.

特質100%、強化・放出80%、操作・変化60%、具現40%となるのだろう。

 

従来の特質系の捉え方で過去の能力者は説明がついたが、今回の継承戦においては死者の念(初代カキン王)制約と制約(継承戦)といった術者以外の力が関与しているとは言え、能力にあまりに無駄が多い様に感じていたのだが、今回の説明で色々スッキリした。

 

最後に最近の連載について。

前々回・特に前回の再開分では、能力の暴露からのお披露目や、それで戸惑うキャラクター達という、それぞれの視点を見ている側からすると糞みたい茶番だったり、ただの紹介だけで終わっていて、正直ハンターに期待するものではなかった。

アイドルに入れ込み過ぎて、(そのアイドルに理解してもらえる様に)説明おぢさんに成り下がったのかと思ったが、今回の再開分からすると、そのキャラの能力を探るなんて描写を入れると長くなるため、どうでもいい部分(≠メインストリーム)を省くため逆に説明したのかもしれない。

ただ、あまりにもキャラが多い+継承戦の道のりが長すぎるため、省略してもあんな感じになってしまったののだろうか。

今回の再開分は結構好きです。

Viewing all 123 articles
Browse latest View live