「隔週●●●●クロニクル」が本日発売されたので、私なりにレビューしてみたいと思う。
まず、確かに私は●●●●先生のファンで尊敬すらしているが、ファンを「その作品に関しては全肯定しなければいけない存在」だとは考えていない。
もちろんのこと、批判染みたことの内容や、その頻度、発言の場所等様々な状況からその是非は問われるとは思っているが、良くないことを良くないと言うこと自体は間違ってはいないと思う。
※全肯定主義の方は、内容的にそぐわないと思われるのでこの辺りでブラウザバックを推奨しておきます。
全国のコンビニで本日発売された「●●●●クロニクル」は、隔週発行で全8巻を予定、第1巻は税込み681円で468ページ。
先生の漫画人生の年表と共に各作品を連載を連載形式で読めるということで「クロニクル」、展覧会開催もあって先生の軌跡を辿れるという発刊テーマ・企画だと思ったので仕事の帰りにコンビニで買ってみたんですが…、言葉に迷うが控え目に言って今年買った本の中で一番のゴミだったかもしれない。
まず、年表的な役割を果たしているのはほぼ表紙だけと言ってよい。
“全8巻を作品開始&キャラクター登場順に並び替えると、●●先生の年表に!”
“背景のキャラクターは隣の巻と繋がる仕様!”
とは言っているものの、ネットで販売している業者は大抵その本の表紙の画像を貼っているためそれ目的で購入する必要がない上、大したモノでもない。
また、書下ろしの絵とかならばまだしも、各漫画の1コマを切り取って表紙の大きな1枚の絵の周りを飾っているだけで、それが隣りの巻と繋がる仕様と言われても、魅力的に感じるものなのだろうか。
ならば、せめて話間で各作品が何年何月のジャンプ何号から開始されたのか、当時どのような社会情勢だったのか(“クロニクル”と銘打っているため、あってもいいと思う)、どのような作品が掲載されていたのか、また作者の当時の小話(初出でなくとも良い)が各話間の1ページでもあれば良かったのだが、まさかの「1989~1990」の様な連載年数のみであった。
ある程度のファンなら先生の作品を単行本として既に持っているわけで、特定の作品の特定の数話だけ見せられても正直微妙なのだ。
また、ウィキペディアにも劣るレベルの「年表のみ」でクロニクルと言われても正直反応に困ってしまう。
…展覧会での各種グッズもちょこちょこと高額なものがあり、中には品質を疑う様なものもあり、雨上がり決●隊の●迫さんじゃあないが、変なコンサル付いちゃったんじゃないの?とちょっと心配になってしまっている(まぁ宮●さんの場合は彼自身の問題もあるんでしょうけど…)。
そんな中の今回のクロニクルだったので何だか余計に心配になってしまった。
―そんな話。
レビューを一言添えるなら
「そのお金で何かお食べなさいな」