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6:ノヴ・モラウ(系統分類)

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→(前) ■5:ナックル・シュート・パーム

→(次) ■なし

 

◇ノヴ

主系統不明の能力者に分類した。

 

■能力:4次元マンション(ハイドアンドシーク)、窓を開く者(スクリーム)

4次元マンション(ハイドアンドシーク)は4階立て全21室の念空間である。

 その内の一室は物専用ロッカールームとなっていて、

どこぞやの猫型ロボットのポケットの様に使うことが出来る様だ。

 

 各々の部屋は完全に独立していて、入口は部屋に入ったと同時に閉じるため、現実世界に戻るためには残ったもう1つの扉から出るしかない。

 入口を複数創ることもでき、部屋の大きさによって上限が異なるが、一番大きい1階の部屋で最大32個創ることが出来る様だ。

 そして、“原則、4次元マンション(ハイドアンドシーク)は一方通行の移動(特定の入口に入ったら、特定の出口へと出るしかない)しかできないが、“例外として、ノヴの持つマスターキーならば部屋の出口をどの場所の出入り口とも繋ぐことができる能力”である。

 説明のされ方として、そのマスターキーを使えば誰でも、どの場所の出入り口を使用出来る様にも思われるが、

シュートが“その入り口から部屋に入ったらもう、オレ達は宮殿内部の出口からしか出られないんだよな…”と話しているため、例外的な“どこでもドア”使えるのはノヴのみ”なのかと思われる。

 

 さて、今回の本題であるノヴの念系統についてだが、これも良く分からないのだ。

 「念空間を具現」しているため、単純に具現化系能力者と判断できなくもないのだが、ノヴの具現化物(念空間)には特殊効果がない様に思われる。

 むしろノヴの能力の核心部分「空間移動」にあることを思えば放出系能力者の様にも感じられる。

 クラピカ大先生曰く、空間を区切り遮断する能力は、放出具現という相反する能力者が得意としていて、放出は空間そのものを移動させる力に、具現は空間内に様々な法則・ルールを作り込む事に長けているという。

 そしてフィンクス先生曰く、空間移動する能力の発動条件の1つに“マーキング”というものがあり、実際に訪れた場所でないと移動(ジャンプ)出来ない様であり、

恐らくノヴの出入り口の設置は正にそのマーキングであろう。

 

 どうやら、ノヴはそれ神字を用いている様であるが、

ノヴの能力の範囲は“内”から仮想新大陸まで届くという驚異的な広さを誇っており、同レベルの類似の能力者は協会内で探すも難航しており、

他の輸送係としてトキャリーヌ(おかずクラブのオカリナさん)に白羽の矢が立ったものの、(話の流れ的に)仮想新大陸から中継基地まで、ノヴとの比較で短距離な能力で搭載能力も高くなく、(ノヴも厳密には違うが)瞬間移動でもないと言う。

(「内→仮想新大陸まで」:ノヴ、「仮想新大陸→中継基地まで」:トキャリーヌ、ノヴは出入口設置後は中継基地で物資と人材の流通を管理、探検実行部隊は新大陸からモウラの船で門番の持つ門へ向かう)

 

 ボクシング海賊が神字を用いたことから“未熟な者が使う”というイメージがあるかもしれないが、得意な系統でさらに高みを目指すために用いているケースもあろうかと思われる。

 ノヴは精神が折れかけた状態で、

“どうする?もう一度オレが来れるとは限らないぞ”

と話していたが、念空間がAOP型で精神耗弱状態で具現できないためか、出入口もAOP型で維持できず消えてしまうのか(マーキングが全リセット?)、念空間を維持できないだけで、出入口はEOP型で維持されているのかは読み取れない。

 

 個人的に気になっているのは、能力の有効範囲だ。

 

 なぜ、ノヴの能力は仮想新大陸までしか届かないのだろうか。

 もし、入口(始点)と出口(終点)の最大距離だとするならば、

“内”と仮想新大陸の間に小さな小島でも探して(なければ直径1mほどでもいいので作ればいいい)、そこを小・中継基地にでもして、「“内”⇔小・中継基地」「小・中継基地仮想新大陸」「仮想新大陸⇔中継基地」という具合に部屋と出入口を分割すれば、届くような気がするのだ。

(図では適当に中継基地から直線上のカキン近くに出入口を作ったが、人類領海域ギリギリの“内”側に設置すれば、より余裕が出るのではなかろうか)

 

 しかし非能力者である読者の考えなど当然能力者本人はとっくに把握・検討などしているだろうから、何か理由があるのかと思われる。

 ひょっとするとドラゴンボールの神龍の様に、

4次元マンション(ハイドアンドシーク)という念空間には“核”の様なものが、“内”の世界のどこかにあるのでないだろうか。

 例えば、マンションの模型(その内部に念空間を創出)だったり、自己所有の実際のマンション(内部空間ごと念空間に飛ばしている)を核としているなら、いくら出入口や部屋を分けてようとも、“内”→“内”の核→「小・中継基地」→“内”の核→「仮想新大陸」という具合に、結局のところ“内”の核からどこまで移動するかということになり、仮想新大陸までが限界となってしまっているのだろう(核は制約と誓約等で動かせず、限界も自然と決まる)

 

 ちなみに前者マンションの模型の様なタイプ(内部に念空間創出?)だとしたら、

シュートの籠が近いのかもしれない(この籠が実物か具現化物かは定かでないが)

 

 後者実際のマンションの様なタイプ(内部空間ごと異空間に飛ばしている)だったら、

カキンのマラヤーム王子の霊獣の能力に近いのかもしれない(まぁマラヤームのは、霊獣が外に出ていること、仮想空間が現実世界と同一?のコピーであることを考えると、霊獣の腹の中に具現された念空間なのかもしれないが)

 

 繋げた空間“総合計距離”かとも思ったが、その場合まさか“往復”をノヴの能力で担っているのだろうか。

 輸送で荷物を大量に持って行く“往路”ならばノヴの能力の方がいいかもしれないが、“復路”は荷物がないため、積載能力が低くても短距離の空間移動系の能力者が数人でも居れば十分な様に思われる。しかし、その様な話は出て来ていないためノヴの限界は「繋げた空間“総合計距離”」でもないだろう。

 

 能力に(特に実物)があるとすると、途端に操作系能力者のかほりがしてくるが、

操作系の原則からは外れている様にも思われる。

 ただし原則には例外が付き物で、もし愛着のあるモノがマンションだった場合は持ち歩くことは当然できないし、ノヴの能力は「物体操作」の能力でもない上、当然何らかの災害等でそのマンションが壊れてしまった場合などは能力が使えなくなってしまうことは考えられる。

 

 以上のことから、恐らく能力の中核が空間移動であることからノヴは放出系能力者かとは思われるが、放出寄りの操作系能力者の可能性も否定出来ずにいる。

 念空間の創出は具現化系の能力かとは思われるが、具現化系が得意とするという空間内に様々な法則・ルールを作り込む事はノヴの能力には見られない様に感じられ―むしろ制約と誓約も“空間移動”の方法に関わるものだったため―具現化系能力者ではない様に思われた。

 

◇ノヴのメンタルは弱い?

 ノヴのメンタルが弱いという旨の感想がSNS等で散見されるが、むしろ強いと思われる。

 高い集中力が求められる様な能力は、心身状態が非常に不安定な状態に陥るとその使用が出来なくなることが明らかになっている。

 

 ピトーの広範囲の「円」や「人形」が居たため討伐隊は宮殿に近寄ることさえ不可能であったが、その両方が消えるという千載一遇のチャンスにノヴは宮殿内部に出口を作るべく侵入を試みており、その作戦開始時は雨で視界が悪かったものの、そろそろ日が沈もうとしており、暗闇ではオーラが見やすくなるためノヴは「絶」状態での潜入を強いられていると考えられる。

 

 ピトーのオーラは“超不気味”だとか“凶々しい”と評され、

“覚悟”を持った作戦に臨んだ討伐隊メンバーを一瞬強張らせるに十分な圧力を持つが、その「円」の中で非・能力者であったコムギは普通に生活を送っていた。

 つまり「円」の様に薄く延ばしたオーラだけでは通常そこまでの圧力はなく、「円」でピトーが“侵入者に気づき意識した”ことで、“ピトーのオーラがその侵入者の周囲に濃く集まり、ピトーの害意や警戒心が相手に伝わる”のかと思われる。

 

 ノヴの潜入作戦時、宮殿周辺にピトーのオーラはないもののオーラを引っ込めた瞬間にその全てが完全に消える訳でなく、

“オーラの残り香”とも言える、幽かなオーラのカケラが残ることが言われている。

ピトーの発言から討伐隊の様に短時間であっても―「絶」でもしない限りは―ソレが残る様であるが、ピトーの円は長時間そこにあり続けており、ピトーもただ円を引っ込めただけに過ぎない(「絶」や「隠」をしたわけではない)

 

恐らくそれは、通常の「円」でさえもコムギが通常の生活に強い影響を及ぼさなかったことから―非・能力者であってもオーラはあるから―さほど強い力は持たないのだろうが、

害意を持ったオーラに対して非・能力者(「纏」が出来ない者)が、極寒の地で全裸で凍えながら何故つらいのかわかっていないかの様に心身に負担を掛け過ぎれば死にかねないことを考えれば、残り香のような幽かなオーラであったとしても「絶」状態のノヴには十分過ぎる程の脅威足りえたのかと思われる。

 そして、「円」はその範囲に「“均一”に薄くオーラを伸ばしている」かと思っていたが、キルア曰く「円の中心部(=術者)」に近づくほど“濃く”なるとのことであるから、当然“オーラの残り香”宮殿の周囲よりも宮殿内部の方が濃くなることも想像に難くない

“ピトーのオーラ(実際にはプフ)を視ただけで精神が折れてしまった”

とノヴは考えていたが、恐らく通常の状態であればピトーのオーラと見間違えることもなかったであろうし、「オーラを視た」ことが“最後の後押し”になってしまっただけで、そこに至るまでに精神が壊れる程に十分過ぎる程のダメージを負ってしまっていたのではなかろうか。

 

加えて、

“オレはもうそこ(宮殿)へ行けない…!!”

―と考えていたノヴが、あんな姿になってまで宮殿に戻って来られたのは、仲間や弟子たちへの強い想いからであり、あの状態でさえも4次元マンション(ハイドアンドシーク)の念空間を維持できたのはむしろノヴの強靭な精神が基礎にあったからではなかろうか。

 

◇窓を開く者(スクリーム)について

 作中で一度しか使われていないため、詳細は不明なところも多いが窓を開く者(スクリーム)について。

 果たして“何でも切れる”様な能力なのか

 まずこの能力は21室ある念空間の内、物専用ロッカールームと繋ぎ、開いた空間を無理やり閉めることにより、対象の“一部”を物理的に削り取るような能力かと思われる。

 空間の断裂には、対象の硬さ等は関係なく、“何でも切れる”様な印象を受けるが、「何でも切れる刀」は具現不可能なのに、空間移動能力の副産物だとは言え、「何でも切れる空間」は具現可能なのだろうか。

 ノブナガの能力を考えるにあたり触れた箇所ではるが、恐らく“何でも”の解釈が間違っているのかと思われる。

 No.077での扉絵の中で、

シズクの能力も“何でも吸い込む”とは言われているものの、実際には生物や、無生物であっても具現化物は吸えないという制限がついている。

 

 “何でも切れる刀”を考えた際、刀の持つイメージから切るものも物質的なものを想像するかもしれないが、本当に“何でも”切れるならばそのような制限はないハズである。

 物質的なものも非物質的なものも当然切ることができ、相手の念を切ることもできるし(≒除念)、特定の相手との縁を切ることも、特定の者の病だけを切ることもできるだろう。

 そして、そもそもその刀を創出時、想像すらしていなかったモノが後に現れても、当然切ることが出来よう

 恐らくそれが“何でも切る刀”の意味するところであり、その対象や条件を一切定めていないモノを具現することは、具現物は術者の思念を元に生まれていることからも不可能であろう。

 

 では、ノブの能力はどうであろうか。

1:空間を開き、

2:1で開いた空間を相手を取り込み(当て)

3:2を維持した状態で空間を閉じる

―という3工程を踏む必要があり、相手もそれを回避する可能性が残されている

 

 つまり、無条件に相手を切る様な能力ではなく明確な条件が付されているため、条件を満たしていれば“何でも切る”能力である可能性もあるかと思われる。

 ちなみに、もしその様な能力だった場合、メレオロンの神の共犯者とのコンボは―絶対的ルール=相手に不可能を強いることになり―成立しえないかと思われる。(→参照:操作系能力について)

 

 しかし、その一方で本当に一定の条件下で“何でも切れる”能力かどうかは不明である。

 例えば、能力名からノヴの能力を「上げ下げ窓(正式名称不明)の様に考えれば、

窓を閉めようとした時に障害物を内側に入れること出来たとしたならば、

「障害物の固さ < 窓の固さ+窓を閉める力」

という不等式が成立した場合かと思われる。そして、それを念に当てはめれば―

窓の固さ=念空間の強度

窓を閉める力=「空間を区切り遮断する能力」であり、具現もしくは放出系

具現放出、もしくは具現のみが関わっていると思われ(操作も必要な可能性があるが、ルールを強いている訳ではなく、念空間を用いた物理攻撃?に近いため、その割合は少ないかと思われる)、前述の検討の通り恐らくノヴ≠具現化系能力者であろうことから、(条件下であっても)何でも切れる能力ではない”可能性もあろう。

 

 詳細は不明ではあるものの、前者であるならば「神の共犯者」とのコンボは不可能であるし、後者ならば「神の共犯者」とのコンボが可能であったとしても、メルエムには通用しなかったであろう。

 

◇マーキングについて

 ちょっとだけ余談。

 放出系の水見式の結果は“水の色が変わる”で、イマイチ何故それが放出系なのか分からずにいた。

 この記事を書きながら、ふと思ったのだが、

放出系の基本性質はひょっとすると“マーキング”なのではなかろうか。

 

 これまで放出系の基本性質は“切り離し”にあるかと考えていたのだが、ひょっとするとその前段階の“マーキング”なのかもしれない。

 マーキングに関しては色々な表現があるだろうが、他との区別を明確化するために目印を付けることであり、放出系能力はそのマーキングを元に能力を使役しているのかもしれない(マーキングした特定のオーラをAOPから切り離したり(EOP化)、マーキングした人や物や場所を能力の始点や終点にしたり、対象としている?仮にマーキングが放出系にまつわる力だとしても、水見式に現れるほど基礎的な力のため、全系統の能力者がそこまで苦労することなく使えるのかと思われる)

―と、現時点ではマーキングに関する情報も多くないため、解釈の種程度に捉えて置く。

 

◇モラウ=マッカーナーシ

 操作系能力者に分類した。

 実はモラウについては、過去記事で扱っているのだが、某アフィリエイトサイトに丸々コピーされて使われてしまっており、その記事は一応来る時に備えてとある調査に用いているため、他の能力者の様にその過去記事への誘導がしづらい状況なのだ。

 また私のブログは感想であることを大前提に大きく、問題提起型(結論を出さない)模索型(書きながら結論を導く=余計な部分も多い)結論提示型(結論に向けた説明が目的=比較的余計な部分は少ない)の、情報整理型(基本的にはまとめが目的だが、+αの感想が長いことも)の4タイプに分かれており、モラウの記事は模索型で余計な情報も多いため、結論提示型として作り直してみました。

 

■能力:紫煙拳(ディープ・パープル)

→煙人形も紫煙機兵隊(ディープパープル)と表記されており、恐らく紫煙を再構成して作った能力全般が紫煙拳(ディープ・パープル)と言えるが、一部の特殊な能力が監獄ロック(スモーキージェイル)などの様に呼び名が異なるのかと思われる(恐らく制約と誓約が加わったり、+αで「発」を要するケースが呼び名が変わるのではなかろうか)

 

 まず、モラウの用いる「煙」について。

 “まだお目にかかったことはねェ オレの紫煙拳(ディープ・パープル)より対応力のある能力の持ち主にはな!!”

―と自負する様に、“切断不可能な綱”や、乗れる船や、“出られない檻”や、「円」では人か人形か区別し切れない高性能な自律型の煙人形や、煙人形を他の者の姿に化けさせたりと、様々なことができるが、そもそも実物なのか、オーラ由来なのか

 

 作中で終始キセルの火皿に種を入れる様な描写がなく、レオル戦の様にそれが難しい状況もあり、

紫煙機兵隊(ディープパープル)の説明の際に、核のオーラを“煙のオーラ”で覆うとあるため、オーラ由来のものでよいだろう。

 

 またオーラ由来とは言うものの、「念の可視性と可聴性」でも触れた様に変化系なのか具現化系なのか、系統が判断が付きにくい部分もある。

 しかし、突入直前にヤニ切れで貧乏ゆすりをするメレオロンに対して、タバコを吸って気持ちを落ち着かせることを優先させようとしたナックルと、敵を警戒するメレオロンの会話の中で、

“ボスが突入と同時に煙幕張るから大丈夫だって” “だとは思うが…”

というやり取りがあった。

 

 もし、モラウの煙が「視覚的障壁」のみしか果たせないならばこの様な発言にはならず、「視覚的、嗅覚的障壁」になることを示していると言え、モラウの煙には“匂い”もあるのかと思われる。

 そのためモラウの煙は具現化されたもので、プフにキセルを奪われ煙を新た出すことが出来なくなったことから、愛用のキセルで燻らせたオーラを煙に具現出来るといった限定条件が付された具現化能力かと思われる。

 

 その一方で、

 

ピトーをして、数は自分より少ないが精度はかなり上と言わしめる操作レベルや、物体操作(煙の操作)が能力の中核を為し、愛用品を失くしたら能力自体が使えない(煙を具現できない)という致命的リスクを負っていることから、モラウは操作系能力者でよいかと思われた。

 

◇“切断不可能な綱”や監獄ロックについて

 余談がてらにモラウの気になった能力2つについて。

 まず、ヂートゥ戦で見せた“切断不可能な綱”について。

 

 個人的に“馬鹿”に向けた“嘘”かと思っています。

 “嘘”というと少しニュアンスが違うかもしれないが、“絶対に切断不可能”ではないと思っています。

 恐らく、“隠れて相手に取り付けていた時間と同じ時間分(あるいは制約と誓約でその半分の時間)壊せない綱”等ではないかと考えています。

 あるいは、ヂートゥが飽きている時間、隠れてモラウはやりたい放題ですから、何らかの条件を満たしてヂートゥに憑けた念(壊すには除念が必要?)なのではないかと思います。こちらの場合は明確に何らかの解除条件があるのでしょうけど、色々ヂートゥに試されたら面倒ですから、ブラフで“切断不可能な綱”と言った、程度な気がしています。

 当然、作中根拠はありません。

 

 続いて、監獄ロック(スモーキージェイル)について。

 こちらは脱出しようとしたプフを“ボムッ”弾いていた様ですが、どの様な能力なんでしょうね。

 まず、気になっているのは地面。

 “監獄”には脱獄が付き物で、地面を破壊してしまえば実は簡単に逃げられた―なんていうのはモラウがちょっとマヌケになってしまう気もするため、具現化物は物質の透過も出来るため床で見えないだけで自分と相手を球状の監獄で覆っていたのであろう。

 ただ、プフが蠅の王(ベルゼブブ)で物理的に抜けられたことから空間を区切り遮断する能力ではなく、空間移動系の能力でも容易に抜けることもできたのかもしれない(あるいは煙で隔てた空間内は、空間移動系の能力を使用禁止にする様なルールが組み込まれていた?)

 ひとまず床がどうなっているかはわからないが、事前に得ていた情報からプフが“力自慢系”ではないことや、現に王から離れてしまっていることから“空間移動系”の能力も持っていないことは分かっていたかと思われるため問題はなさそうである。

 

 とりあえず監獄の中からは出られず、外からも中に物理的干渉できない能力だが、その制約と誓約は術者自身が対象と同じ監獄の中に入ることかと思われる。

 そして、この時のモラウは絶好調を100とするなら35程の状態であったことから、護衛軍の1体とのタイマンでは敗れる可能性もあるだろうし、自らが死んだ際に都合よく“死者の念”として残るとも限らないため、恐らくこの監獄ロック(スモーキージェイル)EOP型かと思われる。

 基本的に放出系の能力は掛け捨て型(=再利用不可)であろうから、残りオーラも少ない状況下でオーラを無駄にすることは出来ず、余計に監獄を解くか解かないかで迷っていた部分もあるのだろう。

 

 ただ、内外から―少なくとも単純な殴打では―破壊できないことから消費エネルギーは多いと思われ、維持できる時間はそう長くはないと思われる(モラウがしたかったことは“時間稼ぎ”)

 もし、例えば数ヶ月以上の期間に渡って維持できる能力だった場合、ピトーの円が消えた時(ノヴが宮殿内部に出口設置できた時)、モラウが一人突入してプフの円ごと煙で覆って監獄で閉ざしてしまえば―モラウは恐らく死ぬが―王や護衛軍を餓死させることも出来たのかもしれない。

 まぁ、モラウやネテロの性格的に最初からその手段は取らないでしょうし、空間移動系の能力を開発されたらそれで終わりの可能性もあるため、およそ現実的ではないんでしょうけどね…w

 

 とそんなところでノヴとモラウの補助記事と、今回の更新は終わりです。

 また、コロナ禍が一旦落ち着いたことに加え、年末も迫ってきて少しずつ忙しくなってきているため、この記事で一旦ブログの更新は休止です。

 また時間が空いたり、ハンタが再開したりしたらブログも再開してるかもしれませんが未定です。

 機会があればその時はまたよろしくお願いします~。


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