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冨樫義博展 -PUZZLE- 公式図録

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「冨樫義博展 -PUZZLE- 公式図録」

価格:2,500円(税込)

判型:A4サイズ 

仕様:ソフトカバー

ページ数:カバー+表紙+中面176p

 

この本は簡単に言ってしまえば、“冨樫義博展に行った気になれる本”かもしれない。

この公式図録に展示物の全てが収録されている訳ではない(奥付に記載あり)が、

・レベルE、幽遊白書、H×Hという3作品の原稿が多く収録

・冨樫メモを基にした「念能力設定資料」(2pのみ)

・作者直筆の「御礼」メッセージ

・「芥見下々、荒木飛呂彦、石田スイ、尾田栄一郎、吾峠呼世晴(敬称略)」らによる寄稿

・先生が20歳の頃に週刊少年ジャンプに投稿した時のプロフィール

・幽助とゴンの描きおろしイラスト(恐らく展覧会用のもの)

―等が掲載されていたりと、結構満足できるものだった。

 

先日レビュー(?)した「冨樫義博クロニクル」が全8巻で1巻目が681円(税込)で内容が控え目に言ってウ●コだったため、それを揃えるくらいなら断然“クロニクルしている”こちらの方をお勧めする。

(ただ購入方法が、展覧会に行くか、展覧会に行く知人に買って来て貰うか、オークションとかで買うか等に限られてしまい、この記事を書いている時点で元値の倍近くを当たり前の様に設定している出品者もいるので…微妙なところ。)

 

■念能力設定資料

核心部分ともなる今回買うきっかけとなった冨樫メモを基にしたという「念能力設定資料」(2pのみ)だが、一言でいえば“読み物”としては結構面白かったと思う。

この公式図解を仮に「真」とした場合、作中の描写のどこと衝突するのか。

自身の念解釈とどこが違うのか、自分の解釈に明らかな矛盾はないか、作中描写をどう解釈すればその「真」に辿り着けるのか、あるいは辿り着きようがないのかなど、高校・大学時代によくやっていたディベートの準備段階の自身の主張の“粗探し”を思い出して楽しかったですね。

 

そして本図録の念能力設定の基となっている「冨樫メモ」なるものは、やはり作者が実際の物語の肉付けをする前の仮設定なのではないかと個人的には感じました(そこから実際に詳細を考え検討を重ねていく中で変化しており、作中の実際の設定とは異なると考えている。理由は後述。)

 

ただ、結局のところ現時点では念能力設定資料が正しいのかどうかは判断が出来ないのかもしれない。

しかし、ちょうど今ノブナガが刀を抜いており、仮に次のNo.393でお披露目がなかったとしても、作者ツイッターからNo.398でも刀を持つ人物が描かれているためノブナガの能力披露もそう遠くはないと思われる。

 

今回の念能力設定資料の内容が現在も“生きている”とすると、少なくとも私の念解釈には性転換レベルの大手術が必要になるので、検討しつつ一旦私は待ちの作戦を取りたいと思います

 

そんなところで内容へ。

 

■3枚の冨樫メモとそれに基づいた念能力設定資料

まず、明確に何枚の冨樫メモが提供されたかは言及されてはいない。

しかし、この設定資料の中に3枚のメモが貼ってあり、読者が確認出来得るのは3枚のみということだ。

※それぞれのメモに1~3の様な番号は元々振られておらず、便宜上私(ブログ主)が振ったもの。

 

そして、その3枚のメモの内容を読める範囲(文字が潰れて一部判別出来ないところもある)で確認してみると、個人的にはどうもメモとはニュアンスが違う説明念能力設定資料の中にいくつかある様にも感じた。

 

まず、各能力者が属する系統には、


「属性円」「極(きわみ)」>「天賦」>「秀」>「優」で表現できるという各能力者の評価と共に一部のキャラクター達の六性図上の位置がメモ1で示された。

 

「優」~「天賦」に関しては、生まれ持っての習得速度や早さや身体能力の高さ、精神力を踏まえて現時点(作中においての“ある時点”)での評価であるのに対して、「極」はその系統の真髄とも言え、そこに達するかどうかは巡り合わせや努力など、他の要因も大きく絡んでくる

―と冨樫メモ2では触れられている程度なのだが、念の能力設定資料では「能力の強さを相対的に表したものではない」まで踏み込んでいる。

言いたいことは分かるし、そう採っても間違いではないのだろうけど、この評価は特に同じ系統間の属性円の話をしており、強化系の様な特に単純な能力を考えた時に「優」と「極」のAP強化系(ぶっちゃければ念を込めただけのパンチ)の能力を考えた時、恐らく高確率で「極」の方が強いかとは思われる(これは強化系だけではなく放出系の単純な能力にも言える)

 

確かに他系統(特に操作系や具現化系)においては、戦略も考慮すべき能力もあるから一概には言えないのはわかるが、冨樫メモにない言葉を使ってまで「踏み出す」のはややリスキーの様に感じた。

(個人ブログレベルとかなら、まだアリなのでしょうが、一応“公式”を名乗っているので…。)

 

「冨樫メモ」と共に、冨樫さんと話す機会があってその内容も踏まえているなら良いと思うが、より箔が付く「鶴の声」の存在を示さないのは疑問であり、あくまでこの念能力設定資料も「冨樫メモ」を基にしていることを強調している様に思われた。

また、書かれている内容は一部、“踏み込み過ぎている”と感じる部分はあるが、基本的には上の3枚のメモの内容のみのため、実際に提供されたメモも3枚のみなのかと思われる。

 

また特質系の「極」について。

本設定資料の中では、

他系統とは異なり「属性円」の中に位置していたとしても、能力の深化が進まないケースも見られる。六性図で本来特質系が習得不利とされる位置にある能力の修練が「極」への覚醒の条件となることもあり、一概に判断出来ない複雑さを併せ持っている

とあるが冨樫メモ3では(判読しづらい文字もあるが)

特質系は他系統とは異なり、位置による不利が覚醒条件になる事もあり、より複雑(?)な反応を示すため特異点(?)の効果が正しく現れるとは限らない

といった程度にしか触れられていない。

 

設定資料の中では“「属性円」の中に位置していたとしても”と触れられているが、そんなことはどこにも書いていない。

メモ3の中で、1系統の属性円に位置する者はその深さによってその系統の真髄(=「極み」)に到達する可能性が増す可能性が示されたが、その一方で2系統の丁度中間に位置する者(バランサー)は両方を効率よく習得でき、その修練(恐らくその2系統の修練)を一定期間持続する事が「極」に達する条件となる事も多いと示されている。

そして、バランサーの様な特質系能力者の存在に付いては触れられておらず、特質系が明確にどちらのタイプかは不明なのである。

確かに冨樫メモ1では自属円の外にいる特質系能力者は1人もいないが、暫定37巻で仄めかされた特質系能力者の念習得率が1つではない(恐らく5パターン)ことを考慮すれば、この六性図では書きようがなかったのかもしれないと個人的には考える。

 

さらに設定資料の中で、“バランサー”という作者が用いている固有の代名詞に逆に触れないのも謎。

如何にも読者が好きそうな言葉な気がするけどなぁ。

 

また今回の設定資料の真偽(全てが現在も“生きている”設定かどうか)の核心部分にほんの少し近づく様な気もするが、158~159pで現在の王位継承編の登場人物達を派閥ごとにまとめて出しているのが、非常に中途半端なのだ。

元々、ベンジャミンの私設兵の中で2人名前が明かされていない者が居て、その者達の名前も明かされるのかなと思ったのだが、明かされなかったのだ。

 

脚注によると対象はNo.340~390、所属・顔・名前のうち2つ以上が判明しているキャラクターからピックアップしたというが、ジャンプ流のDVD内の様子から各陣営の一覧表があることが明かされており、多少のネタバレもありなら名前くらい出した様に思われるのだ。

 

そのため、作者側もしくは公式図録の制作陣の中で一定の線引きがあるのかと思われ、これまであまり“直の解答”を出して来なかった作者が、再開後登場&能力披露しそうなノブナガについてもネタバレの中でも更にはフライングネタバレをしてくるのかなぁという疑問が強い。

(それも基本的には展覧会に行った人だけが知れる情報として公開するのだろうか。)

 

そのため、言葉として作中では登場しないものの作者の中では“生きている設定”もあるのだろうが、“既に死んでいる(途中で変わった)設定”もあり、あくまで初期設定として出して来たのではないかと感じた。

 

ちなみにだが、本公式図録の解説協力として2004年に発刊されたハンターズガイドでもお世話になった(?)、例の樹想社という編集プロダクションが関わっており、どこを解説しているかはわからないが上述の“踏み込み過ぎている”部分等は恐らくそうなのかと感じた。

 

ただ、どの段階の設定メモなのか作者がどの段階でどこまでは考えていたかは結局はわからない。

王・護衛軍・コムギ・アルカの情報も含まれているため、一見後期に作られたメモにも感じられることから、それより前の編で登場したキャラクターは既に検討を経た後の情報であるため「真」だと採れなくもない。

 

しかし冨樫メモの中でキャラ絵はなく“名前のみ”である。

アルカは、イルミ→ミルキ→キルア→アルカ→カルトという尻取りから早期に決まっていたであろうし、未来を有望視されるキルアが念能力未収得であったこと、5兄弟の中でアルカのみ登場しなかったことからハンターハンターの物語の大枠は初期に決まっていたのではなかろうか。

・カイトに救われ死んだと聞かされていた父親が生きていてハンターだということを聞く

・何らかの約束を果たし、父親を探すためにもハンターを目指す

・ハンター試験

・キルアがおかしくなり、ゴンは合格するがキルアは不合格

・キルアの家に行き、5兄弟の内1人だけ登場しないキャラクターがいる=アルカ

 恐らく当時はアルカの能力として考えていたからアルカが特質系能力者の「極」となっている

 →後に検討の上、ナニカ(アイ)の能力に変更?

・力試しと裏試験で闘技場にいき「念」を習得

・クラピカにスポットライトを当てたヨークシン編

 クラピカの相手の旅団として強化系の特攻隊が望ましい(鎖が切れないかの確認のため)

 →特攻のウヴォーとノブナガを強化系に設定?

・主要キャラクターの強化とジンへの手がかりとしてGI編 師匠役としてビスケを想定

・GIクリア報酬でジンの下へ行くつもりがまさかのカイトのところへ

・異変発覚、カイトと一緒に問題解決へ

・敵が強大でカイト死亡、ゴンたちは大敗

・再修業編 ビスケ登場

 また少数精鋭としてネテロ会長とその弟子+α

 敵のボスとしてメルエム

 →最初にサイコガンを撃つシーンが浮かびとりあえず「放出系」に設定?

 またその護衛軍として、ピトー・プフ・ユピー(恐らくカロリーヌ絵本が名前の元ネタ?)が付き、キーパーソンとして無敗の棋士・コムギを(盲目の碁のみに特化した能力者=思考能力の強化で強化系能力者に設定?)

・そしてゴンが命を懸けてピトーを倒し、それを救う仮定でアルカ登場

・治療されたゴンがジンに会って物語は一旦終わり。

―といった感じで。

 

何故かノヴとモラウとその弟子、ナックル・パームがいる中、シュートだけ居ないのも検討の途中で“増えたキャラ”だから、という理由かもしれない。

(もちろん、この情報は「真」で先生が書き忘れただけ、という可能性もあるのでしょうけどね)

 

そして、各能力者の系統分布には疑問が多いのだが、能力披露が近いであろうノブナガが強化系(強化と変化の間で強化寄り)というのは激しく疑問なのだ。

先日の記事でも触れたが、むしろ原作を読む限りではノブナガは少なくとも強化系ではないと思われるのだ。

・旧旅団13名の中、腕相撲は“弱くもないけど強くもない” (=9位)。

・ 「“奴ァ強化系でな」とウボォーを振り返り、 喧嘩になっても“素”の殴り合いではボコられっ放しで、 さらにはゴンに対しては“強化系バカにャ”などと述べる。

・また戦闘時、操作系能力者が多くの場合用いるという「口頭での命令」を用いる。

・ BW号にわざわざ刀を持ち込み、フィンクスらが刀を回収していないノブナガ“の”御守を買って出ている。

 

もちろん、これまで作中でも自系統とは異なる能力も用いる者(パームやサイールド)や、一見真逆の系統の能力を用いる者(特に放出系能力者が具現化物を用いるケースが多い)も出てきたが、前者は比較的早期に回答を出して来たし、後者その能力の核心部分が明らかに一見される系統とは異なったり、別の情報からその術者の系統を推定することが出来た様に思われる。

逆に原作をどう読めばノブナガを強化系、それも強化と変化の間と読み取れるのだろう―という点がすごく気になっています。

 

そのため、現時点ではひとまずノブナガの能力披露を待つものの、今回の念能力設定資料の中で示された各能力者の系統分布図は“昔の初期設定なんじゃないかなぁ”というのが現時点での印象です。

 

 

以上でぇす。

p.s.

これ書いている時に「てんぶ」←何故か変換されない

―をリアルにやってたんだけど、“天賦”って「てん“ぶ(bu)”じゃなくててん“ぷ(pu)”」なのね。

ずっと間違えて覚えてました(笑)


【お蔵入り】37巻本誌まとめ・補助

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アメンバー限定公開記事です。

【お蔵入り】H×H37巻 本誌版まとめ

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アメンバー限定公開記事です。

37巻本誌まとめ・補助

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端的に書くと―、

公式(作者ではなく周囲の裏方)がやる気ねぇから、未発刊の37巻(本誌)の“まとめ”記事を挙げるよ

・基本的には4年前に本誌で1度読んだ人向けで、単行本派の人は初体験を単行本まで取っておいた方が良いよ

・出来るだけ“まとめ”に徹するよ

・感想ブログの意図とは異なる記事のため、37巻の発売日(11/4)の夜にはお蔵入り(公開終了)予定

記事へ (お蔵入り済)

―ということ。

 

以下、詳細。

今回のNo.381~390に関しては過去(2019年の3月)に“大雑把な振り返り+α”としてH×H No.381~390関連の記事を挙げてはいる。

ただ当ブログはあくまで“感想ブログ”であるため(=まとめサイトではない)、基本的に1度は本誌で読んだ人に向けており、ハンタ自体も休載が4年近く続く様なことは想定しておらず、各話の詳細には触れていない。

 

これまでも基本的には「単行本発刊(前回連載分を各自確認)→連載再開」という流れが作られていたこともあって、“詳細は各自で確認してね(単行本で確認してね!)という大前提を下に、読んだ人に向けて「ワテ、こんなこと思ったんやけど、どないでっか」感想ブログを挙げている

そのため、今回の単行本発刊前の連載再開―それも4年の空白期間がある―という状況に正直戸惑っている。

 

ただ、単行本発刊までの間に2週間もあるため(=2話分まともに読めない)、さすがに編集部側のフォローもあるだろうとタカを括っていたわけです。

本誌分の10話を500円程度でパック販売(単行本に替えて購入もいいだろうし、ハンタファンならそれとは別に単行本の加筆・修正等を楽しんでも良い)だとか、本誌掲載ページの前にある程度読んでいなくても済む様な“あらすじ”を用意してくれていると思っていたわけですよ。

 

一応後者のあらすじ関しては、カラーページの裏面にぎっしり書いてはあったものの、(ブログ主)は前回連載分を把握しているためちゃんと内容読んでなかったんですよね。

ただ今回のNo.391の切り抜きを終え、プラファイルに一旦保存する際にふと、なんとはなしに読んでみたら内容がひどすぎることに気が付いた訳です。

まず、このあらすじで登場しているキャラクターが今回のNo.391で1人として出て来ていない点。

名前だけは出ているキャラはいるものの、当たり障りのない全体的なあらすじということもあり、今回の再開分第1話の内容を知らされずに書いてる様に思われた(=外注?)。

 

まぁ、そこまでは仕方がないかと思う部分もあった。

しかし、このあらすじを書いた人物はハンタをちゃんと読んでいない節があるのだ。

まず、カミーラは霊獣の力で蘇生したわけではない

この時点で、このあらすじを書いているのは担当編集さんではなく外部発注なのだろうなとほぼ確信した

(事実如何に関わらず、みなし事項という意。もし本当に担当編集が書いたなら辞めてどうぞ。)

ルズールスも別に“合成麻薬”を意図的に選び好んでいるわけではない

バショウから得た葉っぱが“効く”割に合法なモノだったから驚き、不思議とヘビィーなスモーカーほどキマって(バショウの)友人らは皆健康になったという話を聞いたから、ルズールスの知り合いが先日ぶっ壊れたこともあって麻薬中毒者の更生に使えそうだと考えたに過ぎない。

ベンジャミンの紹介に至っては、これだとただのバカじゃないですか…。

書いたの小学生かてっ!!?

いや、小学生なら最後の一文でクスっと出来るからマルあげるけどさ…。

 

私ならNo.363(35巻)のベルサミルコの言葉、

“直情型で最短の道を好むため誤解されやすいが…こちらが臆せず理詰めで話し情報を提供すれば的確な判断をされる御方”

を多少まとめて文字数少なくして使うけどね。

 

2013年に公開されたハンタ映画の第2弾の各種情報が出始めた時に、

“クラピカと同じスーツ姿ということは、同じ職場かも!?”

という怪文がセンリツの絵に付された時も“やべぇ外注使ってるなぁ”と思ったものだが、所詮芳醇に香り立つ映画関連だからどうでもいいと思っていたこともあり、当時は少しイジる程度に留めた。

 

しかし、今回は4年振りの連載再開ということもあって

こっちは遊びじゃねーんだわ!!!

(ネタをマジに受け取られても困るので一応補足するが―別にハンタ感想で収入を得ているわけでもないが―気持ち的にはハンタファンが“ガチな遊び”として真剣に臨んでいる程度の意)

 

そこで公式(作者ではなく周囲の裏方)がやる気ねぇなら、リアルな仕事やネトゲ等で超絶忙しいし感想ブログとしての意図としては反するけど、37巻(本誌)の“まとめ”記事を挙げよう、というのが今回の一連の記事の意図

 

できるだけ私個人の余計な感想は除く予定。

そして、今回の一連の記事は感想ブログとしては意図に反するため、37巻の発売日を迎えたらその夜にはお蔵入り(公開終了)予定です。

必要な人達のお役に立てれば幸いだけど、ゼブラックでバックナンバー(2018年43号~52号)を購入した方が絶対楽しめるとは思ってる。

 

このような辺境のブログでやってもあまり意味はないのでしょうけど、4年前にジャンプ本誌で読んだけどあんまり覚えていなくて、イマイチハンタの内容がわからないって人の助けになれれば幸い。

 

そしてhtmlの装飾タグ使わなかったら10話分を1記事で納められたんだけど、結果容量ミチミチで他のことを何も書けなかったので、この説明用のページも作りました。

HUNTER×HUNTER No.393 感想

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【No.393 ◆懇願】

スタッフの種花(たねはな)と申します。

今週よりコメントの担当をさせていただきます!

ど(うぞよろしくお願いいたします!)(?)<義博>

 

先週の“原稿だけ描いていたいのだが”って、仰っていたけど巻末の作者コメントにすら時間割かれるのが精神的・肉体的にしんどいのかなぁ。

それとも先週は展覧会関係とかの事を言っていたけど、先週のコメントを受けてスタッフさんや編集さん達が相談して出来るだけ原稿以外の仕事をさせないようにこうなったのか…なぁ?

 

―なんて思って、何となく「“種花”って聞いたことのない苗字だな、日本にどれくらいいるんだろう。漫画家志望だったら過去作品とかあるかな?」なんて思ってググったら、苗字で該当なし(「植花」さんは居た)

 

「検索ワード変えてみるか」とふと予測ワードをみたら、

「Seed & Flower」っていう、冨樫さんが追ってるアイドルグループの所属プロダクションのことっぽいね。

アイドルは金髪時代のゴマキが最新で、それ以降アップデートされてないからそっち系のネタわからんて。

 

先週の巻末コメントの流れで今回のはいけねーでしょ…。

(ドラマ「聖者の行進」で、いしだ壱成さんが泣きながら工場長に投げかけたセリフと同じ感じで読んで)

 

■ノブナガの能力

…披露ならず。

いや「ノブナガ=強化系」だとするとAP強化系の発を使用している…とも採り得るのかな?

 

気になったのは、

能力に関わっていそうな「鞘」を捨てている点。

ただ、ルイーニーと比べると遥かに格上のヒソカに対しては居合の姿勢を取っていたから、ルイーニー如きに能力を使う必要もなく“素の状態(通常攻撃)で十分”という気持ちの表れ(+腹が立った)程度の描写なのかなぁ。

 

操作系だとすると愛着のある刀の一部を投げ捨てたことにちょっと疑問が生じたけど、刀の本体(刀身)の方に愛着があって、できるだけ抜き身でもっていたい派(鞘嫌い?)だからこそ、嫌いなものから解き放つ様な感覚居合という技がノブナガの感覚的に合っているのかなぁ。

まぁ現時点だといくらでも言えてしまうか。

 

話を戻すが、作者ツイッターでNo.398ぐらいでも刀を持った人物が描かれていたものの、

それも画角的に恐らく抜刀しちゃってるっぽいんですよねぇ。

 

ノブナガの念系統はひとまず置いておくが、過去の描写から「円+口頭での命令(恐らく問いかけ含む)+居合」という少なくとも3つの重要な要素が伺えるんだけど、わざわざ“納刀状態”から刀を抜いて構えていたことからNo.398もひょっとすると能力のお披露目ないのだろうか…。。。

 

一方でNo.397の森の中の描写で猛烈な加筆をしていた様だ(作者ツイッターから)

誰かの回想か、BW号の外の描写(キルアorゴン)か、一定以上の階層であの規模の船ならば森林浴が出来るような場所もあるだろうから(あるいは仮想暗黒大陸で0から農業を始めるのは無理があるため、持ち込み樹林等)、そこでの「戦闘シーン=魅せ場」だとは思われるが…ひとまずは期待だけ寄せておこう。

 

それにしても、思った以上にモレナ組の促成栽培達が弱い

キメラアント編の人間蟻達も言ってしまえば同じ促成栽培ではあるが、BP(肉体の強さ)とオーラ量が通常の人間とは段違いであったことが大きいのだろう。

 

“仮に全ての生物が同じ大きさだとしたら地上最強はどの生物か”

なんていう話をすると、

その上位層には“昆虫”達が挙げられることが多い。

 

実際には昆虫が人間と同じサイズになったら自重を支えられないらしいが、人間蟻の存在はそれを可能たらしめる固い外骨格(キメラアントの性質)に食べ合わされた他生物の性質(身体能力等に影響?)、さらには階級によって与えられる人間の数は違う様だが折り重ねた生命エネルギー(オーラ量に直結?)によって人間蟻は誕生していた。

そのため、念技術は未熟だったとしても余りあるオーラに固い外骨格があり、さらには種族的に特質系が多いと考えられるため強力な能力を早期に生み出しやすかったからこそ人間蟻は脅威だったのだろう。

 

対してモレナ組の中でも、比較的レベルが高かったであろうルイーニーだが、

・念を操る技術や経験が不十分

・急に力を得た故か、気が大きくなって慢心中

・人間蟻と違って固い体や、素で高いレベルの身体能力もない

レベルアップと共にオーラの総量も増えるらしいが反応すら出来ないと現段階ではお話にならないのだろうか。

 

ただ、オーラの総量の上昇率がレベルごとに均等とも言われていないから、一定レベル以上で急激に上がって、上位の念使いの攻撃に対して反応が遅れたとしてもDP(念防御力)が高くなってて即死はしなくなるまで伸びれば違う…といいなぁ。

 

■ルイーニーの能力からみる空間断裂系能力

たぶん、グロ画像で通報&アメブロにBAN食らうだろうから画像は貼れないのだが、

ルイーニーが死んで“空間を区切り遮断する”力が途切れた結果、鉄扉から出ていた彼の胴体は千切れてしまった

以前、ノヴの「窓を開く者(スクリーム)」の能力について考えた際、恐らく“何でも切れる”様な能力ではないと採ったが、今回の描写から以前の解釈で合っている様に思われた。

(同じ状況ではないため一概には比較は出来ないが)

 

ルイーニーの胴体、「ブチ」「ブチッ」と千切れているんですよね。

もし空間の断裂に対象の固さ等が関係ないなら、この時のルイーニーの胴体も空間が閉じた瞬間に“ブチッ”っと何の抵抗なく一発で千切れている様に思われるのだ。

肉体側の抵抗があるからこそ「ブチ」「ブチッ」っという描写になると思われるため、もう少し描写が出て来てからのファイナルアンサーでも良いと思われるが、“空間を区切り遮断する力”“対象の硬さに関係なく、何でも切れる”様な能力ではない(それに近づけることは出来る)という印象。

 

■リンチの能力について

リンチが能力を使用した際、相手の声は読者にも見える様に描かれていたが、

ヒソカを殴った際にはソレがなかったため、リンチの能力は“相手にダメージを与えた場合に心の声を聞きだせる”のかと考えたのだが、

“アイツがヒソカだったよ”

と断言していた。

 

リンチ姐さんが軽口を叩かないタイプなら、

カウンターで心身の状態が不安定になり、能力が不完全な形になってしまったがリンチには聴こえていた

(その表れを読者側にヒソカの心の声が視えなかったことで表現していた)

と素直に採れる。

 

しかし…申し訳ないのだが、私の中で彼女の言葉に対する信用度がここ数話の間でそこまで高くなく、身長+自分を簡単にのしたという事実が、頭の中で“アイツがヒソカに違いない”になって、それが口から出た時には「アイツがヒソカだったよ!(意味合いとしては、そうに違いないの強調)

となっていたのではないか、とも考えてしまう。

 

あるいは、大穴的な予想になるのだが「要請型操作による記憶補正」が二人ともに行われていたという様な穿った見方も出来るのかもしれない。

 

ひとまず、リンチ能力の内容については保留。

 

■ヒソカの思惑

どうやらヒソカはヒンリギの

第一層の娯楽エリアで遊んでてくれ(今は旅団と一戦交えないでくれ)

という正直な懇願を受けた様だ。

 

旅団と出くわすかもしれないのに普通に3層でぶらぶらと遊び、さらには旅団との戦いを先延ばしにする理由は何なのか―。

先週、ヒソカはモレナ側と繋がっている=「何らかの協力関係にあるのかも」と思ったのだが、今回もモレナ側だとすれば理由は立ちそうだ。

 

というのも、モレナの縄張り(シマ)は3層で、

3層以下と2層以上は分厚い隔壁で遮断されており、“2層側”からしか開閉が出来ないのだ。

モレナの一番の狙いはカキン王族であるが、上から開けて貰わないと上に行けず、空間移動系の能力も基本的には行ったことのある場所でないと飛べない(マーキングを要する)

そのため「シュウ=ウ一家」や「シャ=ア一家」が幻影旅団に「エイ=イ一家殲滅」との引き換えにヒソカの情報を渡し、その間ヒソカを上層で匿うことを読み切っていれば、上層に行くために何らかの交換条件でヒソカと協力関係にあってもおかしくない様に思われた。

 

そうするとどうも促成栽培達が弱すぎた理由も見えて来て(ただの時間稼ぎ程度で本当の部下達がいるか、自分一人でやるつもりだった?)、作戦の周到さ、規模などからどうもどこぞやの“クズ野郎”さんのかほりが…し出した気がする。

まぁ気のせいですよね。

 

それにしても…

箱推し(グループの内、特定の1人ではなくグループ全体を応援すること)とか、謎の用語使われても付いていけないです…。

ヒソカさんも何しにBW号乗っているんですかって言いたいけど、

恋愛都市アイアイ・マスターだったヒソカさんは昔からこういう人な訳で、状況的にもGIと同じなのかもしれない。

旅団を探している体で実は探していない、何かを待っているんでしょうね。

 

No.397前後の森の中の戦闘シーン(?)も、森林浴ができるようなスペースも上層にならあってもおかしくないでしょうし、あくまで想像の中でしかないが、ピースがハマって行っている気がする。

先週のやたら冗長的な色紙の調達の話で出て来たドローンも―ゴンやキルアらは仮想暗黒大陸でノヴのマンションで合流すればいいから―“準備が整った段階”でもしかするとモレナの本当の部下が乗って来たりしてね。

 

■クルタ族虐殺事件と旅団の関わりについて

先週のNo.392で、

“皆殺しとかアホの発想だな 世紀末かよ”

と、フィンクスが言っており「それクラピカの前で言えるの?」と少し思ったが、割とマジなのかもしれない。

 

まず、作中で明確なヨークシンでの一件だが、

クロロから“派手に殺れ!!”という注文が付いたものの、ヨークシンの住民やマフィアを皆殺しにしようとしていた訳ではない。

 

本来蜜月関係にある流星街とマフィアンコミュティーのハズが旅団は平然とそれを壊し、まるでルール無用の様にも思われるが、ヨークシンで旅団(とその依頼を受けたイルミ)が十老頭と、各マフィアの構成員達の恐らく大部分を崩壊させたことで、

カキンマフィア達だけで、新大陸の利権を労せず得ることが出来ている。

 

・ある時、旅団は突然結成された(結成時のマチらの反応から)

・クロロは“決まったことだから頑張る”という設定らしい(0巻作者Q&Aから)

・旅団の活動は主に盗みと殺しだが、傍から見ると慈善活動の様なことをたまにする(ヒソカ談)

・ムカツく奴等にゃ容赦しないが、“極悪非道”という訳でも“皆殺しみたいなアホの発想”はしない(No.392から)

 

といったことから、新人類(太古の昔、暗黒大陸から内の世界へ渡来してきた人々)先住民(元から内の世界で生活していて流星街に追いやられた人々?)の関係性が出来た後、両者の架け橋的な存在(決められた居住地域から旅することを許された存在)が“幻影旅団”で、新人類側の要求に応えることで先住民側の何かの権利を得ている―様な妄想を以前したが、旅団には盗みを黙認する代わりに一定の指令を与えている存在が居る様にも思われた。

 

そんなお花畑を頭の片隅に置いた上でクルタ族虐殺事件を振り返ると―

(0巻は元々作者が“考えていたが使わなかったお蔵入りネーム”が映画オリジナル脚本に付け足される様に使われ、さらには映画の販促としてネームをクラピカ追憶編として描かされた可能性もあるため、正式な情報として使っていいのか迷うが―)

クルタ族の眼は1つ残らず奪い去られていたというが、

より価値を上げるために一部の「美しい顔と眼のセット」を除いて眼球のみ奪うならまだわかるが、“頭部とセットがベスト”と言われるお宝全ての価値を下げる意味があるのだろうか。

ツェリードニヒの後ろに頭部とセットのモノがある様にも見えるが、恐らく違う。

他の眼球が何らかの液体の中に入れられているのに対し、その頭部らしきモノは器に収まっている様子がない。

もし眼球を液体に入れることなく完全に保管できるならその方が良く、わざわざ光の屈折が起きるであろう器に入れてその美しさを損なう必要がないことからも、個人的にアレは最近緋の眼を奪っていくと噂の最期の生き残り用の特等席(今はその代わりに情報を元に造らせた首像を置いている)かと思われる。

 

クルタ族虐殺事件当時はシズクは居なかったが、それが原因で上手く処理・保管が出来なかったなんていうこともないだろう。

(“繊細なお宝”を奪いに行くのだから、当然それを十分に保護・保管出来る道具は持って行くハズであるため)

ウボォーやパクノダらの反応から、旅団がクルタ族と戦ったのは(それも旅団としての仕事で)確実で、

0巻情報のため少し微妙ではあるが、恐らくそれはクルタ族虐殺事件の時だろう。

 

しかし、最終的な状況からも弱い子供やクルタ族以外の入村してきた者達を人質に取れば比較的容易に制圧可能だった様に思われる。

ツーマンセルもしくはスリーマンセルで同時に、そして静かに家を襲えば複数の人質が手に入り、成人男性達が“捕らえられる前に賊と争い傷が多くなる”様なこと自体、最小限に出来た様に思われる。

 

要は東ゴルドー城突入時、王と護衛軍の分断を依頼を受けたゼノが、

“話が随分違うじゃねェかよ”

とボヤいた様に、幻影旅団も何らか依頼や任務で同行して(何かあった時用の護衛?)、突入部隊(それもお宝に対する知識な薄く暴力的で残虐な者達)が制圧に失敗して、クルタ族と旅団(少なくともウボォー)が戦ったのではなかろうか。

 

事件の際(作中1994年頃?)、現場には“我々は何ものも拒まない だから我々から何も奪うな”というメッセージが残され、後に幻影旅団の犯行と認定された様だが、このメッセージは作中1992年頃に流星街出身者の冤罪が発覚した際にそれに関わった者達全員が爆殺された時にも残されていた。

しかし、幻影旅団がその流星街出身者と判明したのは作中で1999年9月であることから、このメッセージは流星街の者達だけが使うメッセージではないことが分かる(追いやられた先住民系が用いるメッセージ?)

クロロは奪った獲物を一頻り愛でると全て売りはらうと言われているため、昔はそのルートから犯行が幻影旅団によるものとバレたのかと考えたが、売り払う時にクロロが「幻影旅団の団長 クロロ=ルシルフル」というネームプレートを付けている訳でもないし、盗品を買い取る側も商品自体が確かなモノであれば持ち込んできた者を探る様な馬鹿な真似はしないだろうから、そのルートから漏れる様なことも可能性として低い様に思われたのだ。

 

つまり、旅団に依頼・指示できる立場にある者達が居て(敢えて点を繋ぐ様にすると、キメラアントを周囲にバレることなく10cm程度の女王蟻を2m以上の大きさまで世代を重ねることが出来る様な勢力)、最終的に旅団に犯行をなすり付けた―なんていう「お花畑への道(シャイニングロード)」が出来るのかもしれない、ということ。

 

そう感じる程にフィンクスの“皆殺しとかアホの発想だな 世紀末かよ”という発言には違和感が残り、

“お前らが世界を壊すって言うならオレがお前等を壊すよ”

(ナメ腐ってるルイーニーを手討ちにするまでは分かるが、その仲間達まで殺そうとする理由は?仲間達もルイーニーと同様かもしれないが、そうでないかもしれない可能性もある。それも別にノブナガ達にちょっかいを掛けた訳でもない)

というノブナガの発言も少し引っかかった。

 

まぁノブナガの発言“だけ”なら、現状のヒソカへの最短ルートは「エイ=イ組(モレナ一派)」を潰すことで元々潰そうと考えていたところにルイーニーの行動が鼻について「潰すことに“決めた”」というのはわかるが、フィンクスの言葉と“セット”で捉えると、やや引っかかる。

 

■37巻発売!

目を見張る程の加筆と一部修正があったものの、解釈に影響する修正はなかったと思われる。

ただ、ウショウヒの「殺人を無罪にする方法」に「スタンドバイミー」っていう名前付いてたのは予想外な修正だった一方で、

ザクロが“点滴”をすることが実用と制約を兼ねているというところが修正されなかったのは意外だった。

 

まぁ何にせよ、暫定として書いていた念解釈の部分はそのままで良さそうかなぁ。

一応、ノブナガさんの能力披露を待って暫定版が現行版の読み方になりそう。

 

今週以上。

H×H感想 一覧

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※編集に手間が掛かるため’11/08/04から’22/11/13に公開日時変更

◎テーマ

※下記、ピンク色のマーカー部分をクリックするとその記事に飛べます。

3rd―――――――――

冨樫義博展 -PUZZLE- 公式図録について 

 

■2022年度ハンタ感想

No.391 

No.392

No.393 

No.394 

┣No.395 (11/21 20時20分頃 公開予定)

 

■1:各種用語・念の習得度と威力精度・メモリ
┣念の攻撃力
┣ブログ上の造語含む各種用語
┣念の習得度
┣念の威力・精度
┗メモリ
■2:放出系能力
┣放出系の特徴
┗◆アイザック=ネテロ
■3:操作系能力
┣愛用品を失くしたら致命的
┣誘導型・要請型・半強制型・強制型
┣口頭での命令
┣操作系の二大ルール
┣早い者勝ちルール
┣念のコンボについて
┗◆ノブナガ=ハザマ
 ┣“何でも切れる刀”は何故具現できないのか
 ┗円の広さ≠強さ
■4-1:特質系能力(その1)
┣特質系の特徴
┣特質系の念習得率
┣イズナビの特質系の説明について
┗相手の念を“使う”のは特質系?
■4-2:特質系能力(その2)
┣◆カミーラ=ホイコーロ
┃┣迎撃型(カウンタータイプ)の能力
┃┣停止条件付きの発
┃┣死後の念(死者の念)
┃┣能力の性質
┃┣迎撃型で強めているもの
┃┣特質系能力の一端(?)
┃┣カミィの念系統
┃┗カミィの今後への期待
┗ナニカの死罰(デスペナ)について
■4-3:特質系能力(その3:番外)
┗◆フェイタン=ポートオ
■5:具現化系能力
┣完具現(アクティブ状態)と半具現(非アクティブ状態)
┣寄生型の念能力
┣完全寄生型と二重寄生型
┣自動型と遠隔操作
┣具現化物のオーラ表現
┣無敵の具現物・ポットクリン
┣条件付きの具現化系能力
┣◆コルトピ=トゥノメイル
┗◆リハン

■5-2:具現化系能力(その2:番外)

┣各系統の威力・精度とオーラの使用感について
┗具現化物の強度
■6-1:変化系能力(その1)
┣物体にも“性質の付加”は可能?
┣水見式について
┣形状変化≠変化系能力
┗◆ヒソカ=モロウ
■6-2:変化系能力(その2:番外)

┗ヒソカの“強さ”の謎

■7:強化系能力
┣BP強化とAP(DP)強化
┣拡大と縮小
┣成長と若返り
┗◆ゴン=フリークス
 ┗“ゴンさん”を超えるゴンの姿

■自由帳

「一握りの火薬(リトルフラワー)」について 

「11人いる!(サイレントマジョリティー)」の犯人再考

念の可視性と可聴性について

「七色弓箭(レインボウ)」について

ジートへの攻撃方法について

蟻の王 メルエムについて

■各キャラ念系統分類

系統分類もくじ

強化・放出・変化・操作

具現・特質

不明

番外

ナックル・シュート・パーム

ノブ・モウラ

└3rd―――――――――

 

※以下、旧verでの感想分

 (一部、現在の解釈と異なるものもある)

2nd―――――――――

自由帳(仮)

モラウの能力について

「縁の下の11人」について

物体操作について

“数年振りの招かざる客”?

クロロは“共闘”をしていたのか(本誌連載時)

続・クロロは“共闘”をしていたのか(34巻発刊時)

◆念関連2

念 四大行ほか

念の威力・精度ほか

念 系統別①(操・放・特)

念 系統別②(具・変・強)

◆その他

ファンブック等の扱いに関して

└2rd―――――――――

 

2ndβ(部分的に1st-4)――

◆念関連1

AP・DP・SPほか

AOP・EOP

ROC・SOC

SOC (※蔵入り 以下の「SOCその2」で足りるため)

SOC その2 (ver,2ndでの追補記)

2ndβ(部分的に1st-4)――

 

1st――――――――――

キルアの"充電"の意味とは?

何故キルアは"龍星群(ドラゴンダイヴ)"を知っていた?

何故ヒソカのドッキリテクスチャは見えた?

誰が一番強い?

└1st―――――――――

 

◎単行本

◆30~32巻 感想

H×H30巻 微感

ジン「四つ…いや八つだな」

薔薇毒について

◇中感

摂食交配について

アルカ(ナニカ)の能力について(2)

アルカ(ナニカ)の能力について(1)

ゾルディック家絡み

◆29巻 感想

┣その0(念関連)→◎テーマ→◆念関連0(現 念関連2)

その1(今後どうなる)

その2(能力関連)

その3(カイトの生死とピトーの能力)

その4(ゴン関連)

その5(制約と誓約破り)

28巻 感想

 

◎本誌感想(終了)

No.345 ◆署名

No.344 ◆著者

No.343 ◆勧誘

No.342 ◆布告  

No.341 ◆厄災

No.340 ◆特命

No.339 ◆静寂

No.338 ◆樹上

No.337 ◆懺悔

No.336 ◆解除

No.335 ◆決定

No.334 ◆完敗

No.333 ◆鳴動

No.332 ◆喝采

No.331 ◆X日

No.330 ◆告白

No.329 ◆密偵

No.328 ◆手配

No.327 ◆謎々

No.326 ◆開戦

No.325 ◆参戦

No.324 ◆執事

No.323 ◆依頼

No.322 ◆兄妹

No.321 ◆怪者

No.320 ◆投票

ゾルディック家について (補助)

No.319 ◆抽選

No.318 ◆遺言

No.317 ◆返答

No.316 ◆本名

No.315 ◆帰郷

No.314 ◆説得

No.313 ◆一言

No.312 ◆覚悟

No.311 ◆期限

 

◎番外編+α

◆映画【※未視聴者注意

┣第2弾 The LAST MISSION 感想  

┗第1弾 緋色の幻影(ファントム・ルージュ) 感想1 感想2(追記)

 

◆クラピカ追憶編(本誌掲載時)

後編 感想

前編 感想

 

┌アメンバー限定(身内用)――

秘密の自由帳(仮)

◆後感シリーズ(試作)

344

343

342

┌例のアレ―――――――

一覧

 

HUNTER×HUNTER No.394 感想

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【No.394 ◆想定】

「スタッフの種花です。だいぶ寒くなってきましたね。皆さん、体調には気を付けて<義博>

 

もしかして、この「Seed & Flower」のネタ(?)ずっと続けるのかな。

巻末コメント考えるの面倒くさいから、スタッフの体(てい)で適当な話―例えば天気や気温の話―をすればいいから楽ってことなのかな。

まぁ、それで少しでも負担が減るのならいいんだけど…。

 

■ツェリ

初登場は悪のカリスマサイコのカリスマ的なイメージを勝手に持っていたが、

“無知の不知!!身の程を知らぬ者こそ最大の罪人!!”

だなんて、大口叩いていた割には念については不知。

(悪のポテンシャルを危険視されて教えられていなかった+兄・ベンジャミンの意向?)

(※この表は36巻/No.374の“超横長の表”をブログ用に作り直したもの)

 

さらには身を捧げる訓練を受け、士気も忠誠心も高いと言われる私設兵からは陰では「アイツ」呼ばわりされ(サルコフ)、テータからは暗殺されかけ、王立軍学校の同期からは「ツェリード」「ツェリ」「アイツ器小っさい」とまで言われ、さらには軍学校時代に“演習中口喧嘩した同級生の足を撃った”なんていうエピソードが披露され、一読目は若干ツェリードニヒへの印象が変わってしまった。

 

ひょっとすると、ツニキ(ツェリードニヒの兄貴の意)は“生まれ”に恵まれただけで、どこかでほんの少し何かが違っただけで「チーの牛の者」や「陰のキャの者」だったのではなかろうか―と。

生まれが例えば田舎の地主や名士の一人息子で、子供の頃は英才教育もあって成績は優秀。

食べている物も―田舎では特に―他と比べ栄養価が高い物が多かったり、欧米的な食事のせいか体の発育もよく体も大きい方だった。

学校の同級生達も親から「〇〇さんの息子さんだから」と口酸っぱく付き合い方の注意をされ、将来的に自分も〇〇さん関連の仕事や、息子の友人ということで仕事が得られる可能性もあり(それを逃せば生まれ育った故郷から離れるしかない)、「〇〇さんの一人息子」を立てる様に振る舞うになる。

しかし当の本人は自分の後光に気づくこともなく、自分が優れた人間だと勘違いして自尊心だけが肥大化していき第二次性徴を迎える頃には中二的万能感も相俟って、手が付けられない状態となる。

 

そんな時、初めて異性に惹かれ当然、相手は喜んでOKすると思い「オレの女になれ」だなんて言うと、相手は少しの間固まって、戸惑い、そして了承した。

当初それは、相手がウブで「自分なんかでいいのだろうか」だなんて考えていたのだろうと思っていたのだが、後に実は相手には想い人が居て、将来を誓い合っていたということが発覚する。

“初めて付かれた嘘”に、自分の築き上げて来たものが音を立てて崩れるのが分かった。

 

それからしばらくは怒りに満ちた荒れた日常だったが、怒りは何年も続きはせず、怠惰な日々が訪れる。

学校の授業中には突然怪物が現れて世界が崩れることを夢想し、インターネットでは世界のグロサイトを見て回る。

 

大抵はそこで終わるハズが、実際に自身で小動物を殺し始め、ついには人間にすら手を出し始めた。

そこで止まれば良かったのだろうが、

その凶行は名誉のために隠され続けた。

 

―みたいなぶーちゃん妄想が一瞬花開くレベルで、ツェリの印象が大きく変わり掛かってしまった。

 

ただ、

1:銃分解・組み立て演習で、トップの成績の同級生から“王子だからってエラそうにするなら記録出せよ”と言わんばかりの「オレの記録超えたら言い返していいよ」と言われ口喧嘩になる

2:ツェリは講習の後、軍学校の最速記録を塗り変えるまでの間、自室にこもって寝食忘れて練習をした

3:新記録の表彰式の後、ツェリは口喧嘩をした同級生の足を撃った(記録を超えたものの口ではなく弾で返した)

という逸話を、先にカっとなって足を撃って、その後記録を塗り替えたと誤読していたことに二読目で気づいたのです。

 

生まれに恵まれただけの人間が、学校に記録を塗り変えるまで練習をするなんてことは出来ないですし、15歳で飛び級で世界最高峰の大学へ入りカキン王子の中でも抜きん出たスペックを誇るハルケンブルグから認められるなんてことはないですわな。

また今回の事件だけで、ツェリが“あの性質に生まれついた”とは思われないでしょうから、他にもっとあるんでしょうね…。

 

今回の様に注目の王子の過去が掘り下げられたのは意外で、個人的には面白かったですね。

(まぁまた文字数が多く、戦闘もなく、話も進まないとかで不評な回なんでしょうけどネ)

 

個人的には霊獣の口の中にいる子(恐らく女の子)が、

ツェリに嘘をついた子かつツェリが最初に殺めた人で、さらにテータらも仲が良かった人物で、ある日行方不明になったか惨殺死体が発見されるも犯人が見つからず未解決で終わっていたみたいなことがあったとすると、口内の少女の顔を見たテータの反応が過敏で、見た次の瞬間に“私は…甘かった”自身がツェリの悪のポテンシャルを見誤っていたと考えた理由にも繋がって来る様に感じた。

 

■モレナ組

やっと大方のメンバーの名前や念系統が分かってきたのだが、

No.393で「大学生」だった人が、

今回、転職されてますなぁ…。

こういうのって編集さん、気づけないものなのかなぁ。

 

まぁそれは置いておくが「器官」ってどういうことなんだろう。

モレナの「手」となり「足」となるのが、発症者(メンバー)達であり、感染集団(コミュニティ)内の仕事もその性質に応じて体の部位になぞって呼んでいるのだろうか。

 

「器官」=体の中(モレナのアジト)に入ったモノに対して後処理する?

“着替えんのメンドー”=「器官」の仕事は着替える必要がない(汚れない?汚れてもいい服でずっと似たような作業をしてる?)

その辺は情報少なくて良くわからないけど、今週までの情報だとトト姉妹(?)がレベル低いままだったことも合わせて死体処理班の様に思われる。

 

トト姉妹はレベル21未満だったにも関わらず、念系統が共に具現化系だと判明していたのは、

モレナに“予め何系か”聞いたってことなのかな。

モレナの能力はプフの様に能力開花を助ける性質もある様なので、予め自分の系統を知っておき、どんな能力にするかよく考えてから21レベルになった方が―少なくともお手手ドリルマンよりは―良い能力を得るのかもしれないですね。

 

◎モレナの探し物

モレナは何かを探している模様。

もし、モレナがヒソカと手を組んでいるならヒソカが“暇つぶし”をしていた理由にも繋がって来るのかもしれない。

 

恐らく高確率で戦闘を要し、相手もしくはその仲間に念能力者がいることを想定しているのだろうが、

ひょっとすると、第1層にいるというヨロズヤの“ツテ”なのではなかろうか。

 

先週モレナ組の促成栽培達が弱すぎたため、ヨロズヤの大型ドローンでモレナ組の本陣が紛れてくる可能性も考えたのだが、

どうやら、元々居たエイ=イ一家の構成員らはモレナが“掟破り”を犯して襲名した際に虐殺された様なのでその線は厳しいのかもしれない。

(一方で、登録を抹消された古参の組員もいる様なのでまだゼロでもないとも思っている。また、ふと思ったのだが各マフィアの若頭らが念能力者なのは、表向きは二線者の部下であるが、本来的には二線者の監視者、明確な反逆の目論見があればそれを阻止する役目を持っているのかもしれない。)

 

では、“念での戦い”では熟練の念能力者には敵わないかもしれないが、強力な銃火器を伴えばどうだろうか。

こちらの世界でも人を殺すには過剰な兵器はあるが、念能力者がいる世界ならば―貧者の薔薇を例に―より強力な兵器が生まれている様に思われる。

 

ただヨロズヤに注文が出来たとしても、その品が届くまで時間が掛かる。

そのため、現時点でいきなり1層側に行って騒動を起こしたらその商品が届くまでに駆逐されてしまうだろう。

つまり「注文→商品到着→2層側から隔壁を開ける→全面戦争」が望ましいだろうから、モレナが探しているのは1層のヨロズヤに注文の依頼が出来る人物、要はヨロズヤのツテなのかもしれない。

 

◎モレナの能力について

今回いくつか分かったことがある。

まずNo.391で匂わせ発言があったが、やはりモレナは発症者(メンバー)の動向を確認できる様だ。

これはモレナだけが出来るのか、レベル100になって「0患者(メンバーゼロ)」になった者すべてが可能なのかは不明。

 

次に、要請型の様な操作能力も含まれた能力なのかと思われる。

ツェリがどう動くか読めないため、ツェリの私設兵を感染させたいと考えていたが、目下反逆中の二線者から唾液交換をされ警戒しない者はいないと思われる。

ひょっとするとオトシンはそれに喜び警戒を解く可能性も若干あるのかもしれないが、ツェリの友達でありたいと思う者が二線者の反逆を見逃すハズもなく、当然モレナも相手が色気に弱いとも考えていないだろう。

すると、要請型操作で用いられる「記憶補正」の様な力を用いるのが普通で、モレナの能力は「味方」だけでなく「敵」も汚染させて行くことが可能なものかと思われた。

 

また、能力のイベントとしては「レベル20を超えた時」と「レベル100に達した時」の2つだけが示されていたが、今回ドッグマンの「レベルもう少し要るな」という言葉に、モレナが「50以上に上げると良いわ」と応えた事から別のイベントの存在、もしくはレベルの段階ごとの上昇率が同一ではない様に思われた。

レベル50でマフィアや旅団相手にどれほど戦えるのか、少し期待を寄せよう。

 

そして、どうやら自分含めて23名の発症者(メンバー)を生み出せる能力だが、今回ツェリ私設兵への感染を目論んでいたことから“補充”が可能な能力の様だ。

ただ疑問があって、今回たまたまルイーニーとパドイユが死んで2枠空いていたからそれが可能だったが、もしツェリ私設兵を捕獲出来た時に死亡者がいなかった場合はどうするつもりだったのだろうか。

 

今回、モレナの能力に精神操作が含まれる可能性が見えて思ったのは、もしかしてルイーニーを殺したのは―間接的ではあるが―実はモレナだったりするのだろうか。

ルイーニーの能力は確かに便利でレベル上げには非常に有用であったのだろう。しかし、

“カキンの王族を根絶やしにしたらこの船乗っ取って元の世界に戻り大暴れする

という考えはモレナの思惑とは少しズレている様に感じられた。

また、ルイーニーがレベルアップを重ねて“飛べる距離”が増した時、ルイーニーは「内の世界」に戻れてしまうのではなかろうか。

 

そのため例えば得た能力が弱すぎる場合、あるいは能力と思想の組み合わせがモレナにとって有益ではなかった時、わざと殺して次の感染者を増やすのではなかろうか。

ルイーニーの最期の言葉は、

「……え」

だったが、ストレートに採ればノブナガ達が自分の考えに乗って来ると思っていた、あるいはノブナガの攻撃なんて躱せるなんて考えていたところ、実は相手は遥か格上で気づいたら致命傷を負わされていた―となるだろう。

 

しかし、もしNo.391感想でも触れたがモレナの力が貸与型の特質系能力で、ルイーニーの動向を把握していたモレナが貸していた力を回収したのならば、ルイーニーの最期の言葉は「急に力が抜け(オーラ量が減り)、うまく念を使えなくなった」ことへの驚きの声だったのかもしれない。

 

まぁ、その方が促成栽培達の未来に多少期待が出来るのになぁという期待も含まれるが、死亡者0でツェリの私設兵に感染させられない!なんていうマヌケなことは起きなかった様に思われるため、モレナの能力にはまだ何か隠されたナニカがある様に感じられた。

 

◆今、航行何日目?

読解力がないだけかもしれないが、正直よく分からずにいる。

 

まず、ヒンリギが3層の捜索をしようと動き出したのは第3王子チョウライが、

シュウ=ウ組長に頼み事をしてからである。

 

そしてそれは、念講習会を終えたテンフトリに自身の霊獣が創り出した硬貨を褒美を与えた後であり、念講習会は航行2日目に始まり2週間の予定であったため、37巻ラストの時点で15日目なのかと思われる。

(第一王子ベンジャミンの私設兵ビクトがハルケンに撃たれたのが10日目)

 

クラピカの念講習会の7日目(航行9日目)に、数人の覚醒者が出たが念講習会は念の習得で終わりではなく、念が使える様になって初めて本番であろう。

参加者達もそれまで半信半疑だったのだろうが、実際に使える様になって初めて本気で「どう使えばいいのか」「相手がどのような攻撃をしてきてそれをどう防げばいいのか」「どう警戒すればいいのか」など、様々な疑問があるだろうから、よほど特殊な理由がない限りは参加者側からも、膠着状態を長引かせたいクラピカからも早期に終了させることはないだろうし、その様な話も出て来ていない。

 

そして、組長の指示を受けたヒンリギが4層から3層への連絡口近くの公共広場でお手手ドリルマン達と一戦を交えたが、

ツドンケ君が色紙を求めて奮闘していた時に、そのヒンリギの小競り合いの情報が入っていたため当然、少なくとも15日目“以降”なハズである。

 

しかし、ツドンケ君の言う〆切とはヨロズヤへの注文の〆切であり、婆様曰く―

飛行船:空輸可能な限界域前、最終便の注文受付日が航行14日目

高速艇(恐らく船?):それより3日位早い=航行11日目?

ドローン:色紙サイズならドローンでの個別配送が可能だろうから、もう少し延びる“かも”

―ということだが、締め切りまで“明確に4日”と話していることから、飛行船か高速艇の締め切りに対して“あと4日”と考えているのだろう。

 

ただ1日も早く色紙が欲しいだろうから、恐らく高速艇の締め切りかと思われ、この時点で“あと4日”=航行7日目、仮に最終便まであと4日だとしても航行10日目ということになってしまわないだろうか。

婆様の説明では空輸可能なのが“限界域”前とあるが、

それは表向きの航行予定に基づいているだけであって、

実際にBW号は限界海境域は超えず、さらには航行3週間程(“21日程”)で“人類領海域”ギリギリのところで給油を行う予定である。

給油を行える=そこまで燃料運べているということは、そこが安全に空輸等が可能な限界地点付近かと思われる。

 

そのため、ヨロズヤの届けられる最終便=21日頃にBW号到着の注文の締め切りが迫っているという話ならまだわかるのだが、どうもこのヨロズヤ注文は婆様によるとBW号から内の世界に注文の商品リストをドローンで飛ばす様なのだ。

 

実は“まだ人類領海域内”だからメールや特殊な電波を使えば即時にデータを送ることも出来そうなものだが、移動中のBW号からドローンが内の世界に行きそれを受け取った内の世界の者達が飛行船や高速艇でBW号に追い付き注文品到着という流れで、婆様の日程を適当に計算すると―

飛行船:14日目〆切→2日掛けてドローンで内へ→5日掛けてBW号に追い付く(21日頃着?)

小型荷物:11~13日の間に〆切?→2~3日掛けて内へ→5~6日掛けてBW号に追い付く(〃)

高速艇:11日目〆切→3日掛けてドローンで内へ→6日掛けてBW号に追い付く(〃)

―どうも内とBW号の往復に7日程度掛かる様に思われるのだ。

 

そのため仮に婆様の日付のところだけが間違っていたとしても、15日目→〆切4日後?→19日高速艇〆切→往復7日程?→26日到着となってしまい、土台無理な話な様に思われるのだ。

 

ただ、婆様は空輸可能なのが“限界域”前表向きの航行予定で話していたことから、あくまで“誰かから聞いた話”なのかと思われる。

ノヴが仮想暗黒大陸の少し先の島に中継基地を作り物資と人材の流通を管理しようとしている様に、ドローンの話は非能力者向けの表向きの方法で、実は空間移動系の能力を持つ運び屋(恐らくH協会側ではなくカキン側の者)がいるのかもしれない。

 

それならば婆様の言う日付だけの間違いで済みモレナが探している一定以上の戦闘能力が必要な相手とその仲間としても繋がる―のかもしれない。

 

という訳で、恐らくNo.394時点で航行15日目(あるいは日付が変わっていて16日目)婆様の言う航行日数が間違っているだけ―かと思われるが詳細は不明である。

 

 

今週以上。

 

393←【394】→395

コメント削除&BANの基準

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当然ではありますが、当ブログは公式発売日より前の情報開示(フライングネタバレ)を支持していません。

 

そのため、ネタバレっぽいコメント(そのネタバレか本当かどうかの判断は付かないため、それっぽいものも含む)は発見次第、即IPBAN+コメント削除します。

(私も見たくないですし、他の方がそのコメントを見て同様の思いをする可能性があるため)

 

事後報告ですが、よろしくお願い致します。


【HxH】BW号出発までの諸情報

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この記事は本来は次記事の前段にあたる部分で、1記事に収めたかったのだが本題に入るまでが長過ぎるのと、文字数を使い過ぎて後々容量が足らなくなるのが目に見えているため予め分割しました。

 

■世界の構造と暗黒大陸探検の歴史

現在、公式に発表されている世界地図は、

実は世界の一部の過ぎず、

人類が住まう世界は暗黒大陸中央にある巨大湖メビウスの中に存在する。

そして神話を読み解き遺跡を巡れば太古の昔、人類の祖先達は暗黒大陸本土から現在の“内”の世界に渡来した事がわかる様だ。

 

過去、人類は暗黒大陸の膨大な土地や、夢の様な効果を持つ資源を目指してか幾度となく暗黒大陸への進出を試みるもその度に大きな災いが振り掛かり、約200年前V5(ミンボ・クカンユ・サヘルタ・ベゲロセ・オチマ)によって、暗黒大陸への不可侵条約が締結された。

 

しかし、条約締結後も政治的な思惑からV5に名を連ねる国々は各々で暗黒大陸探検(非公式)を主導し、

それぞれが大量の死者を出しつつも生還したが―5つの災厄を持ち帰ることとなった。

(その5回の探検には7,500名が参加し、中にはハンター協会員が同行している探検もあるが、帰還生存者は5回合わせて計28名。その内、様々な検査をクリアし日常生活に戻れたのはわずか3名。現在まで生存しているのは後述のビヨンド1名のみ。)

 

ネテロ元会長はお忍びで暗黒大陸に2度足を踏み入れてはいるが“扉を開けただけで敷居も跨がずに踵を返し”ていた。

ネテロは警告のつもりでその時のことを話していたが逆にそれがハンター協会員の心に火を点け、結果犠牲者を増やした事に葛藤していた。

 

そんな時にV5主導の最後の探検にはネテロの息子であるビヨンドが探検の行動決定を担う専門家の一人として名を連ね、ネテロの忠告を聞かず未踏のルートを探検する事に拘り、結果として多大な犠牲者出し、新たな厄災を持ち帰ったことに意を決し、V5に働きかけ暗黒大陸を協会の禁忌とし、さらには再挑戦を望むビヨンドに対しては“自分が死ぬ迄は許可しない枷”を与えたという。

(ビヨンドは口で言って聞くタイプではないため、念を用いた枷かと思われるが明かされてはいない)

ビヨンドが参加した探検がおよそ50年前

ネテロがV5に働きかけたこともあってか―200年以上前に締結された暗黒大陸への不可侵条約通りに―それ以来、暗黒大陸探検は行われてはいない様である。

 

むしろ、V5各国は“各々1度は暗黒大陸探検から生還し、かつ痛い目を見たこと”で、それを“成した故のV5”とでも考えているのか、他国や団体には暗黒大陸探検には行かせたくない様だ(もちろんこれ以上の厄災を持ち込ませない様にするという大義名分はある)

非常に面倒でかつ厳しい申請制度を設け、仮にそれを通さざるを得なかったとしても様々な理由で数年単位で待機させ、それでも潰せなかった場合には「自由行動のない監視付きの観光ツアー」を許可するという流れになっている。

つまり、実質的に公式な暗黒大陸探検は不可能なのである。

(非公式で隠れて暗黒大陸探検を行うことは出来るが、仮に成功したとしてもその情報は世に出ず名誉も得られないどころか、恐らくV5絡みで、“検査”と称して生涯幽閉されるのがオチなのかもしれない)

 

対して、今回のビヨンドとカキン帝国のホイコーロ国王は、半ば秘匿されている暗黒大陸の情報を公表し、さらには参加人数無制限で移住を呼び掛けた(恐らく海外メディアを集めたカキン国内での全国放送+“アイチューベ”での同時配信だったのかと思われる)

 

カキン帝国は超古代国家と言えるほどの歴史を持つが30年程前に、歴史上最も静かな革命と言われる真林館事件を機に帝国社社会主義から議会民主主義へとシフトし、その際に国名から王族の名をはずして全く新しい国として再出発をしている

そして、その際に各国との条約や密約の更新をうやむやにし、現在の新興国・カキン帝国としては暗黒大陸への不可侵条約を結んでいないだけでなく、各国の援助を受けることなく単独で暗黒大陸探検を実行できるほどの経済成長を遂げている。

 

そしてダメ押しが、“参加人数無制限で移住を呼び掛け”である。

その反響は宣言から1時間でアイチューベの再生回数は1億を超え、新天地移住への問い合わせや申し込みも10万回線フル稼働でも追い付かない程だったという。

 

V5側としては、世界に更なる厄災を持ち帰ることも当然避けたいが、それ以上に暗黒大陸から成果を持って帰ることを危惧していた(V5主導の探検は何とか生還はしたたものの成果物は得ていない)

 

水に沈めると発電する鉱石、通称「無尽石」(ベゲロセ連合国の探検時の目的物)

「万病に効く香草」(サヘルタ合衆国の 〃 )

究極の長寿食「ニトロ米」(オチマ連邦の 〃 )

あらゆる液体の元となり得る「三原水」(ミンボ共和国の 〃 )

錬金植物「メタリオン」(クカンユ王国の 〃 )

 

遺物に記された暗黒大陸の資源は、それを持ち帰り原理の解明もしくは内の世界で栽培・培養・製造が可能としたならば世界の均衡が崩れかねないほどの希望を持つ。

だからかつてのV5は暗黒大陸探検を行った訳なのだが、現状カキンを公に止める手段が極めて限定的且つ軍事的であり、それを避けたいV5は平和的に事態を治めるにはカキンをV5に迎え入れる必要があった。

 

V5をV6として再編成し、カキンの渡航をV5が裏でサポートし、

“やむを得ず加えるのではなく、六大陸最後の代表として準備が整うのを待っていた”

という姿勢をカキン並びに市民らに見せ、カキン国王の名前は新大陸の開拓者として公式に歴史に記す代わりに、もし暗黒大陸から何らかの資源を持ち帰った場合には、その分配はV6間で等分であることを認めさせようとした。

 

かと言って、現在カキンが募集している移民団を本当に暗黒大陸に連れ行けば死ぬだけであるため、暗黒大陸に向かわすのは「ビヨンド主導の探検隊」とそのお目付け役としての「ハンター協会の探検隊」のみであり、カキン王族及び移民団暗黒大陸の遥か手前に設けられた「限界境界線」の内側にある、

無人島を仮想の新大陸としてゴールに設定されている。

 

※不干渉協定エリアについて

作中で明確に説明はないが、暗黒大陸への不可侵条約(行っちゃダメよ)に対して、このエリアまでは漁業や油田等の採掘などの経済活動や航行等を妨げない=条約で干渉しないエリア(限定的に行ってもいいよ)という地域かと思われる。

 

ビヨンドはカキン国王に「新大陸の開拓者」という歴史的偉人と、名実共に大国(V5)入りさせる代わりに暗黒大陸行きの切符を手にした。

 

V5はやられっ放しじゃ面白くないから、ハンタ協会にビヨンドを見張らせ威厳を保とうとした。

 

ハンタ協会はV5側から「ビヨンドの行動を監視し、暗黒大陸で何らかの発見をして更にそれの利権の主張を今回の様に全世界に発信される様な事がない様にしろ」と命令と、

特に「十二支ん」はネテロから遺言で「暗黒大陸より抱えた“厄災(リスク)”の何れかを攻略し、“希望(リターン=暗黒大陸の天然資源等)”をビヨンドよりも先に持ち帰れ」という指令の2つを果たそうしている。

 

そして、当初カキンは名誉や面子を第一にした成金国家かと思われたが、BW号で王位継承戦という王子同士の殺し合いを計画しており、

ナスビ国王は20万人の乗客がいるBW号“20万の贄積む箱舟”と表現しているため、今回の王位継承戦が過去にない特別なモノの可能性もあり、

ナスビ国王自身も前回の王位継承戦を勝ち残り、強力な霊獣が側いるため30年程前に起きたという歴史上最も静かな革命自体が、50年前に探検に失敗し父親の死をひたすら待ち続けていたビヨンド一派との計画の一端だったのかと思われる。

 

ただビヨンドの性格はそこまで描かれてはいないものの、どちらかというガサツで短慮な印象があるため、ビヨンド一派には古株のブレーン(頭脳)がいるのかと思われる。

現時点での表立ったビヨンド一派のブレーンはパリストンかと思われるが、具体的な年齢は明かされていないものの若すぎる様に思われるため、それ以上の年齢の者が協会内で内通者としているか、古株のブレーン(既に死亡)から計画をパリストン“ら”が引き継いだのかもしれないが現状は不明。

(ミザイによると、50年前は現・十二支ん最年長のボトバイですらまだ子供だったという)

 

ちなみだが、ゴンの父親であるジン=フリークスは現在ビヨンド一派の中にいる。

当初からジンも暗黒大陸へは行きたいと思っていたものの、とんでもないリスクがある以上、V5が渡航に慎重なことには理解を示しており、最低限の手順は守ろうとしてた。

しかし、そんなところにカキンの全世界へ向けた発表があり、自身がこっそり楽しみにしていた渡航契約に横ヤリが入ったみたいな感覚でムカついていた。

しかし遡るとビヨンドの方が遥か先に挑戦をしており―感情を整理し切れないまま―文句を言いにビヨンド一派の元を訪れた。

ただそこには自分の様に暗黒大陸探検を夢見る馬鹿がいっぱいいて、気が付けば「オレも混ぜろ」という言葉が口から出ていた。

 

また、ビヨンド一派にはパリストンがおり、

ジンの目的は「ビヨンドへの協力とパリストンの抑止」である。

 

※ビヨンド一派

「協専」と呼ばれるハンター達である。

「協専」とはパリストン派に属し楽な仕事ばかりをする、平たく言えば使えないハンターとでも揶揄される存在だったが、それは偽りの姿に過ぎず、各々が過酷な未知の環境に必要な特殊技能を備えビヨンドを頭にずっと前から計画をしていた専門家(スペシャリスト)であった。

 

ちなみに未知の大陸であるハズの暗黒大陸へ、当時のV5は特定の目的と探検場所を決めていたが、それは300年以上前たった1

人でメビウス湖沿岸をくまなく探検しようとした者が残した「新世界紀行」を指標にしていた。

 

しかし、その本は「東」だけで西は1冊も見つかっていない。

考えられる理由は3つ。

・まだ見つかっていないか

・志半ばで挫折して本が存在しないか

・現在も書いている途中か

本の著者はドン=フリークス

ジンは自身の祖先が今も探検を続けていると信じている。

(この東側の「新世界紀行」から、暗黒大陸のことを「新世界」と表現している様だ。あるいは後述になるが、公式には人類は単独で限界海境線すら越えられていないと言われているため、限界海境線より先の海域=暗黒海域から既に「新世界」と呼んでいてもおかしくはない。)

 

■旅団の目的

当初、天空闘技場でのヒソカ戦を終えたクロロは(ヒソカは殺したと思っていた頃)カキン王族が暗黒大陸へわざわお宝を持って行こうとしていることをどこかから嗅ぎ付け、それを頂く目的でBW号で合流する予定であった。

しかし、BW号で団員と合流した頃にはヒソカ殺害を第一の目的としていた。

 

クロロとシャルナークが話したページには、時間経過を示唆する空の1コマが挟まれていることから、シャルナークがクロロとの電話後に各団員への連絡(メール等)を取っていたり、計画表を携帯の中に入れていたならば、シャルナークを殺害したヒソカが携帯の中でそれを知り、その携帯からクロロ宛に、

「やぁ、クロロ、死ぬまでヤってくれるんだよね?ボクはまだ死んでないよ♠」

「それはそうとカキンの船に乗って楽しいことをするみたいだね♦」

「ボクも必ず参加して今回のお礼を伝えにいくよ♣」

「シャルナークとコルトピから愛を込めて♥(2人の死体の写真を添えて)

とでも送っていれば、旅団員らが「ヒソカは必ずBW号にいる!」と断言する理由にもなりそうだ。

ただヒソカから“自分殺し”の依頼を受けて旅団に加わったイルミから伝言を聞いたのかもしれず、作中では明かされていない。

 

そしてBW号は1層~5層に分かれており、旅団員はしらみ潰しにBW号内を探したいが3~5層はカキンの三大マフィアが事実上通行を制限しており、マフィアやチンピラの手を使って探したいところだが、その内の1つの組(モレナ一派)が戦争を仕掛けたことからそれも頓挫してしまった。

そんな中、旅団員(ノブナガ・フェイタン・フィンクス)にちょっかいを出してくるモレナ一派の者が居り、旅団員は戦争を仕掛けている組を潰す方がヒソカ捜索への近道だと考え、旅団VSモレナ一派という流れが生まれた。

 

■2つの航行ルートと日程

今回の航行ルートは表向きの偽ルートと、一部の者のみが知る真ルートが存在する。

表向きは本当に暗黒大陸に行く予定のため3週間ほどで「限界海境線」を超え、そこで給油や船体の最終チェックを行い、さらに5週間ほど掛けて暗黒大陸に到着する―というものだ。

対して本当のルートはカキンの王族と一般の渡航者達は暗黒大陸に行かない

そして、さすがに乗船らに乗船日数を誤魔化すことは出来ないため恐らく出航から3週間ほどで人類領海域を越え、何らかの理由で一度停泊(?)し、そこから5週間ほど掛けて“「限界海境線」の内側”にある無人島・仮想暗黒大陸へと到着(上陸直前にビヨンド一派の内通者と判明している十二支ん・サイユウ逮捕予定)カキンの王族と一般渡航者はそこでゴール

 

ハンタ協会とビヨンド一派の旅はそこからが本番。

ハンタ協会は仮想暗黒大陸と「限界海境線」の間に位置する小島に中継地点を作りノヴが物資と人材の流通を管理し、一方でビヨンド一派を連れてモラウの船に移り、門番の待つ門(ゲート)へ向かうという。

 

■暗黒大陸への行き方

作中で明らかになってはいない。

まず、唯一暗黒大陸とのパイプを持つ魔獣族の「門番」なる者と、その者が召喚する亜人種の「案内人」がいるといい、人類は「案内人」無しには過去に一度も限界海境線すら越えられていないという。

(ただあくまで公式にはという話なので、非公式では案内人の協力なしに暗黒大陸へ到達した者がいる様だ。)

 

また、門番というからには「門」があると思われるが、万里の長城の様に城壁が広大なメビウス湖沿岸を覆えているとも思えない上、暗黒海域を渡ってきた者達ならその城壁が多少高くても無理矢理登れてしまえてしまいそうに思われる。

 

一方で、No.341で示された門の絵

またネテロは“扉を開けただけで敷居をまたがず踵を返した”とは言うものの、

実際に暗黒大陸の様子を見ており、

その周囲には「門」らしきものは見受けられなかった

さらには、真ルートの方では仮想暗黒大陸到着後、限界海境線上にある特定の地点のことを門番の待つ門(ゲート)と呼んでいる。

そのため、恐らく航行3週間ほどにある“人類領海域ギリギリの地点”で行われる給油や船体メンテナンスという停泊(?)というのは、魔獣族の「門番」が召喚するという亜人種「案内人」に助けを求めているのかもしれない。

 

そして、門番の門(ゲート)とは、

空間移動系の念能力で、ネテロらはその扉から入って中の様子を見て完全に扉が閉まる前(?)に戻ったということかと思われるものの現状不明である。

ただ門番は“無礼な輩を最も嫌う”と言われ、五大厄災も“案内人が戒めのため持ち帰らせた”とも言われていることから、暗黒大陸からボロボロの状態で帰りたくとも、暗黒大陸から限界海境線までを繋ぐ(ゲート)なくして戻ることは出来ず、さらには案内人の手助けなくして限界海境線から人類領海域まで帰ることも出来ないため、“持ち帰らずを得なかった”ということかと思われる。

 

 

―と、一応ここまではBW号乗船前の前提的なお話。

本当に確認したかったのはNo.394の記事に関連した次の記事の方だったが、後々分割が目に見えていたため最初から分割しました。

→BW号航行日程へ

【HxH】BW号航行記録【適宜更新】

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No.394の感想でも触れたが、現在BW号が航行何日目かわからなくなってしまったため、その確認も目的としつつ簡易的に確認をしたいと思う。

■BW航行記録

◆約50年前 ビヨンド暗黒大陸探検失敗

約30年前 カキンにて革命が起きる(この時に条約や密約の更新をうやむやに)

(ここまでについては前記事参照)

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◆出港前夜祭-8/7(土)

■No.358

◆航行1日日-8/8(日)

■No.359 約2ヵ月の旅路へ出航(仮想暗黒大陸まで)(12時)

・カキン王子達による王位継承戦開始(出航の長声一発が鳴り終えた時から)

・出航セレモニー開始

・1014号室(クラピカが護衛するワブル王子の部屋)で護衛のウッディー殺害される(12時15~30分頃)

・1014号室でさらに5名の護衛が殺害される

・No.360 出航セレモニーから下位王子達が離れ始めた頃、ワブルとカチョウを除いて王子を守護する霊獣出現

→クラピカが全体共通のチャンネルを使い未確認の念獣が出現したことを緊急放送を行う。これにより非能力者達(王子含む)に「ネン」という謎の言葉が耳に入る。

・1014号室の護衛で協専ハンター・サイールドが第12王子モモゼの霊獣に操作され、護衛2人協専ハンターのカートンを殺害カキン軍に拘束される。

・No.361 出航から2時間で14王子の警護がクラピカと協専ハンターのビルの2人となる。

・No.363 クラピカの緊急放送で「ネン」を知った第4王子ツェリードニヒ(以下、ツェリと省略)に対して、私設兵テータは悪のポテンシャルを危惧していたもののその認識は甘く「決して念など会得してはいけない人間」だと確信する。しかし教えざるを得ない状況に追い込まれる。

・No.363 クラピカの緊急放送を逆手に取り、第1王子ベンジャミン(以降BB=ビッグブラザーと省略)が各王子に自らの私設兵を警護兵を派遣

(各護衛や王子の動向監視および霊獣とハンターの能力の把握、襲われた際や襲撃の意志が明らかである場合には防衛権行使による武力制圧、すなわち「敵の殺害」を許可される)

・1014号室にBB私設兵・ビンセントが襲来。捏造で侍従を殺害→クラピカとビルに撃退&自白を強制させられると判断しビンセントは自害(18時頃?)

・No.366 出航から4時間 ツェリ私設兵テータと共に念修行開始

・No.367 クラピカが2週間で念を習得出来る「念講習会」の開催を告知

・No.368 第12王子モモゼが暗殺される(19~20時頃?)

・クラピカが絶対時間を使い過ぎで失神(21時頃)

 

◆航行2日日-8/9(月)

・No.369 出航から18時間経過 クラピカ目覚める(6時頃)

・第1回「念講習会」開始(9時)

・N.370 開始間もなくして「11人いる!(サイレントマジョリティ)

という能力を用いる暗殺者に念講習会の参加者の1名が殺される

(参照→サイマジョについて)

・No.371 容疑者として参加者の1人・第10王子カチョウの侍従であるロベリーが拘束される(9時45分)

・BW号5層にて、幻影旅団がヒソカを探していることが判明

※BW号の構造

 1層が王族とV5の政財界の要人

 2層が各界の著名人・富裕層

 ━━━(隔壁で遮断)━━━

 3層以下が一般渡航者区域

 

・No.372 モモゼ暗殺犯の第5王妃スィンコスィンコ所属兵・タフディーをハンゾーが誅殺

・「念講習会」の初日を終了(12時半)

・ハンゾーが誅殺から第13王子マラヤームの居室である1013号室に戻るとそこには誰も居らず、マラヤームの霊獣のみが佇んでいた

第2王子カミーラ(以下、カミィと省略)BB暗殺をその私設兵・ムッセの前で宣言

・No.373 カミィはムッセによって銃殺されるも、迎撃型(カウンタータイプ)の能力「百万回生きた猫(ネコノナマエ)により、ムッセの命と引き換えに復活。勢いのままBBの居室まで向かうも暗殺には至らず拘束される。

(参照→ネコノナマエについて)

・No.374 異常が起きていた1013号室から、クラピカのいる1014号室に連絡がありひとまず無事だとわかる(マラヤームの霊獣の防衛行為との推測された)

 

◆航行3日日-8/10(火)

・No.374 第11王子フウゲツが王位継承戦に不安を覚え、姉(双子?)である第12王子カチョウのことを考えていると目の前に謎の扉が出現(1時半)

→子供の頃に遊んだ「魔法の抜け道(マジックワーム)」というアスレチック遊具の入口だと気づき、扉とトンネルを潜ると姉・カチョウの元へ辿り着く。

・No375 第9王子ハルケンブルグ(以下、ハルケンと省略)と私設兵が暗殺された第12王子モモゼに黙祷を捧げる。

 →この時、ハルケンの霊獣の能力が複数の者が同じ意志の下行動し、息を合わせる事で莫大なオーラを生み出す相互協力型(ジョイントタイプ)の集団行動形式(パーティーフォーム)の力を持つことが判明する。

・No375 ハルケンが継承戦中止の直訴開始

・1013号室のマラヤームの警護兵隊長・ウェルゲーは当初「念」の存在を疑っていたが、ビスケのゴリラ形態(元の姿)に加え、部屋から出た者が戻れない状況から念の存在を認め、念の修行を開始する。

・No.376 ハルケンの直訴(謁見)は認められず、手紙だけを渡し会って貰える毎日来ると宣言

カミィによるBB暗殺未遂事件の簡易(?)裁判が行われ、ムッセの身柄が確認されるまで両王子とも、V・VIPエリアで監視・拘留措置を受けることとなる。

・クラピカの念講習会2日目にて、2人目の犠牲者が出る(10時5分)

・No.376 口では傲慢な態度を取っていた第10王子カチョウであったが「モスキート音で大人に聞かれずナイショ話」が出来るオモチャを使いセンリツに語り掛ける。センリツはカチョウが懸命に生き延び様としていることを知り絶対に助けると決意する。

・No.378 カキン3大マフィアのトップが登場。そしてエイ=イ一家の組長・モレナ=プルードBW号で大量虐殺を計画しており、「恋のエチュード(サイキンオセン)を用いて部下達に念脳能力を授与。3層にて殺人事件が続発。

 

◆航行4日日-8/11(水)

・No.376 フウゲツは自身の謎の能力について自分なりに調査をする(深夜)

ツェリの念系統が特質系と判明

・No.377 幻影旅団全員集合。

 

 イルミはヒソカの依頼で旅団入りしておりヒソカ自身を標的にした殺しの依頼を受けていた。

→上層のお宝は先の話として、クロロはヒソカ殺害の指令を出す(基本は早い者勝ち、団員によってはチームを組む者も)

・BW号内の3~5層で複数の殺人事件が発生

・No.380 複数の殺人事件を受け、凶器を所持した密航者が逃走・潜伏しているとの警報(10時)

→2層と3層を繋ぐ通路は完全に管理され自由な往来は不可能になる

・イルミとカルトはVV(ベリービップ=1層)の搭乗券を所持していたことが判明

→VVエリアに戻る様に勧められるのも仕事のため3層に残ると返答。しかし警報の影響で室内待機が義務化されており、3層には居住がないイルミとカルトは3層の中央警察の一室があてがわれる事となった。

・絶対に3層にいないハズのカキン王子、フウゲツが発見・保護される。

 

◆航行5日日-8/12(木)

・No381 十二支んのミザイストムは符丁を用いてセンリツにカチョウ・フウゲツ両王子の逃走を全力でサポートする様に指令を出す(13時44分)

・No.381 フウゲツが自室に戻され、カチョウ・フウゲツの逃走計画に向け、センリツは準備を進める(16時頃)

BBの私設兵リハンの念獣に第8王子サレサレの霊獣が食われ、暗殺向きの能力を持つウショウヒと警護を交代

・その夜、4日目10時頃に出された警報が、密航者拘束により解除され、自室待機も解除される(20時)

(フウゲツを秘密裏に1層に連れて行くために、密航者を捕まえたことにした模様)

 

◆航行6日日-8/13(金)

・No.382 4日かけナスビー国王自室前の国王軍兵の銃を下ろさせることに成功したハルケンは銃を持って単身王の居室へ踏み入る。

→継承戦の中止を求めるも拒絶され、自身の自殺による継承戦離脱も自らの霊獣に防がれてしまう。

 腹を括ったハルケンは継承戦不参加から一転、全力で継承戦に臨むことに。

 私設兵と共に自室に戻り霊獣の力で紡いだ強力なオーラを弓と矢とし、BBの私設兵シカクを貫いた。

・クラピカが鳴動と共に起きた強大なオーラの畝りは2度目だと警戒を強める

 

◆航行7日日?-8/14(土)

・No.382 BBの私設兵・ウショウヒよって、第8王子サレサレが暗殺される

・No.384 幻影旅団のノブナガ・フェイタン・フィンクスの3名(以下、旅団特攻組と省略)がカキンマフィアのシャ=ア一家の事務所を訪れる(22時半)

→マフィアの全面抗争が始まったこととその背景を知り、旅団3名は戦争を起こしたモレナ一派を潰した方が早いと考える。

 (モレナ一派以外の2大マフィアは旅団もモレナ一派も邪魔で潰し会ってくれた方がよく、旅団にはヒソカの情報をエサにモレナ一派殲滅を依頼)

ツェリは自らがケツモチも務めるモレナ一派が反乱を起こしたことを知る

→怒りに呼応する様に、本人の自覚なく特質系の念獣が具現化される

 

◆航行8日日-8/15(日)

・No.385 ツェリがどんな物音や問い掛け・ハプニングにも動じないで「絶」を続ける修行に入る(19時35分)

・No.383 晩餐会&音楽祭開催(20時)

・本気吹けば聴く者の意識を3分間、音の世界に誘えるというセンリツのフルート演奏と共にカチョウ・フウゲツの逃亡計画開始

(21時半頃)

→2人が救命艇に乗ってBW号の外に出ようとした時、カチョウは謎の多数の手が自分達に迫っていることに気づき、フウゲツに自室への扉を開く様に指示。二人は助かった様に思われたが、カチョウは謎の手によって命を奪われており、フウゲツの側にいるカチョウはずっと姿を見せなかったカチョウの霊獣だと読者には明かされる。

 カチョウの霊獣の能力:「2人セゾン(キミガイナイ)

 →カチョウの霊獣は無形で、カチョウ・フウゲツのどちらかが死ぬとその者の姿となり、もう一方が死ぬまで側で護る

 フウゲツの霊獣の能力:「秘密の扉(マジカルワーム)※元となったアスレチック玩具は「魔法の抜け道(マジックワーム)」

 →空間移動能力で、往路(行き)をフウゲツが操り、復路(帰り)をカチョウが操る

 

・時を同じくしてNo.385 ツェリが完璧な「絶」に入り、テータはツェリを銃殺しようとする(21時半直前)

ツェリを撃ち殺したテータであったが、その直後館内放送で流れるセンリツの音に意識を奪われ、気が付けば目の前にあったハズのツェリの死体はなくなっていた。

・No.387 テータによる暗殺失敗時の謎が、ツェリ視点で描かれ「刹那の10秒」という予知夢&未来改変の能力を習得していたことが明かされる。

 (恐らく「絶」に警戒を示した霊獣から託された能力かと思われるが明らかになっていない)

 

◆航行9日日-8/16(月)

・No.386 音楽に興味を示した各王子の“招待”から守るため目的で、第2層の司法局はセンリツを形だけの拘束・尋問をする

ハルケンは念の知識がないながらも自らの能力を推測し、確認のために自らの私設兵スミドリ(体はシカク)に自害を命じる

(矢で撃ったベンジャミンの私設兵シカクの中には、自らの私設兵であるスミドリがおり、スミドリの身体は眠ったまま動かなかった)

・1007号室、第7王子ルズールスの部屋の前で私設兵スミドリ(体はシカク)は自らのこめかみを銃で撃ち自死する(9時以降~)(オーラの鳴動3度目)

・クラピカの「念講習会」中にオーラの鳴動が起きた方向的に、9・7・5のあたりだと推測する。

→念講習会も残り1週間となり、同じ修行が続くことに不信感が募り始める

 講習会8日目にして、クラピカは「人差し指の絶対時間(ステルスドルフィン)を用いてラジオラス、マオール、ユウリ、サトビらを覚醒状態(念を使用可能)に導く

 

◆航行10日日-8/17(火)

・No.389 シカクが自死した際、その部屋の中で警備を務めていたカンジドルが呼び出され、BB、兵隊長のバルサミルコが聴取。何故、自死の場所が1007号室前だったのか。その理由、当時の状況を探る様に指令を出す(10時)

・No.388 クラピカらは4度目のオーラの鳴動に警戒感を強める(11時半)

・No.389 4度目のオーラの鳴動に警戒を強めるBBとバルサミルコ。同時にハルケンの監視を指令していた私設兵ビクトから緊急無線が入り、ハルケンの攻撃は一度準備が整うと防御も攻撃も回避も出来ない類の能力だと判明。

→その一方で部下が死した時その能力を継承できるBBは、シカクは死んだが、ビクトはまだ生きていることを知る。

・バルサミルコは「敵の能力が強力ならば使わせないのが一番」だとして、ハルケンに付いたBBの私設兵が連続して異変に見舞われていることから謀殺の疑いで訴追。私設兵と隔離し、その間にハルケンを仕留めるとバルサミルコは宣言

・No.390 第3王子チョウライの私設兵テンフトリが念覚醒し、チョウライは褒美に霊獣が創った効果不明のコインを渡す

→この褒美で与えたコインの事で意を決し、チョウライは信頼するシュウ=ウ一家組長・オニオール=ロンポウの下を訪れ、念についての情報を探って貰うように頼む

→オニオールは下層で抗争があるため時間が掛かる可能性を示し、チョウライには気長に待つように伝えるも、すぐさま若頭のヒンリギに連絡し早期に抗争を終了させるよう(=モレナを殺すよう)命令する。

 

※チョウライが「もう2人兄弟が死んだ」と話している点について

この時点で読者視点ではモモゼ、サレサレ、カチョウの3名で相違ないが、王子目線では必ずしもそうではない可能性。

→しかしチョウライは第3王妃系唯一の陣営であり、上の兄弟の思惑で情報統制などされることがない。

 また上の王妃は下の王妃陣営に監視兵を付けることが認められているため、チョウライはサレサレの死を把握していてもおかしくはない。

 カチョウに関しては、カチョウの霊獣が成り代わっているものの、死亡後のカチョウの様子については一切情報が出ていない。

 そのため、これまでのカチョウではありえない様な状況を監視兵から聞き及んでおり、音楽祭の時の脱走の情報を合わせて死んだと分かったのかもしれないが、現状不明。

 

・No.390 4層から3層に行く連絡通路近くの公共エリアで、ヒンリギらとモレナ一派が争う

・No.391 モレナ一派のパドイユ死亡

・No.392 リンチとザクロがヒソカを発見するも取り逃がす(気絶させられる)

・No.392 どうしても旅団のサインが欲しいシャ=ア一家の舎弟頭・ツドンゲは“欲しいものを何でも売ってくれる”というヨロズヤの情報を聞き、サイン色紙入手の〆切まで“あと…4日”と考える。

・No.393 モレナ一派のルイーニーが旅団員のノブナガに殺される

・No.393 シネコンに居たヒソカに抗争が終わるまで、1層の娯楽エリアで遊んでいて欲しいとヒンリギが懇願し了承

・No.394 カキン王国軍のマイザン伍長のタレコミでモレナ一派のアジトらしき場所に行くも、空間移動系能力を用いた入口に過ぎず取り逃がす。

・モレナ一派はアジトに繋がる道が潰されたことを知る

→モレナは一番の標的と思われるツェリの私設兵を捕らえツェリの動向を知ろうと画策する

 また、それとは別に何かを探している様子

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・No.394 ツェリの王立軍学校時代の同期が登場

→ボークセンの配置移動などが起こっているため、恐らく話内で時間経過があり明確な日時は不明

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◆航行11日目?-8/21(土)

・ヨロズヤの高速艇便の〆切日(最終便より“3日位”早い)

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◆航行14日目-8/21(土)

・ヨロズヤの空輸可能な限界域前最終便の〆切日

◆航行15日目?-8/22(日)

・クラピカの念講習会終了予定

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◆航行21日目頃?-8/28(土)頃

・給油&船体メンテナンスのため停泊(?)→実は「案内人」の助けを借りる?

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◆航行55日目頃?-10/1(金)頃

■仮想暗黒大陸上陸直前 十二支ん・サイユウ逮捕予定

◆航行56日目頃?-10/2(土)頃

■仮想暗黒大陸上陸

 

HUNTER×HUNTER No.395 感想

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【No.395 ◆結成①】

★画像

スタッフの種花です。今日は11月9日頑張った人皆本当にお疲れ様!!有難う!! <義博>

 

何かよく分からんけど、

冨樫さんが追ってるアイドルグループが今年の9/29~11/9にかけてコンサートツアーを行っていて、最終公演が東京ドームで11/9に開催されていたみたいネ。

 

確かに“冨樫義博先生のアシスタントスタッフ”とは言ってなかったね…。

もう「好きなおにぎりの具は?」と聞かれて「具志堅」と答える様な領域に入ってる気がする。

 

■脳内合成要請

先日、作者のツイッターにて、

No395.1ページ目の4コマ目と 6コマ目、生原稿にはちゃんと 人物が入っているので脳内で 合成していただけたら幸いです。

とのお知らせがありましたが、

やっつけだけど、こういうことかね。

今の作者の作画スタイルは、作者がキャラのペン入れを行い、遠隔地に居る様子のアシスタントに様々な指示を出している模様。

つまりアシさん達は背景を描いたものの、肝心の作者が描いた分を入れ忘れたってこと???

そんなことありゅぅぅぅ~?

 

現にあるじゃろがい。

まぁ途中でアシ募集してたし、

かなり非効率的に丁寧にやっているみたいで指示の内容も複雑多岐に渡っている様子だから大変なんだろうな。

お疲れ様です。

 

■感慨深い幻影旅団の回想

まさか旅団の回想が描かれるとは…。

このビデオテープの回が、2000年の52号に掲載されたNo.102(11巻収録)だから、約22年振りの伏線回収になるのかぁ…。

22年…生まれた子が大学を卒業するまでの期間…我々は何を為したのか、何を残したのか…いかんいかん、危ない危なーい。

 

それにしても映画「緋色の幻影(ファトム・ルージュ)」の早期入場者特典の0巻のQ&Aであった

(クロロが団長になった背景などを)作品で説明するつもり”

というのは近年のストーリー展開や休載の長期化から無理かと思っていたのだが、実現しそうなかほりが…!(笑)

 

そして、さすがにこの流れでNo.396で全く別の場面に飛ぶってこともしないだろうから(副題も結成“①”だし)、No.397の森も回想でのシーンなのかな?

あと2話で上層の森林浴スペースでの戦闘(?)ってのいうの難しそうだし…。

 

■「クラピカ追憶編」配信せんの?なんでぇ?

今回「シーラ」が出て来たから「クラピカ追憶編(’13年1~2号掲載)か、それを単行本化した「0巻」を読みたいと思う読者多いと思うんだけど、編集さんは電子書籍での販売の提案もしてないのかな(ゼブラックでのバックナンバーでも存在しない)

250円とか前後編セットで500円くらいなら買う読者結構いると思うんだけど、元ツイッタージャパンみたいな感じでお仕事忙しいのだろうか。

 

それとも、0巻のQ&Aで、

“オレだったら意に添わずに決定されたら、無視するか、ふてくされてダレる”

と書いてあったけど、

担当編集の齊藤さんが作者が過去に描いた未発表の短編「クラピカ追憶編」のネームを見せ、映画脚本家のオリジナルストーリーに「追憶編」を貼り付けたのが「緋色の幻影(ファトム・ルージュ)っぽいんだけど、その頃の作者3コマの中のキルアが、

まんまWiiでドラクエ10をやっている作者そのもので、パンフレットに載っていたオモカゲの描き下ろしの絵の

メッセージの下書きを完全に消せていなかった事もあり、やばそうな気配は感じていたんだけど、もしかして今編集部と不仲だったりするのかなぁ。

 

私が編集だったら―遅くても2週間前くらいには今話の展開知れたハズだし―データは編集部にあるんだから「映画の特典の0巻」は難しくても「本誌に掲載したクラピカ追憶編」だったら電子書籍化して販売するの提案するけどなぁ。

 

クラピカ追憶編程度の量だったら、私の様な素人でも0から自炊始めてホワイトニング終わるまで1時間も掛からないし恐らく技術的・時間的な問題ではないと思われる。

そうすると、単純に編集が仕事していないだけか、編集部が冨樫さんに何か提案することが難しい状況(不仲など)か、権利的な問題だと思うんだけど、権利的な問題だとすると「クラピカ追憶編」は映画の販促と言われ仕方なく描いたけど、一度はボツにしたこともあり十分に検討が出来ていないところがあったから“再販などの許可を出していない”という可能性もあるかなぁ。

 

そうだとすると、クラピカ追憶編の中で本編とは違うところがあるのかもしれない。

映画公開前の作者コメントではその様子はなさそうだけど、映画を楽しみにしている純粋な子供達に無修正のポルノを見せつけるかの如く辛辣なコメントは書かないでしょうしねぇ。

 

良くわからんけど何で「クラピカ追憶編」の配信せんの???

 

■旅団の初期メンバーと「B面」

まず、初登場時点の旅団員は―、

0:クロロ

1:ノブナガ

2:フェイタン

3:マチ

4:ヒソカ

5:フィンクス

6:シャルナーク

7:フランクリン

8:シズク

9:パクノダ

10:ボノレノフ

11:ウヴォーギン

12:コルトピ

―の13名であったが、

パクノダは一度に撃てる弾が6発で、それがノブナガ・フェイタン・マチ・フィンクス・シャルナーク・フランクリンという結成時のメンバー分と考えていたから、シズク、ボノレノフ、コルトピの3名は初期メンバーではない。

ちなみにシズクに関しては国民番号も生体データも国際人民データ機構に登録されていないことから―シルバが殺したという8番の枠に後から入った様だが―流星街出身の様だ。

つまり現時点で、

0:クロロ

1:ノブナガ

2:フェイタン

3:マチ

4:(少なくともヒソカの前は男)

5:フィンクス

6:シャルナーク

7:フランクリン

8:(シズクの1つ前はシルバが評価した相手)

9:パクノダ

10:(不明)

11:ウヴォーギン

12:(不明)

旅団の初期メンバーには4名の不明者がいる。

(※1 初期団員のウヴォーが11番にいることから、それより前の番号である11名は存在したハズ)

(※2 今話で仲の良いグループがあったがそれぞれの番号が離れており、ガキ大将気質のウヴォーの番号が11番=例のコイントスで番号を決めた?)

今のところその候補はシーラ(左)と、サラサ(右)だが、シーラさんは…、

クラピカ追憶編にて、森の中で隠れ住むクルタ族の村近くでクラピカとパイロが発見した、怪我をした外の世界の遭難者であろう。

シーラが「助けてくれたお礼に」とクラピカとパイロにあげた本は、彼女がプロハンターを目指すきっかけとなった大事な本、ハンターが主人公の冒険活劇「D(ディノ)・ハンター」であった。

“驚くことに彼女は治りかけるとまた転んでケガをいくどもくり返した”

という本誌掲載時、怪しんだ状況は、

“シーラは怪我防止のため今から歩き読書禁止ね”

とクロロが注意した通りシーラの悪い癖が原因なのかもしれないが、

何故クルタ族の村の近くの森に居たのか、何故急に居なくなったのか、

そして何故クルタ族の住処がバレ、惨殺され、例のメッセージが残されたのか、を考えるとシーラ=初期の旅団メンバー(4・8・10・12のいずれか)の可能性もあるのだろう。

そのあたりが、クラピカ追憶編掲載時に巻末コメントで言われた「B面」部分だとは思われるが謎も多い。

 

1:シーラ=旅団&クルタ族に殺された?

ノブナガが、

“こいつらオレ等に似てるんだよ”

“仲間殺られてスイッチ切り替えたってとこじゃねーか?”

と話していたが、“流星街出身であり旅団員のシーラ”は不自然に姿を消したが、実は村の情報が外部に漏れる事を危惧したクルタ族に殺されており、「番いの破壊者(サンアンド&ムーン)で報復を果たそうとするも、赤目の悪魔相手はには目的を果たせなかった。

(※少なくともクルタ族惨殺事件よりも前に既に流星街出身者の冤罪事件での“自爆事件”を起こしているため可能)

そこで、仲間を殺された幻影旅団にクルタ族の始末を頼んだのだろうか。

 

ただこのルートは、

フィンクスに言葉に違和感覚える上、

盗賊団である幻影旅団が、全て“緋の眼のみの回収”とした理由がわからず(盗賊始めたてで、お宝の価値を知らなかった?)

クルタ族で“賊が残したと思われる例のメッセージが、旅団=流星街出身だと紐づかなかった理由がわからない。

(幻影旅団=流星街出身と判明したのはNo.102/11巻=クルタ族虐殺事件よりも後)

 

―って書いてて気づいたんだけど今回のNo.395で示された文言、若干違うね。。。

■クルタ族虐殺事件&流星街出身者の冤罪事件で残されたメッセージ

我々は何ものも拒まない だから我々から何も奪うな

■No.395で示されたメッセージ

我々は何も拒まない   だから我々から何も奪うな

 

クルタ族虐殺事件で残されたメッセージが後者で、今話と冤罪事件で使われたのが前者だったなら、“流星街出身ではない者が流星街を騙ってそのメッセージを使った”+後に何らかの理由で幻影旅団の犯行とされたとかで繋がりそうだけど…。。。

基本的には“一見明らかなものは作者ミスと考えても良い”が、“そうでないものは熟考すべし(ハナから作者ミスと考えるべからず)というスタンスなので…、難しいなぁ。

 

少なくとも、このルート1は違和感が多い。

 

2:シーラ≠旅団&3馬鹿関連で殺され、旅団はダシに使われた?

フィンクスは、

“オレらは素人いれねェし”

と言っていたのに対しノブナガは、

“そうか?オレ達もこんなだったぜ 結成当時……はな”

と答えていたがその言葉が、“素人=能力覚醒直後でハイ丸出しのど素人”にまで掛かるなら、結成当時のメンバーはルイーニーレベルだった可能性もあるだろう。

 

そして、シーラが旅団員だとしたら覚醒したばかりだとしても念能力者だと思われる。

念能力者が転倒したくらいでケガをするわけはなく、転倒は嘘でクルタ族の村の近くで一定以上の者と戦闘をしていたことになろう。

ただ、“隠れ住んでいる者達”はその手の音や森の違和感等に敏感の様に思われるのだ(クラピカ達も折れた木々などを目撃していてもおかしくない)

 

つまり、シーラは流星街出身ではあるが、子供の頃の夢を追いかけ外の世界に出てハンターを目指していた女性≠旅団員なのではないかと思われる。

そして、最初に森で怪我をしていたのは街で誰かと争い追われ、森に逃げ込んで迷ったのではなかろうか。

そうだとすると、

クラピカ追憶編で出て来た3馬鹿(チンピラ達)と関係が出て来そうな気がする。

 

現実世界でもありがちだが、そいつ自体は何の力もないチンピラだとしても、意外と所属している組織が大きかったり、面子を気にするため何か問題が起きた時はそのバックが出てくるケースがある。

 

シーラが何らかの理由で揉めた、もしくは因縁を3馬鹿もしくはそのバックの存在に目を付けられ、シーラを攫って遊んでいたら殺してしまい、どうしようかというところで先日3馬鹿が恥をかかされた赤目の悪魔の存在を思い出し、そいつらに罪を擦り付けようとした。

しかし、3馬鹿や仮にそのバックがマフィアだとしてもクルタ族の相手は荷が重く、さらに上に助けを求める。

すると幻影旅団(というより、流星街のお偉いさん達)とのパイプを持つ者が居て(ただ3馬鹿達は幻影旅団が流星街出身だとは知らず、流星街出身の人員達も使い勝手のいい連中程度にしか認識していない)、旅団はクルタ族の制圧まで協力し報酬を得て去った。

(旅団もしくは流星街のお偉いさん達に協力を求めた理由は恐らく真っ当なもの。例えば先住民系のクルタ族が流星街と外で見つかり、流星街に連行したいが強くて手に負えない、など。)

 

ところが、残った連中がクルタ族を拷問し眼を奪い(この手のことに詳しくないから「頭部とセット」がベストだと知らない)、シーラを殺したのもクルタ族にしようと思い辻妻を合わせるために国民番号や生体データから身元を調べたところ国際人民データ機構に登録されていないことが判明。

そこで初めてシーラ=流星街出身だと知り、1年程前に起きた自爆テロの事件を覚えていた者がそのメッセージを使い、さらに緋の眼を売っ払った後で犯行を幻影旅団になすり付けた―なんていう筋書きだと、現状の各情報とも結びつく気がするが、どんな展開にしろ気持ちの良いモノではなさそうである。

 

 

以前の感想で書いた「お花畑への道(シャイニングロード)」が大分潰れてしまったのは個人的に少し残念ではあるが、もう回収されないだろうと思っていた伏線が回収されたのはとても嬉しいですね。

 

今週以上。

前回の感想で疑問が残り、BW号の航行日程の確認などを行ったのだが(結果、間違いが発覚し前記事は修正…というより更新しています)、BW号関連はしばらく放置でもいいから長年の疑問へのアンサーが欲しくなってきた。

そして今回の再開分で「11にいる!(サイレントマジョリティー)」の犯人も明らかになるかと思ったけど、ビデオテープが22年熟成されたから、そっちもさらに5年くらい熟成されるのかもしれないとふと思った。

 

394←【395】→396

HUNTER×HUNTER No.396 感想

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【No.396 ◆結成②】

スタッフの種花です。探し物をしていて何を探してたか忘れる事ありません?私 <義博>

→冨樫さんの推しの子が何かのトークの出だしに言ってそうだけど、わかりましぇーん。

 

11/22に作者ツイッターでNo.400完成報告があったが―

11/28-No.396-52号(←イマココ)  

12/5--No.397-01号

12/12-No.398-02号

12/19-No.399-03・04合併号

1/4----No.400-05・06合併号

No.401まで7週間しかないが、実際の入稿はそれよりも早いため恐らく実質あと6週間

“半デジタル化は完全失敗”とのことでこれから新たな模索が始まり、今のところNo.401以降の完成原稿のストックはなく、これまでの原稿完成のペースや作者の体調の問題があるので、やはり今回の連載はNo.400で終わりかと思われる。

 

今回の連載再開時点でNo.396まで完成&No.400まではペン入れ済だったが、次回分のNo.401~410に関してはツイッターで出されている情報によれば、No.404の11ページまでペン入れが終わっている様子なのでペン入れがあと122ページ(1日1ページのペースで4ヵ月程)、加えて次の38巻の単行本作業もあるので、順調に行けば来年の5月か6月頃の再開かと思われるものの作者の体調次第なので、なんとも言えず…。

 

つまり、あと4話なんだけど、、、途中の合併号での2週間待ちが2回あるのが想像するだけでしんどい…(   ´・ω・`)

ちなみに次話の6ページ目から作者ツイッターが始まっているので、内容とは別のところで2度楽しめる人もいるかもしれない。

 

■実は書くことがないのだ

感想ブログで「これ言っちゃあ、おしまい」感があるのだが、実は今週に関しては書きたいことがないのだ。

回想は「過去にこんなことがあった」ということで、読者はそこから情報を得ることもできるか、基本的にはそこへ没入したり、感情移入する方が楽しめると思われるのだ。

 

そこにブログであーだこーだと言うのは何かその没入感を薄める感じというか余計なことをしている感じがしちゃって、どうも回想回は私の思う感想ブログは書きにくいのだ。

恐らく、その手の気持ちを表に出せてキャッキャッウフフと出来るタイプと、その気持ちを内に秘めてキャッキャッウフフするタイプが居て、私は間違いなく後者なのだ…凝視

 

■様々な言語

ハンターの世界には多くの言語があることは明かされていたが漫画の都合からかあまり出て来ず、

基本的には「ハンター文字」で表記されることが多かったが、

その「ハンター文字」が「公用語(ゲルマ語)」なのだろうか。

そして「神字」はかなり古い言葉の様だが、ひょっとすると“人類の祖先”が「暗黒大陸」に居た時に用いていた言語なのだろうか。

 

また、

“流星街の言葉”なるものがある様だが、

今のところ過去編の中でのフェイタンは言葉を発している様子がなく、普段の言葉が若干カタコトなのに対し、ブチギレした時の言語は滑らかに話している様子のため流星街には様々な民族がおりそれぞれの共同集落を作り、フェイタンはそのコミュニティで言語を覚えるまでは育ったのだろうか。

 

■幻影旅団の由来?

幼き頃に抱いた夢が「幻と消えた」ってことなんでしょうかねぇ…。

そして、旅団員によって多少の幅はあるだろうけど「ムカツく奴等にゃ容赦しねェ」「念使いで対峙する奴」も殺すし(最悪の場合殺されるため)、幼少期の体験からか「マフィア絡みは殺すことに抵抗がない」様だが、今週の感じだと始まりは「悪によって弱き者(自分達)が踏みにじられるなら、自分達がそれを越える“悪役”になってやる」という感じなのかと思われた。

 

またクロロが団長に任命された時にいきなり“豹変”した様だが、それ以来ずっと「悪役の演技」をしているのかもしれないですね。

ただNo.351(34巻)のヒソカ戦で、クロロは間接的に審判や観客が殺しているので「悪役の演技をしている内に心からの悪になりつつある」のか「演技と現実の境界線」が消えつつあるのかもしれないと思う一方で「三つ子の魂百まで」とも言う様に、

“ウヴォーさん” 聞こえますか オレ達から貴方への鎮魂曲です」 

―“表に出さないだけ”で心の奥底の部分は変わっていないのかもしれない。

 

そしてクラピカとクロロは

似ていると思われるところもあるものの、

クロロの方が覚悟が強いのかもしれない(クロロは同様の状況でも仲間よりも使命を取った)様に感じられた。

 

ただその一方で「ウヴォーの死」の時と、

「シャル&コルトピの死」の時とで

反応や対応が大きく違う様に思われた(クロロ&マチだけでなく、旅団員全体的に)

 

「ウヴォーの死」は役目上“想定していた死”(覚悟していた死)だから受け入れられたが、

「シャル&コルトピの死」は“防げた死”であり、“ミスにより起きた死”(クロロは確実に殺していればよく、マチは無様に拘束され、かつすぐに解くことが出来なかった)だったからなのか。

 

またそれ以上の疑問は、結果的に「ウヴォー&パクノダ」の命を奪ったクラピカには復讐せず「シャル&コルトピ」の命を奪ったヒソカには旅団全員で復讐しようとしているが、その違いは何なのか。

“私で終わりに…”

という想いと共に“パクノダが託した記憶”クラピカの件に関しては酌むべき事情があったのだろうか。

 

■「盗賊の極意」の真の目的?

以前は「盗賊の極意(スキルハンター)は単純に「他人の物だけではなく念も盗めたら…」という願望に基づいた能力かと思ったが、

“敵の力”を奪うため、そして“悪役”を演じるために“他人の心の奥底にあるもの”を感じるため(念は人の心を映す鏡の様な部分があるため)なのかもしれない。

 

■気になるクルタ族虐殺事件の真相

・マフィアと手を組むまでは横行していた流星街での人間狩り(人身売買、臓器販売、“遊び”目的?)

・“仲間殺られてスイッチ切り換えたってとこじゃねーか”=初期旅団メンバーもしくは幼少期の仲間達(=非旅団員)が殺された?

・「番い破壊者(サンアンドムーン)」による報復が始まり、「流星街」の名を世界の人々が恐れを含んで呼び始めた頃、旅団誕生

・旅団結成時のマチの反応から、“突然”長老会に呼び出され何らかの使命を与えられ、クロロは心を殺して団長になった模様

・旅団結成当時の原動力は「諦めと怒り」

・クルタ族に対する反応

パクノダ:“思い出した” 目が赤くなる“連中”ね

→もしシーラもしくは仲間がクルタ族に殺されたならば「緋の眼」という言葉の時点で「あの連中ね…」となるのではなかろうか。

→“連中”という言葉について。

 パクノダには「記憶を読む能力がある」。それは人にも有効であるし、モノ(ex.シーラの本)にも有効である。

 「シーラのディノハンター(数々の付箋等から知ってる者は持ち主に気づきそう)」を「クルタ族が持っていた」ことが鍵になりそうだが、その一方でパクノダの力があれば「誤解で戦った」ことが分かり、“連中”という言葉にはならない様に思われる。

 (=クルタ族虐殺事件時、パクノダはまだその能力に目覚めていなかった?)

フェイタン:生き残りがいたということか

→“盗賊”である旅団が、1つも緋の眼を「頭部とセット」で回収していないこと、

 フィンクスの“皆殺しとかアホの発想だな”と、

 ウヴォーの

 “団長がいたく気に入ってたぜ”

 “ありゃあ大仕事だった あいつら強かったな…”

 という発言を合わせると、旅団はクルタ族と戦ってはいるが皆殺し(虐殺)は行っておらずかつクロロが気に入っていたという発言から「クルタ族が旅団員を殺したとか、(旅団員ではない)クロロ達の昔馴染みを殺した」ということはなさそうである。

 クルタ族の村(パイロの家?)で「ディノハンター」を見つけ―それがシーラのモノとは思わず―遠い昔に封印した“温かい記憶”が呼び覚まされ、その時の反応やその後の対応からウヴォーがそう判断したのだろうか。

 

ただ、やっぱりパクノダの“連中”という言葉に引っかかってるんですよねぇ。

クロロとは違ってパクノダは心を完全に押し殺すことは出来ていなくて、

だからこそクラピカにクロロが捕まった時に迷い苦しんだのかと思われる。

 

そして、一番重要なのはパクノダは「心を読む力」にいつ目覚めたのか

もし「クルタ族虐殺事件」の時点で習得していたら、シーラ関係で誤解があったとしても、マフィア側からの要請を受けて長老会からの指令で“何らかの理由”でクルタ族制圧に協力していたとしても、誤解や嘘がわかってしまう。

そのため、恐らく“「クルタ族虐殺事件」後”かと思われる。

 

当ブログでは特質系を「願望の成就・現実化が可能な念系統」だと考えていて、その力は心の底から強く願い、それを可能たらしめる資質があれば習得しうると捉えている。(→参照:特質系について1)

仲間思いで弟分想いのパクノダが、“他人の心を知りたい”と思う状況は色々浮かぶものの、

やはり、“クロロ絡み”なのではなかろうか。

 

クルタ族の村(パイロの家?)で「ディノハンター」を見つけたためか遠い昔に封印した“温かい記憶”が呼び覚まされ、“正当な理由”で制圧したものの気に掛けており、制圧した後しばらくしてクルタ族の村もしくは収容先(?)を訪れた時に虐殺されていることを知り(収容されていた場合は見つからず村に戻ったところ発見)、「旅団に指令をした長老」や「長老に依頼したマフィア」に“丁寧に尋問”をしたところ自分達(旅団)が騙されていたことを知る。

クロロは単独で調査し「原因」となった者達は潰したものの、自分達が騙されずにクルタ族を制圧などしなければ、実力的にクルタ族がマフィア達に後れを取るようなことはなかったハズだと苦しむ。

あの事件が幻影旅団の仕業とされた理由は、クロロ自身がそれを密告して「クルタ族虐殺事件」の罪を背負おうとしたためなのではなかろうか(結果的に殺したのは自分達)

クラピカから事件時団長だったのか?と問われた際に、それに答えることも、事件の真相を語る様な素振りを見せなかったのは、それが自らが犯した罪に対する罰と考えていたのかもしれない。

 

そして「クルタ族制圧の仕事」以降、あるいはそれからしばらくして「虐殺されたというニュース」が流れた頃から、ただでさえ“団長”になったことで180度変わってしまった様に見えたクロロの心は、それによってさらに硬化していき、パクノダも心を悩ませた。

パクノダが聞いても当然クロロは答えてはくれず(昔はクロロの考えている事が手に取る様にわかったのに)初めてそして心の底からクロロが何を考えているのか知りたいと願い、能力が発現し、“真相”を知る

 

クロロがその事でどれだけ怒り、悲しみ、苦しんだのかを知り、パクノダも激しく葛藤する。

一方で、自分達には選択肢があったのかとも思う。

確かに結果的に騙されたのかもしれないが、マフィア連中の言う事なんて全てが正しい訳もなく、かと言ってマフィアと流星街が交わした約束上、一定以上の協力もしなくてはならない。

つまり、パクノダが“クロロかわいさ”に長年クロロを苦しめている原因の1つであるクルタ族を良い様に思っていなかったとしたら―例え自分達の仕事が虐殺事件を可能にして、それはとても残念なことではあるものの“別の話”と捉えており―クルタ族を“連中”と言ったことにも繋がるのかもしれない。

そして、もしかするとパクノダはあの時の「記憶弾(メモリーボム)に、パクノダだけが知っていたクロロの秘密(クルタ族虐殺事件の真相)も、込めていたのではないかとも思う。

(そして、今話でクロロが類稀なる演技の才能が示された様に、クロロは“悪役”をずっと演じているのだと。そんなクロロを支え、助けて欲しいと。)

 

―と、それっぽく繋いだものの、重要な要素である「シーラ」が完全に抜けているのだ。

クロロが3馬鹿もしくはそのバック(マフィア)を締めあげる過程で、例のメッセージを使った理由が“自分達が殺した流星街出身者をクルタ族が殺したことにしよう”としていたことがわかり、発言のウラを取るためにその遺体を確認したところ、それがシーラだと初めて知ったとかならば繋がるが…、クルタ族虐殺事件の発見者は「森に迷い込んだという旅の女性」なんですよねぇ。

それがシーラだとも言われていないけど…、流れ的にシーラですわなぁ。

 

■ルート1:シーラ=悪いやつ

シーラがもし何かに追われている状況なら、何らかの電子機器が音を鳴らしてしまったのならすぐにその音を消すハズで、あの時の状況は、

本当に迷っていたか“何か”を誘っていたかのどちらかに思われた。

 

そして何らかのキーアイテムとして機能しそうな「ディノハンター」だが―貧者の薔薇(ミニチュアローズ)というあれほどの威力を生む化学兵器が腹の中に納まるほど小型化できるのだから―超小型の発信機を仕込んでいたのではなかろうか。

 

シーラが不自然に消えた理由も、クラピカ達がディノハンターを“巣”に持ち帰らなかったからではなかろうか。

(シーラが居ることで非日常感が出て警戒させてしまっているなら、自分が消え日常に戻せば持ち帰る可能性があると考えた?)

クルタ族虐殺事件が明らかになったのはクラピカが村を出立してから6週間後。

ディノハンターはクラピカが居る内は“(クラピカとパイロの)2人だけの秘密の場所”に隠していただろうが、足の悪いパイロは1人になった時にはそこまで行く手間も考え村に持って帰っている様に思われるのだ。

 

つまり、このルートだと、シーラは幼い頃はむしろマフィアの人間狩りに怯える側だったが、むしろ大人になった頃にはマフィアと手を組んで狩る側に回っていたということになりそうだ。

 

この場合のシーラは念能力者であってもそうでなくても成立しそうだが、非力な女性でマフィアを束ねたり、狩る対象に近づくなんて危険な真似は出来ないだろうから念能力者かと思われる。

(治りかけるとまた転んで怪我を繰り返したのは「わざと」ということになろう)

 

さて、それでは恐らく一見まともな事情(※)で人攫い側は流星街の長老側にお願いをして旅団を駆り出しクルタ族の制圧をさせたのだろうが、何故、わざわざ旅人を装い発見して通報などしたのか

(※個人的には、現人類は太古の昔に暗黒大陸から渡来しており、恐らく内の世界に居た先住民達を流星街に追いやったのではないかと考えている。そして、先住民は流星街の外にいることを許されていないならば、流星街に“クルタ族という先住民系民族”をあるべき場所に戻したい等の要請を受けた。)

 

恐らくこのルートだと例のメッセージを残したのもシーラとなりそうだ。

 

…思い浮かぶのは“ネテロを遊び相手にしていたパリストン”系なんですよねぇ。

何らかの理由で、本当はクロロと一緒に居たくて旅団入りしたかったがその願いは叶わず、旅団は仕事で流星街を離れてしまう。

自分はハンターになりたいという気持ちも残っているが、クロロとの繋がりも欲しい。

ただ「賞金首ハンター(ブラックリストハンター)」というのもあるから、それでクロロと繋がるのも面白いと考えた―とかなら、わざわざメッセージを残して発見して通報して、犯人は旅団だと裏で情報を流したというのも一応の筋が通りそうだ。

 

そして、このルートだと現在にも繋がりそうな気がする。

シーラの愛読書「ディノハンター」が「新世界紀行」をファンタジー寄りに書いた作品だとすると、シーラが目指すハンターとは「幻獣ハンター(幻獣=暗黒大陸の生物の意)」系だと思われる。

 

ビヨンド一派の探検部隊は最大でも25人程だとジンは予想しており、

ミュヘル(「門番」一族の血を引く子孫?)やジンを足しても、まだ明らかになっていない人物がいるため、ひょっとするとBW号にシーラ居たりするのかも…?

 

そうだとすると、クルタ族虐殺事件でクロロは真相を知っていそうだけど、シーラも自分の存在に気づいて欲しいから“匂わせ”的なことをしていてクロロもそれに気づいていそうな気もするのだが…はてさて。

 

■ルート2:シーラ=悪いやつ…ではない

このルートでも大筋はほぼ同じでいいと思われる。

ただ、シーラは人攫いの連中に脅されている様な状態で、この森に居るらしいクルタ族を探し出せ、そしたら解放してやるよとでも言われており、途中クルタ族の子供を見つけるもそれを伝えるかどうか葛藤。

意を決し(殺される覚悟で)人攫い連中にはクルタ族らしき子供達を発見した場所を伝えなかった

 

しかし、人攫いの連中はニヤニヤしながら自分を殺しもしなかった。

それからしばらくして、人攫いの連中は「お前のおかげでずいぶん儲けさせて貰ったわ、約束通りお前は釈放してやるよ」と解放される。

嫌な予感がして、クルタ族の子供を見つけた場所を中心に探しクルタ村を見つけ惨劇を目をする。

そして、ある家(パイロの家)で「ディノハンター」を見つけ、さらにそれに発信機が仕込まれていることを発見し、善意で行った自分の行動を激しく後悔。

クルタ村で起きた事件を通報し、最後にクロロへの手紙を残し自殺…とかならこれはこれは繋がりそうだけど…。

 

■ルート3:シーラ=良い奴

「クルタ族虐殺事件」に“間接的にも無関係”とする筋道もありそうだけど、意図的、あるいはその意図はなかったけど結果的にそうなった、あるいは間接的にそうなったの方がしっくり来るものが多い様に感じられた。

 

 

―来週のNo.397は作者ツイッター情報によるとかなりの加筆をしており、森(恐らくウガ森)の中での戦闘シーンがありそうなのだが、かなりの高確率でサラサの死が待っている様に思われるため、読みたい様で読みたくないのである…真顔

 

「なるたる」の「のり夫」の様なことになってないといいなぁ…(「なるたる のり夫」でググっちゃダメだぞ。おぢさんとの約束だ)

 

今週以上。

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HUNTER×HUNTER No.397 感想-1

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【No.397 ◆結成③】

スタッフの種花です。現在、作業形態が決まらず上司の機嫌がかつてないほど良<義博>

“くない”んでしょうなぁ。

 以前普通に出来ていたことが出来なくなり、新しい方法を模索しても中々良い方法が見つからないとなると大変ですよね…(半デジタル化の作業細分化は完全に失敗とのこと)

 

 ZOOMを使ってアシさんとリアルタイムで繋がるとか、あるいは「指示書」を細かく作るから大変になると思われるので、動画を使って口で伝えて、アシさんはそれで分かれば良し、わからなければチーフアシに聞いて、それでも分からなければチーフアシから冨樫さんにZOOMで確認するとか、機材もそこまでガチガチにする必要ないし出来そうな気もするんだけど…所詮素人の考えなんでしょうなぁ。

 50過ぎると新しいツールの使い方を覚えるだけでも大変でしょうしね…。

 

そしてジャンプの号数的には新年1号になり、それにともなって各種デザインが刷新されたんですが新デザインで、掲載順と作品サムネが偶然合わさって、

今話の内容にリンクしたミラクル起きてますな…。

そりゃ今週はゴンさんになっちゃうよ…。。。

 

■想像されていた少女の死

最近アニメ化やら映画化などしている「メイドインアビス」という作品の世界観には興味はあるのだが、小さい子供達が酷い目に遭う描写が多いと聞き及んでいるからどうも手を出せずにいる私としては、今話で“描写”があったら暫く沈むだろうなと思っていた。

しかし、直接的な描写は少な目で…多少は…いやぁ、やっぱり想像してしまって沈むなぁ…。

 

そして、ツイッターによるとやたら樹の方を加筆をしていたが、コンプライアンスが厳しいこの時代に少年誌で少女の凌辱シーンや惨殺死体が描けるハズもなく、ただその一方でこのシーンの重要性(旅団員にとっての人生の岐路)、この時のことが純真なクロロ達の人生を変えてしまったという意味合いは描きたくて、その想いを「樹」にぶつけたということなのだろうか。

 

ノブナガの言っていた「諦めと怒りが原動力だった」というのは、“何の力もないただの子供である自分達には何も出来ない”という諦めと、“何で何もしてない自分達がこんな目に遭わなきゃいけないんだ”という怒りが、“幼少期の心の中での結成時”の想いだろうか。

 

そして、青年期での実際の結成後は、いくらシステムを作り情報を探しても見つからないモノもある。

それも探している犯人は1グループだけではなく、恐らく流星街で人間狩りをしていた奴等全員

時間が経ち過ぎて証拠がない事件もあれば、既に死亡しているだとか刑務所に入っているとかで事件以降の足取りが一切取れない犯人もいるだろう。

それを「全力で探しても情報が0じゃどうしようもない」と諦めそうになる一方で、「諦めてたまるか、やり方を変えてもっと情報を探ってぶっ殺してやる」という怒りを糧に“手探りで何か手に入る気がして”ガムシャラにやっていたという感じだったのかもしれない。

 

■奇妙な果実

何故、連中は遺体をゴミ袋(?)に入れて吊るしたのか―と、思ったのだが、元ネタ由来かもしれないですね。

 

去年、再映画化もされたので(「ザ・ユナイテッド・ステイツ VS ビリー・ホリディ」/2021)、ご存じの方も多いかもしれないが、恐らくあれは「奇妙な果実」かと思われる。

当時、特にアメリカ南部では当然の様に行われていた人種差別の一端であるが、黒人へのリンチは日常の様に行われその死体は木に吊るされたという。

 

「ヘタッピマンガ研究所R」の中で、

“聞きかじった…専門用語とか隠語とか、作中で使いたいな!と思った時はなるべく自分で作った造語に置き換えたりして使う”

と語っていた様に、過去には「貧者の核」という化学兵器が、“貧者の薔薇(ミニチュアローズ)”という化学兵器として登場した。

 

そして黒い(?)ゴミ袋に入れたのは「少女の首吊り死体」が今のジャンプのコンプラ的にアウトだったのか、あるいは「丸いフォルム」にすることで、より「奇妙な“果実”」っぽく感じられるいう“置き換え”だったのか、あるいは両方なのかは不明だがそのあたりが理由に思われた。

(次ページまで「結果を隠す引きの描写」かとも思われたが、結果として詳細な描写はなかったため上記の理由の方が合う様に感じられた)

 

そして、今回のことでやはり「クルタ族虐殺」は幻影旅団の犯行ではほぼなさそうだ。

「クルタ族虐殺事件」では「子供の方が大人より傷が多かった」というが、恐らく幼少期に殺された仲間を思い出してしまうだろうし、気に食わないマフィア連中への拷問とは訳が違うだろう。

 

「クルタ族虐殺の犯人グループ=今回の犯人グループ」で、寸でのところでクルタ族虐殺事件を止められず、“犯行グループへのメッセージ”としての例のメッセージ(拒まない…奪うな)ならば、“オレ達はお前等のすぐそこまで迫っているぞ”と言わんばかりの「震えて眠れ」的な意味合いも見出せそうだけど、旅団がクルタ族と戦闘を行っている様子のため上手く噛み合わない

 

「シーラ(恐らく事件後の通報者でもある)

「幻影旅団の2つの目的」

「パクノダがいつ記憶を読む力を習得しているか」

「犯行現場に残されたメッセージ(拒まない…奪うな)

それらが上手く噛み合う“B面”とは何なのか。

 

■クロロは望んで団長になった訳ではない

先日触れた「0巻」情報や、

No.395で登場した長老会の存在から、元々「何らかの組織」が流星街にはあって(しかし長らく不在)、それの団長に任命されたからなった(その方が目的を果たせるという理由もある)―という流れかと考えていたんですが、

クロロはウヴォーギンに団長をお願いするつもりが、逆にウヴォーギンから、そして仲間達から旅団の団長たるを望まれてなったということだったらしい。

 

私だったら「僕じゃ無理だよ…」「いや、お前以外に考えられないよ」「でも…」みたいなクソみたいなやり取りを挟んでしまいそうだ。

 

信頼している仲間達が全員自分を推してくれているのだから、そこで迷う事なくその信頼に全力で応える―というのも覚悟の表明の1つなのでしょうね。

 

■逆十字の意味

クロロというと“逆十字”という印象があったのだが、このマークがある服を着ていたのは恐らくヨークシンの時だけで、他のシーンでは着ていなかったと思われる。

 

額に似たマークの刺青があるが、

これは逆十字というより、普通の十字架っぽい気がする。

 

そのため意味を見出すなら「逆十字ではなく“額”の十字架(?)の方かと思われるが、額と真逆の“逆十字”を背負うことにも意味があるのかもしれないため手を出してみる。

ハンターの世界にも「ユダ」がいるため、恐らく十字架が象徴することは「キリスト」だろう。

※宗派によって解釈が異なったりするが、主流の三位一体説によると「父(ヤハウェ)・子(キリスト)・霊」の3つが一体であるとされるが、このブログで宗教概論的なことをやりたい訳でもないので、ざっくり「キリスト=神」としておく。

 

そしてクロロは、

銀河の祖母という占い師を知っていたため、タロットカードについても多少は知っている可能性があり、

占いの手段の1つであるタロットカードには、「正位置」(絵柄の上下が正しい向きにある状態)「逆位置」(絵柄の向きが逆)がある。

正位置とはそのカードが持つ意味や性質を素直に解釈することができ、逆位置とは意味が逆にになったり、正位置の意味が薄れたり、正位置が持つネガティブな性質が強調されたりするという(ちなみに逆位置を採用しない占い師もいる)

 

「十字架」の意味するものは磔にされたキリストで、象徴するものは贖罪の犠牲になったキリストの苦難人類救済の犠牲罪や死に対する勝利だという。

あるいは、ざっくり「十字架=キリストの象徴=神」だと採ると絶対の正義秩序といった方向にも解釈にも広がるのかもしれない。

 

そして神が作ったこの世界で、あのような事が許され十分な罰が与えられることもないのならば、

自分達がそれを正すと立ち上がったのが旅団であるから、「逆位置」の中での「正位置の意味の薄れ」として採って「神や秩序への疑問」くらいが落としどころの様に思われた。

 

もっと強い意味として「神への反逆」だとか「神の否定」というのもありかと少し思ったが、クロロが額に刻んでいる印は恐らく「十字架」で、かつクロロが育ったのも教会の様だ。

また、“ユダは裏切り者じゃない”という発言は、ユダは神から与えられた役割を全うした殉教者(ミクロではキリストを裏切ったとも採れるが、マクロでは神に従ったと採れる)という意味合いかと思われ、神を完全に否定している者だとしたら口調や言葉の内容にも違和感を感じる。

 

ただやはり、逆十字を常に背負っている訳ではないから、逆十字を背負うような心境に反しない範囲額の十字架の意味を考えた方が良いのかもしれない。

 

すると、“神”が作ったこの世界で自分達が普通に生きることが許されないのは“未だ世界が不完全”だからであって、時間が経てばいずれ世界は完全に近づくのかもしれないが、これ以上の犠牲を出さないためにも自分達が変える(時計を早める)という感じで、額に刻んだ十字架は、

“自分の人生を捧げる覚悟”

という意志なのではないかと感じられた。

 

神云々は外して考えても良いのかもしれないけど、教会育ちで、かつユダへの言葉から一定の宗教観を持っているだろうから、逆に十字架と神を紐づけない方が個人的には違和感があった。

 

■シーラは旅団員ではない模様

シーラの表情は2012年の「黒子のバスケ」の藤巻さんとの対談で触れていた、いわゆるアルカイックスマイルなのかな。

シーラの口元からは「くやしさ」「不満」「悲しみ」の様な複数の異なる感情が乗っている様に見える。

 

自分では「力になれそうにない」悔しさなのか、「力に“なれない”」悔しさなのか。

「友の死への悲しみ」で手一杯で“先”の事なんてまだ考えられない自分に対して、仲間だと思っていたクロロ達がそうではないことへの不満なのか。

それとも友の死は悲しいけれど、「ハンターになる」という自分の夢や人生を捨てる覚悟は出来ないという自分自身への悔しさや悲しみなのか。

 

詳細はまだ分からないが、どうもシーラはこの時点でクロロ達とは別々の道を歩み始めた=シーラは旅団入りしていない様に思われた。

 

■気になるクルタ族虐殺事件の真相-2

今話でかなり情報が集まってきた。

旅団の目的は流星街で人狩りをやった連中への復讐と、自分達が大悪党となることで小悪党共が決して流星街に近づかせない様にするという未来への抑止の様だ。

 

ただ初期旅団員や、初期ではなくても旅団の第一の目的を十二分に理解出来得る流星街出身者(ex.シズク)ならば旅団員になれるのはわかる。

しかし、ヒソカの様に明らかに志を異にする様な人物でも「残団員を倒せば交代で入団できる」様にする必要はないのではないかと以前は感じていたのだが、第二の目標(悪評を広める)のことを思えば、旅団員の考える“極悪人”でもなければ良いのかもしれない。

 

そして、旅団が「仕事」という時は第一の目的(復讐)第二の目標(悪評を広める)のどちらかと思われる。

あまり旅団のことを知らなかったヒソカは、

“獲物を一頻り愛でると全て売りはらう♣緋の眼も例外ではないはずだ♦”

と言っていたが、売り払うのは様々な使い道があろうから理解できるが(例えばハンターサイトで情報を買ったり、犯罪者を釣るためのサイトの運営費など多岐に渡る)殺された仲間を彷彿とさせるであろう「緋の眼」を愛でる様なことはないだろう。

つまり、ヒソカ目線で「奪った獲物を一頻り愛でている」様に見えた行動は、第一の目的(復讐関連)で奪った物の場合、横のつながり等で新たな情報を見つけるための“情報精査や証拠集め”だったのではなかろうか。

 

そして今話で、

“新しい技術の中に悪人の隠れ家を作る”

と触れられていたものは既出の

“特殊な趣味嗜好を持つ者が密かに集う闇サイト”

の様に感じられた。

そして、元々旅団がBW号に乗り込んだ理由はカキンの王と王子達が持ち込んだ“大事なお宝を奪うこと”が目的で、全員集合であることから“仕事”であろう。

 

ミザイが“画像からたどり着くのは不可能だろう”と話していたが、

旅団は6大陸10地区をナワバリにしているマフィアを半壊させており、その時に得た情報があったかもしれないし、逆に新しく得た情報がなかったなら、残った大きなマフィアはカキンにもあり、カキン王子の身辺にはドス黒い影の噂があるということを把握していたならば、旅団がBW号に乗り込んだ仕事の目的は第一(復讐関連)の方である可能性もある。

もしかするとクロロとクラピカの共闘、ワンチャンあるのかもね。

 

さて話を戻すが、

・旅団は「仕事」でクルタ族と何らかの理由で戦ったことがある。

・しかしクルタ村には子供も一定数おり、その子らの眼も抉り出すということは「幼き頃の友」がされた様なことを自分達がする様なもの。良く思っていないマフィア連中への拷問とは訳が違うだろうから、やはり「クルタ族虐殺事件」の実行犯は旅団ではないと思われる。

・一方で「仕事」で戦ったのは第一の目的(復讐関連)の可能性がある(旅団の悪名を広めるためならば、森の奥で隠れ住む少数民族を選ぶ必要がない。※虐殺事件が旅団の犯行ではない前提)

・「クルタ族逆事件の真犯人」=「旅団が一番に追っている悪党」?(根拠なし)

・旅団の結成経緯から、前話まで考えていた様な長老会からの指示(それも一見真っ当なもの)があったとしても、マフィア連中への協力はしない様に思われた。

(V5絡みや秘密裏の取引を国や地域から持ち掛けられたのなら、状況や内容によっては受けざるを得ないだろうが、何故わざわざ流星街にその依頼をするのか、という疑問がある)

・シーラは旅団員ではない模様。

・パクノダがいつ「記憶を読み取る力を得た」のかは不明

・犯行現場には例メッセージ(拒まない…奪うな)が残された

 

■シーラという人物について

クルタ族虐殺事件においてキーパーソンだと思われるシーラ。

「シーラの人物像」が見えてくれば気になる真相に迫れるのかもしれない。

 

まず気になったのは、未来の旅団員達が一致団結している中、

そこから離れるシーラの様子である。

 

シーラはハンターを目指すが故に「相容れない道を歩もうとする仲間達とは距離を置いた」あるいは「自分がまだ仲間の死に悲しんで歩みを止めているのに対して、皆が仲間の死を受け入れてさらにそこから先に進もうとする様子に悲しみ、かつ仲間と思っていた皆との大きな違いを目の当たりして悔しく感じている」等と採ることも出来るが、今のところシーラが全くの善人の場合の完成図がしっくり来ないのだ。

 

対してシーラが根っからの悪か、途中から悪に染まってしまったか、終始誰かの指示を受けている(シーラ自身は悪ではないが間接的に事件に関わっている)か、ならばまだ絵が浮かぶ。

 

まず、仲間達から距離を置くシーラの感情の1つとして「まだ自分が仲間の死を受け入れられていない」可能性を示したものの、

それより前の葬儀の時の表情には悲しみの表情がない様に思われた(=仲間の死を受け入れている?)

マチの様に気の強い子が人前では泣かないのは分かる。

パクノダが人目を憚らず仲間の死を悲しむ優しい子で、悲しみつつも綺麗な姿に少し安心したのだろうというのも分かる。

 

ではシーラはどのような子なのだろうか。

取り分け気が強そうだったりする訳でもなく、逆に気弱な様子もなく、特別人に優しい様な描写もなくむしろかなり感情が平坦な様に思われた。

 

仲間の死体を発見した際、

一読目はパクノダとシーラがそれぞれ泣き声を挙げている様子と採ったが、シーラに疑いの目を向けるとこの時の泣き声の吹き出しの“尻尾(セリフの発言者を示すトゲ)がなく、恐らく雨とは別に涙が頬を伝っている様子があるパクノダに対し、シーラは伏せている顔の頬に涙が伝う様子が見られない様に思われた。

つまり、この時の泣き声は左右共に「パクノダ」であって、シーラは泣いていないのではないかとも感じる。

 

また件の少女は、

皆」にはまだ内緒にしている…見つけた大量のビデオテープ”

と考えていたが、これには若干のミスリード要素がある様に思われた。

 

“まだ誰にも言っていない=皆にはまだ内緒にしている”

というストレートな採り方も出来る一方で、

“仲間の一人から教えてもらったが、サプライズのために他の人には言っていない=皆にはまだ内緒にしている”

とも採り得るのではなかろうか。

 

流星街の住民は、乳母衆や共同集落を同じくする者、あるいは気の合う者同士でグループを作っている様に思われるが、

初登場時、一緒に行動していたことから恐らくシーラと件の少女は同じグループに属しているか、仲が良いと思われ秘密のビデオテープの山があることをシーラから聞いた可能性もあるのではないか、とも思われた。

 

■ルート1:シーラは悪いやつ…ではない

このルートでは、シーラが自分の意志でやった訳ではないという場合だ。

犯行グループは、

仕事の上納分とは別に、個人的な“遊び”として殺しをやっており、

「作品」として映像を記録している様だ。

 

連続殺人を犯す輩には、殺す相手は誰でもいい者一定の好みがある者がいるが、顕示欲の強いメッセージ、一定方向を意識して作られた犯行現場などから、今回の者達は拘りが強い様に思われる。

一定の年齢、性別、髪の色、性格(活発タイプ、大人しいタイプ、真面目タイプ等)、人種など、様々な好みがあり、ターゲットを選ぶ。

そんな者達にとって、公式には「存在していない」とされる流星街の住民達の存在は非常に重宝するだろう。

 

ただ問題は普通は、堂々と中に入ってターゲット選びは出来ず(思わぬ抵抗を集団で受ける可能性があるため)“群れからはぐれた者”に手を出す程度しか出来なさそうだということ。

 

そこで、それを可能にするのがシーラが犯人グループの子飼いというパティーン。

「作品」で使おうと思っていた攫った妊婦が産んだ子どもを殺さない程度に虐待していたが、その子供がある程度大きくなった段階で流星街での狩りを計画して、一定の好みに伝え、それに合う子供を“群れから離す”様に促す役目を持っていたとしたら、どうだろうか。

 

今回の犯人グループは“最後に一匹見つけたら…たっぷり遊んでいくか…”とウガの森に向かっていた様だが、シーラとは頻繁連絡を取り合える訳ではなく、手ごろなターゲットを見つけたらシーラはウガの森横の宝の山の情報を教えて、そこを犯人達は周回していれば労せずに捕らえられるという算段。

(毎回ウガの森横ではなく、子供が好むビデオテープが大量にある場所は複数あったり、時期によって変えているのかもしれない)

 

このルートなら、シーラが団結するクロロ達から離れたのは「犯人側の自分じゃ仲間になれない」から、悲しくもあり悔しかった。

ただ、シーラが流星街の中にいる内は手を出せないならクロロ達に打ち明けて「助けを求める」様なことは出来なかったのか、という疑問もある。

 

しかし、これはありがちな理由で簡単に潰せてしまいそうな気がする。

流星街の内にいると手を出せない訳じゃなくて、手を出しちゃうと遊び道具が減るからやらないだけで「兵器」を持ち出せば容易だと脅されている。

あるいは、過去に誰かに助けに求めて、その人達が酷い目に遭わされてきたのを散々見ているから。

はたまた、母親もしくは妹(後の展開を考えると双子の妹)が居て、人質が居て逆らえない、等いくらでも理由は作れそうだ。

 

そうして肝心の「クルタ族虐殺事件」について。

旅団がネット上に様々な網を張り復讐を果たしていく中、犯行グループが殺されていく仲間や知り合いの共通点が“流星街で狩りをしていた連中”だと気づき、逆にそれを利用しようと罠を張ったとしたならばどうだろうか。

例のサイトに傷つき倒れる女性を凌辱するビデオを挙げ、その中で「クロロ達がその女性がシーラだとわかるヒント(例えば「クロロ助けて…」と呟かせる)あるいは「流星街で自分達が行った犯行と同じ特徴」を挟み、かつそれを今狙っているが強くてやや手に余る「クルタ族が犯人」と思わせる様な偽装をしていたならばどうだろうか。

 

幻影旅団はシーラ救出のためにクルタ族の村を探し制圧し、その後拷問や村の中の調査で無実だと判明し、謝罪と十分な賠償を申し出て一旦村から離れる。

その後、旅団と戦ったことでボロボロ状態のクルタ村を真犯人らが襲撃し―、その直後シーラを使い通報させ例のメッセージを残し、さらにシーラを殺す動画を例のサイトに挙げ、その中で「シーラの死体を弄ぶ様にして“騙されちゃったネ”」とメッセージを付す。

その動画を発見したのがクロロで、他のメンバーには隠していたならば繋がるかもしれない。

 

そこからは前回感想分に繋げて、その事件以来、それまで以上にクロロは心を硬化させていき、パクノダが理由を聞いても当然クロロは答えてはくれず(昔はクロロの考えている事が手に取る様にわかったのに)、初めてそして心の底からクロロが何を考えているのか知りたいと願い能力が発現し、“真相”を知る。

 

このルートの派生で、シーラが犯行グループに逆らえなかった理由として、例えばそれが双子の妹が人質に取られているためだとする。

旅団を誘い出す「女性を凌辱するビデオ」「シーラのスナッ〇フィルム(殺人ビデオ)で、種明かしの「シーラの死体を弄ぶ様にして“騙されちゃったネ”」は最初に挙げられたビデオの続きから始まり、そこではシーラそっくりの女が、

「本当はお姉ちゃんにクロロ達を誘い出す様に演技しろ」って言ってたんだけど、「それだけは絶対に出来ない」ってしつこいからさー”

みたいな感じで、

“じゃあ、いつかどこかで会おうね、クー・ち・ゃ・ん♥”

と〆られていたとかならば、ストックホルム症候群の様に始めは犯行グループに怯えていた少女がいつのまにか犯行グループ色に染まっていた―という筋道もありかもしれない。

 

ルート1-1は、ツェリの部隊や子飼いに犯人グループがおり、

ルート1-2では、ツェリの部隊や子飼いに犯人グループとシーラ妹の様な存在がいるのかもしれない。

 

■ルート2:シーラは最初からサイコパス

ルート1の亜種なので大筋は似ている。

ただ、シーラは犯行グループの子飼いなどではなく単純に、

パリストン系のサイコパスというだけ。

 

件の少女にウガの森横の宝の山の情報教えて“二人だけの秘密”にしたものの、別にサラサに恨みがあった訳でもサラサを殺したかった訳でもなく、好きなクロロを傷つけ泣いて苦しむ姿を見たかっただけ

死ぬのはクロロに近しい人物であれば誰でもよく、単純に最年少で警戒心よりも好奇心が強い“お友達”なら単独行動を起こして人狩りの連中に捕まり殺されると思っただけ。それが偶然あの日だっただけで、それはいつでも良かった。

 

クロロは泣きじゃくって深く傷つくと思ったのに、思っても居なかった方向に進み始めた。

“そんなクロロはつまらない”

と不満を抱き一度は距離を置くが、離れれば離れるほどクロロへの想いは強くなりいつしか、

“弱いクロロを傷つけるのも面白そうだったけど、強くなったクロロが色々積み上げて来たモノを最後に壊すのも面白いかも”

と思う様になる。

 

ある時、クラピカが闇サイトから探れずミザイが手順が逆故に偶然見つけた様に、蛇の道は蛇とでも言うべきかシーラはクロロ達が探していた方法とは全く別の方法で偶然犯行グループを見つけ、そいつらが“とある依頼で”クルタ族を襲撃しようとしていることを知る。

(恐らく、シーラが目指しているハンターは「幻獣ハンター(幻獣=暗黒大陸の生物の意)」系で、その関係でビヨンド側と既に接触しており、カキンの情報を入手できたから“とある依頼=ツェリ”のことを知れた)

 

しかし、クルタ族は強いらしくその犯人グループが普通に戦ったのでは負けてしまうと思われ、クロロ達の目標の1つがそんなことで自然消滅しちゃったらつまらない。

そこで犯人グループ達が死なない様にちょっと手助けと、久しぶりにクロロにちょっかいを出したくなった。

そうしてクロロ族の子供達と接触し小型の発信機を仕込んだ「ディノハンター」を譲る。

中々、“巣”に持ち帰らなかったため一旦姿を消し様子を見ていたら、金髪の子供の方が村を出て、その後黒髪の子供の方が上手く村に本を持って帰ってくれた。

自分がクルタ族に捕らわれているだとか、殺されそうだとクロロにSOSを入れ(さすがに連絡先程度は知っていると思われる)、「大切なディノハンター」には失くさないように発信機が入っていることや、大まかな地域をそれとなく伝え連絡を断つ。

 

後はルート1に大まかに合流。

旅団はシーラを助けにクルタ村を突き止めクルタ族と戦闘。

そして誤解だと判明し、一旦離れる。

その後、犯行グループがボロボロのクルタ村を再度襲い「クルタ族虐殺事件」へ。

犯行グループは「頭部とセット」がベストだとは知っていたが、大人のクルタ族は旅団との戦いで顔に何かしらの傷を負っていてベストのセットとは言えず、子供のクルタ族には性癖故に手を出さずに居られず、“楽しんだ”から子共達の方が傷が多かったという感じだろうか。

 

それからしばらくして、シーラは村に来訪し例のメッセージを残し通報。

その後、再度クロロにメールか動画を送った。

「クロロ、ごめんねー。前の嘘だったんだー。」

「それにしてもクロロ達すごく強くなったんだねー。おかげで例の犯人たちは楽に仕事できたみたいだよー?」

「それに緋の眼をヒントに探して行けば、その内見つかるかも!?」

「あ!あと結局クルタ族がやられちゃったのはクロロ達と戦ったことが原因で、それってクロロ達が殺したも同然だから“犯人は幻影旅団っぽい”って情報流しておいたよ!」

「それじゃあ、また会えるといいね、クー・ち・ゃ・ん♥」

 

そしてそれをクロロだけが知っており、そんなクロロの様子を心配したパクノダが能力に目覚め真相を知り、最期に初期メンバーにその真相を含む記憶を託した、という感じでも…一応それっぽく繋がるのだろうか。

 

このルート2だと、犯人はツェリの手の者で狙っている宝はツェリが大量に持っているであろうス〇ッフフィルムや緋の眼等の証拠品。

そして、BW号に乗船しているビヨンド一派の中にシーラがいるかもしれない。

 

とりあえず、旅団がクルタ族を虐殺したわけではなさそうだけど何らかの理由で戦っていて、クルタ族もシーラを殺したというわけではなさそうだ。

かつ、恐らくシーラが少なくとも間接的にはクルタ族虐殺事件には関わっていそうという感じでそれっぽく繋げてみたが、「旅団の回想」は今週で終わりの様な気がしている。

 

次のNo.398では作者ツイッターによると「刀を持った人物」が映っているもののBW号内でも全然おかしくはないし、B面がクラピカやツェリに繋がっているなら真相が明かされるのは結構先になるのかもしれない(リアルな時間的な意味でも)

 

ひとまず今回は時間不足でかなり急いで書いているので、またいつかゆっくりと検討をしたいところですな。

 

■個人的ベストシーン

今週は鬼の様に加筆をしていた樹木があるものの、個人的には仲間が行方不明になった責任が自分にあると告白するシーンで、

クロロが左手でズボンの裾を強く握っている描写、非常にぐっとクるものがありました。

 

2007年に出たワンピース10周年を記念した雑誌で、ワンピ作者の尾田さんとルフィの声優をされている田中真弓さんの対談で、

“若い子に泣く演技をしてと言うと、泣こうと泣こうと思って泣く人が多いけど違う”

という話をされていたのをふと思い出したのだが、私だったらあの時のクロロの左手は「ぎゅっと握りこぶしをする」程度に描いてしまう気がするのだ。

 

あのズボンの裾を強く握りながらも皆の前で毅然と話すシーンは、

若干ズキュウウウゥゥンとなりかけた。

 

■そして生まれた。一匹の―――

これが「作者の描いたセリフ」ならまだしも「編集の考えた煽り」なんですよねぇ。

(作品によっては極々稀に作者が煽り文も考えることあるみたいですけど)

No.292のラストで、

“ネテロが生み出した最終奥義……次号炸裂!!”

だなんて煽りで書いておきながら、結局出たのはNo.297ですからね。

そのため深く考えずに「一匹の蜘蛛」で良いと思われる。

 

しかし、その一方で幻影旅団は“一匹の蜘蛛”と言えるのか

(クロロ)が潰れても他の誰かが跡を継ぐ―それが蜘蛛だから“一匹”という表現は少しニュアンスが違う。

 

ただ「編集さんが適当に考えたであろう煽り文」について考えても時間の無駄の様に感じられる(たぶん大して考えていないというのもあるし、個人的に今の編集さんへの信用度や期待は極めて低い)

煽り文について考えを巡らすくらいなら、内容について考えた方がいいと思われる(考えるべきところはたくさんある)

 

 

たぶん入らんだろうから、分割。

396←【397-1】→397-2(エンバーミングの能力について)

HUNTER×HUNTER No.397 感想-2

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347-1の続き。

恐らく容量的に入らないであろうことと、私が好きな能力系で通常の記事とは毛色が違う感じになりそうだったので分けました。

■エンバーミングの能力について

今回、少女の遺体をまるで眠っている様な綺麗な状態まで戻したエンバーマーのレンコは念能力者だった様だ。

 

そして今回の遺体の様子では、

前話の印象が強くて毛量が異様に少ない様に感じ、顔に火傷痕の様なものが見えたことから一部焼かれていたか、エンバーミング系の能力の性質かとも感じた。

しかし、そもそもエンバーミングは衛生上の目的も当然あるが、基本的には死者のため残された者達のために行われるもので、私は取り分け後者が主たる目的だと考えている。

 

親しい人が亡くなった際、それを受け入れるには多大な時間を要する。

それも死因が病気ではなく、事故や殺人―それも遺体が凄惨な状態の場合で、その姿をそのまま見てしまったら遺された者は死ぬ迄その時の姿が頭から離れないという。

しかし、エンバーミングによって遺体の状態がより生前の状態に近づくことで、“苦しまずに死んだ”様に見えることは、犯人逮捕や処罰とはまた別のところで唯一の救いになりうる可能性を秘めている様に感じている。

 

しかしながら、もしこのエンバーミングの能力が「遺体の一部を消費する」ことが制約と誓約になっていて何を消費するか選べないのであればそれは3流以下、むしろエンバーミングの意味がほぼないとさえ私は思う。

特に死者が女性の場合、髪の毛はその人の生前のイメージに密着に結びついているため、不自然に髪の量が減っていた場合―事実如何に関わらず―遺された者達はその理由を考えてしまうだろう。

 

そのため、髪が少なくなった様に見えるがそれは能力による影響ではないと思われた。

初登場時の毛量を思えば特段少ない訳でもないのかもしれない。

 (前回のシーンは、振り返った際に空気を巻き込んで大きくなっただけ?)

 

―さて、それでは念としてその内容を考えてみる。

まず、そもそもだがクロロ達が押収した様々な証拠品(多くの血痕が残った刃物類)や、リゾル神父の“あの状態からここまで復元出来たのは正に奇跡です”という発言から恐らく遺体の損傷状態はかなり激しい様に思われる。

 

さてそれでは、どのような能力ならば一見生前の状態と変わらない状態まで修復可能なのかどの念系統ならば可能なのだろうか

個人的には「強化系(+放出)「特質系」の印象。

 

〇:強化系+放出系

「肉体の回復・治療」というと、強化系の「自然治癒力の強化」を思い浮かべるが、死者に自然治癒力があるのかどうか、というそもそもの問題がある。

ただ「人」としての生命活動は行っていなくても、多細胞生物である人間の体はまだ完全には死んでいない可能性がある。

 

―強いて言うなら「人」としては死んでいて「生命エネルギー=オーラ」がないため(死者の念除く)、強化系だけでは実現せず、「オーラの譲与(=放出系)」「自然治癒力の強化」ならば可能かもしれない。

 

?:変形・変身系の能力でも可能

作中で、変形や変身の様な能力が複数系統で可能であろうことが示されているが、その手の能力でも可能なのだろうか。

イルミの「針を使った変身」は、“針なし…4・5時間で元に戻る”という性質が「針」という愛用品なしのため威力・精度が落ちている状況と採れ、想像されるイルミの念系統から操作系の発で良いだろう。

どのような仕組みでそれを成しているのかは明確ではないものの「ルールの創出とその強制」操作系の核心であろうことから「針を刺した相手の体細胞に強制的に働きかけている」という感じかと思われる。

 

次にユピーの変形の様な能力だ。

ユピーの変形は明確に念によるものだと作中で示されているが、ユピーの使った能力が「オ〇ニービックバン(仮)」と「サイコガン(仮)」という強化・放出と思われる発であったことから、六性図の並び的に「変化系」である可能性がある。

 

変化系の核心部分は「性質の付加」かと思われるが、水見式の様子から変化系も物体に作用しうることが示されている。

(→参照:水見式について ※ちなみに当ブログでは形状変化は変化系能力ではないと採っている。)

つまり、肉体にオーラの性質を付加すれば形状変化が可能となり、それを骨や筋肉、細胞レベルで働きかければ「変形・変身」の能力も可能なのかもしれない。

 

続いて具現化系

「大和撫子七変化(ライダーズハイ)の様に物体を元に具現化するタイプの能力も今回のエンバーミングは可能なのではなかろうか。

 

クラピカの具現化系の修行の説明の影響で、

具現化系能力は“イメージ修行が大変”=容易に具現できないというイメージがあるかもしれないが、クラピカ自身が旅団員の遺体が偽装されたものだと知った際には、

具現化系の能力者なら可能”だと話していた。

あの時、クロロ・シャル・シズク・フェイタン・マチ・フランクリンという6名の遺体があったが、鎖の様な単純な構造の物体の具現でさえも相当大変そうであったのに、人間のように複雑で、かつ目に見えない部分(臓器等)も含めて具現するにあたり、具現化の修行方法が“クラピカが実際に行ったものしかない”のであれば、およそ現実的ではないと思われる。

タフディーの「幽体離脱(ザタッチ)や、ハンゾーの「分身の術(ハンゾースキル4)の能力の服装が“固定(あの黒スーツを着た分身しか作れない)ならば非常に使い勝手の悪い能力になってしまうことからも、クラピカが示した具現の修行方法以外があると考える方が妥当かと思われる。

 

では、他の方法があるにも関わらず何故クラピカはあの方法を採ったのか。

ある程度の妥当性があると思われる理由が2つ挙げられる。

 

1つ目の理由が、当時のクラピカの具現化系のレベルが低かったため。

念を覚えたてのクラピカが、いくら自系統とは言え最初から具現化系Lvが高い訳もなく、一定の条件を満たせば比較的容易に具現出来る具現化系能力はまだ使えず、その一方でクラピカが早く修行を終えて蜘蛛を追いたいため、最も大変だがLvが低くても可能な修行方法を採ったというのはありえる様に思われる。

 

そしてもう1つの理由が、クラピカの鎖はオーラで操縦が必要な“物体”であり、クラピカの採った修行方法は操作系の威力・精度も上昇しやすくなるため。

操作系能力は“特に物体操作の場合、「使い込んだモノ(=愛用品)」でないと威力・精度が上昇しないことが多い”と言われており、クラピカの選んだ具現化物は性質上、操作系能力(=物体操作)も併用する必要がある。

仮に理由1の容易な具現が具現化Lvが低くても可能だったとしても「苦労して時間を掛けて具現化したもの」と「比較的苦もなく具現化したもの」では前者の方に術者が愛着を持つ可能性が高く、その感情は具現化物能力にもプラスに働きうる。

つまり、イズナビが「時間は掛かり大変だが、より強い具現化物を生む可能性もあり、実際の使用時には操作系の威力・精度も上げうる修行方法」を教え、クラピカがそれを実践した可能性もあろう。

 

ついでに3つ目の理由を出すと「容易に具現した具現物」は“参照”した物体の性質を引き継いでしまうのかもしれない。

例えば「鉄の鎖」を参照して容易に具現した場合、固さ・重さ・各性質(通電率や溶解温度…etc)を引き継いでしまい、それを変更する事に余計なオーラを使う必要があるかもしれない(=使用メモリの無駄な増大)

対して、0からの具現は仮にイメージの元にあった鎖が鉄製であったとしても、術者の知識の過不足が反映され、例えば原始人の様なキャラクターが1度見かけた「鉄の鎖」を0から具現した場合、イメージが膨らんだ結果として異常に硬かったり電気を通さなかったりと、容易な具現とは違う結果が現れるのかもしれない。

 

さて話を戻すが操作系能力が、

“対象を自らの眼で直接見る事”、“触ること”など発動条件としているケースがあり(カルト、パーム等)

ムッセの「裏窓の鳥(シークレットウィンドウ)が、対象に“触れる”ことを発動条件にしていることや、諜報活動において対象に触れるというある程度の難易度をもつ条件を満たすと、より強い効果を生むというは念能力の原則でもある。

また、特に遺体(非常に複雑なもの)の具現化が可能だと考えていることからクラピカが示した具現の修行方法があるということかと思われる。

 

よって、具現化能力でも生前の姿を知っていたり、直接見たことがあったり、写真や映像があったりすれば、遺体を元に具現することも可能なのかもしれない。

 

最後に特質系

特質系能力の核心は「願望の現実化」かと思われるが、

自らの願望に相手を巻き込み様な能力、作中で言えばザザンの「審美的転生注射(クイーンショット)の様な能力であれば、魂の情報、あるいは遺体に残った情報を流用すれば―術者が死者の生前の姿を全く知らなくても―損傷の激しい死体であってもまるで眠っているかの様な綺麗な状態に戻すことも出来るのかもしれない。

 

つまり、放出系単独を除いて複数の系統で可能な能力の様に思われるのだが、一方で恐らくAOP型の発維持が必要な発は除外される様に思われる。

基本的に念とは体外に出しているオーラでもって為され、モラウやレイザーを例に体から離れているオーラであっても一度に使えるオーラ(AOP=メモリ)に含まれるが、AOP型の発は術者の気絶や死亡によって解除されてしまう(死者の念除く)

 

しかし、術者が気絶しても維持できる能力の一類型が示されており、

それを当ブログではEOP型(放出系)の能力と呼んでいる。

(→参照:メモリについてEOP(当ブログの解釈上の造語)や放出系について)

 

今回のエンバーミングの能力だが、葬送の方法によって大きく変わると思われる。

もし、火葬されるならばAOP型の能力であっても、能力使用中は使用できるオーラがその分制限されるものの、あくまでそれを維持するのは火葬までであるため、さほど問題は起きづらいだろう。

 

しかし、流星街の葬送が何かは不明である。

(棺が結構がっしりしているため火葬ではなく土葬の可能性もあるかと考えている)

 

もし、土葬だった場合、エンバーミングの目的の1つである「死者自身のため」が果たされないかと思われる。

宗教的な理由(ex.最後の審判の日に故人の魂は肉体に戻り復活する)成仏して貰う為(少しでもきれいな姿に戻すことで怨念を和らげ成仏するまでの時間を少しでも短くしてあげたい)等など、様々な理由が考えられるが、その目的を果たそうとするとAOP型の発の場合、術者は死ぬまでそのオーラを割かれ続けてしまうし、心身の状態が非常に不安定な状態に陥ったりすれば発の維持が出来ないなんてこともあろう。

 

もちろん、今回登場したレンコというエンバーマーが、どこぞやのア〇コー延命財団の様に未来の技術で蘇生する目的で「全身を冷凍保存する」と契約をしながら、全身ではなく頭部を切断し頭部のみを保存していたというような輩なら、納棺が終わった時点で金だけ貰って能力解除なんていうこともあるだろうが、恐らく状況的に金銭の授受はなく、レンコは善意や自らの後悔やそれに基づく使命でやっているのかと思われる。

 

つまりエンバーミングの性質上、発に用いたオーラはAOPから切り離す必要があり、それには放出系の力が必要となろう。

しかしもっと言ってしまえば―腐敗などは薬品などを併用すればいいが―変身・変形の能力はそれを維持する必要があり、対象が生者ならば「寄生型」など維持オーラの節約の術はあろうが、いずれ分け与えた電池の様なオーラも使い果たしてしまえばその変身・変形は解けてしまうから、恐らく「操作具現変化」の3系統は厳しい様に個人的には感じられた。

ただ、特質系の場合は「現実化」とは「現実の書き換え」の様なものなのか、自らの願望に相手を巻き込んだ場合、相手は「不可逆」の様に思われる。

(ザザンの操作は解けているため、死者の念として残っている訳ではない。また不可逆とは言え、新たに特質系の能力で書き換えることは可能かと思われるが、特質系の能力は想定外の返しを抱えるリスクもあり、本当の意味で元に戻る様なことが可能かは不明)

 

以上のことから、レンコのエンバーミングの能力は放出(オーラの譲渡)強化(自然治癒力の強化)特質(遺体の情報を流用し生前の姿を現実化)かと思われた。

 

■ついでにマチとシズクの能力について

たぶん、まだ容量あるからついでに。

マチの能力は念のお師匠さん(?)であるレンコさんの影響っぽいですな。

ヒソカの時にしようとしていた“顔もキレイにしといてやるよ”というのも、まんまエンバーミングですし。

 

そして、マチがヒソカにブチ切れている理由は「無様に拘束され、暫くの間脱出できないことで仲間への警告が遅れてしまったことが仲間の死を招いたため」かと思っていたが、「自分のエンバーミングがヒソカに利用されたから」っていうのもあるかもしれませんね。

 

ヒソカは心臓マッサージを、“いつ”発動するか決める必要があった。

当然死んだ直後に発動しても意味がなく、周囲に敵が残っている状況でもまずい。

“優しい”マチが、事前に依頼していたこともあり(恐らく断られている)、自分が負けた時にはエンバーミングをするであろうことを予測していたのではなかろうか(恐らくヒソカが旅団に居た時にマチがやっていたのを見ているのだと思われる)

マチは過去を思い出してしまい“弱い自分を他人を見られないため”にか、エンバーミング中は周りに人を置かないと知っていたからこそ、ヒソカは発動のタイミングをマチが念糸縫合を使う時=マチのオーラが自身の体に触れた時に設定できたのかと思われる(=停止条件付の死後発動する念)

 

マチも左手でヒソカの首を持ち上げた瞬間にヒソカのオーラが湧き出したことから、ヒソカに利用されたことには気づいているでしょうしね…。

 

続いてシズクの能力について。

こちらは非常にあっさりしているが、

「何で掃除機なんて具現化しようと思ったの?」と長年思っていたのだが、カタヅケンジャーの影響だったんでしょうなぁ。

(シズクは初期旅団員ではないものの流星街出身者)

 

そして、吸い込み口が怪物染みているのも、「旅団員になること=悪党として生きること」であり、カタヅケンジャーに登場した落書き怪人グラフィーノの様な要素がカタヅケンジャーに加わって「闇に堕ちたカタヅケンジャー」というイメージなのかもしれないですね。

 

また、流星街出身の初期旅団員には本来家名などないハズだが、

0:クロロ=ルシルフル

1:ノブナガ=ハザマ

2:フェイタン=ポートオ

3:マチ=コマネチ

4:(少なくともヒソカの前は男)

5:フィンクス=マグカブ

6:シャルナーク=リュウセイ

7:フランクリン=ボルドー

8:(シズク=ムラサキの1つ前はシルバが評価した相手)

9:パクノダ

10:(不明)

11:ウヴォーギン

12:(不明)

明らかになっていない者もいるが、皆何かしらの家名を持っている様だ。

 

恐らく基本的には各々が好きな家名を付けたのだろう。

流星街に人生を捧げる覚悟の表れなのか、シャルナークの家名はリュウセイ。

フランクリンとシズクは色の様だが、恐らくカタヅケンジャーのカラーに由来していて、シズクは自分の最も好きなキャラ(もしくは演じていたのがパープル?)、フランクリンは人生の色づき始めたきっかけを刻んだのかもしれないと思うとそれぞれの性格が良く出ている様に感じる。

マチは…ひょっとするとお師匠さんの家名なのかなぁとか感じるが不明。

 

 

―と今週はそんな感じでしょうか。

今回は定時ギリギリの完成になったため、推敲も大して出来ていないためいつも以上に誤字・脱字が多めかもしれません。

ごめんね、ごめんねー。

 

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HUNTER×HUNTER No.398 感想

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【No.398 ◆探索】

スタッフの種花です。掲載分とその後の30話は全て4年前に書いた物で早く今書い<義博>

→ているものをお見せしたいと話していました?

 この感じだとまるで、ツイッターで挙げていた画像や情報も4年前の時点で用意していたもの「今回連載分のNo.391~400とその後の30話分(No.401~430)も実は完成している」みたいに採ってしまう人いそうな気もするんだけど、大丈夫?

(もし本当にNo.430までの完成原稿が4年前の時点であったら4年前に休載する必要ないし、さすがにそう採る様な人はいないのかね…。)

 “ネームがNo.430まではある(4年前の時点であったもの)ってだけで、原稿自体は恐らくNo.401もまだ完成には至っていないと思われる

 そのためNo.400で一旦休載になると思われるんだけど…、全ての読者が作者ツイッター見ているわけでもないし休載が近い中でちょっと期待させてしまう様なことはしない方がいいんじゃないかなぁ…と思ってしまった。

 (もし、No.400で休載にならなかったら“本当にごめんなさい”だけど…進捗状況を見るに…)

 

―そういえば、話は変わりますがジャンプは「3・4号&5・6号」が合併号の年と、「4・5号&6・7号」が合併号の年があって、今年は暦的前者の方かと思っていたんですが、今年は後者の方らしいのだ(次が“3号”のため)

 

それがどうしたの?と思う方もいるかもしれないが、No.400まで合併号に食い込む(1週間の休みを挟む)ことなく今年を終われるということだ。

 

いや~、これは嬉しい誤算だね!

気になる展開で1週間お預け喰らったら堪ったものではなかった(笑)

 

■旅団追憶編(仮)

先週のラストで現行の時間軸に戻ってきたので「回想終わりかなぁ」とは思っていたものの…実際に終わってしまうとちょっと寂しいですな。

そして「クルタ族虐殺事件の真相」もそうだが、旅団が“件の犯行グループを既に捕まえているかどうか”も気になっている。

 

ただ、もし犯行グループを現在の時間軸の時点で捕まえているのであれば、もっと早くに、あるいはどのタイミングで旅団の回想挟んでも良かった様に思われるのだ。

そのため、まだ捕まえておらず、カキンの王族がBW号にまで持ち込んだ“お宝”を狙って旅団が乗船したことを考えるとやはり犯人グループはカキンの関係者(恐らくツェリ関連)ということなのだろうか…。

 

気になるが…今の進行度的にツェリを追い詰めるのは…本当に気が遠くなるほど先の話なんだろうなぁ…。

(旅団がBW号で死ぬため描いておきたかったという読み方も出来るのかもしれないが、“メタ読み”はその作品を読んでなくても出来る読み方なので個人的に好きではない)

 

■「THE FLY」?

子供の頃、金曜ロードショーか何かで観た気がする。

すごく懐かしいw

 

冨樫さんはこの回というか、空間移動系の能力を描いている時はこの映画を思い出していたのかなぁ。

最近は某アイドルグループのネタが挟み込まれることが多いけど、こういうネタの方が個人的には嬉しいなと思ったのであーる。

 

■意外なフェイの一面

“他人が触ったモノを食べるのが無理”

なだけなら毒を警戒してるのかな?と思ったが、

“他人が喋った真下にあったモノとかもう絶対無理”

とか意外と神経質で、トラップにハメる囮を探す際にわざわざドアをノックするだなんて、旅団追憶編前だったらちょっと信じ難い描写だったかもしれない。

 

部屋に居るのが“気に食わないマフィア”だったらどうなろうと構わないけど、普通の一般人の可能性もあるからノックをしたのだろうか。

もしそうだったら以前、“どちらかというと短気で浅慮”と評価したのを改めなければいけないかもしれない。

…それにしても先週が“アレ”だっただけに緩急がすごい(笑)

 

ちなみにノブナガさんは貝の類は一度ド当たりしてから食べられないとのことですが、実は私も牡蠣を生で食べたことがなく、あと30年近くは食べるつもりもありません。

というのも、私の父親は昭和にありがちな亭主関白的な人で基本無口だったんですが、会社の食事会で食べた生牡蠣に当たって家で悶絶している姿が結構なトラウマになっており、怖くて生で牡蠣を食べられなくなりました(牡蠣フライは大丈夫)

こんなことを言うと「人生の半分損してる!」なんていう謎の勢力が出そうですが、一定の確率でひどい目に遭うモノを食べようとは思えんのです(仕事していると尚更)

 

■ヒンリギの能力について

No.391で触れた疑問に回答が来ましたね。

 

元々「触れた“機械や武器等”を元の機能を有したまま生き物変えて操作する」とNo.390(37巻収録)で触れられていたが、No.391では「“手錠”を鳩に変えて」いた。

そのため機械や武器が“多い”程度の意味合いなのか、“手錠の様な拘束具”も武器の一種としてヒンリギが認識しているのか、と解釈していたが今回のNo.398では、

“道具や機械を生き物に変えることが出来る”とヒンリギ自身が語った(状況から一部説明を省略した可能性もあるが)

つまり、どちらかというと前者の解釈が近かった模様。今後は“等”という表現は注意が必要かもしれないですな。

 

そしてヒンリギ関連で気になったのがもう1つ。

“オーラを使い切ると元の発信器に戻る…この大きさだとおそらく2時間程”

だという。


そしてこれは、

“電池(オーラ)が切れたら普通の血に戻るよ。寿命30~40分くらいかな”

―と、ザクロの能力でも似たような使い方されていた(No.391)

 

神の声(ナレーション)によるとザクロは操作系で、ヒンリギは具現化系。

そして、AOP型の能力は体から離れても(=単純乖離 ≠放出乖離)、発と能力者の間には繋がりがあり、それがあるからこそ能力者は大まかな場所がわかったり、遠隔操作、解除、術者が膨大なAOPを用いる時は分散させているオーラを回収してメモリを回復したり(ピトー)気絶すれば維持が出来ない(ナックル等)

また、作中の描写から遠隔視認を含むオーラの感覚共有は恐らくAOP型でないと出来ない様に思われ(メルエムの円から)、ザクロは感覚共有から、ヒンリギは“殺られて解剖されたら失敗=死で変身解除される”という点からAOP型かと思われる。

 

ただ、ザクロのマックロクロスケはひょっとすると血を媒介にした“念獣”の様なモノで、感覚共有(AOP型)で場所を察知しているのではなく、プログラム操作(=オート操作)で“何かを発見したマックロクロスケが術者に情報を発信している”可能性も否定できず、能力発動から何分でヒソカを発見しどれくらいの間気絶していたかが不明であった(AOP型能力が気絶で維持出来なくなったか、EOP型能力が電池切れを起こしたかが判断出来なかった)ため、保留としていた。

 

しかし、今回新たにヒンリギが同じ様な使い方をしており“殺られて解剖されたら失敗=死で変身解除される”という点からAOP型かと思われるため、検討すべきだろう。

モラウの「紫煙機兵隊(ディープパープル)」はAOP型(ユピー戦の際の“気を抜けば兵士が煙に還り霧散してしまう”ため)、ペイジンを包囲出来る程広げていたが、それはハンターということもあり“正当な念の修行を経た念上級者”だから可能であっただけで、

トチーノが操作可能な限界距離が数メートル程度だった様に、ヒンリギは正当な念修行を経た訳ではないが故の未熟さや、自分なりの工夫や、カキンで独自に発達した念技術の様なモノがあるのではないかと思われた。

(※当ブログでは放出系能力者が人間大のオーラを操作可能な限界距離が数メートルとは採っていない→参照)

 

個人的には未熟さ故の工夫かと感じていて、操作可能な距離がモラウ程の広さはなく、ある一定の距離を超えてしまうと遠隔操作や解除が出来なくなってしまうのではなかろうか。

AOP型のため、その発が生きている間は使用オーラ量に応じてAOP(メモリ)が削られてしまう。

ただ遠隔操作も出来ないため、わざわざ解除するためにその発に指示が出来る距離まで行かねばならない。

あるいは、その発が敵能力者の空間に捕らわれたりして回収ができなくなった時のことを考慮して、予めて時間制限を設けているのかもしれない。

 

今回のケースは術者からの距離は離れていないもの、「体内の発」への遠隔操作が可能なのかという問題があり(作中未出)ヒンリギ自身も試したことがなかったためか、以前やった際に遠隔操作が出来なかったため電池式という制限時間を設けたのかもしれない。

そんなところが今のところの印象。

 

 

―それにしてもヒンリギさん、キャラ立ってますなぁ。

どうも今のBW号の状況的にそれがフラグの様に感じてしまうのだけれど、死なないで欲しいなぁ。

 

■「結界形式」と「地雷形式」の罠

〇結界形式

 札や縄など、念を込めた道具で能力発動をサポートし、より広域で複数の罠を張る事が出来る。

〇地雷形式

 特定の場所に念で直接発動スイッチを設ける。強制力が強い分2~3か所がが限界。

 しかし強制力が強い分、出入り地点のどこかに術者本人が居る縛りが必要だという。

 

どうも、今回のトラップは2つの“合いの子”的なものの様ですな。

No.394でのタッシ、今話のヒンリギ&ノブナガがワープした先にはバミリ(TVや舞台などで立ち位置の目印)の様なモノがあり、左右のバミリの間のモノには何か書いてるあるので、お札をガムテで貼っている感じなのかな?

 

■教えて!ノブナガ先生!

(恐らく)壁の方から幽かなオーラを感じ取り、実際に壁に触れた結果アジトがあると断言したノブナガ先生は、

ヒンリギに“壁が切れない”ことを実演した。

 

能力者が用意した舞台はカンタンには壊せないというが定番でよくあり、舞台が頑丈な程術者が近くにいるという制約はド定番の様だ。

そして、ノブナガ先生はそれを「具現化系…変化系…特質もありうるな」と考えた。

私の印象としては「操作・具現・そして特質系」なんですけど、何でノブナガ先生は真っ先に「操作系」を入れないどころか外すのでしょうか?

(ちなみに各々が念について自分なりに解釈していると思うが、もし作中の描写やキャラの発言と自分の解釈との間に齟齬が生じたら、基本的に自分の解釈が誤っていると考えた方が良いと思われる。)


今回の能力はゲームなどで、ワープを使って正解のルートを通らないと次に場所に進めない様な場所があるが、

―パッと思いついたのはロマサガ3のウンディーネ宅や、リンダキューブアゲインテイルズ系だが―

当然“しゃらくせぇ”と壁をぶち破ったりして進むことは出来ない。

 

そして、それはゲームマスターによるルールの強制であり、ハンタの世界でいう操作系能力であろう。

そのため、恐らくだがノブナガの言っている念系統は

壁のオーラから感じた“只者ではない”能力者の主系統のことを言っているのではないだろうか。

オーラの感じからルイーニーの様な稚拙さは感じず、

これから戦おうという相手に自らの主系統を簡単に晒す様なマネはしないだろうという考えから、能力的に操作系が含まれているもののそれを主系統から外し、その上で可能な系統を話していると採るならば理解できる。

あるいは操作系の能力は愛用品の様に愛着を持ったモノでないと威力・精度が上がらないことが多いから、何の変哲もないBW号の船内の壁なんていう超・大量生産品では難しいのだろうか。

 

何にしても具現化系の場合は、

先週触れたような“参照コピー(仮)”のような能力であったり、

実際の壁を素に新たなルール付きの壁を出す様な“ツボネ式具現(仮)”でも良いと思われる。

(あるいは、本来隙間スペースに過ぎないところに特殊なルールを組み込んだ拡張空間を創り出しており、その境目が今回の壁という感じでも良さそうだ)

 

特質系の場合も、六性図で位置する場所が「操作と具現の間」変化と具現の間」だったりすれば問題ないだろう。

 

そうして本題。変化系の場合をどう採るか。

ブログでは水見式の結果から見ても、変化系もオーラだけではなく物質にも作用させることは可能であろうことには触れていたが、明確に言及されたのは初めてかと思われる。

 

変化系操作系」は相性は悪いものの、作中で「放出系具現化物(念獣や念空間)」を用いるケースが既に例があるため絶対にないとは言えないだろう。

それも直で一番苦手な系統を使うのではなく間に主系統を挟むことで多少は威力・精度の底上げが図れるならば、「実物の壁」に“オーラの性質”を付加することで、ルールの創出と強制をし易くなっているのかもしれない。

あるいは、

“膨大なエネルギーが爆ぜる様に一瞬消える”現象=放出系に多く起きる

と言った様に操作系のオーラの特徴があってそれから除外された…という可能性もあるかもしれない。

 

■ノブナガ先生、一応は“切って”いるんです?

何気に良くわからない描写。

 

ナックルのポットクリンの様に、

“攻撃が効かない(無敵)”タイプの様にも思われるが、ノブナガが切った後に“ビキビキ”と音が鳴っているから、“一応は切れてはいる”のだろうか(再生している?)

 

操作系を主体にした能力の場合「特定のルート以外からは入れない」というルールが適用された物を物理的に壊すことは出来ないだろう(=除念ならば可能。恐らく操作系能力の原則)

つまり、“一応は切れてはいる”という現状から操作系は薄いと採ったのかもしれないですね。

 

刀で相手のオーラを切ったからと言って―その手の能力でもない限り―そのオーラが消えることはない(ゴンVSナックル戦でのオーラ計算から)

そのため「壁にオーラの性質を付加した様な能力」だった場合―水を切った様に―すぐ元に戻ってしまい、“切れる”という事実が「変化系もある」という考えに至ったのかもしれない。

 

そしてふと思ったが、

「一定の条件下にある人や物を何でも貫く矛」「攻撃しない代わりに壊せないという盾」がハンタの世界にあった場合、勝つのはの方かもしれないですね。

 

操作系のルールの創出とその強制“早い者勝ち”だと示されており、盾の方には予め“攻撃しない代わりに壊せない”というルールが付されている。

つまり、その盾が“矛側が設けていた一定の条件下”にあったとしても、その盾には盾のルールが既に付されているから“勝つの盾”となるのかもしれない。

 

…ただその盾であっても、相手が特質系の「一定の条件下にある人や物を何でも貫く矛」だった場合には、特質は“現実の書き換え”の様な要素を持つから“矛が勝つ”様なこともあるかもしれない。

では、特質系の「矛盾」の場合はどうなるのか―それは分からないのである(判断の材料がない)

 

 

取り敢えず今週気になったのはこれくらいかなぁ。

残りは取り敢えず2週…。

 

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HUNTER×HUNTER No.399 感想

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【No.399 ◆退去】

スタッフの種花です。あの紙の内容を具体的に決めたら頗る気分が悪くなったそ<義博>

→うです(?)

 

 うーん…、“あの紙”かぁ。

 今のところ巻末コメで話題に挙がってて関連がありそうなのは「今後の漫画を描くスタイル」「4年前に書いたもの(No.430まで)」か、早く見せたいと話していたっぽい「430の先」なんだろうけど、ネームは「下書きの前段階」にあるものなので“具体的に決める”ことはなさそう(=既に決まっている。あるとしたら“修正”)

 

 “今後どうやって描いて行くかのスタイル”を書いてた紙があって、色々面倒だし、体的にもしんどいしで気分が重いのかなぁ。

 でも、“頗る気分が悪い”とは大分ニュアンス違いますわな…。

 

 すると…、

 “あの紙”のこと?

 (少女の額にあったものか、樹に刺していたものか、それとも両方?)

 

  前回の巻末コメントが、

 “掲載分とその後の30話は全て4年前に書いた物で早く今書い(ているものを見せたいと話していました?)

というもので、旅団がBW号に乗った目的が“犯人探し”だとしてNo.430の少し先でそれに触れるなら…なくはないのだろうか…?

 (大まかな内容は決まっていたが、犯人グループの設定上の嗜好や思想を考慮して、より具体的に“言葉選び”などの検討をした?)

 

まぁ、あくまで一読者の“こうだったらいいなぁ”という妄想を自分に都合よく繋げただけなので信憑性はありませんけどね。

 

■良く分からない会話とモレナ一味の欠落部分

どうやら、ジェラート・スフレ・トレベルムの3名はアーティストやアイドルグループの“ライヴ”の在り方について話している模様(作者の趣味的に例のアイドルグループ関連かね)

ヒソカ、ヒンリギ、エイ=イ一家とその手の趣味を持っている方々が多いんですなぁ…(それでいいの?)

 

それにしても、ヒンリギの呼び掛けには反応したことから恐らくドアの

“キィィ”

という音は聞こえているハズだろう。

(話に夢中になっている“2人”は別にしても、他のメンバーは気づいても良さそう)

 

これまでもどこかモレナ一派は緊張感がないというか、ゲーム感覚で動いているなというイメージはあったが、今回のドアの音に全く反応を示さないというのはさすがに“異常”に感じてしまった。

 

モレナの能力には恐らく要請型の操作能力が含まれているのかと思われるけど、もしかして一部の感情を封じられているのだろうか…。

それとも今回、“モレナが居る”アジトのみ使用可能な能力が出て来たが、「器官」なる役目が相互協力型(ジョイントタイプ)の能力の核になっていて、「器官」という重要な部分が生きていれば“モレナが居る”アジト内で死んだ場合に限り生き返られるのだろうか(だから余計にゲーム感覚が抜けない)

 

ただ現段階ではそれは敵には秘密と厳命されていたり、一定のリスクがあったり、必要なオーラ量が多いため最終手段的なものなのだろうか。

でもそれだったら矛盾しますよね。もし今回侵入して来たのが間接攻撃が得意な能力者だったら死亡者出ちゃって、それもバレちゃうでしょうし。

 

まぁ、現段階では器官が何かも結局は分からないのだけども、扉の外からの間接攻撃に対しては脆いにも関わらず、物音に一切に反応せず、緊張も危機感も持たないのは何か理由がある様に感じられた。

 

■トレベルムの能力について

結構良い能力の様にも思えるが、種がバレてしまうと…(?)。

 

この手の能力は“生物操作系”殺しなのではなかろうか。

今のところ、作中での生物操作系の能力は愛用品を対象に刺すものが多いが、迎撃型(カウンタータイプ)の様だから念の発動速度を心配する必要もないし(念が未熟なことを心配する必要がなく)、相手の愛用品を破壊し、

かつ、「勝った(条件を満たした)と思い込んだ相手に反撃することも出来よう。

そのため、念での戦いの“一合目”には非常にいい能力―正に迎撃型(カウンタータイプ)の能力と言えよう。

 

ただその一方でトレベルムは残ったナイフの衝撃に対し

“痛っ…て”

と口にしてしまっている。

 

つまり、この物質移動(結果としてのダメージ移動)の発動時間は―投擲ナイフが表皮に触れてから刀身部分が移動するまでという“ごく短時間”なのかと思われる。

要は「影手裏剣の術」の様な“時間差攻撃”や、

フランクリンの「俺の両手は機関銃(ダブルマシンガン)の様な“連続攻撃”は防げないのかと思われる。

 

しかし、“良い能力”なことには違いなくGI編でビスケが、

“念での戦いならあんたを殺してた”

と遥か格下のビノールトに対し告げていた様に、念は能力の性質や相性次第では初心者であろうが上級者の脅威になり得る可能性があり、

能力の開発の段階で通常ではありえない程の「BW号内(モレナのいるアジト内)」あるいは「王位継承戦内」という様な『限定条件』が付けられる可能性を考えれば、ルイーニーの様にある程度能力が割れている雑魚単体ならまだしも、雑魚で能力が不明で群れている場合はより一層に注意が必要なのだろう。

 

何が言いたいかというと、ノブナガ先生…もしかすると油断し過ぎじゃねーですか…?ということだ。

次の項目に続く。

 

■ノブナガの発

トレベルムの能力の内容、ヨコタニが額に刀が刺さっても死んでいない状況、“成程”と自身の刀を見るノブナガの様子から、

ノブナガ先生の刀の切っ先部分、切り取られちゃってるっぽいんですよね…。。。

(作者が刀の比率を完璧に同じ様に描いている訳はないので、あくまで上図は参考に過ぎないが切っ先が無くなったのは状況的に分かる。)

 

そしてついに出ちゃいましたね~、ノブナガの発

これまでは「周」を伴った“通常攻撃(≠発)”で対応していた様に思われるが、

切っ先がない刀で“全員串刺しにしてやるよ”という言葉、そしてこれまでの「周」と異なり欠けた切っ先を補う様なオーラを伴っており、

その後、その状態で刺突攻撃を行っている(敵の能力の性質上効かなかったが)

 

当然「オーラを刀の形にした(形状変化≠変化系)」だけでは、相手を“切る”ことも“刺す”ことも出来ない。

あくまで、そのオーラに「“刀(刃物)”の性質を付加(=変化系)したから、刺すことが出来るのである。

つまり、一応この時のノブナガは「発」を使ったことになる。

 

何気にちょっとドキっとしてしまう描写だ。

先日、冨樫義博展で作者のメモに基づいた2pの「念能力設定資料」なるものが世に出て、その中で作中で明らかになっていないキャラクターの主系統が明かされた(「メルエム=放出系」等)

(→参照:冨樫義博展 -PUZZLE- 公式図録について)

 

そして、その中でノブナガの主系統が、

“変化寄り”強化系能力者と明かされた。

 

「ノブナガ=強化系」というのは、ハンターズガイドを始めとしてアニメやらソシャゲ等で出されていたものの、原作を読めばノブナガは少なくとも強化系ではないと思われる(恐らく操作系→参照:操作系について)

 

そんな中「念能力設定資料」で“変化寄り”強化系能力者と出たため困惑しひとまず能力披露を待つことにしたのだが…、出てしまいましたな。

(もちろん、これが主系統に近い能力かどうかは別の話ですけど)

 

仮にノブノガ=強化系(それも変化寄り)として考えてみると、念能力設定資料の通りにはなるし今回の描写“には”合う。

ただその一方で、

強化系に近い者が上位にいる中、腕相撲が弱くもないけど強くもない(13人中9位)というのが、まずおかしいだろう。

 

また、もしノブナガが「刀の性質付加」「それの強化」を柱として戦う能力者ならば、

フェイタンとフィンクスが刀のないノブナガの御守りをする必要がない。

 

加えて「刀の性質付与」が得意で(主系統に近く)指先のオーラを伸ばしそれを刀として使うことが出来るにも関わらず、敢えて“実物の刀”を使う理由がどこぞやのダブルマシンガンマンの様に“その方が強くなる気がする”ということだったとしても、

今回の様に紐を用いることがおかしいだろう(上のコマでは鎖にも見えなくもないが、下のコマでは紐に見える)

今話で欠けた切っ先部分を補助した様に、攻撃の瞬間にオーラを伸ばし「刀の性質付与」をすれば良いからだ。

 

つまり、今回紐を用いたことから逆に変化系は主系統や直近属性ではない様に思われるのだ。

そもそも、特段効果のない刃の性質付加は、

GI段階の、それも発の修行中で、放出寄りと評価されていたゴンでもさえも一応は短期間で可能だったことから、さほどレベルの高い発ではないと思われる。

そのため今話だけで

ノブノガはやっぱり強化系(それも変化寄り)だった!

とは言えないと個人的には考えている。

 

そして、これに関連した話で改めて「空間断裂系の発」が気になった。

No.393でルイーニーの胴が「ブチッブチッ」と切断されたことから、対象の硬さは関係あるとひとまず採ったのだが(関係ないのならば「ブチッ」と行くハズ、抵抗があるから「ブチッブチッ」となるのではないか、という考えから)能力で開いた空間を閉じて千切るのと、術者が死んだことで発が維持できず開いた空間が“元の状態に戻り”その結果千切れたのでは若干違うという点がネックになっていた。

 

ただ、もし本当に対象の硬さが関係ない能力ならば、強化系能力者を始めとして直接攻撃なんてうかつに出来ないと感じるのだ。

いくら攻撃力の高いパンチを繰り出そうとも、相手が今回のトレベルムの様な能力を持っていたら攻撃は当たらず、最悪自身の腕を失うことになろう。

もし、トレベルムの能力が「絶」を条件とする様な停止条件付きの迎撃型(カウンタータイプ)ならば、攻撃する側は警戒すべきであるから最悪の事態を回避することにも繋がるのだろうが、それだとトレベルムが「痛っ…て」だけで済んでいることがおかしいだろう。

 

ヒンリギはもう残りオーラが少ない様だったからナイフ自体にはオーラを纏わせていなかったとしても、ヒンリギ自体はオーラを纏っており、その者が投げた刃(の欠けた刀身の断面)を「絶」状態でこめかみに食らったなら、恐らく良くても「悶絶もの」かと思われる。

(※少なくともあのナイフはオーラを纏ったジャンプを刺さる威力を持つため、トレベルムは絶状態ではないと思われる。)

 

そのため、空間断裂系に発はノヴの「窓を開く者(スクリーム)」で採った、

「障害物(障害物の固さ) VS 窓(窓の固さと閉める力)

の様なパワーバランスがある様に改めて感じられた。

 

つまり今回の描写は、

ノブナガの刀:BP(刀の固さ) + DP(周) と、

トレベルムの能力:V(空間を閉める速度)  {BP(空間の固さ?) + (AP(発に用いたオーラ量) + SP(APと同量) ) × MP(制約と誓約)}

という2つが争い、単純にノブナガがナメ過ぎていて負けた(刀を破損させた)ということなのではないだろうか。

 

トレベルムの能力は、少なくとも投擲ナイフが当たってから刀身部分が移動するまでという“ごく短時間”ではあるが、ノブナガが回避可能な隙がある。

 

オーラには知覚能力が備わっており(だから円が可能)、刀を「周」していたノブナガは空間が閉じることも感知できたと思われる。

もし、ノブナガが強化系ならばその時にBP強化系もしくDP強化系の発を使うことも出来ただろうし、そうでなくとも高速のオーラ移動をもってして刀の周囲のオーラを増やしたり(DP増加)、もっと単純に空間が閉じるよりも先に紐を引くことも出来たと思われる。

 

もしノブナガが感じてから対策をしたにも関わらず、“力負け”したならば、

“お前はわかったからもういいわ…(震え声)

になりかねない。

 

恐らく、

オーラの感じからモレナのことは警戒しているが、それ以外の手下達はナメ腐っていることが原因で、結果として刀を損傷させた様に思われる…。

 

シャルも蟻にアンテナ刺した時点で警戒解いちゃって相手に拘束されていたし、ビスケも念での戦いでは相手を殺すと言いつつゴリラ化する前に“思い出に一発撃たせてあげることにしてる”という謎のナメプをするから(相手の念系統や力量を見極めた上での被撃なんでしょうけど)、力を持つということはそういうことなのでしょうか。

 

個人的に操作系能力者と考えていることもあり、LSDFで刀を奪われたのは状況的に回避不可能だったにしても、その前段階で刀を損傷させてしまうというのは頂けない…。

 

でも、刀を損傷させても全然動じている様子がないんですよねー。

(念使いたる気概だったり、切っ先がない程度だったらどうとでもなる相手だったからっていうのもあるんでしょうけど)

ただ、、、「刀取られた」なんてフィンクスとフェイタンに知られたら何て言われるのか考えるだけでも恐ろしい…。

 

そして今後どう戦うのか…。

さすがに“相手にするな”と命令されていたとは言え、敵の武器―それも旅団の武器―をそのまま保存してくれる訳ないでしょうし、回収はさすがに望み薄だろう。

初登場時や、ウヴォーと共闘していたシーンでは、

刀を2本差していたからもう1本あるのだろうか(そっちが本命の刀?)

 

とりあえず、ノブナガ先生の主系統や評価は保留。

 

■攫われるノブナガ先生とLSDF

思い出されるのは嫌な事件。

 

ヨコタニ悪専弁護士の能力「墨攻(LSDF)

 

LSDFの方は何となく元ネタを察したが、墨攻(ぼくこう、ぼっこう)の方は知りませんでした。

wikiによれば、“戦国時代の中国を舞台に、平和を説き、戦争で助けを求められればあらゆる手段で依頼者を守るスペシャリストの集団、墨子教団に属する男の活躍を描いた歴史小説”なんだとか(漫画や映画もあるみたい)

 

LSDFは恐らく「自分の生活は自分で守る」という意味の「Life Self Defense Force」の頭文字。

“某指定暴力団の組長宅に向けられた大砲のオブジェ”関連で、昔何かで見たか聞いたかした気がする。

まぁ、興味ある人は「大砲 LSDF」とかで検索すれば出るのでそちらを見て下さいな。

 

モレナが居るアジトでのみ使用可能というモレナに依存した完全防御型の能力の様子。

法律を犯した侵入者にヨコタニが名乗ることで発動し、彼が具現化した衛兵は犯罪者(ターゲット)に危害を加える事は出来ないが反対に犯罪者(ターゲット)の攻撃も効かず、相手の犯罪の程度が重い程、レベルの高い衛兵(最大レベル5の模様)を創出できるという。

 

そういえばトレベルムが、

“あ そうだ 軍と警察に連絡して”

“イカレた人がナイフ投げて暴れてますって”

なんて言っていたけど、これはタダのおちょくりなのだろうか。

(表向きはエイ=イ組の構成員ではない一般人だからってことで弁護出来る部分もあるだろうが、軍や警察に部屋を出入りされればワープしてしまうし、一時的に罠を切ったりすればその場にいる敵が襲ってくるため、恐らく現実的ではない)

 

ヨコタニさんは、

これみよがしに「六法全書」を持っているけど、これは刑事法の分冊なのかね。

カッコつけ以外の目的で六法全書持ち歩く弁護士なんて少数だと思うけど、明かされていないだけで能力の制約と誓約なのかね(それともただの漫画的表現?)

 

気になったのは2点。

1つ目が“どこの国”の法律なのか。

下手すると、権利の主体や客体自体が違う可能性もあるし、いわゆる先進国と独裁国家の法律では全然違う様に思われる。

具現化系なので(操作系じゃないので)ヨコタニ(もしくはモレナ)が作った法律ではないのだろうけど、ちょっと気になる(笑)

 

2つ目が、ミザイの様に正当行為として捜査が出来てしまう相手には無力なのか。

「自分の生活は自分で守る(LSDF)」の感じからすると、例えばレベル0の衛兵とかで中に入らせないとかが出来てしまうのだろうか。

 

ただ、「特定ルートじゃないと辿り着けず」、かつ「正当な理由を持ってしても入れない」とすると、相手に不可能を強いることになってしまうから成立しないようにも思われる。

 

例えば正解ルートが2つあったとして、どちらか片方が逆に罠など一切なくモレナに部屋に直通で通じているとかならば、見つけるのは非常に困難だとしても不可能ではないから成立するのだろうか。

 

 

―それにしてもノブナガ先生、逆にモレナに救われてしまったのではなかろうか。

モレナの指示で“相手にするな”と言われていたためか追い打ちは掛けられなかったが、武器を奪われ、四肢をヨコタニの警備兵に抑えられ、ノブナガは結構危ない状況だった。

 

ヨコタニの能力の使用中、他のメンバーも攻撃できない可能性もあるが、念ではなく神経ガスなどが充満した部屋などに運ばれていたらどうなっていたのか。

(例えばワープ先が元の部屋ではなく全く別の部屋。部屋には十分な食料の他に「48時間この部屋から出ることを禁ずる 出た場合は命を保障しない」といった張り紙があって、部屋から出ると即死系のガスが流れ込むが、48時間待てば安全に部屋から出られる出口が開いた、等でも良かったハズだ)

(※直接毒ガス部屋移動は、LSDFが相手に“攻撃出来ない”という制約を持つため出来ないと思われる。)

 

何かこの「敢えて殺さないであげた」感じが何かの条件になっていそうでちょっと怖い…。

 

■ヒンリギの能力(保留)

ヒンリギ兄さん、No.391でお手手ドリルマンに左手を貫かれたハズなのに、それ以来何気に左手に治療の痕跡どころか傷がない件。

 

ただ「テータの頬の傷(に貼られた絆創膏)がちょいちょい消えてたこと」も過去にあったので一旦様子見中なのだ。

来週で恐らく一区切りになるし、作者ツイッターによれば王位継承戦側も描かれている(ラストがクラピカ)のでヒンリギ側が描かれる量も少なくなっているだろうし、それを待とうかなと思う。

(まぁ、テータの件があるので最終的な結論は単行本まで待つことになりそうだけど)

 

可能性としては、

1:ずっと書き忘れている(左手だけポッケに入れていることが多く、たまに出す2~3コマ?で忘れている)

2:ジョルノジョバーナの様に治療にも使える

3:左手自体が元々具現化物(貫かれた際に異常に出血が少ない様に思われた=過去に既に左手を失っている)

4:再生した壁の様に、左手にオーラの性質を付加して治療した

―などを思い浮かべている。

 

後回しにしているのは、ちょうど今やってるサッカーの方に集中したいからじゃないんだからネっ!

 

■ジャンプフェスタ2023

「ジャンプフェスタ2023」が開催され、オンラインで各雑誌の連載作品のイラストを見れるんだけど、冨樫さんも参加していてびっくりした。

そしてイラストもすごく平和的なカルテットでほっこりした…。

 

ドラゴンボールでもそうだったけど、普段のストーリーとは別の幕間とかの日常シーンが結構好きだったりします(御飯が高校で野球したりするシーン等)

ハンタは今、殺伐としてる編だけど、またこの4人がこんな感じで集まれる日が来るのだろうか。

あるとしても…暗黒大陸編開始時か、作中で数年くらいの時間経過があるであろうジャイロ編で問題解決に向けて集まった時くらいな気がするけど、、、それはもう…。。。

 

 

―ちなみにこのイラストが掲載されている「GENGA ROOM」はオンラインで12/31まで(今年いっぱい)やってるらしいので興味ある方は見てみるといいかもしれない。

集英社としても、今回のオンラインサービスのアクセス数に応じて「次、どうするか(やるかやらないか、やるにしてもどれくらいお金を掛けるか)を判断すると思うので、12/31までに1回くらいはアクセスしてあげると…今後に繋がるかもしれない。

(※1 ハンタだけ見たい人GENGA ROOM入って、右上のメニュー、作品リストでハンタ選ぶとすぐ見れる)

(※2 全雑誌の全イラストを見ると全員集合の壁紙が貰えるらしいけど、ハンタ目的なら良く見るゴンの小さなイラストなのでやらなくていいと思われる)

 

それでは次回、区切りのNo.400…。

休載かそれとも…。

 

398←【399】→400

HUNTER×HUNTER No.400 感想

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【No.400 ◆秘匿】

■“円”のリスク?

まず、どうやらフェイタンは「円」を使えない模様。

 

そしてフィンクス先生によれば、

“この雑踏の中「円」とか正気の沙汰じゃねーだろ

技術的にも戦略的も特にオレ下手だし

仮にここで出来ても「円」の中に不特定多数で正体不明の人間入れるとか

裸で「撃って下さい」って看板掲げてスラム街歩く様なもんだろが”

―とのこと。

 

そもそも「円」とは“纏”を“練”する応用技術であり、定義は術者を中心にオーラを半径2メートル以上広げ1分以上維持する技術である(cf:「堅」は“練”を“纏”する応用技術)

しかし、あくまで応用技術なだけで「発」という訳ではない

 

恐らくオーラ自体に元々備わっている知覚能力を用いて感じ取っているだけで、“纏”のオーラを“練”することで、オーラを薄く延ばしてその範囲を広げているのかと思われる(形状変化に近いイメージ)

つまり、フィンクスの言う、

“「円」の中に不特定多数で正体不明の人間入れるとか、裸で「撃って下さい」って看板掲げてスラム街歩く様なもんだろが”

というのはオーラを薄く延ばした結果として術者が纏うオーラも薄くなってしまうから、“実質裸状態”だと言っているのだろう。

 

しかし、これは「円」全般の普遍的な特徴という訳ではないと思われる。

―というのも、恐らく作中で1・2位を争う「円」の“広さとその精度”を誇るであろうピトーの円は、

ピトーに近くなればなるほど、オーラの“凶々しさ”が濃くなっていたという。

 

つまり、まず“「円」のオーラは必ずしも均一”という訳ではないと思われる。

また、ノブナガも“半径4m「円」=太刀の間合い”という如何にも“能力の範囲条件”になっている様に思われるが(恐らく「円」を維持しつつ能力を使用するであろうことから)“半径4mの「円」”とは別に“「発」に用いるオーラ”を確保しているのかと思われる。

 

もし「円」使用中、術者が必ず裸同然になってしまうのであれば、

ネテロやゼノも「円」を使いつつ、王に迫るなどおよそ不可能であろう。

(王がもし広範囲攻撃をしてきた場合、ネテロやゼノは「円」で広げたオーラを手元にまで戻して、その後防ぐなり攻撃して相殺する必要があるのだろうが、単純に考えればオーラを敵の倍近い速度で動かす必要があり、格下の相手にしか通用しないであろう。しかしネテロはピトーの強さを遠目で感じており、性質上“それ以上”の王相手に取れる策ではない。)

 

よって、フィンクスが自ら言っている様に“フィンクスは円が下手くそ”なだけだと思われる。

(ノブナガも半径4mで、“つーかこれが限界”だと考えていたものの、フィンクスの様に“人の声するだけで途切れ、何かが動いてもダメ、動きながらもダメ”なレベルでも良いなら、範囲はもっと広くも出来るのではなかろうか)

 

そのため従来の解釈通り「円の広さ≠強さ」で未熟ゆえにできない(or範囲が狭い)ことも当然あろうが、その者の性格警戒心の強弱能力との関わり必要性戦闘スタイルなど様々な要因により、円の得手不得手が出るのではないか、という感じで良い気がしている。

 

ただ、フィンクスが言う通りの精度で「円が出来る」と言って良いかどうかは別にしても、

(広大なBW号内で)フィンクスの「円」が使えてればもと楽に探せるのにね”

との発言があったから、フィンクスは「円」の範囲“だけ”は結構広いのかもしれない。

 

■キーニ=キーン?

まさか、カチョウ・フウゲツや、センリツのために命をなげうった男の名前を覚えていない訳が…ないじゃないです…かー!?

(まぁ…厳密には「死に場所を探していた」という前提があるんだけど…)

「キーニ=キーン」の様な逃げ道はありそうだけど、単純に「ニ」が「ン」に見えてそのまま写植されただけの様に思われる(前科あり)

 

真実は神のみぞ知る。

 

■謎の緊急放送

“緊急放送”

“大変悲しく残念なお知らせ”

 

何だろう…。。。

表向きはカキンの王子達が死んだことは悲しいお知らせになりそうだけど、殺人事件が起きまくっている下層(少なくとも3層以下)の乗客達はただでさえ不安であろうにそんな緊急放送流すのだろうか。

(本当の死因を言えるはずもなく、病気で死んだと嘘をつく理由にも行かないだろう。※密閉空間での病死などそれこそ不安が広がるだろうし、これから何故か“病死”の王子が増えるため)

 

今回、モレナ達のアジトは2層(モレナの“シマ”の外)だと分かり、

今回の“手打ちのない全面抗争”という名の「モレナ狩り」の大義名分が消えた。

 

実際に人を殺しまくっているし仕掛けたのもモレナ達だが、前回ノブナガ達がアジトに踏み込んだ際、

“相手にするな”

とモレナから厳命されていた様で、

“反撃”もしないどころか、本気かどうかは不明だが軍と警察すら呼ぼうとしたりと、まるで自分達は全く犯罪行為をしていないかの様な振る舞いをしていた。

 

実際、連続殺人を表立ってしている者達はあのアジトにはおらず、そもそも書類上はモレナ組の構成員ですらないため関係性の証明は難しいのかもしれない。

するとモレナ達はマッチポンプや過去の相手側の大きな犯罪行為を暴露するなどして、むしろ自分達に正義がある体で攻めるつもりなのだろうか。

 

その方向で今回の緊急放送を考えるとあの放送を行っている部屋をアジト化して(乗っ取って)「ツェリは過去に様々な犯罪行為を起こしているが(放送の中で具体的に説明)、これまで金や権力でもみ潰して来た」…とかもありなのかなぁ。

 

うーん、現状では情報が少な過ぎて判断ができないかなぁ。

 

■第6王子タイソンについて

“私が「こんな」で私の子供も期待出来ないからママは相当悔しかったみたい”

“他の王妃に憐れみの眼差しで見られるのが我慢ならないってよく言っていたから”

 

何気に今話で良く分からなかった部分だ。

「こんな」と話している時のタイソンの手から“顔(スタイル含め見た目)”を示してる様にも思われるが、

ママンも似たようなものだし、パパンはあのナスビーだ。

そもそも王族には金や権力があるから、見た目など問題にならないだろう。

 

“生殖機能がない(子供が作れない)のなら、“子供期待出来ない”というのはイマイチしっくり来ないし、もし先天的あるいは後天的疾患等が理由で“ほぼ”あるいは“絶対的に”子供を作れないのならば、恐らくカキンの王の候補からは外されてしまう様に思われる。

(次代の壺中卵の儀が行えず、“力”の継承が出来ないため)

 

もしかしてタイソンは「肉体が男性(心は女性)性的指向は男性(男性が好き)ということなのだろうか…。

 

■フウゲツの異変

カチョウが死にカチョウの霊獣がカチョウに成り代わった後、暫く音沙汰がなく、

モモゼサレサレは別にしても「カチョウの死」をチョウライがどうやって知ったのか疑問に思っていたが、

今回、母親のセイコ王妃すらもカチョウの脱落=死を把握していた。

(セイコ王妃の性格を読み違えてた部分もあるが、今回はそこに触れると話がブレるため置いておく)

 

思えば、BW号搭乗前にオイト王妃が、

“敗走者の末路は想像に難くないでしょう?”

と物騒なことを話していたが、王位継承戦で敗退した王子の縁者はどうなるのだろうか。

 

殺される可能性もなくもない様に考えてしまうが、各王妃達には“未来の王候補の母親”ということでも様々な特権が与えられていると思われるが、王子が“王子で無くなった場合”には当然、その反射たる権利も消える可能性もある様に思われる。

そのため例えば、ナスビー現国王(今回の王位継承戦の管理者で最期の贄?)王継承戦の参加者の生死を把握出来、それを関係する王子の縁者(今回はセイコ王妃)には宣告しているのでなかろうか。

もし参加者の生死が把握出来ないとなると、例えばマラヤームよりも“上手く隠れ続けられた場合”など、いつまでも経っても終われない様な自体を招きかねない。

(仮に権利の喪失や、王妃に対しての死の宣告を王の側近のヌグイが行っており、“どのような時に王妃のところに訪問しているか”などを気づけば、周囲は表立っていない兄弟の死を察知可能)

 

また現に生前のカチョウと何ら区別の付かない存在が居る以上、

今回分かったセイコ王妃の性格からして“こちらが本物だと主張”して時間稼ぎをする様に思われる。

 

つまり、そんな主張をしても無駄だという確証があるのか、それを既に突き付けられているのだと感じられた。

(既にカチョウの死体がある救命艇を確保しており、“それが一部の者には知られている”?)

 

さて、本題に入る。フウゲツの異変だ。

カチョウ(霊獣)が言う様に、

“フウチン(フウゲツ)のオーラをエネルギーにして姿を保っている”

ならば、オーラ=生命エネルギーであるから、フウゲツが衰弱する理由にはなるだろうが、

(センリツ曰く)邪霊に憑かれる”ことと直結するかは別であろう。

 

継承戦中ということもあり、自陣営・他陣営からの恨み・嫉みや殺意が纏わり憑くようなことはあるのかもしれない。

あるいは、第2王子カミーラのところに暗殺呪詛を狙っている者がいるものの、フウゲツはまだ「秘密の扉(マジカルワーム)を用いており、歩き回ることが出来る事から「オーラを使い果たした」訳ではない=霊獣は出ていたのかと思われる。

(守護霊獣に)小賢しい呪いなど一睨みで弾き消されましょう”

と考える者も居て、守護霊獣の性質上あながちそれも間違いでもないだろうから、恨み・嫉みの様なものだとか、“発動前”の暗殺呪詛ではない様に思われる。

仮に“発動後”の暗殺呪詛だとしても、それならばフウゲツに纏わり憑く邪霊とやらは“大きな1つ”であって、あのように複数ではない様に感じられる。

 

そのため、個人的には具現化系の中のリハンの項目で考えていた様なことが起きているのではないかと思われる。

モモゼが死んだ際に中央のポッド(?)とその周囲に14基の棺がある謎の空間が描かれ、そこで

“娘(モモゼ)はカキン大樹の礎となり、生前よりも力強く輝き息づいているホ”

“娘は今も生きているホ…”

とナスビー国王が語ったことや、「モモゼの棺から何かが伸び灯る明かり」から、王位継承戦の参加した王子達は死んで解放されるわけではない様に考えられる。

最低でも“王子達に貸し出した卵(これまでの蟲毒の成果物の結晶?)は返却の必要があるだろうし、王位継承戦が蟲毒より発想を得ていることから敗れた王子達の魂も壺に取り込まれてしまっている様に思われる。

そして、現時点ではカチョウ・フウゲツが救命艇で脱出しようとした際に追ってきた謎の無数の手は、過去の王位継承戦で敗れた者達かと個人的には考えているのだが、カチョウに貸し出した卵も、カチョウ(霊獣)が生前のカチョウと記憶の齟齬などがないことからカチョウの魂(全部もしくは一部)回収出来ていない様に思われるのだ。

 

カチョウの霊獣は「フウゲツが死ぬまで側で護る」という制約と誓約を持ちフウゲツに寄生している様な状態で、壺に憑く邪霊と成り果てた者達が回収の時を今か今かと近くで待っているならば、守護霊獣と壺の関係からすると霊獣がフウゲツを守り切れないことにも繋がる様に思われた。

フウゲツの周囲にいる虫も、作者ツイッターの感じだとハエかと思われたが、それぞれが異なる形の蟲達なのだ。

過去に好血蝶という虫が出ているが、BW号という船内に同じ様な性質(ex.死臭に惹かれる)を持つ異なる種類の蟲達がいきなり沸くのも不自然なため、あの蟲達も邪霊の一種=壺に取り込まれた者(の中でも力なき者達)なのではないか、というのが現時点の印象である。

 

■サイマジョ関連

「11人いる!(サイレントマジョリティー:以下“サイマジョ”と表記)関連でちょっと進展ありましたな。

それも、ちょっと意外な…。

“水見式は不要です”

“私は念能力も使えますから――――”

と、ロンギは自身が念能力者であると告げた。

 

簡単に振り返るが念講習会開始時、クラピカが参加者が「既に念を使える者」に挙手を願った際に、

手を挙げたのはベレレインテ、ヒュリコフの2人のみだったが、ヒュリコフは念能力者であることを隠している者が他に4人いると考えていた。

 

そして、

ロベリー(“憑かれた者”)

ユヒライ(ハルケンブルグの霊獣のよって半覚醒状態)

シェジュール(              〃            )

という3名が判明し、

“残った1名”「暗殺者(サイマジョの術者)だと考えられていたため、単純に今回のことを当てはめると、

ロンギ=サイマジョの術者

となりそうな気もするが、個人的には疑問。

 

まず、今回の事件は継承戦開始時点からスタートダッシュでワブル陣営に仕掛けられている。

しかし、今回のクラピカの返事からロンギからは、

“第5王子ツベッパの協力者(パートナー)になって欲しい”

という旨の提案が為されたのだろう。

 

そしてそれは、

“ツベッパの望み通り”である。

 

マオールが念に覚醒したことでクラピカへの疑念がほぼ消え、ツベッパがリハンに暗殺される可能性を考えていたこともあり、念覚醒の時に別室に行く状況を“他の者達に知られずにクラピカ達だけと話せる”と考えて本来はマオールが交渉をする予定だったが、まだその機会があるロンギの時間を急ぎ使ったのかと思われる。

 

他陣営のスパイだとしても、武力(チカラ)や政治力(コネ)のない最下位陣営を警戒している者達はおらず、仕掛ければ警戒・対策されてしまうにも関わらず念講習会でも最下位陣営に犯行を続けたことからも、想像されるサイマジョの術者の陣営も武力(チカラ)や政治力(コネ)がなく、上位陣(特に第3王子チョウライが狙い目?)に手を出す“勇気や覚悟もない”陣営かと思われる。

 

自陣営ではツベッパよりも繋がりがありそうなのは、姉の第2王子カミーラか、母親であるドゥアズル王妃だが、その2人も最下位陣営にロケットスタートを仕掛ける様に命じるのは不可解である。

 

そのためツベッパの霊獣の能力が、

“発動には共同研究者(パートーナー)が必要になるが、霊獣の体内で様々な効果を持つ薬品を生成すること出来る”

というものであるから、先に覚醒したマオールを共同研究者(パートーナー)として、特定条件下の者を念に目覚めさせる様な薬品を生成しロンギに飲ませたのではなかろうか。

 

ロンギを薬で覚醒させ、マオールから聞いた水見式の結果で既に試していたから、

“水見式は不要です(既に試して居るから)

(薬で覚醒済だから)私は念能力者も使えますから”

と話し、別室に入った時に時間の全てを“交渉”や“説明”に用いることが出来たから、クラピカも協力者(パートーナー)というキーワードを知っていたのではなかろうか。

(恐らく「念覚醒+交渉」では他の者に比べ時間が掛かり過ぎ、変に勘ぐられる可能性を回避したのだろう)

このルートならば、ヒュリコフの4人の隠れ能力者に当てはまらないのも理由が出来よう。

 

ロンギ=サイマジョの術者だとすると、ツベッパ(第5王子)以上の陣営の者がワブル陣営に仕掛ける理由が良く分からないだけでなく、クラピカがすんなりツベッパの協力者になることを承認するとは思えないというのが素直な印象。

(もし何らかの脅しが含まれたものならば、表情が違う様に思われた)

 

ただ、一方で、

“――ここまでの話を聞いて私との契約を承認しますか?”

という言葉にはちょっと引っかかっている。

もし、ロンギがツベッパに従順な私設兵ならば、“王子との契約”と話す様に思われる。

ロンギは王子との契約の他に、自分との契約を持ちかけていたのだろうか。

 

しかし、それに対してのクラピカの返答が、

“承認する ツベッパ王子の研究者(パートーナー)になろう”

であるため、

“これからツベッパ王子のお言葉をそのままお伝え致します”

という出だしならば、おかしくはないのかもしれない。

 

とりあえず、ロンギ=サイマジョの術者という読みには否定的です。

 

■そして休載へ…

休載自体は予想通りだったのでダメージはそこまで大きくはない(震え)…が、ちょっと予想外な告知でした。

そもそも“今後は週刊連載ではない掲載形態で皆様にお届けすることになりました”と言うけれど、今のハンタ読者で今のハンタが週刊連載だと考えていた人なんておるんけ?という点が異様に気になったが、ひとまずそれは置いておこう。

 

これは掲載媒体自体が変わることを示唆しているのかな。

ただ他の不人気雑誌で掲載すればそっちの売り上げは伸びるだろうけど、ハンタ再開時にジャンプを買ってくれた人が全員異動先の雑誌を買ってはくれないだろうから、総合的な売り上げは落ちてしまうと思われるのだ。

ジャンプ+もありえそうだが、紙媒体の売り上げが伴わないため、やはりそれも総合的な売り上げは落ちるだろう。

そもそも掲載誌が変わってしまえば編集部も変わってしまって、サポートを継続する様な事も難しいと思われた。

 

掲載誌はジャンプのままで、これまで再開時は「10話分(単行本1巻分)だったが「原稿が完成した段階で1話掲載」とかになるのだろうか…。

ただそれだと単行本化が見えないし、掲載の度に前回の思い出し作業が必要と思うと、個人的には今のままでいいと思うのだけれど―

冨樫です。極力他の方々に迷惑がかからない形で継続していければと思案中です。<義博>

―今回の作者コメントがちょっと気になった。

 

迷惑かぁ…。

たまにーSNS等で「さっさと集英社はハンタを打ち切れ」みたいな意味不明な世迷言をしている人がいるが、右肩下がりの出版業界で「掲載すれば売れる作品」を打ち切る訳もないし、普通の作家よりも売れっ子作家の方が儲けを出してくれる分、多少の面倒があっても重宝して当たり前だと思うのだ。

 

かと言って、限度を超えてしまう様なことはある訳で…ジャンプで掲載していることで編集部にハンタ関連の問い合わせ―それも私みたいなキチガイからの鬼電―が来て大変なのかなぁ(まぁ私は編集部に問い合わせとかはしないけど)

業務妨害レベルだったら訴えればいいから、そのレベルではないにしても不特定多数からの問い合わせ対応があるのだろうか…。

 

もしそういうことがあって、空気の読めない編集が悪意なく伝えていたりしていたなら…冨樫さんは良く悪くも優しい方の様だから、気にしてしまいそうな気はする。

 

まぁ真相は読者には分からないけど、紙媒体で読みたいからジャンプ+はやめて欲しいけど、普通のコンビニに置いていない様なマイナーな季刊誌とかもやめて欲しいなぁ…。

正直、今のスタイルのままでいいんだけど、、、それならわざわざ改めて告知を出す必要ないよねぇ。。。

 

 

―それにしても、今回の連載分はほぼ全くと言っていい程に“王位継承”部分は進みませんでしたなぁ。

明確にサイマジョの術者が明かされることもなく、王子は1人も死なず、BW号の航行日は恐らく10日目のまま(※ボークセンの配置移動が起きているので、ひょっとすると11日目に入っている可能性もあり)

 

中にはあまりに進まなさに対して怒っている人もいるかもしれませんが、私は今回の連載分で逆に安心した気持ちの方が大きい

こんなことを言うとガチの冨樫義博ファンに怒られるかもしれないが、まずそもそも私はハンタがまともに完結出来るとは考えていないのだ。

 

恐らく今の王位継承編だけでも、1巻あたり王子1~2殺程度の速度で進んだとしても、11巻(110話分)~5巻ちょっと(55話分)掛かることが予測される。

しかし王位継承編には複数のストーリーが絡み合っているため、別サイドの進行により王位継承戦の方は進まず今回の様に“0殺”の巻もありうる。

そのため、個人的には王位継承編が完結するためには最低でもあと10巻は掛かるであろうと予測しているのだが、1年あたり10話のペースで掲載されたとしても10年掛かるのだ(現時点で作者は56歳)

 

そしてそこから暗黒大陸編が始まるのだろうが、「幽白の魔界統一トーナメント」の様に“巻き”でやって2~3巻

さらにその後(恐らく作中での時間経過あり)「幽白の異次元砲事件」の様に、万全の準備を済ませたジャイロが計画を開始し、これまでの主要なキャラクター達が世界各地で活躍し、ジャイロが待つ伏魔殿へ少し成長したゴン・キルア・クラピカ・レオリオが集まって突入―とかで「THE END」としたとして1巻

…この巻き巻き計画で進めたとしても作者70歳ですからね。

 

そのため、個人的にはハンタが完全に描き切って完結をするとは思っておらず、悪く言えば“そっち”の方での期待はしておらず

どこまで描かれるか(ストーリーが)、どこまで描いて貰えるのか(伏線回収含め内容が)、その道中を楽しみたい、ただそれだけなのだ。

 

そんな中、もはや回収される訳がないと思っていた22年前の伏線が今回の連載で回収されたのはかなり嬉しく、今回の連載でほとんど話が進んでいなかったとしても、個人的にはそれ以上の収獲があった様に感じられた。

 

そして、さすがに今回分で主要な登場人物紹介は終わったのではなかろうか。

上層のカキン王位継承者達とその護衛達。

下層の3大マフィアとその構成員達と、旅団員とヒソカ。

一応「シャ=ア一家」周りが残ってはいるけど、まさか今回の「ノブナガ&ヒンリギ」の様な「(大して)成果は得られませんでした!」を繰り返す様なことはしないだろうから、次回連載分でぐぐっと進む…といいなぁ^q^

 

肝心の再開だが―

作者ツイッターが始まった5/24の時点で、No.397の6ページまで「(キャラの)ペン入れ」が終わっていた模様。

今回の再開時点(10/24)での“完成原稿”のストック数は6話であったから、「ペン入れが終わった原稿6話分」を完成させるまで5ヵ月掛かっている(ペン入れ済原稿で「24日/1話」のペース)ことになるが、“1コマのリテイク待ちで完成1週間延びるシステム”の中、11/22の時点で今回のNo.400が完成(ペン入れ済原稿で「7日/1話」のペース)している。

 

つまり、連載再開前までは展覧会関連や単行本作業も並行しており、〆切が大分先なこともあって体調を見つつ(8/12頃に体調悪化あり)、試行錯誤をしていたため再開前「24日/1話」再開後「7日/1話」と開きがあるのだろう(どちらもキャラのペン入れ済の原稿ではあるが)

 

そして、10/15の時点で次の10話の内4話目であるNo.404の11ページ目までキャラのペン入れが終わっており、11/22から今日までの1ヵ月の時間があるため、“キャラのペン入れ”はNo.406近くまで進んでいてもおかしくはない

 

“半デジタル化での作業細分化は作画外に費やす時間が多すぎて完全に失敗でした。模索中。”と仰っており、新たなスタイルの模索、今回の連載分の単行本作業、体調のこともあるため予測は立てづらいが…

―今回は3~5ヶ月程の休載で再開してもおかしくはない様に感じられた。

 

ただ、次回再開時このブログを続けているか正直微妙かもしれない。

恐らく、来年の4月の異動で忙しくなっているだろうというのが一番大きな理由なのだが、長文ブログはもう時代じゃないのかなぁともヒシヒシ感じているのだ。

 

というのも「ハンタは文字数多い」等とSNS等で言われており―今回だとNo.394が特に多いと言われていた様に感じたが―どうやら噂によるとその394話は「6,000字」程らしいのだ。

対して私のブログは平均して「1記事あたり6,000字を超えている(記事によっては優に超えていることも)のだ(今回の記事で9,000字くらい?)

 

つまり、冨樫さんの描く「面白いもの(6,000字)」がしんどかったら私の書く「面白くもないもの(6,000字超)」なんて読んでいられないのではないかという、ある意味で“真理”に辿り着いてしまったのだ。

ハンタ関連の情報を漁りたい人はいるみたいだけど、語り合いたい人は……という印象。

 

「ずんだもん」を使った動画にでも移行しようかと少し思ったけど…、何か違う気がしてね。。。

(海外向けにブログやったら色々盛り上がりそうで面白いかなぁとも思うけど―仕事やってる場合じゃない程―超大変そう)

 

―という訳で、もしかすると「ハンタ語りたい欲」が抑えきれず、いけしゃあしゃあと次回再開時も平然と続けているかもしれないけど、今回が一応の区切りと考えて頂ければ幸いです。

 

それでは、また機会があればよろしくです~(o´-ω-)o)ペコッ

 

399←【400】

【HxH】ヒンリギの能力について【~No.400】

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ハンタが休載に入って早1ヵ月。

今回のヒンリギの記事はNo.399で「次週やる」と言いつつ放置していたもの。

 

忙しくなる4月までにはやらなきゃな、とは思いつつもハンターロストの影響なのか何となくやる気が出なかったのだが、寒すぎて何か変なスイッチが入って書き始めている。

 

内容としてはNo.399時点で情報不足で「No.400でヒントでも出ればいいな」と思っていたが、残念ながらヒンリギは登場すらせず、後述の「ヒンリギの左手がどうなっているか」を始めとして不確かな点があったりして断定は難しいのだが、No.400時点での印象として記しておく。

 

■ヒンリギの能力について(No.390~400)

◆能力概要と所感

ヒンリギ=ビガンダブノは具現化系の能力者で、その能力「てのひらを太陽に(バイオハザード)機械や武器や道具等を元の機能を有したまま生き物に変えて”操作できる”というものらしい。

 

397-2の感想でも触れたが、ヒンリギは具現できる物の「種類」が多く、鎖に比べるて明らかに「複雑」なモノも多いが恐らく具現化に至る方式が、

クラピカのソレとは異なるのかと思われる。

 

そして、ヒンリギの能力の実際の使われ方だが―、

1:自動小銃 → 銃身のみ蛇(No.390)

対象(自動小銃)の“一部”“蛇(の一部)に変え、お互いに向けて発射し同士討ちをさせた。

そして、同士討ち直後に―周囲の者に気づかれない様にするためか―直後に具現を解除している。

 

2:手錠 → 鳩(全部で何羽かは不明だが最低でも8羽/No.391)

部分的に元の素材(手錠)に戻す(具現解除?する)ことも可能で、

実際にある物を材料に具現した場合はその固さを引き継ぐ模様。

 

3:ビデオカメラ → 猫(No.391)

猫に録画を頼んだ際、そして録画を確認する前の猫の様子から「自動型(オート)の様にも使うことが出来るようだ。

一方で、鳩を狙ったタイミングで手錠に戻し拘束したことを考えると「半自動型(セミオート)」の念獣の様に使える能力なのだろう。

 

4:発信機 → 牡蠣(中身のみ/No.391)

「ヤドカリ」の様に「殻は借り物(ヤドカリ本体とは全くの別物)ならば“中身のみ”具現出来るのも分かるが、「牡蠣の殻」はざっくり言えば牡蠣自身が生み出した外骨格の様なもので“牡蠣という生物の体の一部”であろう。

自動小銃の“一部”“蛇の一部”に作り変えていたが、それとはちょっと意味やニュアンスが違う“一部具現”が出来るようだ。

 

ともすると“心臓”等の体の一部分を作り、

どこぞやの汐華初流乃君の様に治療も出来るのだろうか。

 

―というのもヒンリギはNo.391でお手手ドリルマンから左手を貫かれており、

基本的にはそれ以降はその怪我を庇うかのように左手をポケットに入れていることが多かったものの、

No.394でビデオ猫を回収する際や、No.398での牡蠣シーンでもやや違和感があったが、モレナアジト内で扉を開ける時には傷跡はおろか治療痕すらない様に思われるのだ。

 

もしヒンリギが“生物の一部具現”を応用して、“負傷部位を具現”して自・他を回復できるならば可能かもしれないが―いくつか疑問点もある。

 

治療の方法について

今回のヒンリギの負傷は、皮膚・血管・筋肉・神経・骨等が傷ついてしまっている様に思われるが、

1:負傷した箇所を―例えばキューブ状に―切り取り、

2:そこに具現した(負傷前の)同部位をハメ込み

3:治療完了

―とはならないだろう。

マチの「念糸縫合」の様に、その具現した部位と皮膚・血管・筋肉・神経・骨等をキレイに繋げば元通りに動かせるかもしれないが、まずそもそもヒンリギの左手の表面には縫合跡の様なものすらない


1:負傷箇所を抉り

2:部位を具現し、負傷箇所にハメ込み

3:具現化した部位の血管やら神経などを操作し、切断された神経Aと具現されたA’を接合し、

4:さらには強化系の力(自己治癒力の強化)で回復する

ということならば、可能かもしれない。

 

具現された神経A’が、切断面から神経Aを探すというのは如何にも無理臭いが、操作系で「探索・探知」(クラピカやパーム)の類型の能力ある様なのでそれを使えば可能…かもしれない。

(あるいは「自然治癒力」ではなく「自己治癒力」の強化なので、神経AとA’は勝手に繋がっていく?)

 

しかし具現(理論値100%)操作(理論値60%)に加えて、強化(理論値60%)も使いこなすということは、かなりバランス良く念を習得している上級者の様に思われるが、そのレベルの者が“能力覚醒直後でハイ丸出しのド素人”の攻撃をそう易々と受けるのか(反語)、という疑問がある。

 

ひょっとすると単純に“手”を具現しているのだろうか。

「てのひらを太陽に(バイオハザード)機械や武器や道具等を材料に具現する能力であるから、それとは別(通常)の具現能力(397-2の感想で触れた様な参照具現の様なもの)なのかもしれないが、負傷した左手を材料に無傷の左手を具現してしまえばいいのかもしれない。

 

負傷した左手を材料に無傷の左手を具現した場合ずっと具現し続ける必要があるのだろうが、クラピカやコルトピが具現し続けていることを考えれば、具現化系のランニングコストはさほど高くないのかもしれない(それも特に効果もない左手の具現のため余計にそうだと思われる)

 

ちなみに具現を解除した時に負傷した部位がどうなっているのかは不明

「そのまま」の可能性もあれば、「多少は自己治癒しつつある」のかもしれないし、元の左手の状態を具現したことで「自己治癒以上の治療の効果」が出るのかもしれないが詳細は分かっていない。

 

一方で、これに関しては「そもそも」的な怪しい点があって、“傷のないヒンリギの左手”は作者の意図したものなのかどうかという点が気になっている。

基本的には一見明らかなモノを除いては作者ミスを前提とはせず熟考するスタンスではあるが、この手の描写ミスは―37巻収録分でもテータの頬の傷がない描写が結構ありましたが―“意外とあるある”なのだ。

そもそも治療にも使える能力なら1コマで説明できる描写であろうから、それを省く理由はあるのだろうか。

 

現時点ではどちらか判断は出来ないが、もし描写ミスでなければ“左手の具現”の様に現時点では感じている。

 

◆ヒンリギは放出系を使いこなすか

作中では主系統が放出系にも関わらず、真逆の具現化系能力を使いこなす能力者が出ている。

能力“開発時”のクラピカは、

修行不足もあってか出来なかった様だが、果たしてヒンリギは放出系能力を使いこなすことが出来るのだろうか。

 

というのも発信機を牡蠣に変えた際、

ヒンリギは“オーラを使い切ると元の発信器に戻る”と話していたのだ。

これは一見すると放出系の「自動型(オート)の様な性質に感じ、術者が気絶しようが最悪死亡しようが電池(オーラ)が残っている限り活動し続ける様に思われる。

 

ただその一方でヒンリギは、

“運悪くオレが殺られて解剖されたら失敗だ”

と話している。

 

恐らく解剖された時には、“牡蠣にした発信機が元の状態”に戻ってしまっているから「発信機だとバレ、すぐ破壊されるから失敗」という意味だろうから、どうもヒンリギは放出系は用いていない様に思われる。

 

放出系だった場合は能力者が死んでも維持され、“電池(オーラ)は2時間程は保つ”と話しており、

2時間もあれば―発信機の性能的にアジトの明確な場所や、そこへの行き方は分からなかったとしても―大体の位置が分かるから必ずしも失敗とは言えない様に思われる。

(※AOP型だとしても殺害直後に“すぐ解剖されるとは限らない”ため、必ずしも失敗とは言えない様に思われる。ただ、“すぐ解剖されるとは限らない”というのは希望的観測に過ぎず、恐らくヒンリギの発言は悪い状況を踏まえた発言かと思われる)

 

そのため、恐らくヒンリギは放出系は用いていないと思われる。

では、オーラを使い切ると元の発信機に戻るというのは、どの様な意味なのだろうか。

 

◎念使用時のランニングコスト(ROC)について

ナックルによると臨戦態勢時、通常以上にオーラが消費されていくらしい(技のレベルが高い程増えるという)

しかし、そのオーラがどこから消費されていくのか”と言えば、およそAOPから”というのは考えられない。

 

「練」が体内のオーラにも有効で減ったオーラが自動充足されたとしても、戦闘中にAOPが技のレベルに応じて増減しては精緻なオーラ配分が必要な「発」が使用できない上、

ピトーの「玩具修理者(ドクターブライス)の様に、100%のAOPを使う「発」の場合、例えば10オーラのランニングコスト分が具現物から削られ、体内のオーラ(POP)からAOPを経てその10オーラ分の具現物が充足されるというのは如何にも怪しい。

 

そのため、ランニングコストはPOPから消費されるのが基本であろうが、今回のヒンリギの“オーラを使い切ると元の発信器に戻る”というのは放出系の“自動型(オート)の様な性質を持っている様に思われる。

 

しかしその一方で基本には例外が付き物であり、オーラのランニングコスト(ROC)をPOPではなく予め「発」に「余剰オーラとしてAOP」を渡しそのオーラ内でのみ維持する様にすることが出来るの“かも”しれない。

 

あるいは、これまで“体内に「発」を仕込む”描写は直接的にはなく、“体内の「発」”に対して“体外の「発」”と同様にランニングコストを供給できるかは分からない。そのため、今回の性質は“出来ない”故の工夫なのだろうか。

 

はたまた、上の長文が無駄になるかもしれないが、

「物体操作」のオーラのことを指しているのかもしれない。

 

恐らく「念獣と呼ばれる様な疑似生物」「独楽等の道具」では操作系能力の使い方が異なる様に思われるが、ヒンリギの具現は従来の具現とは異なる“物体を材料する具現”である。

 

作中でその類の具現をする者は少ないが、

同じタイプのツボネの具現も、操縦には別途オーラが必要であった。

 

つまり、作中で登場した同系統の具現が2つとも別途オーラが必要であることから、ひょっとすると「物体を材料に具現するタイプの能力」物体としての性質を引き継いでしまい“動かすには別途オーラが必要”ということなのかもしれない。

 

まぁ、現時点では作中の例も少ないため不明。

 

◎モレナアジトでの投げナイフについて

モレナのアジトで投げたナイフの威力からヒンリギの実力を測れる様にも感じたが、

脱出時に“今日はこれ以上能力は使えそうにない”と話していたから、状況的にそれには適していないかもしれない。

 

ただ思考の助けにはなるだろうから、ヒンリギが投げた“ナイフの状態”について考えたいと思う。

 

1:ただの投げナイフ(オーラなし)

V(投擲速度)×BP(ナイフの硬さ) > BP(ジャンプの硬さ)+DP(周) ?

→ただの投げナイフではオーラを纏ったジャンプを貫くことは難しいと思われ、

ナイフの軌道線は効果線だとしても、ナイフの周囲はオーラ描写かと思われる。

そのため1はバツ。

 

2:オーラあり投げナイフ(通常攻撃≠発)

V(投擲速度)×{BP(ナイフ)+AP(周)} > BP(ジャンプの硬さ)+DP(周)

→手玉に取られたにも関わらず、

ヒンリギは未だに“素人の集まりにしか見えなかった”と話している。

ただ、ナイフはほぼジャンプを貫通しており個人の力ではヒンリギが勝っていたという意味合いだろう。

しかし、“素人の集まり”だとしても念のコンボは個人の力を凌駕しやすいため、警戒はしているという描写だろうか。

 

3:オーラあり投げナイフ(発)

V(投擲速度)×{BP(ナイフ)+AP(周)+SP(強化or放出)}

→「強化のみ」あるいは「放出のみ」、はたまた「両方」なのかによってヒンリギのオーラ消費量も威力も変わってくるが、もしヒンリギが「発」を使ったのにも関わらず、相手には「ジャンプ(「周」=通常防御)」で防がれてしまったのでは、“素人の集まり”発言には繋がらないだろう。

 

ただ、ジャンプで投げナイフを防いだオラルジが強化系ということもあって、

BP(ジャンプ)+DP(周)+SP(強化)

ジャンプもオーラを纏った(「周」)だけではなく、「強化」も併用していた可能性もあるかもしれない。

 

しかし、オラルジは侵入してきたヒンリギに対して臨戦態勢を取っていたわけではなく、

直前までジャンプを読んでいて、そこからの咄嗟の防御である。

あれだけ短いタイミングでジャンプを盾にし、オーラ纏わせ、さらに強化まで用いているとするならば、

背後からドリルの駆動音がしていただろう攻撃を、手で受けてしまった自分自身を棚上げにした“素人の集まり”発言になってしまうから、あの時のオラルジは「発」を用いていない様に感じられた。

 

それにしても、中級者(?)以上の念での戦いの速度には及ばないのだろうが、

迫る投げナイフに気づき、それをジャンプ+「周」で防ぐというのは一般人の反応速度や対応力を超えている様に個人的には感じられた。

オーラを纏うことで(「纏」)、これまで視えなかったオーラが視えるようになった様に、心身共に全体的に機能が向上しているのかもしれないですね。

 

◆ヒンリギ総括

以上のことから、No.400時点でヒンリギは主に具現化系と操作系を用いる中級程度の能力者で、

モレナ組のアジトから戻ってきた時にはオーラがほとんど残っていなかった様子であるから、上記の「発」の内容や使用回数等からオーラの総量はナックル戦でのゴン程度(POP2万程度、多くても3万程度?)なのではないかと思われた。

 

戦闘的な力量は…どうなんでしょうね。

「鳩手錠」なんて、キルアとかなら“こんなの念なしでも楽勝”とか言って簡単に壊してしまいそうな気がするし、ヒンリギ自身の火力が…今のところ低過ぎるように思われる。

しかし、あくまで船内では出来ないだけで「手りゅう弾」とか「対戦車用の地雷」とか、極端な話「貧者の薔薇」を鳩化させて、遠隔視認(操作系)しながら鳩を敵の下に運び自らは安全なところで起爆出来るかもしれないため、使う武器によって大きく変わるだろう。

それが“能力者としての強さ”なのかと問われればクエスチョンマークが浮かんでしまう(※)のだが、ひとまず色々制限を受けているBW号内ではさほど…強くはないのかもしれない。

(※単純に兵器を操作出来る能力者の火力が能力者単体では最も高いことになりうるため)

 

ちなみに能力使用時に「バチバチッ」と音が鳴る理由は不明。

ヒンあリギはアイドルとかも好きな様なので、能力創出時に何か漫画やアニメの影響を受けた結果なのかもしれないし、能力の仕様に何か秘密があるかもしれないが特段分かっていない。

 

そして左手に関しては…、38巻での修正の有無待ちですかねぇ…。

 

以上。

何かあった際の…ハンターハンターの結末

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■イワクラと住吉の番組

突然だが「イワクラと住吉の番組」とは蛙亭のイワクラさんと、第4回The W王者である吉住さんをメインMCとして、街の人々が抱える小さな悩みや秘密を聞いて本音で語り合うテレビ朝日系列のトークバラエティ番組である。

※2度の枠以降を経て現在は火曜24:15~24:45(=水曜0:15~0:45)で放送中

そして、そんな「イワクラと住吉の番組」11/1411/21の放送分・2週に渡って我らが冨樫先生(の直筆のお手紙)が登場したのだ。

 

MCのイワクラさんはハンタをほぼ未読、吉住さんも30巻くらいまでしか読んだことがないことに加えほぼ内容を覚えていないためかほぼ役立たず…もとい空気状態だったかもしれない。

しかし、ゲストのトンツカタンの森本晋太郎さん(結構ハンタ好きな様子で)まるでMCの様に働き、ハンタファンを公言している元櫻坂(旧欅坂)の関有美子さんや、“オタクがアイドルになってみた”を謳うKis-My-Ft2の宮田俊哉さんが盛り上げてくれた。

 

登場回の企画は「拝啓、中の人」で、MCやゲストが愛してやまない商品やコンテンツの「中の人」に手紙で質問を送りその返事を紹介するというもの。

 

簡単に言えば、(冨樫さんが追っているアイドルグループに所属していた)関有美子さんの直筆の質問をいくつか冨樫さんに送って、それに冨樫さんがノリノリで釣られたクマーした感じの企画だったのかと思われる。

 

関さんからの質問は―

Q01:HUNTER×HUNTERは、物語をどこまで考えてかきはじめたんですか?

Q02:時系列、キャラクターの設定が全て繋がっていると聞きましたが、キャラクターの設定を考える時何を参考にしていますか?

Q03:HUNTER×HUNTERにでていた櫻坂のメンバーらしきポスターは櫻坂メンバーですか?

Q04:私がHUNTER×HUNTER好きっていつ知ってくださったんですか?

Q05:1番好きな念能力は何ですか?

Q06:使ってみたいグリードアイランドのカードはなんですか?(※)

Q07:メルエムの最期の真っ黒なカットはとても強い印象があります。
   最初から決めて書いたのですか?

Q08:お休みの日は、何をされて過ごされていますか?
   また、今ハマっていることは何ですか?

Q09:最近おもしろいと思ったまんがはありますか?

Q10:結末は決まっていますか?

Q11:ここ最近(とくに最新37巻)は文字量がかなり増えていますが何故ですか?

※Q6とQ11は「TERASA」で公開されている完全版でのみ確認可能(有料サービスだが初回2週間のみお試し可能)。

―という全11問。

 

■気になったQ&A

個人的に気になったQ&A。

 

・Q01:ハンタは物語をどこまで考えて描き始めたか

端的にまとめると「ネームが通った(担当からOKが出た)分」という意味では「最初の3話のみ」だが、「ディテールは決めていないが大まかなストーリーの構成は大分先まで決まっていた」とのこと。

 

そのため先日行われた展覧会の公式図録のレビュー(?)でもちょっと触れましたが、公式ファンブックやアニメ等で出されている作中未出の情報(念系統や名前等)は、やはり当初考えていた初期設定(プロット)なのかもしれないですね。

明らかに作中の描写と合致しない情報ありますもんね。

 

そしてちょっと気になったのが、ゴンを“主人公()”と表現しているのはハンタが群像劇―複数のキャラクターが主人公格になっているという意味なのだろうか。

あるいは編ごとに主人公が異なっているから、主人公(ゴン)だとちょっと違うのだろうか。

 それとも主人公の割にはリアルタイムで数年まともに登場していないためだろうか。

 

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・Q02:キャラ設定を考える時に何を参考にしているか

端的にまとめると、①顔②性格③境遇に大別され、ストーリーの流れの中で順不同に決定。

①の顔はこれまで触れて来た漫画、小説映画、音楽、歴史上の人物、文化人、芸能人、スポーツ選手などの脳内ストック。

②の性格はストーリーの場面・局面に置いた時の主張に対する反論にどう応えるかなど展開を広げ検討。
 ただ、キャラが作者の分身にならないようにしている。

③の境遇は、若い頃は面白い作品を手本に、ある程度経験を積んでからは失敗作から学び、現在は史実やノンフィクションの影響が大きい。

 

よく作家さんとかで、キャラ同士が勝手に話し出したとか言いますけど、こういうことなのでしょうね。

ある程度キャラの性格やその背景を決めたら、実際に今後の展開に落とし込んでみる。

そして一定以上キャラが定まってくると「飛影はそんなこと言わない」じゃあないが、言いそうな言葉言わなさそうな言葉も分かって来て、その作業に慣れて来るとキャラが話している姿が容易に想像出来るようになってくるのでしょうね。

 

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・Q05:1番好きな念能力は何ですか?

「二人セゾン(キミガイナイ)」…の能力というか曲が好き。

使ってみたいで言うと「秘密の扉(マジカルワーム)」。

 

ネタっぽい回答になっちゃった。

ちょっと残念。

 

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Q06:使ってみたいGIのカードは?(※)

TERASAで有料公開されている質問のため、ざっくりと。

“ある時”は「メイドパンダ」だった。

現在は体調次第で「大天使の息吹」と「睡眠少女」を往復。

 

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Q07:メルエムの最期のシーンは最初から決めていた?

ネームにとりかかる直前からその最中にひねり出された。

 

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Q09:最近おもしろいと思った漫画は?

「最近」を「2023年に出版された漫画」だとすると思い浮かべるものはあるが、それを関さんにお勧めすると各方面からお叱りを受ける気がして作品名を挙げられない

「最近」の定義を「現在も刊行が続いていて、ずっと面白くて読んでいる作品」に変えると、「オーイ!とんぼ」

 

…言葉だけだとコトヤマさんの「だがしかし」を思い浮かべたけど、別に関さんに紹介しても何ら問題ないし、既に完結済だもんなぁ。

エロ・グロ・暴力系…かなぁ?わからん。
 

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Q10:結末は決まっていますか?

大まかに3つ用意している。

A=賛8:否2くらい感じ(無難な展開)

B=賛5:否5(賛否両論ありそう)

C=賛1:否9(一番冨樫さん好み)

 

この3つのどれも選ばずに済むくらい面白い結末を考え付くのが理想であり目標。

しかし、参考までに最終3候補から漏れたDをここで明かし、もし未完のまま死んだ場合はこのD(作者“D”eath…?)を結末だったということでご容赦頂きたい…とのこと。

ゴンの孫世代の話。

ゴンの孫である少女ギンが、物語の最初と同じ様に池の主を釣り上げるところから始まる。

しかし釣った理由はゴンとは逆で母親に「ハンターにならずにクジラ島にずっといる」ことを認めさせるため。

 

クジラ島には依然変わらぬ平和で幸せな日々が過ぎていた。

そしてクジラ島から鳥が飛び立ち大空を舞う。

羽ばたく鳥の下には様々な場所のカットが挟み込まれ、どこかで見覚えのある人物だったり、どこか面影のある人物達が描かれる。

 

そしてそれを見送っている誰かの後ろ姿が映り込み終幕。

 

―というもの。

ゴンがノウコと結婚したかどうか、ギンがゴンと血の繋がりがあるかは謎。

ギンの母親がゴンの娘かどうかによって解釈変わりそうな気がするけどゴン・ギンの父親・ギンの3人は頑固さや意思の強さの様な共通点も感じられる。

そしてジン・ゴン・ギンは観察力や直観力が高い様に思われる。

“ミトとノウコが血縁関係にないことに気づけない”ことに注目すると、ゴンと血の繋がりがあるのはギンの父親の方であり、母親が島外から来た人物だとすればミトとノウコの関係性を知らないことも、気づけないこともさほど違和感がない。

そのため単純にギン=ゴンの孫で良いと思われる。

小太り少年が誰かの子孫なのか、それともただのクジラ島の住民なのかも気になるけど、さすがに情報がなさ過ぎて分からないかな。

 

…色々考えてしまうね。

現在でもキャラは冨樫さん自身が描いているとのことだけど…、やっぱり他の人に描いて貰って自身は原作に移行するとか考えていないんですな…。

それが一番だと思いつつも暗黒大陸編、そして恐らくその最中かその後に起こるジャイロ編を…文字だけでもいいから内容知りたいなぁ…(苦笑)

 

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・Q11:ここ最近文字量増えてません?

TERASAで有料公開されている質問のため、ざっくりと。

感覚がバグって来たのに加え、文字数=サービスくらいに開き直っている節さえある。

つまりは、“文字しか勝たん(原文ママ)

 

個人的には文字量が多くても抵抗がないどころか、情報が多ければその分想像出来る範囲が増えうるから嬉しいまであるんだけどな。

 

■必死のゴマすり

今回の番組内容に興味がある方は公式サービスである

(↑)テレ朝動画や、

 

(↑)TVerにて無料視聴可能です!!!

 

そしてQ6とQ11が含まれた完全版は

(↑)TERASAでのみ視聴可能です!!!

(利用経験なければ2週間のお試し可能だが有料サービス)

 

今回の放送分(11/14&11/21)の視聴回数が多ければ、また冨樫先生、あるいは別の人気漫画家さんにハニートラップを仕掛けてみようとする番組が出てくるかもしれないので興味ある方は見ておくといいのかもしれないですねっ!!?

しばらくしたら動画上げてみます!

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どうも、お久しぶりです!

色々忙しかったのと、ハンタが休載していると特に書くこともないので放置していました!

 

しかし冨樫さんのXの感じからそう遠くない内に連載再開しそうな雰囲気が出て来たので、最近は今後の活動について検討しておりました。


というのも、個人的にはもうブログは時代に合っていない感じがしてもういいかなぁ~なんて思っていたのですが、以前から私が興味のあった「ずんだもん動画」を後輩が作ってくれることになったんですね。

 

ただ、その後輩君は数年前に病気を患って手術を経て、現状命に係わる様な状態ではないもののあんまり体調自体は良くないんですよね。
(この事をブログ等で話すことについては了解貰っています)

最近、仕事量も大分セーブしていて体の負担は減ったものの収入は減ってしまっていて貯金を切り崩しつつ現状暮らしているそうです。

 

先日ちょっと心配になって食事に行った時に色々話して、冗談交じりに

“バイトがてらにあの感想ブログ、ずんだもんで動画にしてみる?相場分からないけどお小遣い出すよ”

なんて言ったら、まさかの快諾を頂きまして。

 

ただ体調のこともあるし、そもそも2人ともずんだもんを扱ったことも動画を作ったこともないので1本の動画を作るのにどれくらい時間がかかるかも分からず、動画1本あたりの報酬も決めづらかったんですよね。

 

それも想定としては連載再開時のひとまず10話分をお願いしたかったんですが、
“動画制作経験もない中で、いきなりやろうとしてもたぶん無理だよね”
と意見が一致。

 

そこで練習も兼ねて過去の感想分の中でも特に初見さん向けに、このブログでのたぶん一般的でない読み方とかを動画にしてみたらどうか、ということでひとまず3本作って貰うことになりました!

 

 

…というのが実は1ヵ月半くらい前のお話です。

そして先日、ある程度ストックも貯まってきたのでそろそろ上げてみようか、というかどこで上げる?という話になって、

“動画配信サイトで一番勢いのあるニコニコ動画しかないでしょ”

という疑惑の判断で即決し、6/11(火)に動画を上げる用意をしていたのですが…、、、

まさかの6/8(土)にサイバー攻撃でニコニコ陥落!!!

 

ちょっと二人とも笑っちゃったよね。

実際笑いごとじゃないんですけど、全然別件で大学時代にこの後輩君とあることをやろうとしていた時に似たような理由で出来なくなっちゃったことがあったんですよね。

 

まぁ、たぶん動画の方面から復旧していくとは思うものの明確なスケジュールは運営さん含め誰にも分からず、復旧しても再度攻撃喰らって陥落する可能性も十分あり、ハンタがいつ頃再開するのかも分からないので現在様子見中。

 

ニコニコだと特段条件を満たさなくても動画の再生数に応じて収入が得られるそうなので、出来ればニコニコで上げたいところ。

私のブログのPV数的に大して再生数回らないだろうことは伝えたんですが、ニコ生で1年やったクリ奨が127円だったらしいので、毎月100円程度でもモチベが上がるらしいです(それでいいのか…?)

 

ただニコニコ復旧前にハンタ再開が来るようなら、応急的にようつべかどこかで上げていくのかも?

現時点での動画を見た二人の感想としては、

“ずんだもんはかわいいけど、動画だと長く感じる(ブログなら流し読みができる)

“製作者目線だと良いのか悪いのかわからん”

とあんまり評価は良くないものの、編集に慣れてもらうためにストックだけが増えている状況。

 

一応、その動画を上げた時の反応を見てハンタ再開時に感想を動画にするかどうかを決める予定です!

またニコニコが復旧したり、再開の日取りが分かった時にでも続報を書きたいと思います。

 

それでは~。

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