◆アルカ(ナニカ)の能力について(1)
無駄に小難しい上、どのようにそれを実現してるかの“推測”もままならない、そんな能力。
◆アルカ(ナニカ)の能力について
◆+α(妄想)
┣“元”と「お願い」と「おねだり」の仕組み
┣命令について
┣誰の能力なのか
┗「お願い」や「死罰」の実現方法 …(2)へ
能力者:アルカ(ナニカ)
内容:願いを叶える能力
念系統:特質系
◎キルア
・ノーリスクで願いを叶えて貰える。キルアはこれを「命令」と分類する。
・キルアのことをアルカは「お兄ちゃん」と呼ぶが、ナニカは「キルア」と呼ぶ。
◎その他
・「お願い」1つを叶えてもらうと、他の者が「おねだり」3つに応えなければならない。
【その他の人用ルール】
他-1:「お願い」を受けるのも、「おねだり」をするのもナニカ。
他-2:「お願い」と「おねだり」は等価交換。等価効果だから「お願い」が大きいほど「おねだり」も大きくなる。
他-3:ナニカが「おねだり」した相手=タゲ(ターゲットと勝手に呼ぶ)は、“「お願い」をした者”=依頼主(と勝手に呼ぶ)を除きランダムで選出されるが、名前を知らない者には「おねだり」できない。
他-4:タゲは「おねだり」3つに応えるか、死なない限りは、途中で他の者に移らない。
他-5:「おねだり」の途中でタゲがナニカの前から消えると「おねだり」は中断し、再度現れると再開される。
他-6:タゲが「おねだり」3つに応える前に途中で死んだ場合、“4回連続「おねだり」断った”(=失敗)とみなされる。
他-7:「おねだり」を“4回連続で断る”(=失敗)と、最低でも“タゲ”と“タゲの最愛の人”が、それで足りなければ「お願い」の大きさに比例して、“タゲと長い時間共に過ごした人”が上から順に死ぬ=死罰(と勝手に呼ぶ)。
他-8:失敗するとタゲは別の者に移り、元の「お願い」の大きさに関わらず、最も簡易な「おねだり」まで難易度が落ちる(レベル1)。
他-9:「おねだり」3つに応えると、依頼主を除き改めて「お願い」ができる(依頼主は連続で「お願い」できない)。
【治療の「お願い」】
治-1:治療の対象に触らないと治せない(壊すのは得意だが、直すのは苦手)。
治-2:“治療の「お願い」”の後は、“残酷な「おねだり」”をしない(真偽不明)。
治-3:“治療の「お願い」”を叶えた後ナニカは眠りに入り、アルカに起こして貰わないと「お願い」できない(恐らく、ずっと待っていれば自然と起きるとは思われる)。
【アルカタイム】
AT-0:ナニカが寝ている間 アルカは起きる (普通寝?)
AT-1:“死罰”後~再タゲ選定まで (怒り疲れ寝?)
AT-2:タゲ逃走~タゲ再会まで (ふて寝?)
AT-3:治療後~アルカに起こされるまで (疲れ寝?)
「0」の“普通寝”なるものがあるとは、必ずしもあるとは言われていないが「お願い」と「おねだり」が順調に進んだ場合、ナニカは一切眠らないことになってしまう。
疲れて寝てしまう者が、一切睡眠取らないとも思えないため、「0」の“普通寝”もあるかと思われる。
“順調に進んでいない時”は、「1~3」と同時に取っているのかも。
【概略図】
◆+α(妄想)
特質系絡みの情報も不足している上、能力の内容があまりにもぶっ飛びマンボー過ぎて、その仕組みや内容を考えても妄想にしかならないと思うのだが、上記のものだけで終わってしまうなら他のブログで既にやっているだろうし、もう扱う機会もなさそうなので。
◎“元”と「お願い」と「おねだり」のしくみ
能力の発現は、意識・無意識とあろうが、術者の想い・感情とは無関係ではない。
すると、アルカの能力の発現の“元”を考えて行けば、そのしくみをひも解くことができるだろうか。
アルカの欲求の“根源”は
キルアの言う通り、恐らくこれなのだ。
ただただ“キルアにほめてもらいたい”。
しかし褒めてもらうためには“何か”をしないといけない。
(ゾル家の英才教育で「ギブアンドテイク」の精神が染みついているのもあるのかもしれない)
つまり、アルカ(ナニカ)の「お願い」とは、チョウチンアンコウの疑似餌のようなものなのではなかろうか。
要するに“餌”=「お願い=何かしてあげる」は“ご褒美”=「おねだり=キルアに褒めてもらう」を釣るためのもの。
そして、ゾル家のルール的に言えば、ギブアンドテイク(等価交換)なのだろうが、
テイク=“大好きなキルアに褒めてもらうこと”あるいは“大好きなキルアに何かをしてあげること”自体がアルカ(ナニカ)の中で至上の価値を持っているならば、
それに釣り合う自分のギブは“何かしてあげる”ではなく、“何でもしてあげる”にならざるを得ないのだろう。
(→「“何でも”叶えるお願い」と「おねだり」は等価交換。)
続いて、褒めてもらう方法は2つある。
1:キルア自身に“何か”をする
2:キルア以外に“何か”をする
2はこどもが親に“今日ね、こんないいことしたんだよ!”と言う感じだろうが、実際に褒めて欲しいのはキルアだから、“キルア以外の「お願い」を聞いた時”は“「おねだり」の相手から依頼者は除かれる”のだろう。
(→「おねだり」のタゲは、「お願い」の依頼者以外)
さらに、何をしても褒めて貰える訳でもなく、あくまで良い事をしたから“いいコいいコ”されるのである。
つまり“悪い事”をした時はキルアに言えない。
(→「“悪い”お願い」の「おねだり」はキルア以外に)
(→等価交換だから、「“負”のお願い」は「“負”のおねだり」に転化)
そして、ゾル家の仕事のルールに“連続して同じ依頼者から仕事を受けない”なんてものがあるのかもしれない(英才教育の過程で教わった)。
ゾル家にそのルールがあるとも一切触れられていないが―
依頼者が権力者であった場合を代表例に、“狗化”するのを避けようとする考えや、連続で依頼を受けすぎることで相手から“いらぬことを知り過ぎた”と問題視され、厄介事に巻き込まれる可能性もあるのかもしれない
―連続で依頼を受けない(受け過ぎない)ことにも理があるように思われる。
あるいは、もっと単純に“イジワルな人”にまとわり付かれるのを避けるため?
(→依頼者は連続で「お願い」できない)
ただ、どうにもわからないことがある。
まだ「“負”のお願い」の返しである「“負”のおねだり」を4連続で断ったら「死罰(デスペナ)」というのはまだわからなくもない。
“嫌なこと”をさせられて、それの報告はキルアにもできない(“悪いこと”をしたと報告してもご褒美もらえない)ことでストレスがたまり、さらには自分のお願い(=「おねだり」)は叶えて貰えないのだから、“怒りが爆発する”のだろう(八つ当たり)。
しかし、何故“普通(=悪い事ではない)の「お願い」”の返しの“普通の「おねだり」”でさえも4連続で断ったら「死罰(デスペナ)」なのだろうか。
アルカ(ナニカ)の意思で殺したくて殺しているのではなく(八つ当たりではなく)、元々の願望とは裏腹には“どんな願いでも叶える”という強い効果を果たそうとした結果の“反動=リスク”で歪んでしまった、ということだろうか。
また、“普通の「お願い」”を終えたら、それこそキルアに報告(「「おねだり」」)すれば褒めて貰えて本懐を遂げられるのではないかとも思ったが、ひょっとすると“反動=リスク”のために、“「お願い」成就から「おねだり」要求までに時間制限がある”?
あるいは、“タゲ選択は、「要求できる相手」が1人でもいる時は即座に行われ、2人以上いる場合はその中からランダム”?
そしてふと頭をよぎったのだが、「お願い」を「要求できない相手」は、今のところ明らかになっているのは「名前がわからない者」と「元の依頼者」だが、本当にそれだけなのだろうか。
どうももっと大きいカテゴリがあるように思えるのだ。
例えば、ナニカはイルミをタゲにしたことがあったのだろうか。
もっと言えば、最悪の場合(“死罰”)、キルアにも危害が及ぶ可能性がある者をタゲにしたことがあったのだろうか。
イルミにソレをしたならば、失敗時、キルアも一緒に死ぬ(タゲ+タゲの最愛の者)。
あるいはキルアと長時間一緒に過ごした者、誰でもいいが適当にゴンにしておこうか。
ゴンが失敗した場合、“元”の大きさ次第ではキルアも死ぬ(タゲ+タゲの最愛の者+共に時間を過ごした順)。
いくら制約と誓約による“反動=リスク”だろうとも、アルカ(ナニカ)の能力の原始欲求(“キルアに褒められたい”)の大前提である「キルアの生」が否定されるようには思えないのだ。
つまるところ、ナニカは失敗時の死ぬ対象・範囲を把握でき「キルアが死にうる相手」はタゲにできない(しない)のではなかろうか。
もっと言えば、アルカもゾル家なので“家族殺し”はできない(しない)のかも
(=自分含め、ゾル家10人が死にうる相手をタゲにできない?)
ルール②
アルカが誰かに「おねだり」している途中で別の誰かに「おねだり」が移る事はない
だからアルカは執事に一コ「おねだり」させてからパパとママのところに戻す様にオレが仕組んでた
キルアもそうしてたと思う
アルカがパパとママに「おねだり」しなかったのはそのためだよ
―と言っていたが、
どうも、“キルアもそうしてたと思う”が引っかかる。
ある程度把握できた後ならそれもできたかもしれないが、把握する前はどうだったのか。
また、“家族”はゲームの中の警備兵などとは違って自由に動くから“イレギュラーケース”は当然の様に発生するわけで、“思わぬ事故”は起きてしまうのではないだろうか。
“オレ達(キルア・執事間)とアルカのヒミツ”
をその理由として“シルバ・キキョウに「おねだり」することはヒミツの一部の開示に当たるから出来なかった”と言いたいところだが、それならばミルキの「お願い」を受けることも出来ないだろうから、違うのだろう。
家族が死にうることを危惧したキルアがアルカ(ナニカ)に“家族に「おねだり」しちゃダメ”と予め言っていたか、予め「おねだり」から除外されているか、の方が私はしっくりくる。
ツボネへの「おねだり」だが、
なぜ、ゴトー・カナリアがタゲられないのかと不思議に思っていたのだが、ひょっとするとゴトーもカナリアも「最愛の人」がキルアなのではなかろうか。
(この「おねだり」の元の「お願い」は「PC」のため、失敗した時は“タゲ”と“タゲの最愛の人”が死ぬのだと思われる)
ツボネが登場して一定の会話をした後に突如として「お願い」のタゲとしたので、ナニカは「タゲ可能か検知」後に「タゲ化」するのかもしれない。
◎命令について
過去、キルアは“~して”と 、通常の口調でアルカ(ナニカ)に「お願い」をしていた。
そして、現在では“~しろ”という、強い口調でアルカ(ナニカ)に「命令」をしていた。
キルアは内心で、
“「お願い」は出来なくても「命令」は出来る…!!”
と自らの優位性を確認していたが、アルカ(ナニカ)の能力は口調によって、その扱いが変わるのだろうか。
ツボネの左手を治す際は、
「命令」口調でもなく通常の「~して」という 「お願い」口調であった。
“治療の「お願い」”は“対象に触れる必要がある”(だから家で 「お願い」できなかった)ことを示し、ミルキの「お願い」の次に「命令」を挟み、さらには残酷な見返りを求めたことがない“特殊な「お願い」”をすることでアルカ(ナニカ)の能力のルールを把握できないようにさせた(ブラフ)とも採れる一方で、
本当にアルカ(ナニカ)の能力が「お願い」と「命令」の2本柱があるように思えた。
しかし結局のところ、「命令」はもちろんのこと、“治療の「お願い」”は残酷な見返りを求めたことがない(=残酷ではないが“見返り”はある?)と言いつつも、その「おねだり」が発生することはなく、
続けざまに、ゴンを治す“治療の「お願い」”をした。
つまるところ、「命令」なんてものはブラフに過ぎなかったのだろう。
ただ、キルアは内心で「命令」の存在を考えていたから、ギブアンドテイクのルールからすれば十分な見返りもなしに自分の望みを無制限に叶えようとする姿に、「状況は違えど、自分も他の奴らと同じようにアルカ(ナニカ)を利用している」という自責の念があり、その想いを忘れないための“警鐘”として自らの行動を「命令」と分類して―ある程度理解ができるようになってからは―(冷静であれば)「命令口調」で言っていたのかもしれない。
◎誰の能力なのか
「お願い」を叶えているのも、「おねだり」をしているのもナニカ。
そのため、“ナニカの能力”と言ってしまってもいいとは思うのだが、どうも引っかかる。
「タゲの選定」にしても、要求する「“負”のおねだり」、また「死罰」にしても、能力者に自由意思がある状態だと“ルールの徹底”が厳しいように思われるのだ。
そのため、ナニカは能力を実行する“管理者”のようなものではなのかと思う節もある。
例えば、クロロの力でこの能力を奪った場合、ナニカはどこにいくのか。
アルカのところに残るなら、多重人格やら、ピノコ系やらを連想し、能力はナニカのモノと言えるかもしれない。
が、ひょっとするとクロロのところに行く可能性もあるのではなかろうか。
要は、アルカの能力が「どんな願いも叶えるランプの魔人」を生み出すもので、ナニカはその「ランプの魔人」それ自体。
“アルカ自体は「普通の子供」と変わらない”
の理由として、ドクターブライス使用時のピトーと同じ状態=「全容量(メモリ)使用中だから」というのもなくはないのではなかろうか。
つまりは、情報が少ない分だけ色々妄想はできちゃう訳で―
実は、アルカとナニカは元々双子で生まれるハズだったが、結果産まれたのは“男児”のみで女児は死産。
男児は母親のお腹の中で、女児の「お願い」を聞いていたがその力がなく叶えられずにいた。
ある時男児は力に目覚め、その「お願い」を叶えた。
今アルカと呼ばれている存在が実は“ナニカ”で、今ナニカと呼ばれている存在が本当の“アルカ”。
現アルカが“普通の子供”と変わらないのは、元々生命力が少なかった故に死んだのだから当然のこと(生命力=オーラ)。
―いくらでも言えてしまう。
よって、アルカ・ナニカどっちの能力と断定するのは現段階では難しい。
そのため、“アルカ(ナニカ)の能力”とした。
残念ながら、また分割のお時間です。
アメブロの記事内容は半角40000文字以内に納めなければいけないんですね。
400字詰め原稿用紙で考えると、100枚分もかけるのだが、
フォントの色やらサイズを変えたりしていると、大量のhtmlタグが入るので書ける量は意外と少ない様にも感じる。私がグダグダ書き過ぎなんでしょうけどね。
→アルカ(ナニカ)の能力について(2)
へ続く。