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HUNTER×HUNTER No.393 感想

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【No.393 ◆懇願】

スタッフの種花(たねはな)と申します。

今週よりコメントの担当をさせていただきます!

ど(うぞよろしくお願いいたします!)(?)<義博>

 

先週の“原稿だけ描いていたいのだが”って、仰っていたけど巻末の作者コメントにすら時間割かれるのが精神的・肉体的にしんどいのかなぁ。

それとも先週は展覧会関係とかの事を言っていたけど、先週のコメントを受けてスタッフさんや編集さん達が相談して出来るだけ原稿以外の仕事をさせないようにこうなったのか…なぁ?

 

―なんて思って、何となく「“種花”って聞いたことのない苗字だな、日本にどれくらいいるんだろう。漫画家志望だったら過去作品とかあるかな?」なんて思ってググったら、苗字で該当なし(「植花」さんは居た)

 

「検索ワード変えてみるか」とふと予測ワードをみたら、

「Seed & Flower」っていう、冨樫さんが追ってるアイドルグループの所属プロダクションのことっぽいね。

アイドルは金髪時代のゴマキが最新で、それ以降アップデートされてないからそっち系のネタわからんて。

 

先週の巻末コメントの流れで今回のはいけねーでしょ…。

(ドラマ「聖者の行進」で、いしだ壱成さんが泣きながら工場長に投げかけたセリフと同じ感じで読んで)

 

■ノブナガの能力

…披露ならず。

いや「ノブナガ=強化系」だとするとAP強化系の発を使用している…とも採り得るのかな?

 

気になったのは、

能力に関わっていそうな「鞘」を捨てている点。

ただ、ルイーニーと比べると遥かに格上のヒソカに対しては居合の姿勢を取っていたから、ルイーニー如きに能力を使う必要もなく“素の状態(通常攻撃)で十分”という気持ちの表れ(+腹が立った)程度の描写なのかなぁ。

 

操作系だとすると愛着のある刀の一部を投げ捨てたことにちょっと疑問が生じたけど、刀の本体(刀身)の方に愛着があって、できるだけ抜き身でもっていたい派(鞘嫌い?)だからこそ、嫌いなものから解き放つ様な感覚居合という技がノブナガの感覚的に合っているのかなぁ。

まぁ現時点だといくらでも言えてしまうか。

 

話を戻すが、作者ツイッターでNo.398ぐらいでも刀を持った人物が描かれていたものの、

それも画角的に恐らく抜刀しちゃってるっぽいんですよねぇ。

 

ノブナガの念系統はひとまず置いておくが、過去の描写から「円+口頭での命令(恐らく問いかけ含む)+居合」という少なくとも3つの重要な要素が伺えるんだけど、わざわざ“納刀状態”から刀を抜いて構えていたことからNo.398もひょっとすると能力のお披露目ないのだろうか…。。。

 

一方でNo.397の森の中の描写で猛烈な加筆をしていた様だ(作者ツイッターから)

誰かの回想か、BW号の外の描写(キルアorゴン)か、一定以上の階層であの規模の船ならば森林浴が出来るような場所もあるだろうから(あるいは仮想暗黒大陸で0から農業を始めるのは無理があるため、持ち込み樹林等)、そこでの「戦闘シーン=魅せ場」だとは思われるが…ひとまずは期待だけ寄せておこう。

 

それにしても、思った以上にモレナ組の促成栽培達が弱い

キメラアント編の人間蟻達も言ってしまえば同じ促成栽培ではあるが、BP(肉体の強さ)とオーラ量が通常の人間とは段違いであったことが大きいのだろう。

 

“仮に全ての生物が同じ大きさだとしたら地上最強はどの生物か”

なんていう話をすると、

その上位層には“昆虫”達が挙げられることが多い。

 

実際には昆虫が人間と同じサイズになったら自重を支えられないらしいが、人間蟻の存在はそれを可能たらしめる固い外骨格(キメラアントの性質)に食べ合わされた他生物の性質(身体能力等に影響?)、さらには階級によって与えられる人間の数は違う様だが折り重ねた生命エネルギー(オーラ量に直結?)によって人間蟻は誕生していた。

そのため、念技術は未熟だったとしても余りあるオーラに固い外骨格があり、さらには種族的に特質系が多いと考えられるため強力な能力を早期に生み出しやすかったからこそ人間蟻は脅威だったのだろう。

 

対してモレナ組の中でも、比較的レベルが高かったであろうルイーニーだが、

・念を操る技術や経験が不十分

・急に力を得た故か、気が大きくなって慢心中

・人間蟻と違って固い体や、素で高いレベルの身体能力もない

レベルアップと共にオーラの総量も増えるらしいが反応すら出来ないと現段階ではお話にならないのだろうか。

 

ただ、オーラの総量の上昇率がレベルごとに均等とも言われていないから、一定レベル以上で急激に上がって、上位の念使いの攻撃に対して反応が遅れたとしてもDP(念防御力)が高くなってて即死はしなくなるまで伸びれば違う…といいなぁ。

 

■ルイーニーの能力からみる空間断裂系能力

たぶん、グロ画像で通報&アメブロにBAN食らうだろうから画像は貼れないのだが、

ルイーニーが死んで“空間を区切り遮断する”力が途切れた結果、鉄扉から出ていた彼の胴体は千切れてしまった

以前、ノヴの「窓を開く者(スクリーム)」の能力について考えた際、恐らく“何でも切れる”様な能力ではないと採ったが、今回の描写から以前の解釈で合っている様に思われた。

(同じ状況ではないため一概には比較は出来ないが)

 

ルイーニーの胴体、「ブチ」「ブチッ」と千切れているんですよね。

もし空間の断裂に対象の固さ等が関係ないなら、この時のルイーニーの胴体も空間が閉じた瞬間に“ブチッ”っと何の抵抗なく一発で千切れている様に思われるのだ。

肉体側の抵抗があるからこそ「ブチ」「ブチッ」っという描写になると思われるため、もう少し描写が出て来てからのファイナルアンサーでも良いと思われるが、“空間を区切り遮断する力”“対象の硬さに関係なく、何でも切れる”様な能力ではない(それに近づけることは出来る)という印象。

 

■リンチの能力について

リンチが能力を使用した際、相手の声は読者にも見える様に描かれていたが、

ヒソカを殴った際にはソレがなかったため、リンチの能力は“相手にダメージを与えた場合に心の声を聞きだせる”のかと考えたのだが、

“アイツがヒソカだったよ”

と断言していた。

 

リンチ姐さんが軽口を叩かないタイプなら、

カウンターで心身の状態が不安定になり、能力が不完全な形になってしまったがリンチには聴こえていた

(その表れを読者側にヒソカの心の声が視えなかったことで表現していた)

と素直に採れる。

 

しかし…申し訳ないのだが、私の中で彼女の言葉に対する信用度がここ数話の間でそこまで高くなく、身長+自分を簡単にのしたという事実が、頭の中で“アイツがヒソカに違いない”になって、それが口から出た時には「アイツがヒソカだったよ!(意味合いとしては、そうに違いないの強調)

となっていたのではないか、とも考えてしまう。

 

あるいは、大穴的な予想になるのだが「要請型操作による記憶補正」が二人ともに行われていたという様な穿った見方も出来るのかもしれない。

 

ひとまず、リンチ能力の内容については保留。

 

■ヒソカの思惑

どうやらヒソカはヒンリギの

第一層の娯楽エリアで遊んでてくれ(今は旅団と一戦交えないでくれ)

という正直な懇願を受けた様だ。

 

旅団と出くわすかもしれないのに普通に3層でぶらぶらと遊び、さらには旅団との戦いを先延ばしにする理由は何なのか―。

先週、ヒソカはモレナ側と繋がっている=「何らかの協力関係にあるのかも」と思ったのだが、今回もモレナ側だとすれば理由は立ちそうだ。

 

というのも、モレナの縄張り(シマ)は3層で、

3層以下と2層以上は分厚い隔壁で遮断されており、“2層側”からしか開閉が出来ないのだ。

モレナの一番の狙いはカキン王族であるが、上から開けて貰わないと上に行けず、空間移動系の能力も基本的には行ったことのある場所でないと飛べない(マーキングを要する)

そのため「シュウ=ウ一家」や「シャ=ア一家」が幻影旅団に「エイ=イ一家殲滅」との引き換えにヒソカの情報を渡し、その間ヒソカを上層で匿うことを読み切っていれば、上層に行くために何らかの交換条件でヒソカと協力関係にあってもおかしくない様に思われた。

 

そうするとどうも促成栽培達が弱すぎた理由も見えて来て(ただの時間稼ぎ程度で本当の部下達がいるか、自分一人でやるつもりだった?)、作戦の周到さ、規模などからどうもどこぞやの“クズ野郎”さんのかほりが…し出した気がする。

まぁ気のせいですよね。

 

それにしても…

箱推し(グループの内、特定の1人ではなくグループ全体を応援すること)とか、謎の用語使われても付いていけないです…。

ヒソカさんも何しにBW号乗っているんですかって言いたいけど、

恋愛都市アイアイ・マスターだったヒソカさんは昔からこういう人な訳で、状況的にもGIと同じなのかもしれない。

旅団を探している体で実は探していない、何かを待っているんでしょうね。

 

No.397前後の森の中の戦闘シーン(?)も、森林浴ができるようなスペースも上層にならあってもおかしくないでしょうし、あくまで想像の中でしかないが、ピースがハマって行っている気がする。

先週のやたら冗長的な色紙の調達の話で出て来たドローンも―ゴンやキルアらは仮想暗黒大陸でノヴのマンションで合流すればいいから―“準備が整った段階”でもしかするとモレナの本当の部下が乗って来たりしてね。

 

■クルタ族虐殺事件と旅団の関わりについて

先週のNo.392で、

“皆殺しとかアホの発想だな 世紀末かよ”

と、フィンクスが言っており「それクラピカの前で言えるの?」と少し思ったが、割とマジなのかもしれない。

 

まず、作中で明確なヨークシンでの一件だが、

クロロから“派手に殺れ!!”という注文が付いたものの、ヨークシンの住民やマフィアを皆殺しにしようとしていた訳ではない。

 

本来蜜月関係にある流星街とマフィアンコミュティーのハズが旅団は平然とそれを壊し、まるでルール無用の様にも思われるが、ヨークシンで旅団(とその依頼を受けたイルミ)が十老頭と、各マフィアの構成員達の恐らく大部分を崩壊させたことで、

カキンマフィア達だけで、新大陸の利権を労せず得ることが出来ている。

 

・ある時、旅団は突然結成された(結成時のマチらの反応から)

・クロロは“決まったことだから頑張る”という設定らしい(0巻作者Q&Aから)

・旅団の活動は主に盗みと殺しだが、傍から見ると慈善活動の様なことをたまにする(ヒソカ談)

・ムカツく奴等にゃ容赦しないが、“極悪非道”という訳でも“皆殺しみたいなアホの発想”はしない(No.392から)

 

といったことから、新人類(太古の昔、暗黒大陸から内の世界へ渡来してきた人々)先住民(元から内の世界で生活していて流星街に追いやられた人々?)の関係性が出来た後、両者の架け橋的な存在(決められた居住地域から旅することを許された存在)が“幻影旅団”で、新人類側の要求に応えることで先住民側の何かの権利を得ている―様な妄想を以前したが、旅団には盗みを黙認する代わりに一定の指令を与えている存在が居る様にも思われた。

 

そんなお花畑を頭の片隅に置いた上でクルタ族虐殺事件を振り返ると―

(0巻は元々作者が“考えていたが使わなかったお蔵入りネーム”が映画オリジナル脚本に付け足される様に使われ、さらには映画の販促としてネームをクラピカ追憶編として描かされた可能性もあるため、正式な情報として使っていいのか迷うが―)

クルタ族の眼は1つ残らず奪い去られていたというが、

より価値を上げるために一部の「美しい顔と眼のセット」を除いて眼球のみ奪うならまだわかるが、“頭部とセットがベスト”と言われるお宝全ての価値を下げる意味があるのだろうか。

ツェリードニヒの後ろに頭部とセットのモノがある様にも見えるが、恐らく違う。

他の眼球が何らかの液体の中に入れられているのに対し、その頭部らしきモノは器に収まっている様子がない。

もし眼球を液体に入れることなく完全に保管できるならその方が良く、わざわざ光の屈折が起きるであろう器に入れてその美しさを損なう必要がないことからも、個人的にアレは最近緋の眼を奪っていくと噂の最期の生き残り用の特等席(今はその代わりに情報を元に造らせた首像を置いている)かと思われる。

 

クルタ族虐殺事件当時はシズクは居なかったが、それが原因で上手く処理・保管が出来なかったなんていうこともないだろう。

(“繊細なお宝”を奪いに行くのだから、当然それを十分に保護・保管出来る道具は持って行くハズであるため)

ウボォーやパクノダらの反応から、旅団がクルタ族と戦ったのは(それも旅団としての仕事で)確実で、

0巻情報のため少し微妙ではあるが、恐らくそれはクルタ族虐殺事件の時だろう。

 

しかし、最終的な状況からも弱い子供やクルタ族以外の入村してきた者達を人質に取れば比較的容易に制圧可能だった様に思われる。

ツーマンセルもしくはスリーマンセルで同時に、そして静かに家を襲えば複数の人質が手に入り、成人男性達が“捕らえられる前に賊と争い傷が多くなる”様なこと自体、最小限に出来た様に思われる。

 

要は東ゴルドー城突入時、王と護衛軍の分断を依頼を受けたゼノが、

“話が随分違うじゃねェかよ”

とボヤいた様に、幻影旅団も何らか依頼や任務で同行して(何かあった時用の護衛?)、突入部隊(それもお宝に対する知識な薄く暴力的で残虐な者達)が制圧に失敗して、クルタ族と旅団(少なくともウボォー)が戦ったのではなかろうか。

 

事件の際(作中1994年頃?)、現場には“我々は何ものも拒まない だから我々から何も奪うな”というメッセージが残され、後に幻影旅団の犯行と認定された様だが、このメッセージは作中1992年頃に流星街出身者の冤罪が発覚した際にそれに関わった者達全員が爆殺された時にも残されていた。

しかし、幻影旅団がその流星街出身者と判明したのは作中で1999年9月であることから、このメッセージは流星街の者達だけが使うメッセージではないことが分かる(追いやられた先住民系が用いるメッセージ?)

クロロは奪った獲物を一頻り愛でると全て売りはらうと言われているため、昔はそのルートから犯行が幻影旅団によるものとバレたのかと考えたが、売り払う時にクロロが「幻影旅団の団長 クロロ=ルシルフル」というネームプレートを付けている訳でもないし、盗品を買い取る側も商品自体が確かなモノであれば持ち込んできた者を探る様な馬鹿な真似はしないだろうから、そのルートから漏れる様なことも可能性として低い様に思われたのだ。

 

つまり、旅団に依頼・指示できる立場にある者達が居て(敢えて点を繋ぐ様にすると、キメラアントを周囲にバレることなく10cm程度の女王蟻を2m以上の大きさまで世代を重ねることが出来る様な勢力)、最終的に旅団に犯行をなすり付けた―なんていう「お花畑への道(シャイニングロード)」が出来るのかもしれない、ということ。

 

そう感じる程にフィンクスの“皆殺しとかアホの発想だな 世紀末かよ”という発言には違和感が残り、

“お前らが世界を壊すって言うならオレがお前等を壊すよ”

(ナメ腐ってるルイーニーを手討ちにするまでは分かるが、その仲間達まで殺そうとする理由は?仲間達もルイーニーと同様かもしれないが、そうでないかもしれない可能性もある。それも別にノブナガ達にちょっかいを掛けた訳でもない)

というノブナガの発言も少し引っかかった。

 

まぁノブナガの発言“だけ”なら、現状のヒソカへの最短ルートは「エイ=イ組(モレナ一派)」を潰すことで元々潰そうと考えていたところにルイーニーの行動が鼻について「潰すことに“決めた”」というのはわかるが、フィンクスの言葉と“セット”で捉えると、やや引っかかる。

 

■37巻発売!

目を見張る程の加筆と一部修正があったものの、解釈に影響する修正はなかったと思われる。

ただ、ウショウヒの「殺人を無罪にする方法」に「スタンドバイミー」っていう名前付いてたのは予想外な修正だった一方で、

ザクロが“点滴”をすることが実用と制約を兼ねているというところが修正されなかったのは意外だった。

 

まぁ何にせよ、暫定として書いていた念解釈の部分はそのままで良さそうかなぁ。

一応、ノブナガさんの能力披露を待って暫定版が現行版の読み方になりそう。

 

今週以上。


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